2016/09/17 - 2016/09/19
198位(同エリア509件中)
t.oさん
9月3連休で母と弟の誕生日祝いを兼ねて家族(母、自分、弟)の3人で金沢を起点にレンタカーで能登一周のドライブを楽しみました。
旅行は私が手配し、運転は経験値の高い弟にお任せ。弟に感謝!
旅の行程
9月17日(土)
北陸新幹線で金沢へ移動(かがやき521号)→金沢10:47着
金沢駅をレンタカーで出発(11:00)→回転寿司で昼食→兼六園見学→のと里山海道→千里浜ドライブウェイ→気多神社→能登金剛巌門→能登金剛ヤセの断崖→輪島市
ホテル高州園で宿泊
9月18日(日)
ホテルをチェックアウト、輪島朝市を徒歩で見学後車で輪島を出発→千枚田ポケットパーク→曽々木海岸窓岩→曽々木海岸垂水の滝→道の駅すず塩田村→珠洲市レストラン浜中で昼食→見附島→マルガージェラート能登本店→能登島を経由して和倉温泉に到着
夕食:ヴィラ・デラ・パーチェ(七尾市)
和倉温泉のと楽に宿泊
9月19日(月)
ホテルをチェックアウト後、車で氷見市に移動、市内の「うどん茶屋 海津屋」にて氷見うどんの昼食→金沢駅着後、レンタカー返却
金沢駅ビルで休憩・買い物後、金沢駅15;52発北陸新幹線(かがやき530号)で帰宅。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー 新幹線
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 近畿日本ツーリスト
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朝8:12東京発のかがやき521号が東京駅構内に入ってきました。これに乗車します。
東京駅 駅
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人生初の北陸新幹線です。前後のシート間が広々していて足元が快適です。早朝起床で眠かったのもあってゆっくり休むことができました。
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10:47金沢駅着 車内でうつらうつらしていたせいか、あっという間に到着した感があります。
金沢駅 駅
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金沢駅西口から出て予約していたレンタカーを事務所に借りに行きます。西口にある金沢市制100周年記念事業モニュメント「悠颺(ゆうよう)」が目を引きます。
金沢駅 駅
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今回借りた車はプリウス。快適でした。
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早速早いお昼ご飯にします。金沢は回転寿司も美味しいという評判でしたので、ネットで調べたこのお店にしました。
廻る寿司 ぽん太 グルメ・レストラン
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回転寿司でしたが、職人さんに直接注文して握ってもらいました。どれも新鮮で美味しいです。
廻る寿司 ぽん太 グルメ・レストラン
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のど黒ですね。美味しかったです。関東の回転ずしではなかなか食べることができない高級魚です。ごく普通にメニューに載っているあたり、さすが金沢だなと実感しました。
廻る寿司 ぽん太 グルメ・レストラン
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昼食後は市役所の地下駐車場に停め、21世紀美術館の脇を抜け、兼六園にむかいます。
金沢21世紀美術館 美術館・博物館
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兼六園に到着しました。真弓坂口から入園します。
兼六園 公園・植物園
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兼六園は加賀藩5代藩主前田綱紀が作庭を始め、13代斉泰が現在の形に作り上げたそうです。名前の由来は6つの優れた景観「六勝」を兼備していることからだそうです。
兼六園 公園・植物園
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先ずは園内の霞ヶ池(かすみがいけ)方面に歩いていきます。
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七福神山(しちふくじんやま)
12代藩主・斉広(なりなが)が造営した竹沢御殿に附帯していた庭園の一部だそうです。「福寿山」とも呼ばれるこの山は、曲水、築山、雪見灯籠など、当時の雰囲気をそのままに伝えているとのこと。また、七福神になぞらえた七つの自然そのままの石を配置しているのも大きな特徴だそうです。 -
三重の宝塔(さんじゅうのほうとう)
栄螺山(さざえやま)と呼ばれる築山を時計回りの道を登ると三重の宝塔がありました。12代藩主前田斉広を供養するために建立されたもので、建立したのは斉広の正室・真龍院と側室・栄操院(13代藩主斉泰の生母)だそうです。 -
霞ヶ池(かすみがいけ)
栄螺山を降りると池に面するところに出ました。
兼六園のほぼ中心部に位置する、園内で最も大きな池だそうで、栄螺山、内橋亭、徽軫灯籠、虹橋、唐崎松、蓬莱島などの名勝がこの霞ヶ池の周辺に配されているとのこと。 -
徽軫灯籠(ことじとうろう)
霞ヶ池の北岸に配された兼六園を代表する景観です。徽軫灯籠は足が二股になっていて、琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ているのでその名が付いたと言われています。 -
花見橋(はなみばし)
