2024/06/11 - 2024/06/11
6位(同エリア59件中)
ぶどう畑さん
この旅行記スケジュールを元に
2024年6月11日(火)
ツアー2日目の午前中は、百済最後の都「扶余」を観光。スープ料理「コムタン」の昼食後、同じく百済の都であった「公州」にやって来ました。
まずは「国立公州博物館」。
1971年に発見された百済の王様「武寧王」の墓の出土品を見学しました。
そのあと、韓国歴史ドラマに出てきそうな「公山城」の城門へ。
公州を後にして、やって来たのは「大清ダム湖」を見下ろすバスにある「文義文化財団地」。
ダムを造る際、湖の底に沈んでしまった村々の家を移築したそうで、韓国歴史ドラマに必ず登場する貴族「両班」の家を見ることができました。
(旅行期間:2024年6月10日~6月13日)
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
ランチを終えたら、扶余(プヨ)から北東に34km、公州(コンジュ)へ移動。
-
午後、最初の観光は「国立公州博物館」。
建物の前にオブジェが見えます。
ぷっくりとしていて、どことなくユーモラス。
これ、芸術品ではなく、なんと貴重な発掘品のレプリカでした。(・o・)
王陵を護り、魂を神仙の世界へ導く役割りを果たす想像の動物「鎮墓獣」と呼ばれるもの。
実物は、この1/7の大きさで、館内で見ることができるとのこと。
見てみたいね~!国立公州博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
博物館のエントランスにも「鎮募獣」。ゆるキャラ?
※「国立公州博物館」には日本語のパンフレットがあります -
イチオシ
実物とご対面!
墓守りにしては、やっぱりどこか可愛らしい。(^^)
この「鎮募獣」は、頭に角、胴体に翼があります。
邪悪を避けるため、口や胴体の一部は赤く塗られていたそうです。 -
「国立公州博物館」の展示のメインは「武寧王(ムリョワン、462~523年)」の墓から発掘された出土品。
百済25代の「武寧王」は、身長190cm以上あったとか。
背が高く、イケメンの王様だったのですね。 -
発掘された墓を再現したもの。
手前の2枚の石は埋葬された王と王妃の「墓誌石」で、その後方にあの「鎮募獣」が墓を護っています。
墓が発見された時は、木製の棺は崩れ落ちていましたが、棺材を調べると、日本にしか自生しない「高野槙(コウヤマキ)」と判明したそうです。(・o・)
※墓誌石:死者の死亡、埋葬時期などを記録した石 -
上:王の墓誌石
「62歳となる523年5月7日に逝去し、525年8月12日に墓に安置した」と記されています。
下:王妃の墓誌石
「526年11月に逝去し、529年2月12日に墓に安置した」と記されていますが、なくなった年齢の記録はありません。 -
写真上:純金製の王の冠の装飾品
写真下左:純金製の髪飾り -
墓が発見されたのが王の死後1400年以上経った1971年と最近のため、墓荒らしに盗掘されることもなく、約3000点近い華麗な遺物が出土したそうです。
-
武寧王の墓は、王族たちが眠る「宋山里古墳群」の一角。
それまでに発掘された古墳群の排水を整備する工事中に偶然に発見されました。
なぜそれまで見つからなかったのか? これもまた不思議。 -
墓の入口と内部の写真も展示されていました。
入口を開けた時、中から白い煙がホワッと出て来たそうです。
入口や壁は、午前中に見学した扶余の「定林寺址」で見た「瓦積基壇」同様、瓦を用いて壁の強度を保つよう造られています。
展示されている写真から、武寧王像の置かれている手前の入口が、墓の入口をイメージしていることに気づきました。 -
ミュージアムショップで発掘された装飾品の栞、見つけた~!
