済々と　蓮の花咲く　寺の朝

2016/07/30 - 2016/08/06

仏教と深い関わりをもつ蓮。暑いこの時期、泥の中から姿を現わし清廉な姿、色の花を咲かせる様子が仏教の思想に通じるといったことから、お寺では池や鉢でよく観賞用に育てられています。
慌ただしくも、賑やかに始まった今年の我が家の夏も小休止。蓮の花咲く朝のお寺で目で涼やかさを感じてきました。

エリア 嵐山・嵯峨野・太秦・桂(京都)

妙心寺の南西。ＪＲ花園駅から丸太町通を挟んで向かい側にある法金剛院。

法金剛院 寺・神社・教会

花のお寺として近年訪れる方も増えてきました。
この時期は、庭の苑池やその畔に置かれた鉢の蓮の花が見頃となり、多くの方を迎えてくれます。

蓮の花が咲く時期には朝早くから拝観できるのですが、当日ＨＰを見ると拝観は朝７時からとのこと。それを知ったのが８時過ぎ。あわてて自転車でお寺に向かいました。
蓮の花はやはり午前中が見頃ですものね。

良い具合にたくさんの蓮が大きく花を咲かせてくれていました。

池を覆いつくす蓮。

蓮にはトンボ。

池の中に咲く蓮の花に止まるトンボをようやく見つけました。

わずかに見える水面。

そこにコイが集まってきます。

時間はすでに９時を過ぎ一気に気温が上がってきましたが、目に涼やかな薄紅色の蓮の花がひと時暑さを忘れさせてくれました。

蓮の花咲く法金剛院を後にして、灼熱の京都の街中を自転車で自宅に戻りました。

法金剛院訪問の一週間後。
朝の相国寺に出かけてきました。

こちらでは方丈池でたくさんの蓮を見ることができます。
しかし、残念ながらすでに見頃過ぎで、済々とした蓮の花々を見ることは叶いませんでした。

それでも池面に映るお寺の風景の中にポツリ浮かぶ蓮の花がとても素敵です。

池に掛かる石橋と池を囲む境内の木々を写す鏡のような池面が清々しさを与えてくれます。

池の畔に置かれたたくさんの鉢。
蓮の花が一斉に咲く夏の朝はきっと壮観なことでしょう。

咲き残る花を探して池の周りを巡りました。

しかし、もう花を見つけることができませんでした。

法堂の前を通り帰宅しました。
熱心に法堂をカメラに収める方がお一人いらっしゃいました。

相国寺 寺・神社・教会