擬宝珠(ぎぼうし)の欄干がある木橋。橋から見る花の眺めがすばらしいことから、この名前がつきました。花の季節になると、緩やかに流れる曲水に沿って、桜、カキツバタ、サツキ、ツツジなどが咲き誇り、多くの人を魅了します。 -
眺望台(ちょうぼうだい)
六勝の一つ「眺望」を楽しむのに最適な場所だそうです。白山山系の一部のほか、戸室山、医王山を望むことができ、正面には卯辰山、手前には市街地が眺められ、また、その向こうには加賀平野が広がり、さらに、河北潟や内灘砂丘、日本海、能登半島なども眺めることができるのだとか。この日は生憎の天気で眺めはそれなりでしたが、ちょうど中秋のころでススキが飾ってあったのはさすが風流だなと実感。 -
眺望台の近く、霞池から金沢城へ続く石管の水路がありました。確かブラタモリで紹介されていたような。
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園内にはところどころ花が咲いていて、これにも癒されます。
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雁行橋(がんこうばし)(かりがねばし))
11枚の赤戸室石を使用し、雁が夕空に列をなして飛んでいく様をかたどった「雁行橋」です。石の一枚一枚が亀の甲の形をしていることから「亀甲橋」とも言われ、この橋を渡ると長生きするとされてきましたが、現在は石の磨耗が著しいため、通行できなくなっています。兼六園 公園・植物園
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唐崎松(からさきまつ)
ひときわ大きく池面を這うような大きな枝が広がっています。
13代藩主・斉泰(なりやす)が近江八景の一つ、琵琶湖畔の唐崎松から種子を取り寄せて育てた黒松だとのこと。兼六園のなかで最も枝ぶりの見事な木で、冬は雪吊りの風景で有名な木ですね。 -
蓬莱島(ほうらいじま)
霞ヶ池のほぼ中央に蓬莱島(ほうらいじま。別名、亀甲島)が浮かんでいるのが見えますね。この島は霞ヶ池を海に見立て、神仙島になぞらえたものだそうです。これは中国の古い神仙思想で、海の彼方には蓬莱、方丈、瀛州という三つの島があり、そこは神仙人が住む理想郷だという伝説がよりどころとなっているとのこと。 -
蓬莱島を別の角度からパチリ。石塔が見えますね。
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千歳台の中央に立つ日本武尊像です。左には石川県戦士尽忠碑があります。西南戦争で命を落とした石川県兵士400名の慰霊のため、明治13年(1880)に建立されたそうです。
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根上松(ねあがりまつ)
大小40数本もの根が地上2mにまでせり上がった奇観はたいへんな迫力で、兼六園名物の一つとなっているのだとか。兼六園 公園・植物園
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近づいてみると立派な根の張り具合にびっくり。
この松は、13代藩主・斉泰(なりやす)が土を盛り上げて若松を植え、根を深く土で覆い、成長後に土をのぞいて根をあらわにしたものだと伝えられているのだそうです。兼六園 公園・植物園
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日本庭園の美の要素として、苔もその一つにあげられますが、兼六園も地面は見事な苔に覆われて園内が緑で美しく彩られております。
兼六園内で最も多い苔はウマスギゴケだそうです。兼六園 公園・植物園
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噴水(ふんすい)
この噴水は霞ヶ池を水源とし、池の水面との高低差による自然の水圧であがっているのだそうです。水の高さは約3.5mぐらいでしょうか。霞ヶ池の水位の変化によって変わるのだそう。藩政末期、金沢城内の二ノ丸に水を引くため試作されたもので日本で最古の噴水であると言われてるのだとか。 -
夕顔亭(ゆうがおてい)
瓢池(ひさごいけ)の東岸にある茶亭。安永3年(1774)に建てられました。蓮池庭にあった四亭の一つで、当時のままの姿を今に伝えています。本席は小間ながら、本格的な茶の湯が催せるようになっています。また、その美しい名は、茶室内の壁にしつらえられた夕顔の透彫りから名付けられました。兼六園 公園・植物園
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竹根石手水鉢(たけねいしちょうずばち)
夕顔亭、貴人口側に据えられています。古代ヤシ類の化石で、1億3000万年前のものと鑑定されているそうです。 -
夕顔亭を別角度よりパチリ。
兼六園 公園・植物園
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瓢池に来ました。
瓢池周辺はかつて蓮池庭(れんちてい)と呼ばれ、兼六園の作庭はこの辺りからはじまったと言われています。そのユニークな名前は、池のなかほどがくびれて、瓢箪(ひょうたん)のような形をしていることから名付けられたものです。池の中には不老長寿の島、神仙島をかたどった大小二つの島があります。瓢池の奥には翠滝(みどりたき)が見えます。 -
海石塔(かいせきとう)
瓢池の中島に建つ、高さ4.1mの塔。虫が喰ったように穴の空いた淡茶色の笠石が、六重に重ねられています。3代藩主・利常(としつね)がつくらせ、金沢城の庭園にあった13層の石塔の一部を移したという説と、朝鮮出兵の際、加藤清正(かとうきよまさ)が持ち帰ったものを、のちに豊臣秀吉(とよとみひでよし)が、前田利家(まえだとしいえ)に贈ったという説があるそうです。 -
兼六園を後にしたあとは、のと里山海道を輪島に向かって北上します。
途中、高松サービスエリアにて休憩。のと里山海道 名所・史跡
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サービスエリアで能登銘菓「おだまき」をゲット。、表面に糸の束のように均等なスジが入った郷土の銘菓です。
