オレサマの散歩道で黄葉を独り占め（アビスコ）

2016/09/13 - 2016/09/13

この日は午前中にアビスコ国立公園内の王様の散歩道を散策し、宿泊先のマウンテンロッジに戻ってからは自由時間となりました。その後、添乗員さんの案内でホテル裏の散策路に向かいましたが、黄葉まっさかりで景色が良かったため、途中から単独でもう少し遠くまで行ってみることにしました。
訪れたのは、平原の中に点在する小山で、頂上には「Räv-Nabben」、「Stor-Nabben」といった看板が掛かっていました。これだけの美しい黄葉が見られるにもかかわらず、すれ違ったのは３グループ（いずれも西洋人。現地の家族連れか）だけでした。

GPSの位置情報に基づく地図でご覧いただけますように、散策した場所は、アビスコ国立公園エリアより南の地域にあります。国立公園外ではありますが、散策路が縦横に整備されていて、高台からはラップポルテンやニューラ山、麓の湖などを見下ろすことができ、個人的には、「王様の散歩道」よりもこちらのほうが気に入りました。単独行動のため思いのままに過ごせたという点もその理由かもしれません。
なお、私の歩いたエリアは地形が複雑で、散策路も踏み跡が不明確なところがありました。天候は抜群でしたが、分かれ道のあるところでは枯れ枝で目印をつくり、あたりの風景をデジカメで撮影して戻る時に間違えないようにしました。
万が一霧が出たり、暗くなってしまうときわめて危険であるように思われました。

エリア アビスコ(スウェーデン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: スカンジナビア航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: ユーラシア旅行社

散策路の入口。アビスコ・マウンテンロッジの裏山、ヘリポートの山側にあるが、案内板は設置されておらず分かりにくい。

黄葉主体だが、写真のような草紅葉もあり。

カラフルな黄葉と紅葉

黄葉越しにラップポルテンが見えてきた。

高台から眺めるトーレ湖（トーネ湖）。このあと、帰りがけに左端の丘（Stor-Nabben)に登った。

数メートルの高さの岩山に上りラップポルテンを眺める。手前は一面の黄葉。

散策路には案内板がついているが、地図に記載がなく、あまり役に立たず。

行き先が４通りに分かれているが、地図に記載が無くよく分からない。
（結果的に、いちばん下の道しるべに従って「RÄV-NABBEN」に到達した。

このような分かれ道では、帰りにどこに進むか、枯れ枝で目印をつけ、デジカメで撮影して万が一に備えた。

最初のピーク、「Räv-Nabben」に到着。

最初に登ったピークからはニューラ山と２つの湖、右後方にはトーレ湖（トーネ湖）が見えていた。

ニューラ山右奥に見えるトーレ湖（トーネ湖）北端。

北～北東方向。トーレ湖（トーネ湖）と対岸の山々が見える。

手前の湖と奥のトーレ湖（トーネ湖）の間にはノールランストーグ鉄道があり、ちょうど、鉄鉱石を運搬する貨物列車が通過していった。

ニューラ山左手に目を移すと、ノルウェー国境付近にあると思われる雪山が見えていた。

ラップポルテン方面もくっきり。

トーレ湖（トーネ湖）東方向。この展望ポイントからは一部が見えにくくなっている。

紅葉の中に咲く花。

この黄色い花はその後訪れたノルウェーでも見かけた。

キノコ二段。

岩にしがみつく紅葉

国立公園の外ではあるが、ちゃんと木道が整備されている。

湿地には綿毛いっぱい。

綿毛に近づいてみる。

下の案内板には「KUNGS-LEDEN」と記されており、この場所から王様の散歩道に通じていることが分かる。
私自身は上のほうの「STORNABBEN」に向かった。

行く手に断崖が見えてきた。どうやって登るのだろうか。

断崖をまくように道が付けられていた。

２番目のピーク、「Stor-Nabben」に到着。なお、ここは最初に登った「Räv-Nabben」よりはトーレ湖（トーネ湖）寄りにあり、湖全体が見渡せた。

頂上から眺めるラップポルテン。頂上付近には誰も居なかった。黄葉、というかアビスコの大地を独り占めした気分。

頂上からのパノラマ写真。

アビスコの山々。夕日はこの方角に沈むように見えたが、早めに帰路についた。

頂上から眺めるトーレ湖（トーネ湖）方面のパノラマ。

このピークから眺めるトーレ湖（トーネ湖）。こちらのほうが最初に登ったピークよりも湖に近く、アビスコの駅舎やマウンテンロッジが右端に見えている。

トーレ湖（トーネ湖）の南東端方面。

ニューラ山とトーレ湖（トーネ湖）全体のパノラマ。

ラップポルテンとアビスコ国立公園内の山々、ニューラ山を含むパノラマ。

ニューラ山を中心としたパノラマ。

下山中に眺めるラップポルテン。

断崖につけられた道を再び下る。

白化したスギナと黄葉

無事、分かれ道に戻る。

再び、草紅葉の多い場所へ。

キノコ一点

黒い実がなっていた。

左に進めばまもなくアビスコ・マウンテンロッジに到着。美しい黄葉・紅葉を堪能したが、複雑な地形であったため、道に迷わないようにと神経をすり減らした。