世界遺産「ヴィリニュス歴史地区」No.1

2016/04/29 - 2016/05/06

バルト三国のひとつにリトアニアがあります。

リトアニアでは13世紀にミンダウガス大公がリトアニア最初の王位に就きました。
そして14世紀にはゲディミナス大公がリトアニアの領土を東に拡大していき、1323年にヴィリニュスが首都になりました。
18世紀にはロシア領になり、第一次世界大戦ではドイツに占領され、第二次世界大戦ではソ連やドイツに侵攻されて、その後長い間ソ連の一部になっていました。
そして1990年にやっと独立を宣言することができました。
ロシアとドイツの間にあるという地理的なものからか、非常に複雑な歴史を持つ国です。

そのリトアニアの首都がヴィリニュスです。

エリア ビリニュス(リトアニア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.5

• 航空会社: フィンランド航空

ヴィリニュスの中心にあるのが大聖堂です。

最初の教会は13世紀にキリスト教を受け入れたミンダウガス王によって建てられましたが、王が暗殺されてしまうと、この地は自然崇拝の地に戻されてしまいました。
しかし14世紀にはキリスト教化されて、また教会が建てられました。
そして18世紀の大改築により現在のクラシック様式の建築になりました。

外観はギリシア神殿のような感じを受けます。

内部の見所は聖カジミエル礼拝所です。

大理石と砂岩で造られていて壁画は8体の王の像、漆喰彫刻、フレスコ画で飾られています。

大聖堂の手前には高さ53mの鐘楼があります。

上に登ることができます。

この周囲にはあまり高い建物がないため上からの眺めが良かったです。

別方向の眺めです。

大聖堂の前は1989年に独立運動の一環として行われた「人間の鎖」のスタート地点です。

ここからラトヴィアを通過してエストニアのタリンまで約600Kmの人間の鎖が形成されました。

大聖堂の隣には王宮があり、2002年から再建が始まり現在も一部は建設中です。
代々のリトアニア大公が住んだ白亜の宮殿です。

ここから隣を見上げるとゲディミナス塔があります。

これはかつての城壁の塔です。

ヴィリニュスの中心が大聖堂周辺なので、この辺りに見所が多いです。

大聖堂や王宮に面しているカテドゥロス広場ではきれいな夕日を見ることができました。

ちょうど桜の季節だったみたいで桜を見ることができました。

桜をバックにしてメルセデス・ベンツの撮影にも遭遇しました。