2016年 フランス石巡業 ネット環境＋レンタカー借出し、返却編

2016/09/06 - 2016/09/20

石巡りの旅は、ネット環境の構築と、レンタカーの準備がとても重要になります。

訪問したい石は事前にgoogle mapに登録しています。また、近年のgoogle Mapのカーナビゲーション機能は非常に充実していることが経験として分かっています。

また、日々のスケジュールが流動的になるため宿泊場所の設定が困難になる事を踏まえると、レンタカーでの車中泊は必須となります。

2016年のフランスでのネット環境の設定と、レンタカーの借り方に関してレポートします。

エリア フランス

今回の旅行では、SIMフリーのスマートフォンとタブレットを持参しました。SIMカードを購入すれば使えるのですが、フランスの場合はＩＤ登録が必要です。今回は空港内のコンビニや専用カウンターではなく、宿泊ホテルの周辺にあるショッピングモールへ出かけ、通信業者のカウンターで設定頂くことにします。

今回宿泊のホテルはロワシーＢ＆Ｂに隣接する、Premiere Classeです。
ホテルにはWi-fiがありましたが、通信環境は余り良くありませんでした。

B&B Hotel Paris Roissy CDG Aeroport ホテル

ホテルから１０分ほど歩いた所に、巨大なショッピングモールがありました。このモール内には、通信業社が３つ入っています。空港のロビーで慌てて設定するより、このような場所で設定頂くのが安心そうです。

Aeroville ショッピングセンター

モール内には３つの通信業社が入っていました。噂のFreeも入っていましたが、フランス語端末で操作しないと申請できないようなので、信頼を重視にOrangeを選択しました。

優しいお兄さんが、親切に端末を設定してくれます。

電話機は問題なく設定できましたが、SIMフリータブレットは使えませんでした。データ専用のSIMも準備されていましたが、店員が30分格闘しても設定できませんでした。

設定の際には、パスポートを持参する事を忘れずに！旅行者はID登録のためにパスポートが必要です。

今回利用のSIMはこちら。２週間、端末をカーナビに利用して使いまくりましたが、1.5Gの利用で済みました。心配な方は、その場でトップアップしておくことをお勧めします。

なお、ヨーロッパ全土で使えるようなのですが、ベルギーではなぜか使えませんでした。自分でアクティベートし直す必要があるのですが、語学力不足で設定できず。

結局ベルギー滞在中はネット難民でした。

これまで、UK,スコットランド、アイルランド、と石を巡ってきましたが、フランスが一番ネット環境の設定が難しいです。

他国の場合は、SIMカードをコンビニで購入し、利用料金をチャージすれば自動で開通し使えましたが、フランスではそのようには行きませんでした。

注意が必要ですね。

翌朝、早速レンタカーを借りに空港まで、ホテル巡回バスで移動します。
ホテル巡回バスは、早朝５時から走っています。ピンクラインは、約３０分で空港とホテルの間を巡回しています。

ターミナル２まで巡回バスで移動し、そこからターミナル間移動モノレールでターミナル１まで移動します。

シャルルドゴール空港の場合、レンタカーの借り受け場所が数か所あります。ですので、申し込みの際にどの場所で借りるか？が重要になります。

一般的な空港の場合は、レンタカービレッジのような場所が空港の周辺にあり、空港のターミナルから借り受け場所まで専用シャトルバスで移動します。従って、車を借り受ける場所は一か所になるので、特に心配はありません。

しかしシャルルドゴール空港の場合は、古い空港のため、そのようなスペースが有りません。結果的に各ターミナル毎に小さい借り出し場所が用意されています。
但し、場所が非常に分かりにくいのです。

空港内の案内に従って移動するのが一番良いです。

今回のレンタカーは、いつも使っているHERTZではなくEUROPCARという会社を利用しました。日本ではほとんど馴染みがありませんが、ヨーロッパ方面のレンタカーとしてはトップシェア。値段も手頃なので、今回から積極的に利用させていただく事にしました。

シャルルドゴール空港 (CDG) 空港

一般的には、朝６時から借り受けることができますが、早朝の場合は、明確な予約が安心そうです。

というのも、今回のレンタカーは予約が心配だったので、前日のフランス到着の際にレンタカー会社の窓口へ行き予約内容を確認しました。その結果、翌日の６時に借出す件が無事予約は出来ていることを確認できました。

しかしながら、当日の６時にカウンターへ行くもスタッフは不在で、６時半頃まで待つことになりました。６時半頃に眠たそうなスタッフがカウンターに来ましたが、PCの起動などに時間が掛かり、鍵を受け取ったのは１５分後の6時45分でした。

