2016/07/08 - 2016/07/09
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続日本百名城の高天神城の紹介です。徳川方、武田方ともに様々なドラマが残されました。その中でも武田側の軍監・横田甚五郎の脱出劇、徳川方では、二の丸を守った丸尾兄弟の話が有名です。
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イチオシ
高天神城は、『かな井戸』のある『井戸曲輪』を境に、本丸がある東峰と、二の丸がある西峰に分かれています。その『かな井戸』の光景です。
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『かな井戸』の脇にあった立看板です。この辺りは東西の曲輪の中心で、馬の背にお当たる場所と紹介されていました。かつて、武田軍と徳川軍の激しい戦いが行われた場所でもあります。『かな』の意味は、鉄分が多い井戸の意味らしい説明もありました。
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『かな井戸』の近くにあった小さな社の光景です。緑の榊がお供えされ、拝殿や赤い鳥居には新しい注連縄もありました。
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道案内標識の光景です。左がかな井戸、右が二の丸、右斜めが丸尾兄弟の墓方向でした。その後ろは土塁跡のようでした。
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右端に見える白い木標は、『二の丸』の文字が記されていました。辺りには、その後に生育したような杉らしい常緑樹が大木に育っていました。
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『袖曲輪跡』の白い木標の光景です。『堂の尾曲輪』の付け根に位置する曲輪です。着物の袖に相当する場所の曲輪としての命名のようでした。
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堀切らしい断面を持った斜面の光景です。単なる自然の崖だったかもしれません。堀切ですと、曲輪と曲輪を独立して守り、その間には木橋が架かっていたようです。
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眼下にも道が並行していた場所の光景です。その先には、掘割らしい光景がありました。
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眼下に見えていた複数の石碑と、手水舎らしい建物の光景です。ニの丸を守った、本間・丸尾兄弟の墓碑かと思いましたが違っているようでした。
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天然の要害をなしていた急傾斜の崖の光景です。その険しい崖には、『ガケ地危険』の赤い標識がありました。
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樹木で視界が遮られていますが、この方面も急峻な崖のようでした。道の端に近付くのも、足元が崩れそうで危険に感じました。
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玉石で周りを飾られた石の祭壇の上に祀られた、小さな社と石碑の光景です。『高天神城合戦将士英魂之碑』でした。
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『高天神社』の鳥居光景です。数えてはいませんが、このカネの鳥居が三の鳥居当たりになるようです。石段を登った先が拝殿です。
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地元の方が使われているような雰囲気があった、手水舎の光景です。神官ではない、手造りらしい素朴なしめ飾りがありました。水盤に梅鉢紋がありますから、高天神社関連の手水舎には間違いがないようです。
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高天神社の紹介看板です。御祭神は、既に紹介しましたように、『天皇産霊命(たかみむすひのみこと)』、天菩毘命(あめのほひのみこと)』と菅原道真公の三柱です。少しだけ表現が異なっていました。例大祭が、3月最終日曜日と紹介されていました。
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近い場所に、もう1箇所あった手水舎の光景です。こちらは木造で、本瓦が葺いてありました。左手に見えるのは、高天神社がある高台の玉石垣でした。
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先程登って来た石段を、上から見下ろした光景です。季節は梅雨時ですが、春落ち葉と呼んでいいのでしょうか、散ったばかりの枯れ葉が散り敷いていました。
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春日灯篭の様式らしい、石灯篭のズームアップ光景です。頭上の樹木が雨傘になっていたようです。
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イチオシ
高天神社の拝殿のズームアップ光景です。普段見かけない色合いの注連縄が張ってありました。編んだものではなく、鬘のような材質に見えました。
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春日灯篭と、1基だけの絵馬掛けがあった一角の光景です。山の上ですから、普段はなかなかここまでやってくるのは大変でしょうし、社務所も開いていないでしょう。
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表示はなかったようですが、造りから見て舞殿らしい建物のようでした。今は閉まっていますが、例大祭などの時に使用されるようです。
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次に向かったのは、馬場平の方面です。馬場平は南側の見晴らしが利く場所です。甚五郎抜け道がある方面です。
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イチオシ
雨で曇った尾根の光景です。高天神城の一部かも知れませんが、道路や建物などは、目を凝らしても見つけることは出来ませんでした。麓の建物などはぼんやりとみることができました。
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こちらも高天神城の一部らしい山域の光景です。もし道や建物があっても、樹木で覆い隠されているのかも知れません。
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雨で霞んだ麓のズームアップ光景です。工場らしい建物群や民家、それに田圃などが識別できました。
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高天神城の見晴らしが利く場所にあった、眺望の案内標識です。左が南アルプス、右が大浜〇、右手前が小笠山、左奥が御前崎の表示でした。
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『甚五郎抜け道』のタイトルがあった説明看板です。武田側が守っていた天正9年(1581年)3月の落城の時、落城したことを武田勝頼に報告するため、軍監の横田甚五郎が通り抜けた険峻な道です。現在は通行禁止となっています。
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この辺りが、『甚五郎抜け道』の出口付近になるようです。1キロほどの尾根道を、馬を駆って抜け出しました。横田甚五郎、別名尹松(1554~1635年)は、武田二十四将として有名な原虎胤の孫にあたります。『甲陽軍鑑』では、無事に戻ってきたことで勝頼が誉めて太刀を与えようとしましたが、『祖父も父も勝って褒美を貰ったが、負け帰って褒美を貰ったのでは筋がたたない』として、返した話を伝えています。
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『馬場平」の標識があった場所です。尹松が高天神城の城将だった頃、武田への降伏に反対して前城主小笠原長忠に幽閉され、引き続き武田方の捕虜になっていた徳川家臣・大河内政局(源三郎)の義に感じ、様々な配慮をしていたと伝わります。天正10年(1582年)に家康と信長による甲州征伐で武田氏が滅亡した後、家康の家臣となり、使番・軍監に任じられました。
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馬場平の標識のズームアップ光景です。左の矢印が高天神社、右が林之谷池の表示もありました。横田尹作は、その後、5千石の大身旗本にまで昇進し、大坂の陣に参陣しました。子孫の準松の代で加増されて9500石を領し、旗本最高位となりました。
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