2015/06/18 - 2015/06/20
42位(同エリア181件中)
クッキーさん
ノートルダム大聖堂にはギリギリの時間で入場できました。
その後、通りに立ち並ぶ木組みの家を追っかけて旧市街を歩き回りました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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夕刻18:25。
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街角ではパフォーマーが演技中。
後ろから こっそり1枚。 -
ノートルダム大聖堂。
ゴシック建築では通常、西正面は大聖堂本体と同じ幅になっているのに対し、ルーアン大聖堂のそれは、南北の両塔が西正面の両脇に迫り出して建っているため、非常に幅が広く見えます。
やや低めの西正面の両脇にすっと伸びた尖塔(北塔74m、南塔82m)が聳え立ち、美しいコントラストを見せています。
光の移り変わる様を描いた実験的な一連の絵画を描いたモネも この美しさに惹かれたのでしょうか。 -
西正面のフランボワイヤン・ゴシック(フランス式)様式の装飾がとても美しく圧巻です。
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実に華麗かつ幻想的で、石でできた建築物とは とても思えないほどの繊細な姿に圧倒されます。
石のレースと賞賛される西側ファサードがあり、複雑で繊細な装飾が施されたフランボワイヤン・ゴシックという建築様式。
アルビのサント・セシル大聖堂を思い出しました。 -
6月下旬から9月上旬の日没後、大聖堂正面を巨大なキャンバスに見立て、独創的な光のショーが開催されます。
一体どんなものなのか とっても楽しみ。 -
内部は アーチ型の広大な天井。
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高さに圧倒されます。
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ゴシック教会の柱が 実際には1本の石の柱であるにも関わらず、見た目は「何本もの細い円柱がタバになって巨大な柱を形成しているように見せる」という構造は、他の大聖堂でもよく見かけます。
石造りの重量感を感じさせず、天に向かうような垂直性を強調しているのだそうです。 -
それにしても このルーアン大聖堂の柱はかなり特徴的で、細い柱の数が半端ない多さです。
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厳粛な雰囲気です。
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薔薇窓を背景にしたパイプオルガン。
このパイプ・オルガンは1890年に作られた物で、フランスで最も素晴らしい物の一つとして数えられています。 -
差し込む光の中に浮かび上がる階段が 幻想的な雰囲気。
図書館の階段というそうです。参事会員たちが仕事場から大聖堂に入るのに寒い外を通らないように仕事場から直接大聖堂内に作ったことから名前がつけられました。 -
色鮮やかなステンドグラス。
ここのステンドグラスは、青い色のガラスが有名なのだとか。 -
青ばかりではありません。
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こちらのステンドグラスは緑がかっています。
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やはり聖人たちも収めておきましょう。
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ルーアンの大聖堂はシャルトル、アミアンとともに北フランス三大大聖堂と呼ばれています。
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大聖堂広場の西側,大聖堂の向かいには財務局の建物があり 1階にはツーリスト・オフィスが入っています。
窓の形や天使の彫刻などルネサンスを思わせる装飾が施されていますが,入口のある左側の柱の彫刻などは,ゴシック教会風?。
大聖堂前の建物にはインフォメーションがあるのですが、後は街歩きだけなのでスルーしました。 -
木組み風ですが、新しそうな建物。
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サン・マロン通りから 大聖堂を横から。
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広場からサント・マクルー教会に向かっていきます。
ルーアン大聖堂とサント・マクルー教会を結ぶサン・マロン通りには木組みの家が残されています。
この家の柱には何か彫り物がされています。 -
由緒ありげなドア。
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大聖堂。
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柱は同じ太さではなく ゆがみも見られます。
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サン・マロン通り。
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そのすぐ先の建物の奥には こんな趣ある路地が。
赤い木組みのお家は傾いていますね。 -
私有地かなあ・・
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奥には さらに細い路地が続いています。
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迷子になってはいけないので、路地を戻ります。
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サン・ロマン通りを行くと大通りのレ・ピュブリック通りに出ます。通りの向こうにはサン・マクルー教会が見えてきます。
フランボワイヤンゴシックを代表する聖堂で、こちらのファサードも 石ではなくレースでできているのではと思えるような繊細な彫刻で飾られています。 -
教会前のバルテレミ広場周辺にも 木組みの建物が立ち並んでいます。
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広場の東側の建物も素敵。
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バルテレミ広場の木組みの家々に見惚れながら。
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バルテレミ広場から。
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サント・マクルー教会の北側,Rue Martainville マルタンヴィル通りの北側に延びているのが Rue Damietteダミエット通り。
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ダミエット通りに心惹かれながらも マルタンヴィル通りをうろついています。 サン・マクルー教会の近くにある、サン・マクルー中庭の入場時間は20:00までということなので、一生懸命に入口を探しています。。
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サント・マクルー教会。
14世紀に町をペスト禍が襲ったとき、ルーアン市民の実に4分の3が亡くなったそうです。遺体を収容する墓地として造られたのがサン・マクルー中庭。
死の記憶を刻みつけるかのように、回廊を囲む建物には一面に髑髏や骨の彫刻が施されているそうです。 -
この辺りにあるはずなんですが・・・
行ったり来たり・・・ -
やはり見つけられません。
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この辺りの木組みの家は全部写し取ったのではないかしら?
