世界遺産「ヴィリニュス歴史地区」No.2

2016/04/29 - 2016/05/06

前回の旅行記の続きです。
ヴィリニュスの教会を中心に紹介します。

エリア ビリニュス(リトアニア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5

• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: フィンランド航空

大聖堂の南側にあるカテドゥロス広場から南に向かってピリエス通りと呼ばれる通りがあります。
旧市街を南北に縦断するメインストリートです。

しばらく歩くと聖ヨハネ教会が見えてきます。
聖ヨハネ教会には旧市街で最も高い鐘楼があります。
1387年にリトアニアがキリスト教を受け入れてすぐに建設が始められた教会です。
バロック様式の教会でヴィリニュス大学の中にあります。

ここから南に向かって歩くと市庁舎広場に着きます。

14世紀に最初の市庁舎が建てられました。
現在の建物は旧市庁舎になっていて、イベント等が催されるそうです。

旧市庁舎の近くには聖カジミエル教会があります。
1604年にイエズス会によって建てられた教会です。
聖カジミエルはリトアニアの守護聖人です。

さらに南へ歩くと聖三位一体教会があります。
ウクライナ・カトリックという宗派の教会です。

そして近くには聖霊教会があります。
ロシア正教の教会ですがロシア正教らしさをあまり感じさせない教会です。

もう少し南へ歩くと夜明けの門に着きます。

現在ただひとつだけ残る城門です。

この門には小さな礼拝所があり多くの信者が祈りを捧げています。
ここにある聖母のイコンは奇跡を起こす力があると信じられています。

ここから別の細い通りで北へ戻るように歩くと円形城塞に着きます。

この辺りは城壁が復元されています。

さらに北に向かって歩き、聖ヨハネ教会まで戻ると細い路地を曲がります。
すると聖アンナ教会に着きます。

15世紀末に建てられた後期ゴシック様式の教会です。
フランボワイアン（火焔式）ゴシック建築の傑作で炎のような躍動感があります。

ナポレオンがヴィリニュスに入城した際に、フランスに持ち帰りたいと語ったそうです。

そして後ろにベルナルディン教会があります。
15世紀半ばにフランシスコ会によって建てられた教会と修道院です。

バロック様式の木製祭壇は奇跡を起こすと言われています。

また16世紀のフレスコ画を見ることもできます。

旧市街の見所はこれぐらいだと思います。
旧市街ではないですが聖ペテロ・パウロ教会は見所です。

建物は1668年から7年かけて造られたそうですが、内装にはその後約30年の歳月がかけられたそうです。

内部には2,000以上の漆喰彫刻があります。

聖人、天使、動物、植物等のたくさんの彫刻があります。

2回に分けて紹介しましたがヴィリニュスにはたくさんの教会があります。
そのためかも知れませんが、とても落ち着いた雰囲気のする町です。

石畳の旧市街をゆっくり歩いて回るのが良いですね。