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神戸港における大型外国客船専用埠頭、新港第4突堤にあるポートターミナルで開催されている川崎重工業設立120年展にて、先の大戦中における名機、「飛燕」を見てきました。この飛行機は、九州最南端、鹿児島県の薩摩半島にある知覧の特攻記念館で展示されていたのですが、戦後70年を迎え機体のあらゆる部分で老朽化が進んでいたことから、製造元である川崎重工(当時は川崎航空機)の岐阜県にある各務ヶ原の向上にて修復が行われました。そしてのその修復作業が無事完了し、この度、川崎重工の本拠地である神戸にて、川崎重工設立120年展として一般に公開されました。<br />この戦闘機「飛燕」は、当時の日本としては珍しい液冷エンジンを搭載、これはドイツのダイムラーで開発されたエンジンで、ドイツ機の象徴的存在戦闘機である「メッサーシュミット」に搭載されていたのと同じ型式のものです。<br />当時は、エンジンのシリンダを中心の動力軸に対して円周方向に並べた星形エンジンという空冷式のエンジンが主流でしたが、この場合、機体の正面の投影面積が大きくなってしまい、空気抵抗的の不利となっていました。これに比べ、この液冷エンジンは、シリンダを縦に並べて並べられるため、機種が絞られたより流線形に近い期待が実現できることから、高い高速性能が期待できました。<br />戦後70年を経て現在に再び当時の雄姿が蘇った「飛燕」じっくりと眺めてきました。<br /><br />また、この「飛燕」を見た後は、メリケンパークまで足を運び、ここの神戸海洋博物館の中にある、カワサキワールド、川崎重工のショールームともいうべきミュージアムも見てきました。<br /><br />カワサキワールドの旅行記です。<br />http://4travel.jp/travelogue/11180005

蘇った名機「飛燕」 川崎重工設立120年記念展

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2016/10/15 - 2016/10/15

964位(同エリア5266件中)

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Tam-K

Tam-Kさん

神戸港における大型外国客船専用埠頭、新港第4突堤にあるポートターミナルで開催されている川崎重工業設立120年展にて、先の大戦中における名機、「飛燕」を見てきました。この飛行機は、九州最南端、鹿児島県の薩摩半島にある知覧の特攻記念館で展示されていたのですが、戦後70年を迎え機体のあらゆる部分で老朽化が進んでいたことから、製造元である川崎重工(当時は川崎航空機)の岐阜県にある各務ヶ原の向上にて修復が行われました。そしてのその修復作業が無事完了し、この度、川崎重工の本拠地である神戸にて、川崎重工設立120年展として一般に公開されました。
この戦闘機「飛燕」は、当時の日本としては珍しい液冷エンジンを搭載、これはドイツのダイムラーで開発されたエンジンで、ドイツ機の象徴的存在戦闘機である「メッサーシュミット」に搭載されていたのと同じ型式のものです。
当時は、エンジンのシリンダを中心の動力軸に対して円周方向に並べた星形エンジンという空冷式のエンジンが主流でしたが、この場合、機体の正面の投影面積が大きくなってしまい、空気抵抗的の不利となっていました。これに比べ、この液冷エンジンは、シリンダを縦に並べて並べられるため、機種が絞られたより流線形に近い期待が実現できることから、高い高速性能が期待できました。
戦後70年を経て現在に再び当時の雄姿が蘇った「飛燕」じっくりと眺めてきました。

また、この「飛燕」を見た後は、メリケンパークまで足を運び、ここの神戸海洋博物館の中にある、カワサキワールド、川崎重工のショールームともいうべきミュージアムも見てきました。

カワサキワールドの旅行記です。
http://4travel.jp/travelogue/11180005

旅行の満足度
4.0
交通手段
JRローカル 私鉄
  • カワサキ 現在の「ニンジャ」とかつての名機「飛燕」

    イチオシ

    カワサキ 現在の「ニンジャ」とかつての名機「飛燕」

  • 川崎重工設立120年、神戸で本当に歴史のある企業なんですね、<br />川崎重工は、神戸では鉄道車両なんかも造られており、今の神戸ではそちらの方がお馴染みかもしれませんね。

