2015/05/02 - 2015/05/02
8位(同エリア242件中)
こあひるさん
ルシュノフ要塞Cetatea Rasnovは、14世紀〜17世紀にかけて使われた要塞で、この場所には、それよりもはるか古代・・・新石器時代や青銅器時代に人が住んでいたり、ルーマニア人の起源と言われるダキア人の要塞が築かれたりしていました。
現在みられる遺構・・・中世の要塞の始まりは、ルシュノフのザクセン人リーダーが、私的に建てた要塞でした。おそらく、山頂よりもやや低い部分に、防壁と礼拝堂を建てたと考えられています(The Lower Citadel)。
ルシュノフ要塞は、14世紀の半ばまでに、ハンガリー王国の管理下となりますが、オスマン・トルコによる最初の侵略後、1427年に自治都市に格上げされた地元コミュニティーに、与えられました。
16世紀初めから、ルシュノフのザクセン人のほとんどが、もっと高い部分の要塞(The Upper Citadel)に移動し、住むようになりました。そこには、80軒以上の家屋、新しい礼拝堂、学校、井戸などが造られました。
17世紀末、トランシルヴァニア公国は、オスマン・トルコからオーストリア・ハンガリー帝国の統治下に入ります。トランシルヴァニア公国の国境は軍事的に保証され、外国が侵略してくることはなくなり、要塞の軍事的な役割は失われていきました。
住民たちは、現在のルシュノフ(の街)に移動し、放棄された要塞は荒廃していったのです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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11時半ころ、ブラン城を出て、10分余りでルシュノフ要塞に着きました。ルシュノフ要塞は、ブラショフからブラン城へ向かう途中に位置します。
雨は大いに降りしきり・・・しばらくは止みそうもありません。
ルシュノフ要塞は、標高650mの山頂にあり、そのふもとには大きな駐車場があります。ブラン城とこちらをペアで見学する観光客が多いようで、大きな駐車場は、けっこういっぱいになっていました。思った以上に、こちらもルーマニアではメジャーな観光スポットのようです。
ドライバー君は、停めるスペースを探すということで、わが家ふたりは車から降りました。
山の上までは、トラクターを改造した乗り物で往復できると聞いています。
すぐに乗り場がわかるかなぁ・・・とか、大人数が乗れなくて待つことになるのではないか・・・とやや心配もあったのですが・・・ -
駐車場内にある乗り場、すぐにわかりました。しかも、こんなに大がかりな乗り物だとは思っていませんでした。
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早速チケットを買って、わが家も乗りこみま〜す。
もちろん徒歩で山登りして要塞に行けますが・・・標高650mなので、けっこう大変だと思います。しかも今日は雨ですのでねぇ・・・。わが家はもちろん、天気にかかわらず、徒歩なんて考えませんが・・・。
確か4レイ(約120円)だったと思いますが、それが片道分だったか、往復分だったか、記憶がありません。 -
新緑の森の山道をガタゴトと、トラクターに引かれて・・・ゆっくりと登っていきます。
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なんだこれ??
その時にはわからなかったのですが、どうやら・・・山の中腹に、Dino Parcというテーマパークのようなものがあるらしいです。わが家が通りがかった時期には工事中(造成中?)でした。
現在は営業しているみたいです。なんでこんなところに恐竜・・・?化石でも見つかったのでしょうか・・・?
Dino Parc
http://www.dinoparc.ro/home.html -
要塞のある山頂に到着しました。小さなカフェもあります。
ブラン城は屋内だったからいいけれど、こちらは野外なのに・・・雨が最もひどくなってきて・・・見る前からウンザリしちゃいます・・・。
写真で、トラクター列車の後方に、ルシュノフ要塞が見えています。 -
要塞は、トラクター列車の乗降場よりも、さらに高い位置にあるようです。ぐるりと防壁で囲まれています。
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なんだろ〜、にっこりと笑いかけてくれた馬のお兄さん。お天気が良ければ、馬に乗って、このへんを散策できるのかしら?
