１２月・・・、<br />雨は降らず、庭の水やりの仕事が増える季節になった。<br /><br />今月はタイ国内、２，６００ｋｍの自動車旅行を敢行した。<br />その旅行記を急いで仕上げた後、旅の疲れもあったのか軽い虚脱状態に陥ったが、月末、定期刊行のこのアルバムを作成していると、いつもののんびりゆったり感が戻ってきた。<br /><br />自分にとって、この毎月のアルバム作成はその作業自体が癒しになっているのかもしれない。

Chiang Mai生活75（12月）

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2016/12/01 - 2016/12/31

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#街歩き

エリア

チェンマイ(タイ)

早朝、日の出は６：３０頃と遅くなった。
１２月１日、プミポン国王の死去を受けて、ワチラロンコン皇太子の王位継承の式があった。

ワチラロンコン皇太子は、父であるプミポン国王が余りに立派であったために、それに反発する気持ちもあったのか、いろいろ問題もあったらしく心配する人も多いが、役職や立場が人を作る、ということもあるので、自分としては期待している。
２階のベランダまで花が伸びてきた。

このベランダは一日中陽が当たって暑いので使い道がなく、何とかしたいと、この花を２階まで伸ばす計画を立てたのが２年ほど前だったか。
只の日陰よりも木蔭というのは気持ちのいいものだな。
洗濯ものに止まっていた。
またドイサケット温泉に来てしまった。

朝、家の庭でコーヒーを飲む時、テーブルを日の当たるところに移動しなければいけないほど寒くなってきた。
新しく出来たコーヒーショップ。
村営の鄙びた温泉だが、それなりに客を呼ぼうと努力しているようだ。
タイ人やヨーロッパからの旅行客は、足湯だけでも充分満足することが出来る。
が、自分はここに来た以上お湯に浸かりたい。
イサーンに向けて自動車旅行をすることが決まり、いろいろ旅の準備にワローロット市場に行った。
この店はいつも客でいっぱいだ。

チェンマイ名物の腸詰め（辛い）を売っている。
市場の食堂で食べた牛肉麺。
市場を歩いていてふと目にした。
買物客でいっぱいの通路で、商品台の下で子供たちが何やらゲームをして遊んでいた。
市場のはずれにある衣料品店。お土産になるものを沢山扱っている。

２階の喫茶室はとても居心地のいい空間だ。
市場に行く時はいつもこのピン川沿いの駐車場を利用する。
酢飯が食べたくなり、アボカドロールを作ることにした。

日本にいると、寿司酢を売っているので、そのまま使っていたが、こちらでは日本の商品は非常に高い。ネットでレシピを見てすし酢を作ったが、意外に砂糖の量が多かったのでびっくりした。
普段家での料理は全く砂糖を使わないので、レシピに書いている砂糖の量の半分ほどで作ったが充分甘かった。

寿司は健康食だと思っていたが、寿司を食べるたびにこんなに砂糖を摂取していたとは・・・。

チェンマイでは新鮮なシーフードを手に入れるのは難しいのでアボカドにしてみたが問題なく美味しかった（多少負け惜しみも）。
先月にもロングステイビザの更新で来たイミグレーションにまた来るはめになった。

今年になって９０日リポート提出手続きはインターネットで出来るようになっていたが、そのイミグレのネット環境が日本では考えられないほど悪く、今回も毎日トライしてようやく５日目に手続きが出来た。受理されて、後は次回の申請日を書いた書類をプリントアウトするだけ、という段階まできたが、そのプリントアウトがどうしても出来ず、また４日ほど試みているうちに、申請の期限日がきてしまった。しょうがない、朝からイミグレに行って、例の通り受付の番号札をもらう。その時に、すでにネットで受理されているという事情を話したが、番号札を配っている女性はよくわかっておらず、結局番号順の受付ということで午後に出直した。午後一番で係りの女性に事情を説明したら、後ろの机から書類の束を取り上げて、書類を見ながら指でさして「あ、このluguさんですね、ちゃんと受理されていますよ」と、慣れた手つきでパスポートに挟んであった前回の９０日リポートの書類に、次回の申請日の日付を手書きで記入して、はい終了。
ネット上では多くのロングステイヤーから苦情の書き込みがあるが、ここで書いていても腹が立つほど納得のいかないタイのイミグレサイトだ。
旧市街を歩いている時、盛大な催しをしている寺院に出くわした。
この寺院は数あるチェンマイの寺院の中でもトップの力を持っている寺院で、その寺院の僧侶の長が亡くなったらしい。