のと里山海道 名所・史跡
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千里浜インターチェンジから千里浜なぎさドライブウェイへ
千里浜なぎさドライブウェイ 自然・景勝地
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千里浜なぎさドライブウェイ(ちりはまなぎさドライブウェイ)は、石川県羽咋郡宝達志水町今浜から同県羽咋市千里浜町に至る延長約8kmの観光道路です。日本で唯一、一般の自動車やバスでも海岸線の砂浜の波打ち際を走ることができる道路だとのことで、このような道路は世界的にも珍しく、アメリカのデイトナビーチ、ニュージーランドのワイタレレビーチを含めて3ヶ所だけと言われているそうです。
千里浜なぎさドライブウェイ 自然・景勝地
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途中車と波打ち際すれすれに駐車して海を眺めます。このドライブウェイならではの光景。
千里浜なぎさドライブウェイ 自然・景勝地
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他にも車を波打ち際に駐車している観光客が大勢います。なかなか見れない光景ですね。
千里浜なぎさドライブウェイ 自然・景勝地
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車に乗車して波打ち際すれすれを走ります。途中砂浜を歩く海鳥をパチリ。
千里浜なぎさドライブウェイ 自然・景勝地
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遥か向こうまで続く海岸線の波打ち際まを走っていきます。まるで映画の中にいるみたいな気分になります。
千里浜なぎさドライブウェイ 自然・景勝地
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結構車が走っていますね。爽快な気分です。
千里浜なぎさドライブウェイ 自然・景勝地
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バスも走っています。車重で砂に沈まないのですね。一般の自動車や大型車が走行できる理由は、この海岸の砂粒が特別きめ細かく締まっていて、海水を吸って舗装道路のように固くなるため、普通の砂浜のように沈まないからだそうです。
千里浜なぎさドライブウェイ 自然・景勝地
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今浜出口に到着。ここから一般道に戻ります。砂浜に道の駅があるなんて不思議な光景です。
千里浜なぎさドライブウェイ 自然・景勝地
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のと里山海道から249号線に分岐、気多大社に到着しました。
気多大社 寺・神社・教会
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歴史は古く、奈良時代には既に北陸の大社として京にも名が伝わっていたそうです。『万葉集』に越中国司として赴任した大伴家持が天平20年(748年)に参詣したときの歌が載っているそうです。
気多大社 寺・神社・教会
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気多大社は大国主命(おおくにぬしのみこと)、またの名を大己貴命(おおなむちのみこと)を祭神に祀る神社だそうです。境内には大国主命=大黒天を祀る祠がありました。
気多大社 寺・神社・教会
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祠の中には大黒天の姿が。
気多大社 寺・神社・教会
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能登七福神巡りのスポット確定ですね。
気多大社 寺・神社・教会
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広い境内を奥へ進んでいきます。
気多大社 寺・神社・教会
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神門です。安土桃山時代(社伝によれば天正12年(1584年))の造営だそうです。切妻造、四脚門で、檜皮葺。重要文化財。
気多大社 寺・神社・教会
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先ず本殿向かって左手、若宮神社にお詣りします。社殿は戦国時代、永禄12年(1569年)の造営だそうです。一間社流造檜皮葺。国の重要文化財に指定されているとのこと。
気多大社 寺・神社・教会
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中央の拝殿にお詣りします。拝殿は、江戸時代の承応2年(1653年)または承応3年(1654年)に大工・山上善右衛門による造営とされているそうです。入母屋造妻入で、檜皮葺。国の重要文化財だそうです。
気多本宮 (能登生国玉比古神社) 寺・神社・教会
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本殿向かって右手、白山神社にお詣りします。社殿は本殿と同じく、江戸時代の天明7年(1787年)の造営とのこと。三間社流造檜皮葺。国の重要文化財に指定。
気多大社 寺・神社・教会
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境内裏手には、原生林の社叢が広がっていました。「入らずの森」として立ち入りは禁止されています。社叢内には、一般の参拝はできないが奥宮が安置されているそうです。。「入らずの森」の30,000平方メートルの広さの中にタブの木はじめツバキ、シイ、クスノキ、カラタチなどの常緑広葉樹が密生し、樹齢百年をこえる木が林立しており国の天然記念物に指定されているそうです。
