2016/10/04 - 2016/10/04
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LP1989さん
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今さらながら、古都京都に触れる気になってきた。
修学旅行の訪問先からは外れていたし、
京都訪問歴は、子供の頃の梅小路蒸気機関車館と
一昨年の二条城のピンポイント訪問に止まる程度。
「京都=日帰り圏」なのに、全く出掛けないのは、
人生で損をしているとさえ、思えてきた。
「極楽いぶかしくば 宇治の御寺をうやまえ」
先ずは 宇治・平等院へ。
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JR奈良線で宇治入り。
風情のある駅舎も想像してみたが、
到って普通だったね。 -
平等院は、宇治駅から 東方向の一直線上にあるが、
直接、一本道で結ばれているわけではないので
先ずは 表参道を目指す。 -
宇治駅から表参道へ向かう途中
地方銀行の敷地内に「宇治代官所跡」を発見。 -
本能寺の変の後、家康が決死の伊賀越えで
三河に逃げ帰ったことは知っていたが、
「先導をした者が上林久茂であった。」
「その功績で宇治代官に任ぜられた。」
これらは、今回 偶発的に知ったこと。
思わぬ貴重な旅成果。 -
よく目立つ案内書きに従い、表参道へ
-
石畳の表参道を進む。
朝早いから人が少ない。 -
平等院に到着
-
平等院の正門前
この長さの柵で仕切られていることで
休日や、桜 紅葉シーズンの混み具合を想像できる。 -
表門通過後、左側に姿を現す観音堂
-
観音堂に設けられた火災報知機
見映えが損なわれるけど、
万一、消失したら エラいことだからな~。
彦根城の天守内にも、
目立つ場所に報知機があったな~。 -
観音堂の北側に存する「扇の芝」
「埋木の花咲く事もなかりしに身のなる果はあはれなりける」
平氏軍の猛攻に遭い、体に矢が刺さった源頼政が、
この句を詠んで自刃した場所。
そのとき、頼政が軍扇を開いたことが、由来らしい。 -
そして、観音堂の南には・・・
これが、噂の藤棚ですな。 -
藤棚の向こうに鳳凰堂
春ならば、紫のすだれを介して
拝む鳳凰堂の赤が見事に映えるのだろうね。
これは これで 10月の姿として、
しっかり捉えるとする。 -
水面に映る鳳凰堂を自分の目で捉える。
今回、初めて訪れた私は この姿こそ鳳凰堂なのだが、
平成の大改修前の姿を確認してみたら、
ここまで はっきりした赤ではなかったね~。 -
右側翼廊の進入路には 二つの橋が架かる。
平橋と反橋。 -
全身真っ赤の鳳凰堂の中で 尾廊だけは白地に赤。
水面にも映る赤と白のコントラストが いい感じ。 -
東側正面からの10円玉ショット。
水面に映りこむ姿も含め、
全体を うまいこと カメラに収めるのは、難しいわ。 -
中堂の屋根の棟飾りの鳳凰。これはイミテーション。
実物(国宝)は鳳翔館に展示されているので、
全体を じっくり見ることができた。 -
中堂の屋根で 存在感を示す鬼瓦。
軒先は「地円飛角」 と呼ばれる二重の垂木、
上部が四角形、下部が丸形で装飾されている。 -
鳳凰堂の左側(南側)に来た。
内部拝観時の進入路となる右側(北側)とは違い、
到って地味なアプローチ。 -
左側の翼廊に通じる橋は、一つだけ。
短い。赤くない。池に架かっていない。 -
鳳凰堂周りから、鳳翔館に向かう途中にある梵鐘。
「姿(形)の平等院」として、日本三名鐘の一つに数えられる。
ここに吊るされている鐘はレプリカで。
実物の鐘は(鳳凰同様)鳳翔館内に展示されている。
鳳翔館では、近くでじっくり見られるのは勿論、
鐘に描かれた生物たちの解説もされている。 -
平日の早朝とあって、平等院内は、まだ さほど 混んでいない。
ならば! 鳳凰堂の内部拝観前に鳳翔館でじっくり見学。
一対の鳳凰、梵鐘の各実物(何れも国宝)を近くで見ることができる。
雲中供養菩薩像(国宝)は、表情や 手に持つ楽器の種類まで
一体ごとに 気の済むまで確認することができる。
(恵心僧都)源信が「往生要集」で描いた地獄絵図が印象的だったな。
館内は 撮影 及び スケッチ禁止なので、各展示の詳細は示せないが、
今回の平等院訪問にあたり、
鳳翔館内拝観は 実に大きなウェイトを占めた。
鳳凰堂内部拝観前に たっぷり見学しておいて大正解。 -
鳳翔館の売店で仕入れたパンフレット(200円也)。
鳳凰堂以外の解説が満載だろうと期待したのだが、誤算だった。
入場口で貰ったリーフレットと大差ない中味だった。
買う前に内容確認すればよかった。これは要らんかったな~。
200円の出費とはいえ、買ったのは失敗! (但、個人的感想です。) -
鳳凰堂内部拝観の受付場所
時間になったら、橋の前に集合
この橋を渡って (北側の)翼廊から入る。 -
鳳凰堂内部拝観券。
進入時に見せるだけなので、記念に持って帰れます。
鳳凰堂は、英語で “Phoenix Hall” と呼ぶわけね。 -
鳳凰堂を内部拝観してみて・・・
今回の平等院訪問のメイン・目玉的存在の阿弥陀如来像の
間近で拝んだ そのスケール、いかにも仏の温和な表情は、
脇を飾る光背、天蓋、台座の芸術性・迫力も加わって、実に壮麗。
(内部拝観中は撮影禁止。更には 壁や柱へのタッチもダメ。) -
逆に、期待はずれだったこともある。
(阿弥陀如来像の上部周りに配される)雲中供養菩薩像は
堂内が暗いので、各々の像の表情、持ち物までは判らない。
(だからこそ、先に鳳翔館で先に見ておいてよかった。)
扉や壁に描かれた九品来迎図は、著しく劣化しており、
阿弥陀聖衆や往生者の姿すら判らない。
保存状態がマシな数点については、おそらくは保護のために
格子状に組まれた角材のカバーが被せられており、
絵の内容を捉えるのは 到って困難だった。
長い年月を隔てた来迎図の劣化自体は どうしようもないが、
保存状態の良いものは、じっくり見たかったな~。 -
鳳凰堂の後は、西側塔頭へ。あまり理解が深まらなかったが。
最勝院入口
門越しに見える唐破風が特徴。 -
最勝院内にある源頼政の墓
頼政が自刃したのは 77歳のとき。
「平安末期に 77歳まで生きた。」
「その77歳のとき、戦闘の前線に居た。」
これらには 驚き。 -
浄土院 正面から。
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浄土院の正面、救世船乗観音
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救世船乗観音の解説書き
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(浄土院内の)石造層塔
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石造層塔の案内書き
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羅漢堂(浄土院)
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大書院(浄土院)
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養林庵書院(浄土院)
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養林庵書院の案内書き
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旧南門
(現地案内書きによれば)
伏見桃山城から移された(とされる)安土桃山時代の建築。
秀吉が編み出した「薬医門」スタイルの門では、現存最古例。
今回、来なかったら、
平等院と秀吉の接点なんぞ、知らないままだったな~。
時間が経つにつれて、団体客が大挙し、
外国人観光客の大声が響いてきた。
朝一で出掛け、早い時間の入場、拝観を選択して正解だったな。
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