プミポン国王が亡くなって、タイ国中でさまざまな変化が起きているようだ。

特に今まで権力をにぎっていた人などは、力関係が微妙に変化して、影響を受ける人も多いのだろう。
２階のベランダまで伸びた花。
成長してきた花が、二階の自分の部屋の窓辺にもやってきた。
２，３日窓を開けていたら部屋の中まで侵入？
庭の花々。
長距離の自動車旅行を終えて、１年定期点検にトヨタに行った。

タイの道路は概ね走りやすく出来ているが、まだまだ舗装工事や拡張工事など一部悪路もある。
日本のように有料の高速道路はないが、いわゆるフリーウェイでは時速１４０ｋｍくらい出している車も多い。
自分もその流れに乗るようについついスピードを出すことになる。
地方にある片側１車線のような道路でも、時速１００ｋｍ以上で走ってきて、対向車線にはみ出しながら普通に走っている車を追い抜いて行く。運転マナーは相当悪い。

一気に２，６００ｋｍ走ってみて、車って本当によく出来ているんだなぁ、と毎日故障せずに走ってくれる車に今更ながら感謝したいほどだった。
日本にいる時はトヨタの車を持ったことはなかったが、言葉も通じないタイに住んで、メンテナンスの重要性を考えるとトヨタになってしまった。
２階のスペースで点検が終わるのを待つ。
クリスマスイブの日だったので、こんなスイーツをもらった。
点検の様子を見られるようになっていた。
年の暮れ、
日本からの便りでは、寒そうな風景の写真が目につく。
日本にいた最後のころは、この冬の時期はなるべく暖かいアジアを旅行することが多かったが、ある年、たまには日本の正月を味わってみようと旅行に出なかった年がある。
大晦日に近い年の瀬、正月気分を味わうために師走で賑わうアメ横に行った。底冷えのする寒い日で、人の群れの中に身を置いて店先の物を買い食いしながら歩いていたが、そのうち雨が降り始め、すぐにみぞれになってきた。
買物袋を持った手は冷たく赤くなり、しびれるような感覚。

あぁ、自分はこれが嫌だったんだ、と久々の寒い辛さを思い出し、二度とこんな思いはしたくないな、と思ったものだ。
タイに移って５回目の冬を迎える。

今ではタイの冬でも朝晩は充分寒く感じるようになってきた。

きっともう日本の冬には耐えられない身体になってしまっただろうな。
今年はイギリスがＥＵ離脱を決めたり、アメリカは来年早々にトランプ大統領が就任する。
近年世界中、地球中が大きく動き、不安定感を増している。

日本も、全く先の見えない暗闇に突入してしまったようだ。
今年の最後に、またドイサケット温泉に行った。
今までで一番の賑わいだった。
早朝の気温は１５℃くらいだろうか。
湯気が立ち上り、硫黄のにおいもする。
２時間たっぷりマッサージをして、旅行の疲れをとった。
ドイサケットからの帰り、少し寄り道して、スイス資本のVivobene Villageに。
美味しいパンを買って帰った。
何はともあれ、健康に留意し、今日一日、元気な身体で美味しく食事が出来れば、明日も何とかなるだろう、と考えている。

この拙いアルバムを見て頂いている皆様が、２０１７年もよい年になりますようお祈り申し上げます。