氣多神社 寺・神社・教会
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神門を出て気多大社を後にします。
気多大社 寺・神社・教会
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能登金剛のエリアに入ってきました。海岸沿いに約30kmにわたって奇岩、奇勝、断崖が連続する能登半島国定公園の代表的な景勝地の一つだそうです。松本清張の小説『ゼロの焦点』の舞台にもなったそうです。まずは巌門。波食によって形成された天然の洞門です。幅6m、高さ15m、奥行き60mにも及ぶ大きなものだそうです。時間もないため、崖の上から眺めます。
巌門 自然・景勝地
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能登金剛の名前の由来は、奇岩怪石白砂青松が連なる海岸線が朝鮮半島の金剛海岸に匹敵するということからとういうことだそうです。
巌門 自然・景勝地
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次に向かったところは、「ヤセの断崖」と呼ばれるところです。
ヤセの断崖 自然・景勝地
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自然の地形を活かした歩きやすい遊歩道が整備されていて、景色を楽しみながらヤセの断崖にアクセスできます。
ヤセの断崖 自然・景勝地
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ヤセの断崖は、標高35mもの垂直状の断崖絶壁だったところで、日本海が一望できる景勝地です。
また、映画『ゼロの焦点』の舞台として知られているそうです。「ヤセる思いがする…」ほどの断崖絶壁という意味で名付けられたとも。ヤセの断崖 自然・景勝地
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「だった」というのは、残念なことに2007年の能登半島地震の影響で名所であった崖が10mに渡って崩落してしまったからだそうです。
ヤセの断崖 自然・景勝地
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現在の眺めはこのような感じです。柵があってヒヤヒヤするほどではありませんが、それでも崖が切れ落ちており、日本海の良い眺めが望めます。
この景観を楽しんだ後は輪島に向かって再び出発します。ヤセの断崖 自然・景勝地
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輪島市に入り、今夜宿泊するホテル高州園に到着しました。輪島市内にある大きな旅館で、客室、ロビー、大浴場から雄大な日本海が一望できます。輪島の朝市へもお車で約5分と好立地です。
ホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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ロビーはこのような感じで広々としています。
ホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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早速温泉で一息ついたあと、宿で用意した夕食をいただきます。なかなか豪華な感じ。
ホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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献立です。
食前酒 梅酒
前菜 酒肴いろいろ
凌ぎ 北海ちらし寿司
椀物 茶碗蒸し
造里 本日の盛り合わせ
強肴 鮑の踊り焼き
肉料理 黒毛和牛鉄板焼き
揚げ物 海老 鱚 青唐
酢の物 ずわい蟹
留め椀 五目かじめうどん
食事 能登こしひかり
香の物 大根 胡瓜
甘味 季節のプリンホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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食前酒の梅酒。旅の疲れがほぐれます。
ホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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造里盛り合わせ。日本酒が進みます。
ホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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前菜盛り合わせ。 どれも美味しそうです。
ホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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鮑の踊り焼き。 さすが能登らしい一品
ホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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留め椀 五目かじめうどん。蕎麦のように見えますが、海藻が練りこまれて蕎麦のように見えますが味わいは確かにうどん。美味しかったです。
ホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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食後は、その日、たまたまホテルの会場で御陣乗太鼓が催されるというので見に行きました。