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出入口の方へ向かいます。みんなについて行けばいいので、方向音痴の私でも、おかしな方へ向かってしまうことはありません。
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雨に濡れた新緑が、生き生きと輝かしいです。
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ルシュノフ要塞は、ガイドブックやネットの写真を見て、私としてはブラン城よりも、かなり惹かれるものがありました。
防壁の内側に、かつて5000人ほどが住むことができるようになっていた・・・というのですが、今では、荒れ果てた廃墟のようになっていることや、中世の建物を改装した家並みがあること・・・その雰囲気にとりつかれてしまいました。
でも、実際にどんな様子なのか・・・詳しい情報は知らないまま訪れました。
こちらの塔が出入口のようです。 -
おじさんが邪魔ですが・・・退くのを待ってもいられません。
ルシュノフ要塞は、中世にこの地を治めていたザクセン人(12世紀頃に移民としてやってきたドイツ系の人々)によって、異民族の侵略に備えて築かれました。15世紀には、トランシルヴァニアを代表する最も堅固な要塞のひとつとして知られていました。
近年まで個人資産だったため、世界遺産にはなっていません。 -
いかにも要塞といった感じのごっつい門ですね〜。
入場料は10レイ(約300円)でした。 -
出入口の塔をくぐると・・・さらに小高い丘があり、要塞の本丸(?)が見えます。私が本丸と仮に呼ぶ、小高いところの要塞が、16世紀頃から使われるようになった新しい要塞(The Upper Citadel)です。
今、私が立っているスペースも防壁に囲まれており、14世紀ころに築かれた最初の要塞(The Lower Citadel)があった場所なのです。 -
入って来た出入口の塔を振り返って眺めました。Turnul Bathoryという名称の塔です。どうやら、塔の上に登れるみたい・・・帰りに寄ってみよ〜。
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だだっ広い野原に、石を並べて何かの跡をなぞってあるようです。
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要塞の本丸(The Upper Citadel)の方へ向かいます。足元の芝生は、濡れてじっとりと・・・柔らかく足にまとわりついてきます。
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少し登ってきました。見えるのは、入ってきた塔Turnul Bathoryと、The Lower Citadelを囲む防壁です。
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ルシュノフ要塞全体図です。
今、私がいるだだっ広いスペースThe Lower Citadelは、この図の、右側の三角形っぽいエリア・・・真ん中あたりに建物がひとつ(礼拝堂)が建っている部分になります。
図の中央の円形に囲まれた部分と、左側に伸びる尻尾のような部分が、16世紀頃に新しく築かれた部分The Upper Citadelです。
ここに描かれている建物は、現在では、倒壊したり崩れたりしていて、必ずしもこのような姿ではありません。 -
さきほどの・・・何かの跡は・・・かつてあったカトリック礼拝堂の位置を示していました。
14世紀に建てられたゴシック建築の礼拝堂でしたが、16世紀に、要塞が上へ移動すると、ここは放棄され、16世紀の終わりころには倒壊してしまったようです。
かつてチャペルの周りには、小さな墓地があったようです。 -
説明坂にあった全体図で、カトリック礼拝堂のあったThe Lower Citadelと、これから入っていくThe Upper Citadelとでは、築かれた時期が異なります。
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位置関係はこんな感じです。出入口の塔Turnul Bathoryのすぐそばに、カトリック礼拝堂跡があります。
お天気がこんなじゃなければ。遠くの山々がもっと見渡せて・・・美しいだろうなぁ。 -
トラクター列車の乗降場もよく見えます。
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さて・・・The Upper Citadelの正面まで上がってきました。右側の塔はTurnul Pentagonal、左の塔はTurnul Armelorです。
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Turnul Armelorの手前に、半円形のような建物があります。こちらはBarbacana mareという名称です。大きな見張塔といったような意味です。
The Upper Citadelには、ここから入るようです。 -
Barbacana mareを入ると・・・その奥にTurnul Armelorがあります。
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Barbacana mareをくぐって、振り返ってみました。Turnul Armelorとの間には、ちょっとした空間があります。
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Turnul Armelor。武器の塔といった意味なので、武器や兵器を保管する建物だったのかな。上へ登る階段もついています。
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Turnul Armelorを抜けると・・・いよいよThe Upper Citadel内部です。ゆるやかな上り坂になっています。
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Turnul ArmelorとBarbacana mareを振り返ってみました。かなり分厚い防壁となっています。
