2017/01/27 - 2017/01/27
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ミスターDさん
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長崎への仕事の出張の合間に、キリスト教の関連施設を巡ってみました。
長崎市はキリスト教の関連施設が多く、一日ではとても回りきれませんが、今回は長崎市の北部、外海地区を主に廻ってみました。
あいにくの曇り空でしたので、さらっと見ていただければと思います。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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最初に長崎県の東部、大村市の大村純忠史跡公園に着きました。
戦国時代にこの地を治めた、日本最初のキリシタン大名の大村純忠公が、1587年に亡くなるまでの2年間、住んでいた場所です。大村純忠史跡公園 公園・植物園
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現在は史跡公園として、整備されています。
大村純忠公が治めた安土桃山時代には、この辺りの領民のほぼ全ての6万人がキリスト教徒となったそうです。 -
その後、江戸時代にかけてキリスト教の禁教令が続いていくことになります。
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大村市の居城があった久原城跡に行ってみます。
城下にあった武家屋敷の名残が残っていました。
殿様の近くに仕えた小姓衆が住んでいたことから、小姓小路と呼ばれている通りです。 -
情緒ある通りです。
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人通りも少なく、タイムスリップしたような感じです。
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こちらが久原城跡です。
大村氏は大村城に居城を移す前に、こちらの城に住んでいました。久原城跡 名所・史跡
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現在は民家となっています。
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民家ですので、無断立ち入りは出来ませんが、家主の方が親切に敷地内を案内していただきました。
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城跡の横に今も残る、筆頭家老の屋敷跡です。
現在も子孫の方がお住まいとのことでした。 -
こちらが大村氏が江戸時代に居城とした、大村城(玖島城)です。
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現在は大村公園として整備されています。
これから長崎市内に移動します。大村公園・玖島城跡 名所・史跡
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途中の諫早市に向かう道路に鎮座していた菩薩様のような像です。
近隣の方が建立されたと思います。 -
菩薩様は長崎市の方向を向かれているようです。
長崎はキリスト教の歴史があり、また原爆が投下された町でもあります。
多くの人々の命が失われてきました。 -
長崎市に移動して、昼食を取ります。
以前、私が2年間住んでいた、長崎市横尾の獅子林さんです。
当時、行ったことはありませんでした。獅子林 グルメ・レストラン
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ちゃんぽんとチャーハンのセットを注文しました。
ちゃんぽんはスープの味が薄かったです。
出前が多い店なのか、チャーハンは作りだめしていたせいか、パラパラ感もなく、いま一つでした。
ま、以前の地元のよしみ、しょうがないか。。 -
これより、長崎市の北部、外海地区に移動します。
海岸線がつながる、天気が良い日は夕日が美しいスポットです。 -
途中に黒崎永田湿地自然公園という場所がありました。
15年ほど前は無かった、新しい公園です。黒崎永田湿地自然公園 公園・植物園
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荒廃した水田の跡に造られて、様々な植物や生物が見られるようになったそうです。
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散策にもお勧めの公園でした。
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次は遠藤周作文学館に来ました。
今、話題のスポットの一つだと思います。遠藤周作文学館 美術館・博物館
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一般:360円の観覧料です。
ちなみに作品・展示品の写真撮影は不可でした。 -
マーティン・スコセッシ監督の映画「沈黙」の原作者です。
刊行から50年、今ちょうど公開されている映画です。
(現地のパンフレットより) -
外海町はこの映画の舞台となった町です。
ぜひ文学に興味のある方は、お越しください。
映画「沈黙」を、鑑賞してみたいと思います。 -
次は黒崎教会に行ってみます。
煉瓦造りが印象的な教会です。 -
大正時代に造られた煉瓦建築の教会です。
黒崎教会 寺・神社・教会
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心が清らかになる雰囲気があります。
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内部の見学も出来ました。
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日本人にはなじみの薄い雰囲気ですが、非常に神聖な感じがします。
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人に対して、慈愛の心を持つ、そう教えられるような気がしました。
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次は、カトリック出津教会堂に行ってみます。
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出津教会は明治12年に、ド・ロ神父により、設計・施工されました。
出津教会 寺・神社・教会
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白漆喰の外観で、派手さはないですが、印象的な教会です。
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天井が低い、平天井となっていて、台風の被害を防ぐ造りとなっています。
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のどかな集落に残る教会でした。
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明治時代にこの地に来られた、ド・ロ神父の像が、教会の敷地に建てられていました。
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また近くには、ド・ロ神父が私財を投じて造られた、福祉施設が残っています。
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施設の一つが、ド・ロ神父記念館として、公開されています。
ド ロ神父記念館 美術館・博物館
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ド・ロ神父は明治・大正期に宣教師として、この地に来られて、46年間を日本で過ごされて、74歳で亡くなられました。
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ド・ロ神父の遺品やゆかりの品々が展示・公開されています。
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出津救助院です。
ド・ロ神父が村民の窮状を救うため造られた、授産場です。
学問を教えられたり、修道女の生活の場ともなっていました。 -
ド・ロ神父はこの地に大きな功績を残していただきました。
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こちらは外海町歴史民俗資料館です。
外海歴史民俗資料館 美術館・博物館
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キリスト教の歴史や地元の民俗を紹介する施設です。
ド・ロ神父記念館との共通入館が出来て、大人が300円となっています。 -
この地で、密かにキリスト教の信仰を続けてこられました。
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当時の民芸品、生活の様子も紹介されています。
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歴史民俗資料館の前にある、沈黙の陽です。
沈黙の中で出てくる言葉、「人間がこんなに哀しいのに、主よ、海があまりに碧いのです」と書かれています。沈黙の碑 名所・史跡
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ここからは海岸線と美しい夕陽、外海の集落が一望できるスポットです。
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この海岸線は、ながさきサンセットロードと言われて、ドライブにもお勧めのコースです。
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最期に大野教会堂に行きました。
大野教会 寺・神社・教会
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ド・ロ神父が造られた、小規模な巡回教会です。
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内部の見学は出来ませんでした。
現在も地元の方々に大切に保護されているようです。 -
マリア様の像です。
お祈りをして、帰路につきました。 -
遠くには池島炭鉱が望めました。
とにかく、天気の良い日がお勧めのエリアです。 -
今日は長崎市北部の外海地区を主に巡ってみました。
キリスト教の雰囲気を残す、お勧めの観光エリアです。
最期まで見ていただき、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (1)
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- くわさん 2017/04/10 21:39:23
- ド・ロ神父
- 私も2月上旬、長崎の外海地区に行ってきました。
なんでもないところに教会があって、魅力的なところですね。
先週のNHKの探検バクモンでこの辺りが放送されていました。隠れキリシタンの痛々しいほどの信仰に、あの「太田」が言葉を失い、進行役の中東出身のサヘルが宗教についての最近の差別というか弾圧感(たぶんアメリカ大統領の発言を受けてのことだと思いますが・・・)の軽いコメントの中に含まれた悲痛な思いが伝わり、当時の隠れキリシタンの方の思いに通じるものを感じてしまいました。
その地区の方は大人も子供もド・ロ神父を尊敬されているようで、その理由を聞くとさもありなんでした。
4travelにはまだ未投稿ですが、そのうち投稿します。
http://kuwa72.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-5ea7.html
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