左から髪飾り、王妃の冠の装飾品、王の冠の装飾品。
1つ3000ウォン(350円)とは思えない綺麗さに、思わず購入。 -
「百済金銅大香炉」のレプリカもありました。
実物は、高さ64cm、直径19cmもあるそう。
香炉のふたは仙人が住む山のかたちで、頂上にいる鳥は鳳凰。蓮の花の形をした香炉本体を龍が支え、たくさんの動物の装飾を施して、その大きさ、繊細さは、世界に類を見ない香炉の絶品とのこと。
香炉は門外不出。「定林寺址」近くの「国立扶余博物館」に展示されているよう。
近くまで行きながら観れなかったワケで、ガイドさんが残念そうだったのが理解できました。
「武寧王陵」からの出土品しかり、工芸技術の高さが伺えますね。
百済の栄えた頃、日本はまだ飛鳥時代。百済の足元にも及びません…。 -
続いては、博物館からほど近い「公山城」。
その麓のロータリーに大きな「武寧王」の像が立っていました。
2021年、王陵発掘から50年を記念して造られた、まだ新しい像。
パンフレットによると、毎週土曜・日曜の11時にグルっと回転するらしい。
あっ!韓国バラエティ番組『1泊2日』で見た覚えが…。
韓国歴史ドラマ『王女ピョンガン』で、高句麗の将軍オン・ダルを演じた俳優「ナ・イヌ」が手動で回していなかった?
一気にテンション・アップ!再放送で確かめねば~!!
※王像の写真は公山城の日本語パンフレットから -
ロータリーの周りには、伝統的な朝鮮の建築様式の家「韓屋(ハノク」のレストランやカフェが並んでいました。
「公山城」のチケット売り場、その向こうの観光案内所も「韓屋」。いいね、いいね!
ちなみに、先ほどの「国立公州博物館」の近くにある「公州韓屋村」では、韓屋に泊まれるそうです。
昔ながらの家、泊まってみたいなぁ。 -
イチオシ
では、公山城の西の門「錦西楼」へ。
韓国時代劇に出てきそうな城門にワクワク!公山城 城・宮殿
-
坂の途中のある石碑は、この地に派遣された「使道(韓国語:サット)」の名前が記されたもの。
「使道」とは、朝鮮時代に朝廷から郡や県に派遣された地方長官のこと。
ここに石碑を立ててもらえるほど、皆さん、よい働きをしたのかしら? -
門をくぐって、裏側からアプローチ。
暑くて、ちょっとした坂でも堪えます…。(~~; -
樹木に隠れて「武寧王像」は見えませんでしたが、ロータリーの向こうの門を眺めることができました。
韓国の歌手、東方神起の旧メンバー「ジェジュン」は公州市出身。
この街に住んでたんだね~。 -
イチオシ
「公山城」も、午前中に訪れた扶余の「扶蘇山城」と同じ土城で、門から城壁が続いていました。
公山城の城壁は全長2,660m。
現在残っている大部分の城壁は、朝鮮時代以降に修復されたもので、土城が残っている735mを除き、石造りになっているそうです。
2023年7月の集中豪雨の際、城の一部が浸水したり、城壁が崩れたとのことで、門の反対側の城壁はまだ修復中でした。 -
公州を後にする時、こんもりとした小山が見えました。それが「公山城」。
ツアーでは街側の門を観ましたが、パンフレットには、川からの写真が載っていました。(写真下)
うねうねと続く城壁が見えます。川越しの城、素敵です! -
その橋の欄干の模様、「国立公州博物館」に展示されていた「武寧王」の冠の装飾ではありませんか。
公州の地における「武寧王」の存在の大きさを強く感じました。 -
公州は栗の産地とのことで、バスの車窓から、オフホワイトの花の咲く栗の木をたくさん見かけました。
関東では、栗の花はとっくに終わってしまったけれど、韓国は日本より北にあるから遅いのかな。
韓国はドングリからとったデンプンで「ドングリのムク」という料理を作るので、もしかしたら写真の木は同じブナ科のドングリかも?