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turnul Atmelorから先は、かつてあった建物はほぼ総崩れ状態ですが、壁が一部残っているので、建物があったんだな〜ということはよくわかります。
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今は低い位置にいますが、急斜面が上の方まで続いています。
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敵の攻撃や侵略の怖れに絶えず晒されながら・・・狭いスペースに小さな家をたて・・・身を寄せ合うように暮らしていたんだなぁ〜。
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あそこが頂上のようです。登っていきます。
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結構な急こう配です。雨で足場も悪くなっているので・・・滑りやすく、こけやすく・・・目の悪い連れ合いには、かなり気の毒な状態です。
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ほぼ円形状に、防壁と見張り塔が取り囲んでいます。
建物の壁が、完璧に崩壊しておらず、一部だけ形をとどめたまま残っているので、イメージを作りやすいです。 -
頂上まで登る途中で振り返ってみると・・・ルシュノフの街が遥か下に見えます。
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けっこう細かく区切られていますねぇ。
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い〜い感じの廃墟っぷりです。
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崩れた壁の間から見えるルシュノフの街・・・な〜んて、今になれば写真を見ながら楽しめますが・・・現地では、片手に傘・・・片手にミラーレス(片手では操作できません)で、必死に奮闘しておりました。
とりあえずシャッターを押しとこう!という気持ちで、景色を存分に堪能する余裕はありませんでした。 -
頂上まで登ってきました。
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ここ頂上=要塞The Upper Citadelの最も高い場所には、福音派の礼拝堂が建っていました。
福音派礼拝堂は、先ほどカトリック礼拝堂があったThe Lower Citadelが放棄された後、17世紀前半に新しく建てられました。
福音派礼拝堂は、19世紀にはかなり崩壊した状態になっており、ここ数十年の間に、ほぼ完全に崩壊してしまったようです。
どうやら、何度か震災があって、要塞内の建物や壁がいっそう倒壊したようです。震災ってことは・・・ルーマニアって地震があるのか・・・。 -
ほとんどの建物や壁が崩壊しているため、福音派礼拝堂があった頂上からは、遮るものがほとんどなく・・・ぐるりと360度のパノラマを満喫できます。といっても、今日はあいにくのお天気で見晴らしが良くはありませんが・・・。
あれ?あっちの方に、形がまともに残っている家並みが見えます。古い家屋を、観光客用に改装した・・・とガイドブックにあったので、それかな? -
怖いほどの眺望のよさ。
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一応、イヤホンガイドもあるみたいで、所々に番号がふられています。
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さて・・・福音派礼拝堂があった頂上から、下へ降ります。
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下りながら振り返ってみました。福音派礼拝堂があった頂上には、ルーマニア国旗が立ててありました。
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礼拝堂を中心にして、小さなお家が立ち並んでいたのでしょうね。
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頂上から見えた家並みのある方へ行ってみます。通り道に沿って、建物が壁のように立ち並んでいたのだろうな〜と思います。
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左右にかつての建物の残骸が続きます。
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東屋のようなものがありました。
連れ合いづれだと、雨の中歩きにくいし、足場が悪く、連れ合いも大変だろうと思い、ここで待っているように言って、私一人で先に進むことにしました。 -
東屋からの眺め。防壁沿いに道があるみたい。
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東屋からの眺め。
こういう・・・かつて栄華を極めた遺構や遺跡を見るのは、青空の下よりも、どんよ〜りとした暗い曇りの方が、ムードがあって、感傷的気分が盛り上がるので、個人的には好みなのですが・・・雨はほんとに困ります・・・(←単なるわがまま)。 -
さて・・・連れ合いを東屋に残し・・・一人で先に進んでみます。
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頂上から見えていたこの建物は、学校でした。
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学校を通り過ぎると・・・カーブした下り坂と、古い家屋がい〜い感じ。東屋から見えた家並みはこのあたりです。
防壁内にあるまともな家屋は、中世の建物を観光客用に改装したもののようですが、なかなか魅力的な風情を醸し出しています。 -
こんなに雨が降ってるのに、かまわずに外に・・・ディスプレイしてあります。棚も商品もびっしょり・・・。
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この通り、すごく気に入っちゃいました〜〜!