会場で神妙に待っていると、舞台が明るくなり鬼のような面を着けた人が舞を踊りながら激しく太鼓をたたき始めます。ホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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そのうち打ち手が増え、3人で太鼓を激しくたたき始めました。
御陣乗太鼓は石川県指定無形文化財、輪島市指定無形文化財に指定されており保存会の人たちがこのホテルでの公演を含め、輪島市内や能登の旅館などを中心に活動をしながら、県外国外にも数多く公演活動をしているとのこと。
http://www.gojinjodaiko.jp/index.htmlホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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軽やかに舞いながらも激しく太鼓を叩き続けます。
もともと御陣乗太鼓は輪島市近くの名舟町発祥だそうです。現在、世帯数約70戸、人口約250人の小さな小さな町です。その中で約20名が御陣乗太鼓の打ち手として活動しているそうです。ホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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もともとは輪島に攻めてきた上杉謙信の軍を仮面と陣太鼓で追い払ったのが始まりだとか。
少し詳しく由来を書くと
天正4年(西暦1576年)越後の上杉謙信が奥能登平定に駒を進め、天正5年、破竹の勢いで名舟村へ押し寄せてきたそうです。ホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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その際、武器らしいものがない村人達は、村の古老の指図に従い、樹の皮で仮面を作り、海藻を頭髪とし、太鼓を打ち鳴らしながら寝静まる上杉勢に夜襲をかけたそうです。上杉勢は思いもよらぬ陣太鼓と奇怪きわまる怪物の夜襲に驚愕し、戦わずして退散したそうです。
ホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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村人達はこの勝利を名舟沖にある舳倉島の奥津姫神の御神徳によるものとし、毎年奥津姫神社の大祭(名舟大祭・7月31日夜から8月1日)に仮面をつけて太鼓を打ち鳴らしながら神輿渡御の先駆をつとめ、氏神への感謝を捧げる習わしとなって現在に至っているそうです。
ホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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打ち手がどんどん増え、交代しながら代わる代わる舞うように太鼓を激しく打ち鳴らします。打ち手は皆異なる面を着けています。面は8種類あるそうで、それらの面を着用した打ち手の登場と仕方と打ち鳴らす際の舞い方は、どうやら神事として型が決まっている様子です。
ホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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引き込まれてみている間に、勇壮で迫力ある太鼓はあっという間に終了しました。たまたま偶然、貴重な奥能登の芸能を生で見ることができて大変ラッキーでした。
ホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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翌朝、ホテルの部屋からの眺め。日本海らしい景色が窓の外に広がります。
ホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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ホテルの朝食です。
ホテルこうしゅうえん 宿・ホテル
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朝10時ころホテルをチェックアウト。有名な輪島の朝市に向かいます。
輪島朝市 名所・史跡
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輪島朝市の由来を書いた説明版。
輪島の朝市は岐阜県高山市、千葉県勝浦市と並び、日本三大朝市に数えられる日本有数の市場だそうです。
その歴史は古く平安時代に神社の祭礼日に魚介類、野菜等を物々交換しあっていたのが輪島朝市の起源といわれているのだとか。輪島朝市 名所・史跡
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朝市は通称『朝市通り』と呼ばれている約360mの商店街で毎朝行われていて、今では200以上の露店が立ち並び、たくさんのお客さんが訪れているそうです。
輪島朝市 名所・史跡
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これらの露店は自由に出せるというものではなく、その場所での営業の権利が先祖代々引き継がれているそうです。
さすが1000年の歴史があるんのですね。輪島朝市 名所・史跡
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露店が見えてきました。天気は生憎なので、人通りは今ひとつですが、露店のお母さんたちは元気に道行くひとに掛け声をかけております。
輪島朝市 名所・史跡
