経済危機騒動後のギリシャ一人旅(8/8)アテネ～帰国

2015/08/01 - 2015/08/02

★概要
2015年8月1日(土)～2日(日)
旅の最終日もアテネ、飛行機は深夜発なのでほぼ丸1日時間がある。
アクロポリス入場券で入れる遺跡を回り、最終日のアテネを満喫して帰路に。
終わってみると事前に危惧していたトラブルは皆無、天気にも常に恵まれて近年稀に見る良い旅になった。

★全体概要
旅を決めた時はこんなに大事になるとは思わなかったギリシャの債務返済期限による経済危機。
旅の1ヶ月前から日本のニュースでも連日トップニュースで扱われ、EUからの離脱やユーロが使えなくなるんじゃないかとか、ATMが使えないとか、現金持っている旅行者は襲われるとか色々な噂を目に耳にした。
一時は中止も考えたが、経済危機によるデモやストはあっても、これが原因のテロはさすがに無いだろうと、一抹の不安は残しつつも出発。
アテネ、メテオラ、クレタ島、サントリーニ島を駆け足で周遊した一人旅です。

エリア アテネ(ギリシャ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝、ホテルのTVのデジタル放送で受信した天気。
アテネの気温は37℃との予報。
今回の旅のために日焼け止めを持ってきていたが、最終日前に全部使いきってしまったのは初めてだった。

アクロポリス(パルテノン神殿)共通入場券で入れる遺跡「アドリアノスの図書館」。
アテネの繁華街に普通にあるのがいかにも歴史の街。

図書館と行っても図書館があった跡がある広場と言った方が正確。
それでもこのスケールはさすが。

奥に見えるのがアクロポリスの丘。
なんだかんだアテネの中心部からは常に見えるっぽい。

次に向かったのは「ゼウス神殿」、そしてこれはその途中にあった「ハドリアヌスの凱旋門」という名所。
車道沿いに普通に建っていた。
門の向こうに見えるのはやっぱりアクロポリスの丘。

こちらがゼウス神殿、ここもアクロポリス(パルテノン神殿)共通入場券で入れる。
だだっ広い所に聳える支柱跡。

左下の人と比べるとその大きさが際立つ、そして背後に見えるのはもはや説明不要の丘。

これだけ広いのに柱だけというのも哀愁を感じる。

崩れているのか、再建しようとしているのか…

ゼウス神殿にほど近い場所にある「Athens Gate Hotel」の屋上レストランで休憩。
フロントやロビー、エレベーターを見る限りホテルのレベルは最高級では無さそうだが、8階にある(0階があるアテネの8階だから厳密には9階)レストランからの眺めは素晴らしかった。

ビール500mlが5ユーロも景観代込みと考えれば高くない。
アクロポリスとアテネ最終日に「εβίβα」＝「cheers」＝「乾杯」

先ほど行ったゼウス神殿も綺麗に全景が見える。
リカヴィトス、アクロポリス、フィロパポスのアテネ3大丘に加えてエーゲ海とこれまで行ってきた所が全部見渡せた。

小休止を終えて次はディオニュソス劇場、ここも言わずもがなアクロポリス(パルテノン神殿)共通入場券で入れる。

日本ではディオニュソスよりもバッカスという名前の方が有名なのは何故だろう。

劇場跡だけでなくアクロポリスの丘の麓一帯が敷地内。

アクロポリスの丘以外の名所はどこも観光客はチラホラ程度。
アクロポリスしか行っていないのだったら折角の共通入場券なのに勿体無い。

ディオニュソス(バッカス)は酒の神であると同時に演劇の神でもあったとか。
劇場跡、閑古鳥。

ココから直接アクロポリスへも行けたのでどさくさに紛れて入れるかと思ったが、しっかりチケットチェックをしていた。

相変わらずの好天で暑い。
クールダウンと観光を兼ねてディオニュソス劇場のすぐ前にある新アクロポリス博物館へ。
アクロポリスからの発掘品を中心とした博物館で入館料は5ユーロ。

アクロポリスの発掘跡を模しているんだとか。

数ある展示品の中で最も凄いと思ったのがレゴで再現したアクロポリス。
これはプロの仕業。

パルテノン神殿

ディオニュソス劇場

レゴロポリス

レゴだけじゃ申し訳ないのでちゃんとした展示品も。
だけど間近で写真を撮ったら注意されている人がいたので遠目に高い所から。

かなり開放感のある館内。

開放感がありすぎるのでスカートをはいた女性は気を付けた方が良い。

新しい博物館なので綺麗だし、レストランやカフェは勿論のこと休憩所兼読書スペースみたいな場所には机とイスも置いてあった。
クーラーも効いて快適なので休憩がてらに丁度良かった。

夕方が近くなり、最後のアテネメインストリート。
右に見えるTIGERは日本だとフライングタイガーとしてお馴染みの北欧雑貨店。

全ての観光を終え、夜のシンタグマ広場。
噴水のライトアップとか先月までは存亡の危機にあったかもしれない国とは思えない。

しかも数秒おきに色が変わる。

空港へ向かう交通手段で最も安いのはバス、5ユーロ。

車内は普通のバス。

アテネの空港内にはミニマム版の博物館もある(無料)。

カタール・ドーハ行きの飛行機はAM1:10発予定。

トラブル無くドーハに到着。

後は羽田を目指すばかり…

上から3つ目、羽田到着は22:45予定…のはずがまさかの40分遅れ。
おかげで地元へ戻る終電と終バスを逃す。
ギリシャでは殆ど全てが巧く行ったのにまさかの日本で落とし穴。
結局帰宅したのはもうプラス1日、というわけで今回の旅の締め。

ご覧いただき、ありがとうございました。。