そうそう、ガイドさんが言うには、韓国では生の栗を食べるそう。
「渋くないんですか?」と聞いたら、甘いらしい。意外…。 -
次なる目的地は、公州から約50km、清州にある「文義文化財団地(Munui Cultural Heritage Complex)」。
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駐車場の案内板、妙に立派。(・o・)
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坂を上っていくと、城門が現れました。
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そこをくぐって進むと、眼下に湖が開けます。
川を堰き止めてできた「大清ダム湖」でした。
韓国は高い山が少ないため、ダムを造ると大きな湖ができるそうで、日本のダム湖と比較にならないほどの貯水量を誇るのだとか。
でもそれは、ダムの底に沈む民家が広範囲にわたるってことで…。 -
「文義文化財団地」では、ダムに沈むはずだった古い民家を移設。
見学できるようになっていました。 -
韓国ドラマ『100日の郎君様』に出てきそうな一角。
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家が点在しているのは傾斜地。
ガイドさんは足早に歩いて行くけれど、時刻は15時、一番暑い時間帯。
陽射しは強いし、ちょっとした坂なのにふぅふぅ…。 -
坂の右手に見えていた門に来ました。
韓国の貴族「両班(ヤンバン)」の家とのこと。
朝鮮王朝が舞台の歴史ドラマに必ず登場する「両班」、実際に住んでいた家を見れるとは思わなかった。キャ~、嬉しい! -
門の両側に貼られていた絵。
片方は龍? もう片方はスッポン? -
門を入ると、低い塀を隔てて2つの家屋がありました。
両班は夫婦別棟で過ごしたそうで、右がこの家の主、左は奥方の家。 -
主の家の手前、門を入って右手の建物は物置き。
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その先に厠。トイレですね。
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主の家に進みます。ここにも門があるところがすごい。
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イチオシ
家には雨戸はなく、濡れ縁。
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ひさしから下がる金属製の物は、扉を引っかけるものだそう。
夏の暑い時など、扉を上にあげることで風通しをよくしたのかな? -
台所。かまどに並ぶ釜が、韓国バラエティ番組『三食ご飯』で煮炊きするお釜と同じ。
韓国では、昔からこの形のお釜を使っていたんだと妙に納得。
番組では、蓋で炒め物をしていました。
蓋も金属ってことは、日本より鉄が採れたのか? -
門を通って、奥方の家に進みます。
塀と門のある感じがいいね! -
主人の家と比べると小ぶり。台所も小さかった。
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廊下の隅に置かれていたのは「米びつ」。
俳優のイ・ソジンが朝鮮王朝第22代の王様「正祖」を演じた歴史ドラマ『イ・サン』で、「正祖(イ・サン)」の父「思悼世子(セドセジャ)」が、サンの祖父である王「英祖」によって刑罰として米びつに閉じ込められ、食料も水も与えられないまま亡くなった史実を思い出す。 -
「両班」の家を見ることができて大満足!
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イチオシ
足取り軽く坂を下り、バスに戻りました。
午後の観光はまだまだ続きます。
旅行社の計らいで、韓国の代表的な画家「雲甫」のアトリエを見学したり、伝統市場に行ったりします。
それは次の旅行記で。 -
この旅行記をアップしたしばらくあと『1泊2日』の再放送があり、武寧王像の回転式を観ることができました。
ただ回転させるだけでなかった。
折しも、武寧王が登場する『帝王の娘スベクヒャン』の再放送もあったりで「百済」の歴史に興味津々です。
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この旅行記へのコメント (2)
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- frau.himmelさん 2024/07/21 17:14:00
- ぶどう畑さんがツアーって珍しい
- ぶどう畑さんこんにちは。
口に出したくないけど、ほんとに暑いですね~~。
ぶどう畑さん、いつの間に韓国へ!?
しかもツアーってぶどう畑さんにしては、もの凄くめずらしいですよね。
前編に気が付かなかったので、そちらを拝見して納得しました。韓ドラもご覧になっていたのですね。道理で。
今回ツアーで回った先々のことを詳しく書いていらっしゃるからすごいなーと思いました。ぶどう畑さんはどこの旅行記でもよく調べて書いていらっしゃますよね。
私も昔々一度だけ福岡から釜山にツアーで行ったことがありましたが、ハングル文字にはどうしても馴染めませんでした。それっきり。
続きまた見せてくださいね。
himmel
- ぶどう畑さん からの返信 2024/07/21 20:46:47
- RE: ぶどう畑さんがツアーって珍しい
- himmelさん
ぶどう畑です。
韓国の旅行記にお越しいただき、コメントをありがとうございます!
そう、私には珍しくツアーですが、東南アジアはわりとツアーを利用しているんですよ。イトコのY姉さんを誘って。
アジアは移動がヨーロッパのようにとは行かないし、日程も飛行時間も短いのでね。
今回、たまたま気に入ったツアーがお1人さま限定で、初めて利用してみましたが、よかったですよ〜。
食事の時は必然的に同じテーブルになった方たちと会話して、参加者同士のコミュニケーションが取れていいなと思いました。
ガイドさんがとても詳しく説明してくださったのもありがたかった。
旅行記にはいい加減なこと書けないため、自分でも調べて補足はしていますけど。
でも、そういう時に新しい発見があったりしますよね。
himmelさんも同じだと思いますが。
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