2016/04/28 - 2016/05/06
8位(同エリア46件中)
DONさん
おとぎ話みたいな街並みだけど秘めたる魅力は大人向け。ワインの聖地です。きりりとフルーティな白から、がっつりパンチがあって、でもここにしかない「雄牛の血!」まで。凄まじいバリエーションのワインがこのコンパクトで愛すべき古都に勢揃いです。
飲んべえの皆様には勿論、自分みたくちょっとずつたくさん味わってみたい派も徹底的に幸せにしてくれる街、エゲル。ワインにぴったりのアテも風景も、作り手の笑顔も何でもかんでも完備です。現時点でヨーロッパ1大好きエゲル!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
メトロと直結で便利なブダペストの東駅から出発
かつての阪急梅田駅のような(=こちらが後発)堅牢かつ優美なザ・ステーション -
エゲル方面への列車は奥の端っこでした
「見落としかけて焦るがな」感はJR京都駅に於ける嵯峨野線32番ホームのような位置付け -
2等車でも綺麗で清潔Wi-Fi付き(ついでにゴミ箱も)
-
日本や台湾のような駅弁車内販売はないので予め東駅で
ワインの事ばっかり考えてましたがこの国のビールも多種多様で侮れません -
東欧的な鈍色の光景に時々原色イエロー
-
往路は乗り換えなしでエゲル終着だったので楽勝です
駅からはよほどの大荷物でなければ町中まで徒歩圏(しかしうっかり酒臭いお爺ちゃんに道を聞いてしまった自分は危うく明後日の方向に)
※「地球の迷い方」を見ながら町中を目指す方はご注意を…エゲルの地図に書かれた鉄道駅は「エゲル城駅」で大多数の人が下車する「エゲル駅」は欄外です -
エゲル駅の目の前にある大通りを十数分緩やかに登っていくとどでかい大聖堂が
街の中心地への入り口です -
ここでも毎日オルガンコンサートが開催されていましたがハンガリーに来てからさすがに毎日音楽漬けだったので先へ急ぐ事に(ワイン!ワイン!)
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昔ながらの石造りの家並みに人影少なく「結構寂れてたり?」と思いきや
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パッと開けたイシュトバーン広場に続々人が集まり「何かとても楽しいことが始まる」予感
組み立ての始まった屋台群を取材する前にまず広場に面した聖フランシスコ会の修道士教会へ -
人にもワインにも良い出逢いに恵まれますように…アーメン
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逸る気持ちを抑えて広場からエゲル川を越えすぐの宿へ荷物を預けに
しょぼいとか汚いとか散々な噂を聞いていたエゲル川には遊歩道が整備されてワインを飲まないお子様たちにも愛されている様子 -
これまたおとぎ話みたいなラブリーな外観が宿のセナートルハーズ
部屋は「赤ワインこぼしたら大惨事!」の純白のシーツや調度品で整えられ非常に快適でした -
宿のおばちゃんが「あなたラッキーよ!今日は特別な催しがあるの」
エゲルの代表的なワイナリーたちに加えワインに合うフードを振る舞うブースが大集合!の愉快すぎるイベントが僕が待ち構えていました -
屋台が出そろいステージからは生演奏も聞こえてきました
「さぁ片っ端から飲んだるでぇ~ボトル持って来いやぁ!」とお子様たちも大興奮(大嘘) -
入り口でグラスを購入し各ブースを訪ねてお気に入りを見つける仕組み
-
どこもお手頃明朗会計
「どうだ!俺様のワインは」と迫力あるお兄さんたちも一緒に飲んでて上機嫌 -
いきなりエゲルを代表する赤ワイン「エグリ・ビカヴェール(雄牛の血)」から
深くて芳醇!軽すぎず重すぎずの絶妙さで何杯もいけそうな危うさ -
シズル感全開!のフードもそこかしこから目と耳と鼻を攻めてきます
-
観光客だけでなく地元の人もワンコ連れで寄り道してたり
ちびっこが喜ぶジュースやハンバーガーの出店も人気でした -
予期せぬ素敵イベントにスタートダッシュをかけ過ぎたので酔い覚ましに街歩き(空のワイングラスを手に)
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広場からほど近くに突如現れるミナレット
トルコ軍統治下の名残だそうで今にも折れそう?てっぺんまで階段を登って降りてきたおばちゃんたちが瀕死の顔してたのでほろ酔いの自分は潔く辞去 -
夕方になって一層盛り上がりを見せる広場へ再び
どのブースも自慢のボトルを厳選して並べているので説明を聞いて選んだりあるいはジャケ買いならぬエチケット買いも可 -
「雄牛の血」が旨すぎですが可愛いラベルに惹かれここらでセミスイートな白へ
-
どれも格安だし作り手のみんなが全力で選んでくれるので安心です
〆は蜂蜜みたいな香りですいすいいける白ムシュコターイ
どこかのレストランで夕飯を…と思っていましたがここで飲み食い三昧して大満足!夜遅くまで続く広場の音楽と賑わいを子守歌にZZZ -
翌朝は早起きして宿の裏にあるエゲル城へ
※結果「早起きは失敗」と知るがそれはまた別の話 -
城内で聞こえるのは芝刈り機と国旗のはためく音だけ…ほぼ無人
-
それもそのはず
お城自体は朝8時にオープンですが博物館や展示コーナーの類は軒並み10時から -
城塞の上から街を一望
しかし2時間の暇つぶしにはならない -
入城券ではいれる蝋人形博物館が少し早めに開けてくれました
扉を入ると漆黒の闇に向かって下り階段が延々と…「?!」
あまりの恐怖に引き返してくると「あ!電気つけるの忘れてたわ」とスタッフのおっちゃん -
かつての地下要塞を生かしたプチ迷路のような展示スペースでこれが実に恐ろしい
外と比べて寒いうえに無音の世界に視線を感じて見上げると本物そっくりの蝋人形がポツポツと -
独り占めの蝋人形の館とは何と末恐ろしい所か
絶対この中に何人か蝋人形じゃないやつ混じってる!と後ずさり -
出口を探してあちこち徘徊していると「おまえ絶対さっきはあっち向いてたのに今こっち見てるやろ」みたいな蝋人形たちが!(妄想)結局入り口と出口は同じだったので足早に脱出
自分が超ビビリであることを完全に失念し人生屈指の恐怖体験をまさかのエゲルにて -
司教館の一つが最大の展示コーナーなのに定時を過ぎても開かない
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開くのを待ってウロウロしていると大変ナチュラルに放置されているアート…?
