ローマ＆フィレンツェ　８日間　２０１６・・・③

2016/05/30 - 2016/06/06

ローマでの３日間を過ごし、４日目の今日は午前中のフレッチャロッサでフィレンツェへ移動します。
今日、６月２日はイタリアの祝日、共和国記念日だそうです。
パレードとかがにぎやかに執り行われる予定だそうですが、朝からあいにくの雨です。

フィレンツェも雨なのかなぁ？

６月２日（木）　　サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会（ローマ）
　　　　　　　　　サン・ロレンツォ教会（フィレンツェ）
　　　　　　　　　メディチ家礼拝堂
　　　　　　　　　サンタ・マリア・ノヴェッラ教会

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: KLMオランダ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

フィレンツェ行きのフレッチャロッサは１０：２０テルミニ駅発です。

今回のツアーは、飛行機とホテルとローマ〜フィレンツェ間の列車が付いたツアーでした。

列車の希望時間帯を訊かれたので、１０時くらいとお願いしたのです。

出発までの間に、ホテルから歩いていけるサンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会へ。

途中、駅のそばのディオクレティアヌス帝の浴場跡へ行ってみたのですが、こちらはオープン前で入れず。

この教会は浴場跡のすぐお隣にあって、一部は浴場跡を利用しているようです。

１５６２年、ミケランジェロの設計で立てられました。

ディオクレティアヌス帝の浴場が３，４世紀のものだそうですので、１５６２年と聞いても「結構新しいのね！」と思ってしまうところがローマのすごいところですねぇ！

内部はギリシャ十字型というらしく、今まで見てきた教会が十字架の形だったのに比べて、ここは縦、横の長さが同じくらいで、＋の形、翼廊が大きく感じます。

ピンクの大理石がとてもきれいで、やさしい感じの教会ですね。

こちらが主祭壇です。

ステンドグラスはどうしてもうまくきれいに撮れないんですよね〜。

ちょっとだけ外に出られる部分があって、

確かに遺跡を取り込んで造られていますね。

教会のお向かいは共和国広場。

駐車場のあたりでパレードの準備でしょうか？場所取りのようなテープが張られていました。

雨が強くなってきました。

列車の時間を気にする夫が無言でせかすので、そろそろホテルに戻ってチェックアウトしましょう。

と言いながらもまっすぐ最短の道では帰らず、駅への１本裏の道を歩きます。

お、ここは、初日の夕食のサンドイッチをテイクアウトした豚の丸焼き（ポルケッタ　Porchetta）のお店です。

たしか、Er Buchetto　っていったかな？

ヴィミナーレ（Viminale)通りにあります。

まだ朝早いので閉まってます。
ほんとに小さなお店で、紙のトレイの上の豚の丸焼きをビールと一緒に手づかみで食べてるお客さんにはちょっとびっくりしました。

これもローマ時代の遺物ですね。

ほんとに普段の生活にしっかり根付いて、活かされてます。

ローマの建物も見納めです。

ゆっくりのんびり街歩きしたかったんですけどねぇ〜。

まぁ、次回のお楽しみとしましょう！

テルミニ駅のパニーニ屋さん。

２日目の夕食はここからでした。

駅地下のスーパー、コナド。

何度もお世話になりました。

お土産のチョコもここで大量に購入したのですが・・・、フィレンツェのコナドの方が安くて種類がありました。（Bacci も〜！）

ホテルの近くの教会のこの金色に輝く像がすごく目立って気になったのですが、誰の像だったのでしょうね。

ホテルの平面図。　　４２０号室でした。

３日間、お世話になりました〜。

車窓から。

１０：２０　テルミニ駅発。

たぶん２等車ってやつでしたが、ほとんど満席で、大きなスーツケースを網棚に乗せるのは本当に大変でした。

わたし一人旅だったら無理だった。

車窓から。

１１：５１　フィレンツェ、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅着。

