経済危機騒動後のギリシャ一人旅(6/8)サントリーニ島～アテネ

2015/07/30 - 2015/07/30

★概要
2015年7月30日(木)
サントリーニ島でほぼ1日の後、夜行フェリーでアテネへ向かう。
ミコノス島へも行こうかと思っていたが、キツキツのスケジュールになるのと、ミコノス島周辺は風が強くて船や飛行機の欠航も多いと聞いたので回避した。
行けなかった場所を残しておくことは次にまた来るための願掛け。

★全体概要
旅を決めた時はこんなに大事になるとは思わなかったギリシャの債務返済期限による経済危機。
旅の1ヶ月前から日本のニュースでも連日トップニュースで扱われ、EUからの離脱やユーロが使えなくなるんじゃないかとか、ATMが使えないとか、現金持っている旅行者は襲われるとか色々な噂を目に耳にした。
一時は中止も考えたが、経済危機によるデモやストはあっても、これが原因のテロはさすがに無いだろうと、一抹の不安は残しつつも出発。
アテネ、メテオラ、クレタ島、サントリーニ島を駆け足で周遊した一人旅です。

エリア サントリーニ島(ギリシャ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

大型フェリーではなく、付近の島を周遊する小型ボートが発着するオールドポートへ。

ケーブルカーもあるが、敢えて階段で挑戦。
地球の歩き方によると580段あるとか、ロバでも下りられます。

ロバタクシーの待合所みたいな。

暑い中、素直に静かに佇んでいるロバが愛らしい。

パッと見だと分からないが、足元はロバの糞が乾燥した層になっている箇所もあり、滑り易くてコケている人も。

炎天下を遮るものも無くてかなり暑い。
帰りはケーブルカーにしようと決意。

オールドポート側のロバタクシー停。

約30分かけてオールドポートに到着。

オールドポートには火山島を周遊する船がいっぱい。
観光船の申込カウンターやタベルナ、お土産物屋なども色々。

海も穏やかで泳いでいる人もいたけれど、警官?に注意されて全員上がらされていた。
恐らく泳いだらいけない所なんだろう。

オールドポートから見上げるフィラの町。

ケーブルカー乗り場、片道5ユーロ。

下りで30分近くかかったルートが僅か3分。
文明の利器って素晴らしい。

サントリーニ島の地ビール飲み比べセット5.5ユーロ。
ドンキービール、donkeyとはロバのこと。
ロバ関連のお土産も沢山あるくらい、サントリーニ島ではロバが有名。

フィラから北へと歩いてみた、景色はひたすらこんな感じ。
町並みだけが白い。

夕方になるとロバも一斉に引き上げる。

前日はイアからの夕陽を見たので、この日はフィラからの夕陽を見る。

イアほど分かり易い夕陽スポットは無いが、それでも結構な混雑。

フィラの夜景。
左上は満月ながら夕陽以上に撮るのが難しい。

ピレウス港(アテネ近郊)へ向かう船の出港が0時20分過ぎだったので夜の港へ(ホテルの人に送っていただく)。
前日の昼間に着いた時の喧騒とは一転、停まっている船もなくて閑散。
港のタベルナや商店は開いていたが、本当に船が来るのか少し不安になった。

無事に船が到着。
ネットで事前に予約しておいた夜行フェリーで39ユーロ。
クレタ島からサントリーニ島までの移動で使ったフェリー(59.7ユーロ)よりだいぶ安い。

乗船。

1番安い自由席、ガラガラなのでどこに座っても大丈夫。
安いだけあって船内は少々くたびれていた。
もう1ランク高いチケットだと寝台室もあるのだが、2寝台で1部屋なので一人旅だと2寝台分を買わないといけない。
1晩だし寝台は不要と判断した。

座って寝るのではなく、こうして寝袋を使って寝る方法もあったのか…
エアマットを持ち込んで通路で寝ている人もいて欧米人のフリーダムさを垣間見る。

船内のラウンジ、終夜営業っぽく店員も常にいる。

ラウンジ内で寝ていても注意されていないようだったので、私も寝床はココにする。
店員もいるから少しは防犯効果も期待できるかと。
ソファを適度に移動して簡易ベッドを作成。
翌朝にはピレウス港。
1泊と移動がセットになってリーズナブル。
飛行機、バス、列車のいずれでも1泊を経験したことはあるが、船が1番ゆったり出来る。