違う=両手足に枷をはめられ自由を奪われたマネキン -
そこかしこにどう考えても物騒な展示物だらけ
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遠足に来たお子様たち!もっと動物園とか適切な場所があるのではないかと
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延々待ってようやく入れた歴史展示スペースはありがちなジオラマとかだらけで滞在10分
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帰り際にこれまた不穏な「囚人博物館」コーナー発見
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地下要塞フロアには武器や拷問器具のコレクション
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一人で来る所ではない
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すっかり冷え切った心を温めに目指すは「美女の谷」!(念のため…リアルに美女がわんさか暮らす渓谷とかでなくワインセラーが大集合するワンダフルな場所です)
エゲルの街角にはご当地ワインを試飲できるお店もあちこちで見かけますがここは我慢で一目散に谷へゴー -
の前に欧州小売店のSPARへ
ワイン飲み比べのおともにプリッツ的なスナックと水を購入し準備万端 -
町中から「美女の谷」までは歩けない距離ではないものの折角なのでミニバスで
ハイシーズンにはテーマパークにありがちな汽車型車両も稼働するそうですがこの時期の選択肢はこれかタクシーだけ -
可愛い車両に屈強なドライバー二人に対し客は自分ひとり
住宅街をのろのろマイペースで登ってって十数分で到着 -
葡萄畑に囲まれた谷間に果てしなく続くワインセラー!
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平日のお昼前だからか別に呼び込みもなく各店ピースフル
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オフシーズンで営業していないお店もありますが閉めてても愛くるしい外観
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いずれのセラーも山肌に掘られた洞窟みたいなスペースでかなりの奥深さ
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繁忙期でもないのでどこのセラーも丁寧に説明をしてくれて自慢の1本を教えてくれます
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無料試飲もありましたがリーズナブルなので有料で一押しワインをグラスで味わう方が気楽かと
白は女子受け良さそうな甘口フルーティが目立つ中こちらはフルボディですっきり爽快オラスリースリング
穴蔵の中よりは緑が心地よいテラス席で -
中にはボトル買いどころか「タンク買い」専門店も
遠くから大量のポリタンクを車に積んで訪れる人も大勢見かけました -
百軒近くはあろうかというセラーは谷底の公園を囲むように連なります
公園に公衆便所はなくて各セラーのトイレを拝借可 -
全てのセラーはメーカー名にナンバリングされているので途中までは飲んだ感想を数字と共にメモしていましたが5杯目あたりから断念しひたすらグラスの写真ばかりに
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小腹がすいたら谷の入り口付近に集まる食堂ゾーンへ
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ここでも漏れなくワインを薦められるの巻
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とどめに再びビカヴェール=雄牛の血
トルコ軍と戦った時にイシュトバーンが士気を高めようとエゲルの赤ワインを兵士に飲ませた結果テンションだだ上がりのハンガリー軍!対するトルコ軍は「やべえ!あいつら雄牛の血を飲んでやがる!」とすたこら逃げたとか
確かに非常に飲みやすく容易にテンションが上がる危険な赤 -
エチケットが読めないほど歴史を重ねたビンテージを隠し持ったセラーも
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こちらもエゲルを代表する赤「ケークフランコシュ」
香り高く渋みは控えめでやはりスイスイいける系でした -
当初は更にトカイまで足を延ばしてハンガリー名物貴腐ワインを!と企んでいましたが(トカイアスーはブダペストでもお安く購入可)エゲルに滞在して大正解
誰のためでもなく自分自身へのお土産として何本かチョイス…「もう一泊したかったなぁ」相当な未練たらたらでエゲルを後にしました
フランスでもカリフォルニアでもチリでもニュージーランドでもなく今こそハンガリーはエゲルへ!グラス片手に訪れる旅人を必ず満たすワインが見つかります
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