一足先に秋を感じに、華やぐバルトへ！（リトアニア＆リガ＋α）【１】～フィンエアービジネスクラス往路＋ちょこっとヴィリニュス編

2016/09/16 - 2016/09/26

　今の勤務先では、夏休みを7ー9月の間で自由に指定できます。
　……ということを、入社してすぐ知った私。無事に次の契約更新が来てすぐ、「半年以上先ですが、夏休みの日程を頂いてもいいでしょうか！ 夏休みの旅行の手配をさせて頂きたく！」と、堂々と宣いました(いい根性の新人σ(^_^;))
「希望は、お盆時期除けばいつでも！（※お盆は航空券が高いので）」と希望を出したところ、ありがたくも「どこでもいいよー」とのご返答が。ならば！、と、9月の連休を絡めて10日の夏休みを頂きました。

　夏休みの日程をお願いした当初は、どこに行くか決めていなかったものの。
　上司に「それで、どこに行くんですか？」と聞かれて、思わず口にしていたのは、

「バルトです」

　ーーそうだ！ 冬の旅行じゃなかったら、十字架の丘まで余裕で歩いていけるじゃない！
　そんな訳で、今回は「リトアニアメイン＆リガの心残り回収」の旅。ちなみに、これでバルト三国制覇です！


☆9/16 前泊（関西空港泊）
☆9/17 大阪ーヘルシンキーヴィリニュス（ヴィリニュス泊）
　9/18 ヴィリニュスーカウナス（カウナス泊）
　9/19 シャウレイ日帰り（カウナス泊）
　9/20 カウナスーヴィリニュス（ヴィリニュス泊）
　9/21 ヴィリニュス観光（ヴィリニュス泊）
　9/22 ヴィリニュスーリガ（リガ泊）
　9/23 リガ観光（リガ泊）
　9/24 リガーヘルシンキ（ヘルシンキ空港泊）
　9/25 ヘルシンキー大阪（機中泊）
　9/26 大阪着

エリア ビリニュス(リトアニア)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

出発前日。仕事を終えたその足で、関西空港へ。

ちなみに、久々の海外旅行＆ヨーロッパ行きに浮かれた私。実は昨日寝ていません（笑）
（ただし、荷造り準備で寝る暇もなかったともいう）

よって、実はただいま頭ぐらぐら。
ぶっちゃけ、この体調で海外でて大丈夫かよ！？、なレベルです。

……最初から、前泊するって決めておいてよかった。

ホテルは空港直結の、ホテル日航関西空港。
早めに予約を入れても、１泊9000円也……最近の大阪のホテル代は高いよ！

お部屋は確かシングルで取っていたのですが、チェックイン時にツインにアップグレードされていました。

先日までは、「夕食は空港飯で何食べよう♪」と浮かれていた……のに。
実際は、体調ヘロヘロで考える余裕がなくなり、結局ホテルすぐそこのバーキンでワッパーのセットに。

その後、部屋に篭ってひたすら寝ました。

翌朝。
蒸し暑いけど、フライトには問題なさそう。よかった。

今回の荷物はこちら。

キャリケースは約50L。ただし、4分の1が空いています。上に乗せている機内持ち込み分を突っ込んだら、マックスになるぐらいです。

現地に着いてからは、基本キャリーケース１個状態（の荷物量）で動いていました。

今回はバルト行きなので、久々のフィンエアーです。
カウンターは、エコノミー、手荷物カウンター、優先窓口の３種類があります。

案内の地上職員さんに、自宅でプリントアウトした搭乗券を見せつつ、
「どの窓口行けばいいですか？」
と聞いたところ、手荷物カウンターを案内されました。

が。

多分、ライカさん優先窓口使えたはずなんだよ！
今回のチケットは「長距離部分のみ」ビジネスクラスだもの！！

……あ、もちろん（？）、まともにビジネスのチケットを買ったわけじゃないです。（フィンエアーのビジネスは、正規で買うと40万円とか50万円とか「ヨーロッパもう一回旅行に行ってもお釣りが来るわ！」レベルで高い）

【流れ】
１：エコノミーで、「ヴィリニュスIN・リガOUT」航空券購入（約１５万円）
２：ふとマイレージでのアップグレードの空席を調べたところ、行きも帰りも行けそうだった
３：今までの旅行で溜まっていたポイント＋足りない分のポイントを追加購入の上、ポイントでアップグレード（約１１万円）

で、計約26万円で手に入れました。
（そんなことだろうと思った）


　ただし、実は当初アップグレードに成功したのは、復路のみでした。往路は何故か、WEBから申し込んでもアップグレードができなかったのですよ……空席あるって確認してからポイント買ったのに！
　そこで、フィンエアーに電話をかけてみて事情を話したら、アップグレードの空席待ちをしてもらえることになりました。しかも、「繁忙期ではないので、こちら（日本）からも本国にプッシュしてみます」と言っていただき、旅行までに無事に往路もアップグレードになりました。ありがたやー。

