マニ車くるくる幸せを回す～ブータン6

2016/06/09 - 2016/06/16

最終日。夕方の飛行機までゆるりとパロ近郊。

　↑“ドゥゲ・ゾン”1647年建築、1951年火災で焼失。
(聞く限りブータンの寺院はよく火事になってるように感じる。
防火設備が少ないのと消防設備が弱いのか…)
今は古代遺跡のように廃墟だがこれから修復するようだ。

エリア パロ(ブータン)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 旅工房

水路跡　　

　↑遠くの煙は火葬してるんだと。
この辺は自動車道路の行き止まり。かつてはチベットとの主要交通路だったが
ウダムさんが言うには「中国が毎週攻めてくる」から封鎖したとか。
中国さんここでも領土問題を起こしてるんだなー

この日は宗教的祭日で学校とか休み。家族で寺に行ったりする。

“キチュ・ラカン(だったかな)”　中に巻貝を模した真っ暗な螺旋階段があった。

これで予定の観光は終わり、
どうしますかと言うので「じゃー勝手に街をうろつくよ」って事で1時間程フリー。
　↑公園でやんちゃ坊主に石を投げつけられて逃げる放し飼い牛

この辺りで「ハロー」と挨拶され振り向くとキラを着た白人お姉さんだった。
海外協力隊系の人か？

移動服売り。　右の育メンが頼もしい。

道端で見つけてしまったこれ…大麻草！？

みんなで田植え　

赤ちゃんは背負うのが一番だと思うの

一昨日と同じレストランで昼食。チベット圏小龍包モモが出た。

何かしたくてうずうずしてる私を見兼ねて(?)小さな寺に連れて行ってくれた。

寺の周りを一周する毎に石を置いて、何周したか数えるそうだ。
ウダムさんが子供の頃、この石を混ぜたりしていたずらしたんだと。悪ガキなんだから～

　↑白いダルシンは死者への思いを風に乗せる…
まだ時間が余ってる、そんな時は「アーチェリー観に行きましょう」
実はさっき一人で行ったんだけど他にあても無し、行くぜ。

雨がぱらついてきたから側の休憩所に入る。
と日本語で話しかけてくるおじさんが！　昔日本で仕事をしていたんだと。
ご飯をご馳走してくれようとしたが、食べたばっかりなので遠慮。
ジュースをおごってくれた。　また来る時連絡してと名刺を貰ったが
後でウダムさんが彼を「あまり良い人ではない」と言ってた。色々あるのね。

14時半、そろそろ空港へ。　展望台から谷に造られた空港を眺める。
搭乗時刻が近くならないと空港に入れないそうで
「あーまだですね。さっきの(アーチェリー場に居た)日本人が外に居ます」
とウダムさん。ってここから見えるのかい!!　ゆっくり空港へ向かう。
車を降り封筒に入れたチップを渡す。と、まだ中に入れなかった。
近くの喫茶店で待つ事に。
あーチップの中見られてケチとか思われるべさー！サッと渡して消えたかったのに。
にしても空港の外に居た日本人のガイドは彼らを置いて帰っちゃったって事だよな。
ウダムさんは開くまで居てくれる良心的なガイドなんだな。

16時、今度こそお別れ、ウダムさん・ランギ君も幸せなれ。
1階建の待合室で外を見てると、どこからかてくてく人が歩いて来て
停まってる飛行機に乗ろうとステップに足を掛けた。
さすがに係員に止められてまたてくてく戻って行ったが…どっから来たのさ!?
空港に外から入って来れるの？　ゆるいブータン空港なのであった。
　↑空港待合室

18:00発　ドゥルク航空の奇跡的に美味い機内食、
行きにチキンにしたので帰りはベジタリアンを選ぶ。
「辛いけどいいの?」とイケメンCAに訊かれたが望むところさ(右下のがちょい辛)。
うん、やっぱり私的ベストオブ機内食だわ。

最後のあがき、ヒマラヤを観たくて窓側を取ったが―やっぱり雲ばかり。
コルカタ経由で06:50発のANAで帰国するのに
バンコクでまた7時間の乗り継ぎ時間もベンチですやすや、慣れたもんだ。
「ブータン人は幸せか」ウダムさんは多分嫌という程この問いをされてるだろうから
訊かなかったが、他と比較する事なく自分を持って今を生きて行く―
そんな日常に幸せを見い出すのがブータン人の幸せの秘訣なのかな～と思ったのだ。
　終わり