2016/11/25 - 2016/11/26
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Zebraさん
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申し訳ないがトラベル情報はほとんどない。
思い出のみを綴る旅行記となる。
泊まりおさめという言葉が適しているだろうか。
もう閉鎖されることが決まっている宿だ。
鬼怒川温泉に、仕事で付き合いのある法人が持っているロッジがあって
何度か利用させてもらっていた。
非常に美しい建物で、周りの景色を最大限取り入れる造りになっていて、
とても快適で、利用するのが楽しみだった。
思い出に、施設名を書かないまま、何年か分の写真をアップする。
そういえば、去年の今頃もこの宿に訪問して、帰りの日光旅行記を書いた。
無くなるとは思わなくて、去年は宿写真はあまり撮らなかった―――
日光の旅行記 http://4travel.jp/travelogue/11079593
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- タクシー 私鉄
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鬼怒川への旅は、例年、浅草の雷門から始まる。
浅草を鬼怒川線鬼怒川温泉駅を結ぶ、東武特急「きぬ」を利用するためだ。浅草寺 寺・神社・教会
-
浅草駅周辺はとても賑わっている。
人力車がいたり、レンタル着物で歩いている観光客がいたり。
少し騒がしくて、日本人から見てもアジア色豊かなこの街が私は好きだ。
東武特急は、こんな街から発車する。 -
東武100系電車は愛称である「スペーシア」の名が有名である。
プラレールで、オレンジ色のスペーシアを持っている男の子も
多いのではないだろうか?
実際にはオレンジ色以外も何色かあって
(私は断じて乗り鉄ではないが)ついつい、全色制覇してみたいな、
と、思ってしまう。浅草駅 (東武鉄道 地下鉄) 駅
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もちろん、オレンジ色のスペーシアにも乗車したことはある。
ラインの色の組み合わせが違うとか、リニューアルしてどうなったとか、
好きな人は気になるようだが、私は拘りなくスペーシア全般が好きだ。特急スペーシア (スペーシアX) 乗り物
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個室もあるし、売店もちゃんとしているし、移動中もちゃんと楽しめる電車だと思う。
中で販売しているアイスクリームはミルクの味が強く、とても美味しい。
よほど寒い日でなければ、抹茶アイスを購入する。
――いや、この季節に行くことが多いから、寒いことが多いんだけども。特急スペーシア (スペーシアX) 乗り物
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鬼怒川温泉駅に到着。
乗降客が多い割りに、なんとなくのんびりした雰囲気なのは、私鉄だからかな。鬼怒川温泉駅 駅
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駅前のバスターミナルなど。
前日に雪が降ったはずだが、よく晴れていて、山肌には紅葉と雪が共存していた。 -
鬼怒川温泉駅の正面にいる鬼の像。
鬼怒川のマスコットキャラクター『鬼怒太』くん、というらしい。
駅の周りには、いろんな格好をした、いろんなサイズの鬼がいる。
それから、駅前の広場の右手のほうには足湯があって、
電車の待ち時間にお湯で足を温めるという、温泉地ならではの楽しみ方ができる。鬼怒川温泉駅 駅
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駅前の商店街の一角。
すみ屋という名前のこの店は、荷車に墨を乗せたディスプレイをしている
由緒正しそうなお土産屋さんだ。
特産品などを取り揃えていて、値段も手ごろ。
でも、酒を購入するなら、少し先の酒屋さんを目指したほうがいい。すみ屋 お土産屋・直売所・特産品
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今年は時間の余裕があったので、バームクーヘンの甘い良い匂いに誘われ、
スペーシアの中で落ち合った同行者たちと、
駅前の店【れすとらん八家 バウムクーヘン工房】に入る。
バウムクーヘンがごつごつしているのは、鬼の金棒をイメージしているのだろうか。バウムクーヘン工房 はちや グルメ・レストラン
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階段を上って、二階のレストランへ行き、ゆばそばをいただく。
ちょこっとまとまったような湯葉玉は、解くと伸びる伸びる(驚)
他にも地元の食材を使った料理がたくさんあって観光客で賑わっていた。れすとらん 八家 グルメ・レストラン
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宿泊施設に到着。
合宿タイプのセミナーを行うときに
某大企業が所有している保養所を利用させていただいている。
