
2016/05/21 - 2016/05/22
40位(同エリア59件中)
☆桜☆さん
週末の1泊2日で、忠清南道にある公州・扶余・青松に行ってきました。
公州と扶余は、日本とも関係の深い百済だった場所。
今回3年ぶりに訪問しました。
以前よりも歴史的背景がわかるようになっていたので、より興味深く見学出来たような気がします。
青松は今回初めての訪問だったので、期待が大きかった場所です。
期待に負けないぐらい、いや、それ以上に素敵な場所でしたよ。
5月とはいえ、灼熱の太陽が照りつける中での観光となりましたが、天気に恵まれて、観光もグルメも満喫してきました♪
1泊2日の旅程のうち、こちらは公州編となります。
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今回、週末を利用して公州・扶余・青陽を回るツアーに参加しました。
私は公州・扶余は3年ぶり、青陽は初めてです。
公州・扶余・青陽は、韓国の中央部、忠清南道に位置していて、ソウルからだと高速バスで2時間半ぐらいの距離ですが、今の時期は季節的に外出する人も多く、土日は高速道路が混雑するので、バス専用レーンでも大渋滞に巻き込まれてしまいます。
今回も予定より遅れての到着.....
週末のお出かけの場合は、時間に余裕を持って動かなくてはいけません^^; -
最初にバスが向かったのは公州。
ここで先に説明しておくと、今回旅行したこの公州・扶余は百済時代の首都だった場所。
そのため当時の遺物や発掘品などがあり、歴史の街として今もその姿を留めている都市だとされているそうです。
私もきちんと歴史を勉強したわけではないのですが......
時代は三国時代、現在の中国の一部〜北朝鮮〜ソウルなど広範囲にわたり勢力を広げていた高句麗。
現在の忠清南道〜全羅南道などを治めていた百済。
そして現在の慶州を中心にその後、高句麗、百済を滅ぼし統一国家を作った新羅。
そして新羅に攻め込まれ百済の王族や民が逃げた先が日本です。
そのため、百済は日本とも縁がある場所として日本からの観光客も多いんだとか。
たしかに今回の旅行中も、日本からの団体ツアーとすれ違いましたよ〜
さてその百済の首都だったのが、今回回った公州や扶余ということで、見学した場所はほぼその百済に関する場所がメインです。 -
公州に到着してまず最初に向かったのが、.「宋山里古墳群 武寧王陵」です。
こちらは「百済歴史遺跡地区」のひとつとしてユネスコ世界遺産に登録されています。 -
武寧王は40歳を過ぎてから王位に就いたとされているのですが、とても指導力に優れ、百済の発展に貢献したとして今も尊敬されている王だそうです。
その武寧王の王陵(古墳)が発見され、その他の王族の王陵とともに管理されているのがこの場所です。 -
王陵自体は保存のために中に入ることができないので、同じ敷地内にある「古墳模型館」で再現された古墳の内部の見学や出土物などの見物ができるようになっており、私達ツアーの一行もそちらの見学に。
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古墳模型館の中には、古墳の内部を再現した場所があります。
このレンガ造りというのは韓国ではここにある2つの王陵だけだそうで、機械や計測機器もない時代に、よくこんなかまぼこ型のドームを作ったなぁと……驚きですね。
そして東西南北には、青龍、白虎、朱雀、玄武の四神の絵が描かれていたそうです。
(こちらは玄武の姿) -
壁一面にあるレンガには蓮の花が描かれ、仏教の影響を受けていたことがわかるそうです。
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こちらには燭台もあり、灯りが灯されていた形跡も残っていたそうです。
壁の部分には中方と書かれた(かたどられた)レンガの部分があり、これは窓をイメージした装飾なんだとか。 -
これは王陵発見した当時の様子を再現したところ。
青銅製のクツや枕など、生前時と同じように過ごせるようにと納められたようです。 -
古墳模型館を出ると、目の前には小高い丘がいくつか現れます。
これが本物の王陵(古墳)です。 -
内部は保存のため封鎖されています。
こちらの古墳のうち2つは出土品から誰の王陵か判明していて、こちらの後ろに見えるのが武寧王の王陵となります。 -
歴史の知識かないとチンプンカンプンですが、11月末までの毎週土曜日は午前11時からと午後2時から、百済の歴史をテーマにした人形劇が行われているので、それで事前知識を身につけるのもアリですよ〜
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コレは敷地内にあった街灯ですがデザインがとても素敵♪
金製冠飾をデザインしたもののようですが、百済時代にはこういった精巧な細工のものが多数生み出されたようです。
この後も公州観光が続きます~
と、その前に腹ごしらえですね(笑)
「宋山里古墳群」
住所︰忠清南道 公州市 錦城洞 山5-1
利用時間︰9:00〜18:00
入場料︰1,500ウォン
電話番号︰041-856-3151 (武寧王陵観光案内所) -
公州に到着して、「宋山里古墳群」で武寧王陵などを見た後は、待望のランチ〜
やってきたのは、公山城近くにある、その名も「市場精肉店食堂」!