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こんなところに永井豪の記念館がありました。そういえば、彼は輪島の出身でしたね。
輪島朝市 名所・史跡
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露店の一つ。こんな感じでお店が開かれております。
輪島朝市 名所・史跡
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鮮魚が色々と売られていていますね。生鮮魚介類のお店もあれば、加工食品を売っている露店や、地場の野菜や果物専門店や工芸・民芸品専門の露店など様々です。
輪島朝市 名所・史跡
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まずは地元の名物「えがらまんじゅう」を食べ歩きします。
輪島朝市 名所・史跡
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「えがらまんじゅう」とは、練ったモチ粉でこし餡を包み、くちなしの黄色で染めたモチ米をまぶして蒸しあげた珍しいまんじゅうです。その姿が栗のいがに似ていることから、なまって、えがらと呼ばれるようになったとのこと。温かい饅頭を美味しくいただきながら露店のウインドウショッピングを楽しみます。
輪島朝市 名所・史跡
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歩いていると朝市通りの西側の端の新しい感じの神社に行き当たりました。
輪島朝市 名所・史跡
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もともと、ここには、重蔵神社大祭で町内を練ったみこしを一晩、安置する御仮屋(仮宮)があったそうですが老朽化で解体され去年、重蔵神社の産屋(うぶや)として建てられたそうです。せっかくですのでお詣りをしました。
輪島朝市 名所・史跡
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通りの外れ、いろは橋のところに来ると輪島ドラマ記念館がありました。
輪島市などを舞台にした朝の連続テレビ小説「まれ」のロケセットを中に再現した建物だそうです。輪島朝市 名所・史跡
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中に入ると、ドラマに登場した「サロンはる」や、まれが友達とよく集まっていた「朝市食堂まいもん」のロケセットが展示されていました。
輪島朝市 名所・史跡
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また折り返して朝市通りに戻ります。色々と露店を覗きながら歩き、結局、能登の魚醬「いしる」を3本買いました。
輪島朝市 名所・史跡
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露店巡りをした後は、通りの名かにあった土産物店内の休憩所で一休みしました。
お店で売っていた、ご当地ラムネ「塩ラムネ」を買って休憩所で飲みました。輪島朝市 名所・史跡
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朝市を後にして、輪島を出発、次は白米千枚田に移動します。
白米千枚田 自然・景勝地
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白米千枚田です。1004枚の田んぼがるそうです。世界農業遺産。稲穂が実り黄金色の棚田が見事です。
白米千枚田 自然・景勝地
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千枚田の先には日本海の荒波です。日本海から吹く潮風が稲にミネラルを与えて美味しいお米ができるのだとか。
白米千枚田 自然・景勝地
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千枚田を後にして次のスポット「窓岩」に移動しました。冬の厳しい日本海の荒波をまともに受ける男性的な荒々しい海岸線が続く曽々木海岸。そのシンボル的な存在そうです。
窓岩 自然・景勝地
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「窓岩」は板状の岩の真ん中に直径2mほどの穴が開き、窓の様に見える奇岩です。夕暮れ時、運が良ければ窓のなかに夕日がピッタリと納まった瞬間を見ることができるそうです。
窓岩 自然・景勝地
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窓岩の次は「垂水の滝」に移動しました。
垂水の滝 自然・景勝地
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「垂水の滝」能登では珍しいは山から海へ直接そそぐ滝です。落差およそ35mのこの滝は、別名「吹き上げの滝」とも呼ばれているそうです。厳冬期の強い海風が吹く日は、滝が重力に逆らって左右に大揺れしながら、空に向かって上り始め、時には、滝口からそのまま真っ逆さまに吹き上がるとか。この逆さ滝は冬の風物詩だそうです。
垂水の滝 自然・景勝地
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「垂水の滝」の次は「道の駅すず塩田村」に移動しました。
道の駅 すず塩田村 美術館・博物館
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道の駅ですが、「揚げ浜塩田」での塩づくりの資料館も兼ねているようですね「能登の揚げ浜式製塩の技術」は、2008年に国の重要無形民俗文化財に指定された日本最古の塩田法だそうです。
道の駅 すず塩田村 美術館・博物館
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敷地内には塩田や濃縮した塩水を炊く小屋「釜屋」などがあります。
