2016/08/13 - 2016/08/20
21位(同エリア66件中)
napaさん
牛を飼っている我が家にとってあこがれの土地、スイス。放牧されている牛たちに会いたくてほぼハイキング三昧の日程でした。
8/13 出発、香港経由チューリッヒへ
8/14 列車でラウターブルンネンへ
シュタウプバッハ、トリュンメルバッハの滝
8/15 メンリッヒェン、ユングフラウヨッホ
8/16 チーズ小屋見学、アルメントフーベル
8/17 列車でツェルマットへ、ローテンボーテン
8/18 リッフェアルプからスネガ、ツムット
8/19 慌ただしくチューリッヒ空港へ
8/20 帰国
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今日は早朝から伝統的なチーズ作りを見学します。集合場所のヴェンゲンからひと駅先のアルメントで下車。
チーズ小屋見学は夏のあいだヴェンゲンは毎週火曜日、ミューレンは水曜日に開催されています。我が家が参加したヴェンゲンのツアーは朝食込み大人CHF18、子どもCHF15で前日までの予約が必要でした。予約を受け付けしたヴェンゲンのツーリズムスにいったん集合してから移動になるので、はじめからアルメントまでの切符を買っておいて、ヴェンゲンで途中下車しました。チーズ小屋見学 by napaさんヴェンゲン観光案内所 散歩・街歩き
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駅のすぐ下にチーズ小屋はありました。
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カウベルと花で飾られています。
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ちょっと先を見ると、搾乳が終わった牛たちが今まさに牛舎から出ていくところでした。
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小屋のなかの構造。入ってすぐ、中央部がチーズ工房、左側が牛舎、右側一階が食堂、二階が居住区画になっていました。
こういう牛小屋とチーズ工房、そして夏のあいだの住まいがひとつになっているのには憧れてしまいます。夜、寝ていても牛のえさを食む音、お腹がいっぱいになってしゅうしゅう言う鼻息、そしてカウベルが聞こえて来て・・・
(実際には搾乳の時しか牛はいないんですけどね) -
チーズ作りはもう始まっていました。酵素で固まった牛乳をピアノ線を張った器具で切っていきます。
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ちりとり?でよく混ぜて、
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モーターのついた撹拌機を取り付けて撹拌します。伝統的な作り方とはいっても文明の利器も使います。
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薪で火をおこし、
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大釜を火にかけ保温しながら撹拌し続けます。36℃、温度が重要だそうです。
しばらくこのままにしておいて朝食の時間です。 -
きれいに手入れされた搾乳器具。
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となりの牛舎も覗いてみました。
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一頭一頭名前が付けられ席が決まっているようです。大切に飼われている様子が伝わってきました。
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えさ桶。水飲みもなくあまりにも小さな飼槽でここは搾乳のためだけの施設のように思われました。冬は山を下りるのでしょうか、聞いてみるんだった・・・
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のんびりしている牛がまだその辺にいました。
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伝統的なアルプスの朝食をいただけることになっています。
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パンにハム、もちろんチーズも、質素ながらスイスらしい朝食です。
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紙コップも牛柄。
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カウベルが飾られています。おじいさんの頭よりでかい。
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床には小さめのものが置いてありました。名札が付けられていて、誰のものか決まっているようです。
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ここで作られたチーズも買うことができます。100gあたりCHF2、日本の農家チーズの半値です。夏のあいだ、20頭の乳牛から搾った乳はすべて加工して4-5tのチーズになるそうです。総じて物価は日本の2倍でありながら乳製品だけはかえって安いスイスで酪農家が暮らしていくのは容易でないのではと思いました。
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窓からの景色。
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肉用?牛舎の反対側では雄仔牛が飼われていました。大きさがそろっているので聞いてみると、春の訪れとともに伸びる青草に合わせできるだけ春に生まれるようにしているそうです。
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いよいよ大釜からチーズのもとである牛乳が固まったカードをとりあげます。
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棒と自分の口でくわえた布で上手にカードをすくい取ります。
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布ごと搾って型枠に移して、
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圧搾。
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ひっくり返してまた圧搾。この作業を何度か繰り返すそうです。このあと熟成などするはずですが、見学はここまで。
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固形分のカードをすくい取ったあとの残り、ホエイ。豚に飲ませれば最近はやりのホエイ豚です。
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ホエイの試飲。甘酸っぱい香りがして栄養満点ですが、あまり味はありません。元祖乳酸菌飲料。
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牛たちはずっと向こうの放牧地に出かけてしまいました。
ここでツアーは現地解散。ほかの参加者のみんなは駅に向かいましたが、ヴェンゲンツーリズムスから案内してくれたガイド役のお姉さんはいつも歩いて戻っているそうなので、私たちもヴェンゲンまで歩いてみることにしました。
このお姉さん、ポーランド出身だそうです。私たちが宿泊しているホテルのスタッフも過半数がアメリカ、南ア、オーストラリアなどスイス国外の出身でした。スイスは移民には厳しいと聞きますが、就労は比較的容易なのでしょうか。 -
下から自転車で登ってくる人もいました。
日本では牛を呼び寄せるとき、「べーべーべー」と呼んだりします。仔牛の鳴き声をまねたものだと思うのですが、スイスでは何と呼ぶのかお姉さんに聞いてみると、「ハラハラハラ」だそうです。 -
やさしいね。
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すぐ横を登山鉄道が過ぎていきます。
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さわやかな散歩道。
丘陵、古い小屋、木製の橋、何を見ても楽しい。 -
伝統的なやり方とはいってもチーズの作り方そのものがちがうわけではなく薪をくべて大釜を温めているくらいでした。でもどの民家もたくさん薪が積んであるのを見ると古くから森林資源と生活に深いつながりがあって薪を使うことにどこか意義があるのではないかと思いました。
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ヴェンゲンの駅まで戻ってきました。
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踏切のわかりやすい標識。
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今日も朝のうち曇り、のち晴れ。最高の景色!
つづく・・・
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