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まだ先がありそうなので・・・いったん東屋へ戻り、連れ合いを連れて、再びこの通りへ・・・。
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お気に入りの通りを振り返ってみました。・・・にしても、衣類などまで外に吊るしてあるけど・・・売り物をそんな扱いでいいのでしょうか・・・(苦笑)。
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いったい何のお店・・・?
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商品を、一応傘などで覆ってみたりしているところもあるけどね・・・。
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さらに進みます。けっこう奥に長いんですね。
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お土産品はどうせ買わないけど・・・こう雨がひどいと、傘とカメラの扱いで(しかも連れ合いが後ろに掴まってるし・・・)いっぱいいっぱいで・・・店を覗いてみよう・・・なんて気すらおきません。
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お土産屋さんストリートともいえる細い通りを抜けると・・・
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広場のようなスペースに出ました。奥に向かって、斜面が下っていますが、その周りを家屋が囲んでいるような感じになっています。
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この広場は、最初の方に出てきた全体図では、左側の尻尾のような部分にあたります。
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お土産屋さんが並びます。
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広場の奥の方へ下ってみます。階段状になっています。滑りやすいので気をつけないと・・・。
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観光客向けのお店が入れるように改装してありますが、要塞内の家並みの雰囲気はよく伝わってきます。観光客相手のお土産屋さんばかりで生活感はありませんが、もはやここが人々の生活の場ではなくなっているので、仕方ないですよね。
歩いているときには、ウンザリ〜〜・・・ちょっとイライラでしたが・・・こうして写真で振り返ってみれば・・・雨でしっとりとした石造りの色がい〜い感じです。 -
広場の階段を降りながら、振り返ってみました。
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広場の一番奥(下)の向こう側に、インフォメーションがあるようです。
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一番低くなったところまで降りてきました。下から眺めた広場。結構な高低差があります。
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インフォメーションのところには、コスプレおじさんがいます。
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インフォメーションは上の階にあるみたいですが、展望スポットでもあるようです。
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インフォメーションの建物から見たルシュノフの街。
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遠くに山々はありますが、手前はかなり広い平原です。こういう景色を見るには、青空がいいですね〜(←単なるわがまま)。
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広場側からだと、長屋の一棟のようにしか見えないこの建物ですが、おそらく、Barbacana micaという名称の見張り塔になっているのだと思います。小さな見張り塔というような意味です。
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絵画みたい〜〜!現代的な建物が混じってるのが残念〜〜!
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展示品もありました。
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先ほど広場を下ってきたのとは別の階段から、広場の高い方へ戻ります。その先には、古い井戸があります。
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17世紀に造られた井戸です。
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井戸の周りにもお店。
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お金数えてる・・?