道の駅 すず塩田村 美術館・博物館
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駐車場の奥には道の駅の建物を兼ねた塩の資料館「揚浜館」があります。
道の駅 すず塩田村 美術館・博物館
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資料館の建物の前には大きな釜が立てかけられていました。この窯で塩水をぐらぐら煮るのですね。
道の駅 すず塩田村 美術館・博物館
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振り返ってみると奇岩・怪石が連なる仁江海岸を一望できます。晴れていたら水平線に沈む美しい夕日を楽しむことができるとのこと。
道の駅 すず塩田村 美術館・博物館
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「揚げ浜館」に入りました。休憩スペースの奥に100円で見学できる資料館エリアがありましたので見学することにしました。中は世界の塩の文化が紹介されていたり、古代からの製塩法の歴史を紹介していたり、「揚げ浜」方式の塩づくりをジオラマで紹介したりしており勉強になります。
道の駅 すず塩田村 美術館・博物館
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資料館の建物を抜けると塩田がありました。体験塩田ですね。体験塩田ではその「揚げ浜式」塩づくりを実際に体験 したり、作業を見学できます。外は生憎の雨。見学者も少なく、閑散とした感じです。
道の駅 すず塩田村 美術館・博物館
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塩田の手前には、海から汲んだ海水を溜めるための桶、引桶(しこけ)が置いてあります。この海水を塩田に潮撒きするのですね。塩田の向こうには、塩水を釜炊きする「釜屋」が見えるので、見学することにします。
道の駅 すず塩田村 美術館・博物館
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釜屋の前きました。入口付近には色々な作業道具が置いてあります。
道の駅 すず塩田村 美術館・博物館
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釜屋に入ったところ、偶然、浜士(揚げ浜式製塩の責任者)と思われるかたがいました。お話を聞くと2015年の朝ドラ「まれ」で桶作さん家の塩づくりの撮影の際の技術指導されたかたとのこと。びっくり。写真は釜。炊きあがった塩が見えます。
道の駅 すず塩田村 美術館・博物館
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写真は塩床(しおどこ)。焚きあがった塩から苦汁を分ける一時の貯蔵場です。
道の駅 すず塩田村 美術館・博物館
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浜士のかたは気さくに色々とお話をしてくださいました。まさに無形文化財の伝統製法を担うかたの貴重なお話を聞けたのは大変ラッキーでした。印象に残ったのは、やはり後継難ことでした。
道の駅 すず塩田村 美術館・博物館
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前知識がないまま寄ったところで揚げ浜製塩の勉強ができて思わぬ収穫でした。
道の駅 すず塩田村 美術館・博物館
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塩田村を後にし、珠洲市に入り海岸沿いに少し南に下ったところにあった「レストラン浜中」でランチ。私はエビフライ定食でしたが、ボリュームがあってなかなか食べ応えがありました。
レストラン浜中 グルメ・レストラン
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レストラン浜中からまた南に少し海沿いに走ると次の景勝地見附島に到着しました。
見附島 自然・景勝地
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海岸からそう離れていないところにあるにユニークな形をした島です。その昔、弘法大師が見つけたから見附島と名付けられたとか。船の舳先のような形状から軍艦島とも呼ばれているそうです。
見附島 自然・景勝地
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海岸から飛び石が続いております。干潮の時は島に歩いて渡れそうです。
見附島 自然・景勝地
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見附島を後にして249号線を南下し、途中にあったマルガージェラートに寄りました。
ここは奥能登・能登町(のとちょう)の酪農家が1999年能登で初めて開いた本格的なジェラートのお店だとのこと。マルガージェラート 能登本店 グルメ・レストラン
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奥能登の豊かな自然の中でのびのび育った乳牛から毎日搾られた、搾りたての生乳100%ジェラートで、生乳のコクを生かしつつも後味さっぱりに仕上げ、この店独自の味を作り上げられて大変美味しいとの評判です。私はバニラとチョコレートのミックスをいただきましたが、確かに評判に違わず大変美味しかったです。
マルガージェラート 能登本店 グルメ・レストラン
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和倉温泉まであと少し。能登島を経由し本日の目的地に向かいます。
能登島大橋 名所・史跡
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その日の宿泊地、和倉温泉「のと楽」に到着。チェックイン後部屋で一息つきます。
