レンタカー、鉄道、バスでいくドイツ・オーストリア・チェコ⑤（フュッセン編）

2016/09/29 - 2016/09/29

今回のロマンチック街道のメインであり、最終地であるフュッセン。
シンデレラ城のモデルとなったノイバンシュタイン城から車で１０分程度のところにあります。

あまりにもメジャーすぎて、最初あまり期待していなかったノイバンシュタイン城でしたが、今までに見た城とは趣旨が違うこともあって、とても見ごたえがあり、すごく印象に残りました。行ったかいがあった！


　ヴィスコンティ監督のファンで、映画「ルートヴィヒ」を観ていたので、映画に出てきた部屋が実際に目の前で見られたのは感激でした。
　
　それに、他の有名な宮殿はその時代に流行った技術や趣向を取り入れて作られたのに対し、ここはファンタジーの世界に生きる芸術オタクの王の自分の趣味で造られた、王のオタクの世界。
しかも、１９世紀に造られたのに、中世（５～１５世紀）の世界を作ろうとしたところも独特で、東洋やオリエントテイストが取り入れられたり
して、同じものが二つとない独特の世界観が気に入りました。

　戦争に負けた借金と、城建設で莫大な金がかかり、結局不審死で消えた（消された？）ルードヴィッヒ２世の悲しい運命が、ますます城の美しさを引き立てるような気がしました。


フランクフルトからレンタカーにて
＊ハイデルベルグ
＊ヴュルツブルグ
＊ローテンブルグ
＊ディンケルスビュール
＊ノードリンゲン
＊フュッセン
＊ミュンヘン

ミュンヘンからは鉄道で
＊ザルツブルグ
＊ウィーン

ウィーンからは高速バスで
＊プラハ
＊ドレスデン
＊ベルリン

周遊しました。

①フランクフルト編
http://4travel.jp/travelogue/11180766

②ハイデルベルグ・ヴュルツブルグ編
http://4travel.jp/travelogue/11180777

③ローテンブルグ編
http://4travel.jp/travelogue/11180793

④ディーンケルスビュール・ノードリンゲン編
http://4travel.jp/travelogue/11180798

⑤フュッセン編
http://4travel.jp/travelogue/11180804

⑥ミュンヘン編
http://4travel.jp/travelogue/11180809

⑦ザルツブルグ編
http://4travel.jp/travelogue/11180823

⑧ウィーン編
http://4travel.jp/travelogue/11180829

⑨プラハ編
http://4travel.jp/travelogue/11180841

⑩ドレスデン編
http://4travel.jp/travelogue/11180845

⑪ベルリンのお洒落地区ハッケーシャーマルクト編
http://4travel.jp/travelogue/11180851

⑫西ベルリン編
http://4travel.jp/travelogue/11180855

⑬東ベルリン編
http://4travel.jp/travelogue/11180857

エリア フュッセン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 2.5
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

ローテンブルグからアウトバーンで　フュッセンへ。
ＧＰＳでは２時間１０分で着くとの表示でしたが、途中でまさかの渋滞があったりして、結局３時間ぐらいかかりました。

南下して行くうちに、自然も変わっていくのがおもしろかったです。高い山が増えてきて、背の高い、寒いところに入るタイプの木が多く見られるようになりました。


　ＧＰＳに沿っていくと、オーストリアに少し入り、すぐフュッセンに出るというルートでした。
オーストリア国境近くのガソリンスタンドは　長い列が出来ていました。ドイツよりガソリンが安いため、ドイツの人がガソリンを入れにオーストリアに行くようです。

ノイヴァンシュタイン城のチケットを買いにいきました。
朝１０時半ごろでしたが、すでに行列が出来ていました。３０分ぐらい待って、やっと買えました。チケットセンターを出るときには、行列が恐ろしい長さになっていました。チケットを買うのは朝早く行ったほうがいいようです。