    川崎重工設立120年、神戸で本当に歴史のある企業なんですね、
    川崎重工は、神戸では鉄道車両なんかも造られており、今の神戸ではそちらの方がお馴染みかもしれませんね。

  • 機種がすっと絞られたスマートな機体、見るからに早そうな雰囲気が伝わってきます。

    イチオシ

    地図を見る

    機種がすっと絞られたスマートな機体、見るからに早そうな雰囲気が伝わってきます。

  • イチオシ

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  • 今回再現された飛燕のエンジンについていた過給機、<br />かつて、1980年代にスポーツタイプの自動車が全盛の時代、ターボといえばこのカタツムリがお馴染みでした。

    今回再現された飛燕のエンジンについていた過給機、
    かつて、1980年代にスポーツタイプの自動車が全盛の時代、ターボといえばこのカタツムリがお馴染みでした。

  • 当時は、兵庫の明石工場でエンジンを製造、岐阜の組立を岐阜の各務ヶ原で行われていたそうです。

    当時は、兵庫の明石工場でエンジンを製造、岐阜の組立を岐阜の各務ヶ原で行われていたそうです。

  • 液冷エンジンの特徴でもあるラジエター

    液冷エンジンの特徴でもあるラジエター

  • 「飛燕」の特上である液冷エンジン

    「飛燕」の特上である液冷エンジン

  • 液冷エンジンの採用によって実現されたスマートフォルム、

    液冷エンジンの採用によって実現されたスマートフォルム、

  • 機体後部から、ジュラルミンのボデーがとても精悍です。

    機体後部から、ジュラルミンのボデーがとても精悍です。

  • 会場には、操縦席のレプリカもあり、パイロットの雰囲気を味わえました。<br />

    会場には、操縦席のレプリカもあり、パイロットの雰囲気を味わえました。

  • 会場出口付近には、記念品やグッツなどの販売が行われていました。

    会場出口付近には、記念品やグッツなどの販売が行われていました。

  • お土産に「飛燕」の図録を買ってみました。

    お土産に「飛燕」の図録を買ってみました。

  • ポートターミナルから望む神戸港、この日は天気も良く海がとてもきれいでした。

    ポートターミナルから望む神戸港、この日は天気も良く海がとてもきれいでした。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • たらよろさん 2016/10/25 23:21:56
    行く前に見れてよかったです
    こんばんは、Tam-Kさん

    実は、私も仕事がらみで、こちらの飛燕を見に行ってきました。
    Tam-Kさんが行かれた翌々日に行ったのですが、
    その前に、Tam-Kさんの旅行記を見て、
    その雰囲気を確認することができたので、
    とても楽しく安心して行くことができました。
    ありがとうございます。

    私が一番驚いたこと、、、
    多くの方が遠方から見に来られて居るんだなぁ〜って、、、
    ちょっと感動しました。
    復元して、本当は飛べるともっと良いのにな(笑)
    いつか、知覧にも行きたいなぁ〜って思ってます。

    そうそう、一緒に展示されていたNINJYAの今と昔、、、
    その進化が凄いなぁ〜っと思うとともに、昔のNINJYAも格好良いわ=♪

      たらよろ

    Tam-K

    Tam-Kさん からの返信 2016/11/03 22:35:03
    RE: 行く前に見れてよかったです
    こんばんは、たらよろさん、
    飛燕のレポート、お役に立ててうれしいです。
    先週末は、私の地元にあった海軍の飛行場のPRとして、川重広報様のご協力も得られ、会場の出口付近でチラシの配布を行わせて頂きました。
    今のハイテクもかつての技術の継続と蓄積の賜物ですね。

    特に重工と呼ばれる会社は、いったん技術が途切れると、再開にとても苦労する、私も仕事柄つくづく実感しています。

    Tam-K

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