そろそろ単身赴任生活も幕引き。<br />もう来年は訪れることは無いであろう。<br />そんな覚悟で臨んだ紅葉真っ盛りの京都漂流。<br />早朝より東福寺に向かい臥雲橋より洗玉澗を眺める。<br />朝靄にむせぶ通天橋は刻々と姿を変化させ飽きることが無い。<br /><br />続いて訪れたのは青蓮院門跡。<br />白壁をバックに聳える見事な大楠。<br />その枝ぶりにはいつも圧倒させられる。<br />そして朝日に照らし出される根本を覆う苔。<br />共存し共栄する生命の歴史を感じざるを得ない。<br />次に向かおうとすると山頂へ続く山道が目に留まる。<br />青蓮院の飛び地境内である将軍塚大日堂が東山にある。<br />見つけてしまったからにはやっつけておかねばならない性分。<br />境内であるのにそこに暮らす人々の生活臭が至る所に感じ取れる。<br />電柱・坂道・階段・手摺が普通に参道へ溶け込み次第に山道は険しくなる。<br />一汗かき終え頂上にて京都の町を眺めそのまま知恩院へと下って行くのであった。<br /><br />知恩院では色とりどりの紅葉が待ち受けていた。<br />あの高低差の激しい境内を隅々まで歩き回る。<br />なので腹も減り神宮道を北上し右折した。<br />目指すは蹴上の手前にある食堂である。<br />日本酒とざる蕎麦でお腹を黙らせる。<br />次に目指したのはインクライン。<br /><br />いつもの様にインクライン側から南禅寺境内の水路閣に到達しようと思った。<br />ところが工事中で止む無く南禅寺正面へ回り込まされる状況になる。<br />仕方なく正面から攻めるとやはりそこは人で溢れ返っていた。<br />紅葉をカメラに収め逃げるように永観堂へ場所を移す。<br />すぐ隣に位置する永観堂も同じく人集りである。<br />嫌気が差し外から境内を撮影しスル～。<br />そして金戒光明寺へ進路変更。<br />先ずアフロ地蔵様に挨拶。<br />そしてのんびり散策。<br /><br />その後いつもの様に真如堂に足を運んだ次第であった。<br /><br />さてさて来年の今頃の自分どうなっているのやら。<br /><br />いやはやこの身の処遇には辛いものがある。

紅葉の京都を縦断漂流

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2016/11/12 - 2016/11/12

1046位(同エリア6667件中)

#紅葉

midnightramblerさん

そろそろ単身赴任生活も幕引き。
もう来年は訪れることは無いであろう。
そんな覚悟で臨んだ紅葉真っ盛りの京都漂流。
早朝より東福寺に向かい臥雲橋より洗玉澗を眺める。
朝靄にむせぶ通天橋は刻々と姿を変化させ飽きることが無い。

続いて訪れたのは青蓮院門跡。
白壁をバックに聳える見事な大楠。
その枝ぶりにはいつも圧倒させられる。
そして朝日に照らし出される根本を覆う苔。
共存し共栄する生命の歴史を感じざるを得ない。
次に向かおうとすると山頂へ続く山道が目に留まる。
青蓮院の飛び地境内である将軍塚大日堂が東山にある。
見つけてしまったからにはやっつけておかねばならない性分。
境内であるのにそこに暮らす人々の生活臭が至る所に感じ取れる。
電柱・坂道・階段・手摺が普通に参道へ溶け込み次第に山道は険しくなる。
一汗かき終え頂上にて京都の町を眺めそのまま知恩院へと下って行くのであった。

知恩院では色とりどりの紅葉が待ち受けていた。
あの高低差の激しい境内を隅々まで歩き回る。
なので腹も減り神宮道を北上し右折した。
目指すは蹴上の手前にある食堂である。
日本酒とざる蕎麦でお腹を黙らせる。
次に目指したのはインクライン。

いつもの様にインクライン側から南禅寺境内の水路閣に到達しようと思った。
ところが工事中で止む無く南禅寺正面へ回り込まされる状況になる。
仕方なく正面から攻めるとやはりそこは人で溢れ返っていた。
紅葉をカメラに収め逃げるように永観堂へ場所を移す。
すぐ隣に位置する永観堂も同じく人集りである。
嫌気が差し外から境内を撮影しスル～。
そして金戒光明寺へ進路変更。
先ずアフロ地蔵様に挨拶。
そしてのんびり散策。

その後いつもの様に真如堂に足を運んだ次第であった。

さてさて来年の今頃の自分どうなっているのやら。

いやはやこの身の処遇には辛いものがある。