しかも、駐車場に行くと予約していた車よりランクの低い「コンパクト」クラスでした。そもそもの車の値段も違いますし、車中泊をするには狭すぎです。

急いでカウンターに行き、正しい車を準備依頼しましたが、手配まで１時間掛かるとの事。前日に念押し確認したにも拘らずの状況にブチ切れました。

結局は、ディーゼルタイプの商用バンが急きょ準備され、これを利用することになりました。

値段も同じくらいで、車格も大きいので、石巡りでの利用であれば十分です。

まあ、結局はそんな国なのですよ、フランスは。とほほです、、、、

ちなみに、レンタカーの借出し手続きは正味１５分ほど掛かります。事前に確認していても、手続きの時間は簡略されることは有りません。

また、国際免許のほか、日本の免許証も提示を求められますので準備が必要です。

手続きが終了すると、レンタカーの鍵を持って駐車スペースに移動します。
カウンターのすぐ近くにエレベータがあるので、駐車場まで移動です。ちなみに場所は上層階になります。

エレベータにはレンタカー会社のマークが掲示されているので分かりやすいです。

赤いスペースがレンタカーエリア。このエリアに、各会社ごとのスペースが準備されており、駐車場に目的の車が駐車されています。

広い駐車場から目的の車を探すのは大変ですが、キーに付属の自動施錠ボタンを押すと目的の車が反応するので探しやすいです。

後は荷物を積んで出発するだけです。ターミナルの外にでるのも、方向案内に従えば大丈夫です。空港には高速道路が直接繋がっているので、空港からの長距離移動は楽です。

なお、レンタカー会社は一般駐車場と同じエリアにあります。従って、ターミナルから出る際には駐車場料金ゲートを通過します。

レンタカーの鍵と共にゲート通過のための駐車場チケットが渡されますので、これを出口にあるゲートに挿入することで、無料で通過できます。チケットはすぐに取り出せる場所に置いておく事をお勧めします。

今回の旅の相棒のシトロエン社のピカソ。マニュアル、ディーゼル、充電・再生用USB端子付き。エアコン、オートクルーズ付きと、至れり尽くせりです。

ディーゼルは欧州では一般的。燃費も良く、音も思った以上に静かです。
細かくは、後ほど紹介します。

レンタカーを借りて出発前にすることは３つです。

１つは目はガソリンタンクの開け方を確認すること。車内から開けるのか、車外から開けるのか、戸惑わないように事前に確認します。

２つ目は、バックギアの入れ方確認。欧州車は結構バックギアに入れるには日本と仕様が異なります。レバーの裏側にボタンがあり、これを押しながら操作するものや、一旦ギアを下に押し込んでからバックギアに入れる、などこれまでもいくつかの種類に遭遇しました。注意が必要ですね。

３つ目は、ライトの点け方。最近は自動点灯の車が多くなりましたがレバー操作が伴うタイプも存在するので、いざという時のために
事前確認が望ましいです。

その他の事項は、長旅の中で使い方を学んで行けば大丈夫です。

ここからは、逆に返却手順を紹介します。

基本は借りた場所と同じ場所へ返却することになります。今回は借出した場所と同じ第一ターミナルが返却場所。

高速道路、下道、共に第一ターミナルへ向かって車を走らせます。途中で「Car Rental」という案内が掲示されています。表記は「Return」ではなく「Rental」です。

第一ターミナルの手前で、高速道路と一般道が合流し、すぐさま「送迎」と「パーキング」の分かれ道が登場するので、写真の通り左側の「Parking」へ進みます。

レンタカーの返却・駐車場所はターミナルの上層部になるため、ターミナルをグルグル昇って行く事になります。

ターミナルの外周を１周すると、出口と「Parking」「Car Rental」に分かれます。k今回は車を返却するので、左側の「カーレンタル」を目指して進みます。

ターミナル１は古いターミナルなので、道幅はかなり狭いです。ゆっくり進みましょう。

道に従って進むと、駐車場入口が現れます。入口は２つ有りますが、ここでは、右側のゲートを通ります。

右側のゲートの手前にはレンタカー会社の社名が多数表示されていますので、ゲート前まで進めば分かるのですが、一見では良く分からないと思います。注意が必要です。

ゲートではチケットが出てくるので、これを入手して先に進みます。

ゲートを越えて走ると、再びレンタカー会社の案内が矢印と共に表示されます。矢印に従い、さらに上昇階へ移動します。

すると再びゲートが登場します。ここでは先ほどの駐車場入場の際に受け取ったカードを差込みます。すると目の前のゲートが開いて先に進む事が出来ます。

一般駐車場フロアから、レンタカー専用フロアに移動する為に一般駐車スペースを通過する必要があるための策だと思います。

当然ですが、駐車場料金は不要です。

ゲートを進むと、赤いフロアマークと共にレンタカー会社の看板が各所に表示されています。自分が借りたレンタカー会社のスペースまで車を進め、空いている場所に駐車します。

自分で荷物を取り出し車の中を空っぽにします。

周辺にいるスタッフか、返却用事務所に駐在しているスタッフに車の鍵を渡して返却完了です。

返却時に傷などのチェックは特に有りません。

夜間などスタッフが不在の場合は、上層階へ移動し、レンタカー事務所を目指します。各社毎、事務所スペースの裏側に返却ボックスを準備しているので、このボックスに鍵を入れて返却完了です。

返却の際は目立った手続きも無く、実にあっさりしています。仮に傷があれば、後日請求されるので、それを待つことになります。

レンタカー会社からは、後日に最終の請求額が郵送されてきますので、これを入手したら完全完了になります。