　ちなみに、ライカさんの場合、

【前回のフィンエアー】帰国便でロストバゲージされる
【前々回のフィンエアー】ストライキで、帰国便が２回変更。最後は、LCC２本乗りつぎ、フランクフルト空港を全力疾走する羽目に。

　と２連続でえらい目に合ってまして、その辺りアップグレードに考慮してもらえたのかな？、と思ったり思わなかったり。
　
　ビジネスクラスの特典として、
　ラウンジのインビテーションと、ファストレーンの利用証を頂いたので、有効活用させていただきましょう。

　通常の保安検査は、この通り人がいっぱい。

　しかし、ファストレーン＋入管に自動化ゲートのコンポで、スイスイと出国できました。

では、早速ラウンジへ。

朝ごはんを食べてないので、ここでいただきます。
思ったよりメニューの種類がありました。お味もGOOD。

搭乗時間になりました。

運命の分かれ道。
今回は、ビジネスに進めるのでワクワク。

マリメッコなクッションにブランケット。
そして、アメニティーポーチにスリッパも！

足は広々ー。快適です。

これなら、10時間の空の旅も苦痛じゃない！

ウェルカムドリンクは、ブルーベリージュースをいただきました。

グラス、可愛い。
……けれど、
「これは観賞用だな。実生活で使うには、洗うのが面倒くさそう」
と現実的につぶやいてしまった私でした。

お食事。
前菜の唐揚げは、確かタコでした。

きのこのポタージュとサラダ。
味は……特筆するほどには……。

ただ、エコノミーの１回目の食事はいつも余りよろしくない（※子供の頃どんなにまずい給食も完食していた私をして、機内食を残させるレベル）ことを考えると、美味しいと言うべきなんだろうな、と思いつつ。

ハーゲンダッツはハーゲンダッツだからして、うまいです。

ただ、食事以外の部分は良かったです。
シートはフラットになるし、ヘッドホンはノイズキャンセリングだし。
客室乗務員さんのサービスも好みだし。
（今回は、特に帰りの乗務員さんが良かった）

元々、フィンエアーは機内食以外は好きな航空会社なので、
（＝機内食については、ある程度の覚悟と諦めができている）
空の旅は快適でした。

軽食はサンドイッチを選択。
でも、周り見た感じ、日本発便は和食のほうがよさげでした。

さて、そろそろヘルシンキ到着です。

思えば、ヘルシンキは３年ぶりかな？
どうしよう、ドキドキしてきたー。

パーソナルディスプレイに映るのは、乗り継ぎ時間の短いフライト案内。
私の乗り継ぎである、ヴィリニュスもバッチリ入ってます。

今回は、過去最短の乗り継ぎ時間となっております（85分）。
手際よく乗り継がないと。

ヘルシンキ到着。

やっぱりちょっと寒い。
ここからは、薄手コートを取り出します。

パスポートコントロール。
日本人は皆、問答無用で自動化ゲートに案内されました。

わたし的には、旅行の目的とか聞かれないのはありがたいけど、
旅慣れてないツアーの旅行者の方とかに強制自動化ゲートは、ちょっと扱いが厳しくないか……？

パスポートコントロールを終えて一息。

両替どうするかなー、手持ちのままで行こうかしら、と両替を見たら……

売りと買いの差が20円以上！？

ない。それは絶対にない。
リトアニア・ラトビア行かれる方は、向こうに渡ってから両替したほうがまだマシでした。

結局、現金の両替は避けて、国際キャッシュカード（新生銀行）で60ユーロ引き出しておくことに。

スムーズにヴィリニュス行きのゲートまで到着です。

時間ができたので、ここで日本から持ち込んだIIJmioのトラベルSIMの試運転。
実家に「国移動完了メール」送信＆日本にいる父より返信が来たのを確認。よしよし。

なお、今回SIMフリー機として用意したのは「iPhone5S」「iPadmini」の２種類。

旅行中は、
☆iPhone　→　現地SIMを調達（リトアニア・ラトビア）
★iPadmini　→　IIJmioのトラベルSIMを挿しっぱなし（予備用）
で運用していました。iPadminiは、基本はiPhoneのテザリングで利用。

時間が来たので搭乗。
ヘルシンキーバルト３国行きの便は、フィンエアーではなくNORRAという会社の便になるようです。

例によって例のごとく、プロペラ機です。

１時間半後。
無事に、ヴィリニュス上陸です！

お、あれはアエロフロート。

バルト３国への接続がいいのは、フィンエアーとアエロフロート。
なので、最初はアエロフロートも検討してました、ビジネスクラス購入で。
（※アエロフロートはまだ手が出そうな値段だった）

しかし、会社で元バックパッカーな方が、
「モスクワ経由はやめとけ、面倒臭いから」と真剣な顔でおっしゃっていたので、今回は見送り。

これも初めてみる飛行機なきがする。
知ってる飛行機がない、というあたりで異国感いっぱいです。

あ、あれはエアバルティック！
やっと見覚えのある飛行機に出会いました。

ヴィリニュス空港をでてすぐの景色がこちら。

……いや、何もないところだと聞いてたけど、本当になにもないな。
ちなみに奥に見える建物は、空港そばのホテル。本当にそばなので、早朝・深夜便の方は使い勝手がよさそうです。