学生時代(バブル期)には保養所を持っている企業が多く、
大学の研究室のゼミ合宿などにも頻繁に利用させてもらっていたが、
最近はこういう施設がどんどん減少しているように思う。
企業の福利厚生が弱くなるのは、残念なことだ。 -
この施設も、今年で手放すのだそうだ。
2011の震災で被害を受け、その後、修理して使っていたが、
耐震構造を根本から変えなければならず、
そのメンテナンス費用をかけられなくなって、とのことだ。
こんなに美しいのにな。 -
入り口とワンフロア分の高さの差のあるロビーには、薪ストーブが据えられている。
実際に火が入ったところを見られなかったのは、とても残念だ。 -
ロビーには大型のディスクオルゴールがある。
たぶん200万円前後のものではないかと思うが、
震災時に筐体にひびが入ってしまったようで、とても痛々しかった。
でも、修理されて、ちゃんと曲がかかるようになっていた。
わがままを言って、宿の人にディスクを変えてもらう。
オルゴールの音は吹き抜けのホールに響き渡り、とても気持ちがよい。 -
何年か前の写真。この年は滞在中に雪が降っていて、周り中真っ白だった。
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その年のエントランスからの風景。
大きなガラス窓の向こうが真っ白で、なんというか、別荘として完璧である。
「雪で閉ざされた山荘で、何かが起きる」とか、
『名探偵コナン』の映画版みたいだな、とか、
ロケハンをしたくなる。 -
客室からの風景もこんな感じで、もう、雰囲気がありまくり。美しかったなあ。
-
参考までに、この時の部屋は和洋室で、4,5人泊まれる部屋だった。
参加者の中の女性割合が低いので、いつも一人か二人で利用することになる。 -
これが今年の部屋。和洋室よりも一回り小さく畳のスペースがない代わりに、
浴室がついていた。
外国人は大浴場に行きたがらない人もいるし、そのあたりの気遣いなのかな。
部屋ごとにいろんなアレンジがされていて面白い。 -
その大浴場。温泉なので快適だ。
女の参加者が一人のときもあり、この広い浴室を一人で使う。
気分は『テルマエロマエ』の映画のようだ。 -
ちゃんと露天風呂もある。屋内にサウナもあった。
女性客が一人なのに、女湯と、女湯の露天風呂と、
サウナまで全部利用できるように準備してもらっていることに、
快適を通り越して罪悪感を覚える。
だってさ、いくら個人所蔵の宿だといっても、激安なんだもの。 -
なお、和室もあります。
一人で泊まったときは、たしか和室でした。 -
雪景色でなく、紅葉もとても綺麗なんだよなあ……
これは客室のベランダから見た風景。
会議をしに来ているから、ほとんどは会議室に詰めているので、
とてももったいないことをしている気がする。 -
地元のお酒たち。
夕食の前に会議室に出してもらった。
いちごワイン(ロゼ)に、農民ロッソ(赤)、
それから、足利呱呱和飲(ココワインと読む)。
足利呱呱和飲は有名らしい。
それほど高くないのに、口当たりがよくて飲みやすく、お勧め。
参考:http://cocowineshop.com/ -
せっかく温泉地に来て、合宿(?)しているのだから、夕食は楽しみたいわけで。
この年はすき焼きと蟹のしゃぶしゃぶを半々に頼んで、
双方味わう、という贅沢をした。
もっとも、美味しすぎて酔って遅くまで騒いで、
来年貸してくれなくなったらどうしよう、と心配をしたのもこの年だったか。 -
この時は穏やかに、一人ひとりのお膳だったな。
お造りも鍋もたき物もとてもよいお味だったが、
オードブルに出てきた柿の和え物(左上)が素晴らしかった。
豆腐を使った白和えに柿を入れたものだが、
和食なのにフランス料理感もあって、すごいな、と思った。 -
結局一度も入ることのできなかったプール。
この写真は外が雪なのでものすごく寒々しいが、
社員が家族連れで利用することも可能だったんだろうな。
利用者が少なくて、利用効率が悪くて、などの理由を聞いたけれど、
福利厚生施設を十分活用しない傾向にあるのも、
それらを供給する余裕がなくなることも、双方とももったいない。 -
一昨年だったかな、帰りの東武線が沿線の火事で止まってしまって、
鬼怒川温泉駅に足止めされたことがあった。
なんとその日は偶然お祭りの日で、
見る間に駅前広場に人が集まってきて、太鼓や鬼の寸劇が始まった。
『鬼怒川温泉おに祭り』というものだったらしい。
http://www.nikko-kankou.org/event/556/
何も知らずに駅にいた人たちが、何事かと外に出る。鬼怒川温泉駅 駅
-
舞台近くの写真なので、周りの混雑がわかりにくいが、結構な混み合いで。
大なべで作っていた下野汁(しもつけじる)という地元料理を振舞われた。
体が温まる。
なんだかラッキーだったね、と、仕事仲間たちと話し合った。 -
雷門から出発した鬼怒川の旅は、雷門に戻って終わる。
やはり浅草寺の前は観光客でごった返している。
鬼怒川の保養所が今年限りとなると、
来年の研究会は、また別の場所を探さなければならないのだろう。
母校の保養所や合宿所も、軒並み手放されてしまった。
時代とはいえ、さびしいものである。雷門 (風雷神門) 名所・史跡
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