フィレンツェも雨でした〜。

あらかじめグーグルのストリートビューで何度もシミュレーションした夫がわき目もふらず、さっさとまっすぐホテルへ向かいます。

フィレンツェはガリレオホテル。

わぁお、丸いお風呂！

ベトナム旅行の時、ホテルのお部屋を「無駄に広いね」と言った、お友達のU
ちゃんの名言を思い出します。

お部屋もローマより広いですね。

広いわりに照明が少ないかな？

でも、冷蔵庫もセィフティボックスもあるので、とりあえず「合格」をあげましょう。

セィフティボックスはこの左端の、木製のクローゼットの中にありました。

この後、昼食にと決めていたレストランへ向かったのですが、あろうことか！共和国記念日の祝日でお休み！！

それでは、と行った中央市場も１階の生鮮食品売り場がお休みで２階のフードコートは観光客でありえないほどのメチャ混み！！

この調子じゃ、どこへ行ってもお休みかメチャ混みだねぇ、とあきらめてホテルへ戻り、持参した秘密兵器、「まさかの時のきつねどんべぇとシーフードヌードル」で昼食となりました。

雨はだいぶ弱まって、降ったりやんだりになりました。

仕切りなおしで、さぁ、出かけましょう！

まずは、サン・ロレンツォ教会。

回廊のある入口の所で入場チケットを買います。

ひとり５ユーロ。

教会内部。

メディチ家ゆかりの教会です。

フィレンツェ最古の教会で１４６０年完成。

そもそもは４世紀末（３９３年）の創建ですが１１世紀にロマネスク様式で再建され、その後１５世紀になってジョヴァンイ・ディ・ピッチがフィリッポ・ブルネレスキに依頼して改築され現在に至っています。

ドナテッロの説教台は修復中で、一応見ることはできますが有料、１ユーロ・・・だったかな？。

未完成といわれるあっさりしたファサード。

たくさん人がいるところが教会の入口。

入場チケットはそのまた左端の入口を入ったところで買います。

ファサードの右側からぐるっと回っていってメディチ家の礼拝堂へ行ってみます。

メディチ家礼拝堂は６ユーロ。

ローマの教会は４大バジリカでさえ教会のみなら無料だったのですが、
フィレンツェの教会は有料なんですね。

メディチ家最後の継承者であるアンナ・マリア・ルイーザの像。

礼拝堂は「新聖具室」と「君主の礼拝堂」の２棟の総称です。

メディチ家の宝物の数々。

上階の「君主の礼拝堂」

急に大きな空間が開けてびっくりします。

高さが５９mもある八角形の礼拝堂です。

きれいな色の大理石でできています。

床も大理石。

一部修復中。

美しい、精緻なつくりの象嵌細工。

本当に美しいです。

ミケランジェロ作の彫刻。

でもね、女性像がなんだか変な感じ！

どうみても筋肉質すぎませんか？

足も腕もたくましくて・・・。

とってつけたように不自然な胸の膨らみ・・・。

「ミケランジェロは女性の体をよく知らなかった説」に一票！！

同じくミケランジェロによる「聖母子像」

夕方になってきたので、ホテル方向へ戻りつつ、駅のすぐそばのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会へ。

１３〜１４世紀にドメニコ修道会の拠点として建造されました。

１５世紀後半にアルベルティにより幾何学模様が美しい大理石のファサードが造られました。

ファサードの一部に見える帆布のマークは、ファサード建設に出資したルチェッライ家の紋章だそうです。

教会の入場料は５ユーロ。

美しいステンドグラス。

床には墓碑？

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局にはまた日を改めて行くことにして、今日はもう夕食をとってホテルへ帰ります。

結局、この日の夕食は、もう一度中央市場の２階のフードコートへ。
たくさんあるお店の中から選んで食べました。

ちょっと早めの時間に行ったので、お昼ほどメチャ混みじゃなくて、何とか席を確保できました。

でもね、このビールに９ユーロも支払っていました。
きっと店員さんが間違えたんだと思います。

慣れない旅先では毎日何かしら失敗話が増えていきます・・・。