さて、本日の宿はヴィリニュスの駅やバスターミナルの近く。
そこまで行くには、電車とバスとミニバスがあります。
ただし、次の電車は１時間待ちなレベルだからどうするかなー？

周りを見渡してみれば、ミニバスが止まってました。
すぐ出発しそうな感じだったので、これに乗ることに。

運賃１ユーロなり（※運転手さんに支払い）。

それでは、市内に向けてしゅっぱーつ。

遠くに見える点のようなもの……あれは？

気球！？

いいなー、空から街を見下ろしてみたい。

バスに揺られて１０分ほどだったかな？
無事にバスターミナルに到着です。

今日の宿は「ミコテル」という安宿。
値段とターミナル近くという立地で選んだのですが、迷子にならずに行けるかな？

ターミナルから500mぐらいだったかな？
迷子にはならずに行けました。途中売店に寄って、現地SIM買ってたぐらい余裕。

が……ちょっと、この辺り怖い感じ。

事前情報で、余り治安のよろしくない地域と聞いていたけれど……確かに。
肌感覚でもそんな感じがします。少なくとも、私は日が沈んでいる時間帯は、このあたりは歩きたくないです。

日没までにはホテルにつける、と踏んでいたから選んだけど、夜到着なら選びたくない感じ。
（ターミナル近くという立地条件なら、パノラマホテルの方がまだ安全そうな場所だと思います。あとちょっと離れるけど、ムーンガーデンホテルとか）

ただ、ホテル自体はいいホテルでした。
1泊4000円ぐらいだったのですが、ベッドもしっかりで広く、トイレやシャワーも付いてました。ただ、ドライヤーがないので不便なぐらいかな？

私は１泊寝るだけ、と割り切ったのでここを選びました。

SIMの細かい話は、別旅行記で語ってますので省略。
SIMサイズ的に加工しないと使えないとわかったため、開通は後回しです。

先に、日が暮れないうちに食料と水の買い出しを終わらせます。

ミコテルからもうちょっと市内中心部に来ると、若干安全そうな雰囲気に変わりました。

ここからもう少し夜明けの門方面に行くと、さっき言ったムーンガーデンホテルがありました。翌朝その辺りを歩きましたが、余り危ない感じはしなかったです。
（少なくとも、ミコテル周辺よりは安全そうな感じでした）

写真撮ってる場合じゃなかった。
日が暮れる前に、スーパーで買い出し！　急げー！

リトアニアにいる間は、よくお世話になっていた「ＭＡＸＩＭＡ」です。

今日の夕食。
物価が安いので、ついついあれもこれもと買っちゃいました。

あと、小さいスーパーでも惣菜コーナーがあるので助かります。
タンパク質ゲット。

にゃんこ印なヨーグルト。
可愛くて、リトアニアにいる間は大体このメーカーのヨーグルトを食べてました。

SIMの開通作業をした後は、大人しく就寝。

翌朝。

空が明け切るまでは部屋から出ない、と、決めていたので、朝一はバルコニーから写真をパチリ。
ホテル周辺は、道も舗装が剥げていたりして、ちょっと荒れている印象。

宿泊料に朝食も含まれているので、地下に朝ごはんを食べに出かけます。
ハム・キュウリ・チーズのお皿は、席に着いたらスタッフさんが持ってきてくださいました。ジュースやパン、ヨーグルトは置いてあるので、自分で取っていただきます。

あと、コーヒー・紅茶もセルフサービス。

フロントのスタッフさんは気さくで親しみやすく、片言英語も通じて、ホテルそのものはいいホテルだったんだけどなー……立地がなあー。

大分明るくなりましたので、外に出ても大丈夫と判断。

今日は、朝から即カウナスに移動する予定です。
ですが、折角ハレス市場の近くなので、ちょっと見てくることに。

市場に向かう途中で……リトアニア・第1にゃんこ発見！

しかし、冷たい目線を向けられて、そのまま立ち去られてしまいました……。

リトアニアの市場は、どんな感じでしょうか？

まだ朝早いせいか、人がまばら。
お店も、ちょっと準備中な感じ。

こんな、準備万端なお店もありますが。

市場の奥には、お肉解体中なお店もあります。
（覗き込んでみたら、結構な大物を捌き中だったため、物が見えない写真でお送りしております）

一部のお店は、まだ開店前の模様。

ここは手芸屋さん？

こっちは生花……にしては鮮やかすぎるから、造花屋さんかな？？

屋外のお店は、どうやら野菜や果物系の模様。
しかし、まだまだ準備中。

折角なので、夜明けの門までやってきました。

辺りに響くのは、パイプオルガンの音色。

……ってことは、まさか。

窓をよく見ると、どうもミサ中の模様。

実際に建物の中に入ってみたら、牧師さんの周りに信者の方が集まって祈りを捧げておられました。

その後、ホテルに戻ってチェックアウト。
駅の窓口で切符を購入し、電車でカウナスへ移動します。