事前にネット予約も出来ます。私たちも実は　ネット予約を翌日の朝一に入れていたのですが、スケジュールを急遽繰り上げたので、予約は使えませんでした。

城見学のチケットは１６時半にして、まずはヴィース教会へ。
ノイヴァンシュタイン城が見えます。遠くから見ても美しい城です。

韓国人カップルが　結婚式のような格好をして本格的に写真を撮っていました。これ、韓国で流行っているのでしょうか？有名観光地で、花嫁衣裳で写真を撮っているカップルを山ほど見ました。

まずヴィース教会へ。こういったのどかなところを延々運転していきます。

ヴイース教会、けっこう遠いです。城から３０分ぐらいかかりました。

小さな教会。

こんな何もない道をずっと走ります

ヴィース教会、着きました。無人駐車場があり、自動券売機で駐車料を払うシステムになっていましたが、だれもチェックしている人もないし、周りに教会以外何もない。どうしてお金を払う必要があるのかな？と思いながらもちゃんと払いました。（笑　ドイツ人たちもきちんと料金を払っていました。えらい！！

とても美しい教会です。
ドイツロココの傑作だとか。

訪れている人はほぼお年寄りの方ばかり。

周りの景色も教会も美しい、いいところでした。

ヴィース教会の前に一軒のレストランがあります。
ここが　すご－－－－く美味しかった！！

　その証拠に、このレストランで食事している人々は　みんな年配の方々で、常連客といった様子。
こんなにまわりに何もない場所なのに、中にも外にも客でテーブルが埋まっていました。

　写真に写っている方はここの経営者のようで、従業員と歓談したり、用があってやってくる人とニコニコと話していたりしていました。

ただのポークソテー・・・なのに、すごくジューシーで、味付けが絶妙！肉がちょうどよく柔らかい！

Gasthof Schweiger

Wies 9, 86989 Steingaden, Oberbay, Germany

ガストフ シュバイガー パン屋

ガストフ シュバイガー パン屋

ガストフ シュバイガー パン屋

食事も終え、やってきました、ノバインシュタイン城。

駐車場はふもとに二つ、チケットセンターの向こうに一つあります。
私たちは　チケットセンターの向こうの駐車場にとめました。

車を降りて、城へ行く・・・が、どのぐらい登ればいいのかわからず、不安だったので、バスに乗りました。１台のバスが上ったり下りたりしているようで、結構待たされました。料金は３ユーロぐらいだったかな？記憶があやふやですみません。

帰りは、徒歩で降りましたが、それほどの距離ではありませんでした。次行くとしたら、絶対徒歩で上ります！

さて、写真は写真スポットの橋からとったもの。天気がいいこともあり、ポストカードのように美しく撮れました！

城見学は撮影禁止でしたが、オーディオガイドもあり、とてもよかったです。あっという間に終わりました。腰が痛くなる前に（笑）ちょうどよかったです。

下山は徒歩にて。余裕でした。

下山の途中のようす。

車に乗って、宿のあるフュッセンへ。

ここらへんは放牧が多く、牛には巨大な鈴がつけられています。牛がいるところは常にカランコロンと音がしています。
遠くに逃げてもわかるようにということなのでしょうが、牛にしてみたらうるさくてかなわないかもしれませんね。重そうだし。

フュセンの街。とても小さいですが、かわいらしいです。

ローマの時代からローマ街道の軍事部隊の駐屯地として始まり、のちには保養地としても有名だったそう。弦楽器の手工業も有名だそう。

壁に大胆に絵が書いてある建物が目立ちます。

夕方になると、ぐっと人通りが少なくなります。

６，７時ごろになると、居酒屋やレストランに明かりがともり始めます。

教会

窓の形がおもしろい

レストランを探してうろうろ

ホーエスシュロス行ってみたかったけど、閉館時間を大きく過ぎていました。残念。

昼の食事の美味しさが忘れられず、似たような料理を頼みました。
ポークソテーみたいなのは、この地方でだけ見かけたように思います。
この味が懐かしい・・・。シンプルなんだけど、味付けが絶妙。


フュッセンはとても小さなかわいらしい町なんだけど、城に来た人の多くは、城を見てそのまま、ミュンヘンに帰っていったようで、フュッセンに残る人はアジア人が多かったように思います。

アジア各国のガイド本と、西洋のって内容が違うのだろうか？