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さて・・・そろそろ帰ります。来た道を引き返します。
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廃墟の建物ばかりのところまで戻ってきました。
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福音派礼拝堂があった頂上。
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Barbacana Mareまで戻りました。
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カトリック礼拝堂があったThe Lower Citadelまで戻ってきました。
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タンポポが咲いていて・・・なんか長閑でいい眺め。
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アメリカの旅行雑誌「Conde Nast Traveler」で、『世界で最も美しい雪化粧のお城10選』にルーマニアのルシュノフ要塞が選ばれたそうです。
雪景色のルシュノフ要塞の写真
http://www.cntraveler.com/galleries/2015-12-29/the-10-most-beautiful-snow-castles-in-the-world/10
雪景色のお城・・・ルシュノフ以外も美しいなぁ。日本のお城も含まれていますよ。観光には不向きだけど・・・雪のヨーロッパもいいなぁ・・・なんてね。 -
防壁を歩けます。
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最後に、出入り口の塔Turnul Bathoryに登ってみます。
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塔の上部に、ぐるっと回廊が巡っています。
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ルシュノフ要塞の西側や北側あたりは、ブラショフを含む平原ですが、東側は、鬱蒼とした山々の森です。
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ふもとへ続く道や、トラクター列車の乗降場が見えます。
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ぐるっと展望の回廊を周ると・・・カトリック教会跡のあるThe Lower CitadelとThe Upper Citadel。少し高いところから見ると、なかなか絶景。
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カトリック礼拝堂跡とThe Lower Citadelの防壁。
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塔から降りてきました。これでルシュノフ要塞も見納めで〜す。
連れ合いのリクエストでブラン城は必須となり・・・ブラショフの街歩きもしたいし・・・と、ルシュノフ要塞にかなりそそられながらも、行くべきか諦めるべきか・・・すご〜く迷いました。最終的には、街歩きの時間を多少削ってでも、ルシュノフ要塞に寄ろう!と決めたのですが・・・ほんとに来てよかったです。
個人的な好みですが、私としては、期待通り、ルシュノフ要塞のほうが、ブラン城よりもインパクトが強く、そそられる光景で・・・楽しかったかな・・・。 -
相変わらず雨・・・まだやみそうもありません。野外見学なのに、よりにもよって、こんなお天気でつくづく残念でした。
でも、今、写真でゆっくり振り返って楽しめました。
馬のお兄さん、やることないよね・・・。 -
13:10頃です。だいたい予定通りに進んでいます。
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ふもとの駐車場で待っているドライバー君に、ブラショフのスファトゥルイ広場まで送ってもらって、そのあとスファトゥルイ広場近辺でお昼ご飯を食べようと思っています。その後、ブラショフの街歩きです。どれだけ歩けるかなぁ。
そして・・・雨・・・止んでくれないかなぁ・・・。
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この旅行記へのコメント (8)
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- ippuniさん 2016/07/07 21:04:51
- 世界で最も美しい雪化粧のお城
- こあひるさん、こんにちは
ブラショフ、ブラン城に続き、ルシュノフ要塞にお邪魔しています。
この日は生憎のお天気だったんですねぇ。
春から初夏は花も咲きだし新緑も始まり綺麗な良い時期なのですが、
お天気は毎年当たり外れがある時期でもあるから外れると寒いし雨ばかりだし。。。
でもブラン城は真っ青な青空よりどんより曇った天気の方が似合いますね。
それにしても、この混みっぷりは凄いですね。
確かにルーマニア旅行を計画するときにマラムレシュのような地方へ行くのは、時間的に余裕がないと無理だし、多くの人はシナイア・ブラショフ・シギショアラ辺りを周っているのではないかと思います。
ルシュノフ要塞はなかなかいい感じですね。
私は行ったことがないのでゆっくり見させて頂きました。
今度ルーマニア旅行を計画するときは是非行ってみたいと思います。
雪が降ったら確かに美しそうです。
ヨーロッパは意外と寒い割には雪が降らない場所が多いのですが、ルーマニアは内陸で山に囲まれているからか、雪は結構降るみたいです。ブカレストとかはそうでもないようですが、トランシルバニア以北は。ただ、あの悪路だから、雪が降ったら車での移動はかなりコースが限られてしまうので行けない場所も多いです。
またゆっくり続きにお邪魔しますね。
ippuni
- こあひるさん からの返信 2016/07/09 13:47:44
- RE: 世界で最も美しい雪化粧のお城
- ippuniさん、こんにちは〜!