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帰国後に 他の方のブログを拝見したり、グーグルのストリートビューを見てみると、この建物のすぐ向かいにある木組みの家に入口があったようです。
入口は マルタンヴィル通りが大通りになった所でした。 -
あと数歩歩けば見つけられていたはずなのにと思うと残念至極。
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マルタンヴィル通りを戻ってダミエット通りへ。
石畳の通りの両側に立ち並ぶ 木組みの古い建物。 -
ダミエット通りを北へ。
通りが狭い分、さらに旧市街の趣が増しています。 -
中には この建物のように、上の階に行くほど道路側にせり出しているものも見られます。
当時は一階の面積によって 支払う税金が決められていたということと、また町自体も壁で囲まれていたということで、節税のために一階が小さくなったのだそうです。
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高い土地代の節約のためばかりでなく、庇の役割、上から汚物を捨てていたが、その際に下の壁などにかからないため・・・などの理由があったためだそうです。
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しかし、火事の危険から1528年以降このような造りの建物を新しく建てることはできなくなったそうです。
こうしたせり出しの建物はそれ以前のものということなのでしょう。 -
ダミエット通り。
木組みの家は他の地域でも多く見られますが、ここルーアンがフランスでは最も多く保存されているそうです。 -
前方を撮ったり 振り返って撮ったり。
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もうワクワクで、サン・マクルー中庭を見つけられなかったことも気にならなくなっています。
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ダミエット通りの端にある 小さな広場の木々が見えてきました。
リュートナン・オーベール広場です。 -
その手前の脇にはこんな路地も。
上の方が狭く見えているのは 目の錯覚ではなく、実際に壁が傾いている(傾けている)のです。 -
わずか130mのダミエット通りを通り抜けるのに10分余り。
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広場から。
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この辺りがダミエット通りの端になるようです。
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もうこの辺りで引き返そうと思っていたのですが、その先にもまだ素敵な家並みが続いています。
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ダミエット通りと交差するアミアン通りに沿って。
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ダミエット通りの端にあるリュートナン・オーベール広場小さな広場を振り返って
。
サント・マクルー教会の尖塔が見えています。 -
アミアン通りを行こうかとも思いましたが、広場から続く通りも魅力的。
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その通りを少し歩き、右側に目をやると・・・Rue Eau-de-Robecオー・ド・ロベック通り。
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オー・ド・ロベック通り。
木組みの家、というより石造りの家が目立っています。 -
思いもよらぬ水辺に沿った建物に引き寄せられてしまいました。
第二次世界大戦前までは川がセーヌ川へと流れていて、今ではその名残が残っているのだそうです。 -
13世紀からルーアンは織物業で財を成していました。
最上階には綿織物を乾燥させるための部屋があったのだそうです。それっぽいのが見える気がします。 -
ダミエット通りでは多くの観光客の姿を見かけましたが、この辺りを歩いているのは地元の方ばかりのようです。
いくら木組みの街並みが素敵だからと言って こんな所まで追っかける人は少ないんでしょうね。 -
通りの右側にあるこの建物は National Museum of Education教育歴史博物館。
1470~1480年に建てられたものだそうです。 -
実際には ほんの300mの通りなのですが・・・
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これらの建物の裏側が公園になっており、サントゥアン教会もあるはず。
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通りの端まで歩いてきました。
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右手に見えていたサン・ヴィヴィアン教会。
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サン・ヴィヴィアン広場を抜けてサン・ヴィヴィアン通りへ。
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サン・ヴィヴィアン通りを旧市街の方へ歩いていくと右手に見えてきたのはサントゥアン教会東側。
四角形の塔の上に六角形(八角形?)の塔が載った中央の塔,回廊の周囲に設けられた礼拝堂,尖塔やバットレスなどが公園の木々の間に垣間見えています。 -
先程歩いてきたオー・ド・ロベック通りは これらの建物の向こう側になるようです。
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サントゥアン教会。芝生の緑に映えて美しい姿を見せています。
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通りの左手にある木組みの家を見ながら。
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右手にはサントゥアン教会。
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サントゥアン教会。
ゴシック様式のサントゥアン教会は1318年に建築がはじまったものの,その後の100年戦争で建築が停滞したのち,16世紀には完成したということです。
こちらがサントゥアン教会西側正面。西側だけは19世紀になるまで完成しなかったそうです。 -
その先の右手には市役所があります。
市役所前の広場の騎馬像。 -
ジェネラル・ド・ゴール広場辺り。
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広場から。
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まだ魅力的な通りもあるようですが、もう8時近く。
夕食難民になりそうなのでホテルへ戻りました。
ルーアン美術館へ行く途中に見つけていたガレットのお店は予約が一杯で入れず。
翌日の予約をして、今夜は ホテル近くのケバフのお店で購入した惣菜で済ませました。リーズナブルで美味しく 一人旅には十分な夕食。 -
翌日 エトルタから戻ってから、こちらのガレットのお店で夕食。
周りは 連れのある人たちばかりなので 居心地はあまりよくありません。 -
親切なスタッフがメニューを英語で説明してくれるのだけど、なにしろ10品に余るメニュー(すべてガレット)ですから 理解が追い付かず、適当に注文して出されたのが このガレットです。
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ホテルに戻る途中に見かけた穴ぼこだらけの建物。
ホテルの近くの裁判所ですが、第2次世界大戦時に爆撃を受けた傷跡だそうです。
2夜連続の大聖堂の光の祭典はこの後の旅行記にまとめてみました。
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