そのまんま^^; -
精肉店ということで、もちろんビビンパッにはユッケがどーーんっ!
やっぱり専門店、精肉店だと色味も違うよね〜
実はこの公州、栗の名産地として有名ということで、このユッケビビンパッにも生栗の千切りがたっぶり入っています!
生栗......
そう韓国では栗を生でも食べるんですよーー。
日本だと茹でたり、焼いたりするのが一般的ですが、韓国では生で食べる食べ方も一般的で、皮をむいた生栗がマートや市場で売られ、普通にそれをみなさん食べるんです。
私としてはお腹、痛くならないのか心配.......^^; -
ビビンパッは混ぜて食べるのが基本。
そしてしっかり混ぜたほうがおいしさも倍増!とされているので、いかにしっかり混ぜるかが大事なんですよね^^;
スプーンを使って混ぜていたら、お店の人に「ここのは箸で混ぜたほうが混ざりやすいんだ」と箸でゴシゴシ混ぜられました(笑)
その結果がコチラ。
ホント、しっかり混ざってます。
久しぶりのユッケということもあるけど、野菜もおいしい〜
生の栗も意外とイケました^^; -
栗が名産ということで、お昼から栗のマッコリもいただいちゃいましたよ!
食後には炎天下を歩く予定だったので、私は控えめに(?!)いただきましたが、栗の甘さがあり、飲みやすいから危ないマッコリだと思います(笑)
お腹もいっぱいになって、お酒も飲んだので、お昼寝したいところでしたが、ツアーの日程はまだまだ続きます。
「市場精肉店食堂」
住所:忠清南道 公州市 錦城洞 177-3
営業時間:9:00~22:00 ※日曜定休
電話番号:041-855-3074 -
昼食後にやってきたのは、「公山城」です。
こちらも百済歴史遺跡地区として「宋山里古墳群」と共にユネスコ世界遺産に登録されています。 -
こちらは城壁部分が散策路として整備されていて、一部城壁の上から公州の街並みを眺めることが出来るようになっています。
散歩コースとして地元の方も利用されているみたいです。 -
その城壁部分から見た公州の街並み。
左側のロータリーをさらに左に進むとバスターミナルがあります。
昼食を食べた場所は右側のクレーム色のビルよりさらに奥に入ったところ。
この日も大型バスや観光に来た乗用車などで駐車場もいっぱいですね。 -
城壁の内側にあるゆるやかな坂道となっている散策路を進むと、公山亭とある楼のようなものが見えてきました。
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その公山亭からの眺め。
左側に見えるのは錦江で、錦江に面して建っているのは拱北楼。
この拱北楼は公山城の北門となります。
川を利用した交流が盛んだった時代とのことなので、当時はこの辺りが一番栄えていたのでしょうね。 -
何やら太鼓の音とともにイベントが始まったようです。
こちらは守門兵の交代式で、10/25までの土日に行われているものになります。 -
まだ学生と思われる守門兵に扮した人達がずらっと錦西楼付近に並びます。
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城壁のところにも.......
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槍を突き出したりとパフォーマンスが始まりました。
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こちらのみなさん、この周辺の学生さん達がボランティアで参加しているのでしょうか?
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錦西楼の外側部分へ移動して、こちらでも同じようにパフォーマンス。
時間としては15〜20分ぐらいで終了し、その後は見物客との記念撮影などが行われていました。
あとでパンフレットを見たら、9:00〜まで1時間おきに行われているそうです。
一通り見物した後は、王宮があったとされる場所へと移動します。 -
木陰となる山道をのんびり歩いたかと思ったら、あちこち発掘の最中ということでロープの張られたぼこぼこの道とはいえない場所を歩き、やっと到着したのは、こちらの「双樹亭」。
この双樹亭を挟み込みように2本の大きな木があり、ここで仁祖が休憩していたところ、良い知らせを聞き、嬉しさのあまり、この2本の木に官位を与えたのだとか.......
今は1本しかその木は残っていませんが、木のほうが官位が上だと他の人達はどう思っていたんでしょうね? -
そしてこちらがその王宮があったとされる一帯です。
今は何もない芝生の状態ですが、百済が当初いた漢城から都をこちらに遷した際の最初の王宮があったところだそうです。 -
近くには蓮池だった跡も残されています。
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王宮のあった場所からは城壁の散策路を通って戻ります。
散策路の周囲にある旗は、宋山里遺跡にある「古墳模型館」でも見た四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)が方位ごとに描かれています。
晴天の午後ということで一番日差しの強い時間帯でしたが、木陰の下を散策したり、風の良く通る場所だったので、比較的暑さにも耐えられました^^;
この後は公州から扶余へと移動します。
「公山城」
住所:忠清南道 公州市 熊津路280
観覧時間:9:00〜18:00 ※入場は観覧終了30分前まで
電話番号:041-856-7700 (公州市観光案内所)
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