旅の前半には、1日中晴れだった・・・という日がなくて・・・それでも途中で止んだりしていたのですが・・・この日はほぼ1日中雨で・・・ウンザリでした〜。早春は、季節の移り目のためか、不安定なことが多いですね〜・・・GWに海外に行っているここ数年、フランスでもそうでしたが・・・いつもこんな感じのイメージです。あ、ハンガリーはそうでもなかったか・・・。
ブラン城の混みっぷりには本当にビックリでした。小さなお城で、出入口や廊下がすっごく狭いってことも原因なんだろうけれど・・・3連休のためか、すごいことになっていました〜。皆が知っている有名な観光スポットは、やっぱりブラン城くらいしかないのでしょうかね〜。
ルシュノフ要塞は、なかなかよかったです〜。晴れていたら、雰囲気はまた違ってくると思うのですが、中世の要塞の集落・・・といった風情が存分にあり、とっても楽しめました。
雪景色は美しそうですが(ほんとはお城じゃないんですけれどね〜)、雪景色って、観光するのには不向きで・・・写真を撮ったりして雪景色そのものを楽しむため・・・って感じなのでしょうね〜。それでもヨーロッパの冬景色は憧れちゃいます〜。
雪が無くても、山の中のドライブは、下手に変なところに入り込むと命にかかわる・・・って菅原さんが言っていたので、雪が積もったら・・・よっぽど慣れているか、地元の人の運転でないと、かなり不安ですね〜。万が一なにかあっても、病院も信用ならないし〜(笑)。
こあひる
-
- ガブリエラさん 2016/06/17 13:39:50
- トラクターの乗りもの、乗ってみたいです♪
- こあひるさん☆
こんにちは♪
ルシュノフ要塞、おもしろいですね!!!
廃墟マニアには、丁度いい崩れ具合で(笑)、しかもそこに行くまでは、トラクターを改造した乗り物に乗れるとは♪
北海道で、トラクターで引っ張られる乗り物に乗りましたが、ここまで大きくは無かったです。
楽しそうですねヽ(^o^)丿
雪景色の要塞も、素敵なんですね♪
私は、以前は12月に欧州に行ってましたが(クリスマスマーケットが目的の頃は)、フライトキャンセルやら、機材遅延だなんだと、結構色々な目にあったので、いまは春と秋にしています。
でも、雪景色も、見てみたくなりますよね〜(^_-)-☆
ガブ(^_^)v
- こあひるさん からの返信 2016/06/20 13:35:17
- RE: トラクターの乗りもの、乗ってみたいです♪
- ガブちゃん、こんにちは〜!
でしょ〜〜!?なかなかいい具合に崩れているので、かつての家並みも想像しやすく・・・楽しめました。
トラクターを改造した乗り物と聞いて、こんなに大人数が乗れるような大掛かりなものとは思いもよりませんでした。乗り物で頂上まで上がってくれるところは、わが家には大助かりです〜。
ヨーロッパの雪景色も絵になるから、すごくいいな〜ぁなんて思いますが、目的がクリマ以外だと、雪で埋もれて何があるかわかんなかったり、明るい時間も短いし、冬季閉館しているところも多かったり・・・観光にはあまり向いていないですものねぇ・・・。もっぱらフォトジェニックな風景を撮りに・・・といった目的に徹する感じになっちゃうかな。窮屈な機内で12時間以上じっとして・・・お金もかかるし・・・やっぱり冬の雪景色を求めてヨーロッパ・・・って、いまひとつ躊躇しちゃいますね〜ぇ。
クリマだけは、いつか行ってみたいのですけれど。
こあひる
-
- milkさん 2016/06/16 23:56:07
- 見応えがありますね。
- こあひるさん、こんばんは☆
ルシュノフ要塞、確かに見応えがありますね〜!
お土産屋さんが連なる街並み、とっても可愛いです。
ルーマニアに行くなら私はブラン城には行きたいですが、ここも是非行ってみたい!
でも、あいにくのお天気で残念でしたね...。
ほんと、雨の日は傘とカメラでいっぱいいっぱい。
しかもレンズは濡れるし、のんびり撮影していられないし(-_-;)
それでも、後から写真を見ると、しっとりした素敵な雰囲気に写っているんですよね。
雨は嫌だけど、その雰囲気は好きなんですよ〜。
ほんと、我儘ですよね(笑)
それにしても、こんなに雨が降っているのにお土産屋さんの売り物が雨にさらされてるのにはビックリ!