和倉温泉 日本の宿 のと楽 宿・ホテル
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窓からは能登島の眺めが見えます。
和倉温泉 日本の宿 のと楽 宿・ホテル
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夕食は予約していた七尾のイタリアン「Villa Della Pace」へ。
美味しい料理に舌鼓を打ちました。
(詳細は下のリンクから↓)
http://4travel.jp/travelogue/11171452 -
「Villa Della Pace」で大満足で食事の後、宿に戻りゆっくり休みました。写真は「のと楽」のロビー。広々としています。
和倉温泉 日本の宿 のと楽 宿・ホテル
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写真は宿の朝食ビッフェ会場。美味しかったです。
和倉温泉 日本の宿 のと楽 宿・ホテル
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宿をチェックアウト後、金沢に向けて出発します。
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せっかくなので氷見に寄って帰ろうと、海沿いの国道160号線を南に下ります。
氷見海岸 自然・景勝地
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生憎の雨天と荒波。まさに日本海らしい光景が目の前に広がります。
氷見海岸 自然・景勝地
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海岸沿いをひたすら氷見に向かって南下します。
氷見海岸 自然・景勝地
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もし晴れていたら立山連峰の大パノラマが眺められるそうですが、この荒れた海も日本海の風物詩ですね。
氷見海岸 自然・景勝地
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自転車が列を成して走っています。実は旅行中行く先々で走行中の自転車の行列と遭遇しました。後で調べたら、旅行中はちょうど「ツール・ド・のと」の開催期間と重なっていて、なんと旅行コースも重なっておりました。道理で。
氷見海岸 自然・景勝地
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氷見に到着しました。昼食は氷見うどんをいただきます。氷見うどんとは能登名物の「手延べうどん」加賀藩に献上されていた氷見の名産品だそうです。地元の人が氷見うどんで3本の指に入るという「うどん茶屋 海津屋」という製麺所内にある直営店でいただきます。
うどん茶屋 海津屋 グルメ・レストラン
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ざるうどんをいただきます。ツルツルとした優しい食感でおいしいです。これが氷見うどんかとい実感です。
うどん茶屋 海津屋 グルメ・レストラン
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せっかくなので、富山県名物、ます寿司もいただきました。
うどん茶屋 海津屋 グルメ・レストラン
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氷見を後にし、金沢駅に戻ってきました。レンタカー返却後、新幹線まで時間がありますので駅周辺を散策します。
金沢駅 駅
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駅東口の「もてなしドーム」に向かいます。
金沢駅 駅
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もてなしドーム周辺を散策します。金沢を訪れる人に差し出す雨傘をイメージし、おもてなしの心を表わしたガラスのドームだそうです。大勢の観光客でにぎわっておりました。
金沢駅 駅
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「鼓門」伝統芸能に使われる鼓をイメージしている立派な門で、もてなしドームも含めて「世界で最も美しい駅14」(アメリカの旅行誌「Travel + Leisure」)に選ばれているそうです。
金沢駅 駅
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鼓門の下から撮影。木造ですね。金沢の伝統芸能である加賀宝生の鼓が門柱のモチーフとなっているそうです。屋根は緩やか曲面を描いた格子状の構造となっています。らせん状に、ねじれながら建つ柱がすばらしいです。
金沢駅 駅
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新幹線のホームです。かがやき530号(金沢発15:52→東京着18:28)、この電車で帰ります。
金沢駅 駅
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隣のホームにも北陸新幹線。なかなか壮観な感じです。
金沢駅 駅
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帰りの新幹線の中で駅弁の夕食をいただきました。駅ビルで買った「おもてなし弁当」です。
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中はこんな感じ。まさにおもてなしの弁当ですね。ワンカップの立山と一緒に美味しくいただきました。
充実した大満足の金沢・能登の旅行が終了しました。
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