洋服やバックまで雨に濡れていますよね??
それでいいんだ...(^_^;)
もし、ルシュノフ要塞に行ったら、外に出ているお土産は買わないようにしようと思います(笑)
milk
- こあひるさん からの返信 2016/06/20 13:25:50
- RE: 見応えがありますね。
- milkさん、こんにちは〜!
ブラン城もお城はまあまあの雰囲気ですしたが、こちらの要塞は、フォトジェニックで・・・往時の防壁内の家並みの様子もよくわかるので、想像力が掻き立てられお薦めです〜。
雨の日は、もう・・・ひたすらシャッターを押すのに必死で、その時には気持ち的に余裕がほとんどないです〜。こうして、後から写真をじっくり見て、思い出しながら楽しんでいます。
悔しいことに、雨に濡れてしっとりとした石造りのお家や石畳、木々など・・・なんとも美しいのですが・・・その時にはほんとウンザリですねぇ。
お土産屋さんの商品も、こんなことがあるので、ここでは要注意ですね〜(笑)。いくらなんでも、気にしなさすぎ・・・ですよね。途中で降って来たのならともかく・・・朝からずっと降っているんだし・・・。どういう理由なのでしょう・・・。
こあひる
-
- aoitomoさん 2016/06/15 09:55:30
- 狭い通路に家屋フォトジェニックです〜
- こあひるさん
『ルシュノフ要塞』
頂上までもちょっとしたトレイルな感じが楽しそうです。
遠方からの外観は、二重の防壁と塔という地味なイメージにしか見えなかったのですが、
防壁の内部に人が住むたくさんの家屋がある雰囲気はなかなかいいですね。
フォトジェニックです。
内部のお土産屋さんも、こんなにたくさんなのもびっくりです。
防壁の内部は予想してませんでした。
高台からのルシュノフの街は絶景ですね。
この高さは確かに歩いての移動は大変です。
トラクター列車は必要ですね。
雨が降っても雨粒は写らないので写真は全然問題ないですが、撮影は大変でしょうね。
雨の撮影も慣れているこあひるさんなんで、安心して見てられますが。
取りあえず、シャッターを切る気持ちはよくわかりますよ。
aoitomo
- こあひるさん からの返信 2016/06/16 10:15:55
- RE: 狭い通路に家屋フォトジェニックです〜
- aoitomoさん、こんにちは!
単なる廃墟・・・ではなく、造りも複雑で、ある程度の広さがあり、防壁内に人が住んでいた要塞の町・・・として残っているので、なかなか面白かったです。
崩れきっておらず、建物の仕切りの壁などが残っているので、なんだかちょっとリアルで、礼拝堂を中心とした小さな集落を想像しやすく、興味深かったです。
防壁内の中世の家並みをお土産屋に改装し、フォトジェニックな雰囲気・・・そしてひどい雨の中・・・という点が共通しているせいか、ちょっとプラハ城を思い出してしまいました。プラハ城は、宮殿ぽかったし、教会もすばらかったし、全く廃墟ではありませんでしたけれど・・・なんとなく連想させられました。
何度かの震災でほぼ倒壊しているけれど、観光客向けに家屋を改装してある・・・ってのは知っていましたが、あれほどたくさんお店があるとは想像していなかったし、意外と、奥に長く広かったので驚きました。生活感はもはやありませんでしたし、観光地といったお土産屋さんストリートでしたが、なかなか雰囲気は良く、とってもフォトジェニックで嬉しかったです。ただ、高台にある古い遺構の中のせいか、防壁内には、カフェのような飲食店はなかったです。
高台からの眺めは、お天気がよかったらなぁ・・・とは思いましたが、靄って見えないほどでもなかったので、まぁ・・・仕方ないですね。
写真で見ると、再びそこを歩いているように自己満足で楽しめるのですが、現地にいるときには、傘もあるし、カメラの扱いにも必死になるし、こんなに楽しかったっけ?って思います。やっぱり、とりあえず撮りまくっておくことは、私にとっては正解です。
こあひる
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