神仙様 韓国公州の冷麺はなぜこんなに辛いの？

2019/11/03 - 2019/11/05

「予もいづれの年よりか、片雲の風に誘はれて、漂泊の思ひやまず」(芭蕉)
2019年末の韓国、公州

　〇　2019年11月3日（日）　　広島→ソウル
　〇　2019年11月4日（月）　　ソウル→公州→ソウル
　〇　2019年11月5日（火）　　ソウル→広島

エリア 公州(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

広島空港発、エアソウルの格安チケットが取れたので、ちょいと韓国公州へ行ってきま～す。

最近は、ソウル駅前のホテルマヌに泊まるので、ソウルスクエアB1Fの『新村ソルロンタン』での昼食が多い。
特ソルロンタン(12000ウォン)は、他のチェーン店よりスープが濃くておいしい。
店員さんが顔を覚えてくれているのも好感度アップ。

嫁隊員の希望でソウル城郭にやって来た。
訪韓16回目にして初登城だ。(ドンドンドン…おな～り～)
東大門駅１番出口を西に歩くとすぐ見える。
城郭の東側を歩いたが、これは失敗。
正式ルートは西側。
東側だと城郭の下をずっと歩いて、城郭に上がれない。
しかたないので、途中の隙間から這い上がった。

城郭からは東廟方面が見渡せる。
途中、柿が干してあって、韓ドラファンの嫁隊員はニコニコ。
「中庭で家族みんなで干すのよね～」

城郭から西側に下りていくと、梨花洞「路上美術館」。
映えスポットが点在する。
もうすぐ還暦なのに、これでいいのか？
「いいの！　心は永遠の15歳なんだから。」
確かに、出会った15歳の頃から進化してないな～

路上美術館 文化・芸術・歴史

大学路に下り、『ジャマイカスポーツクラブ』を観劇。
演劇は月曜休演が多く、日曜に観劇して、月曜に地方へ移動することが多い。
予約時に希望すれば、日本語字幕のタブレットを準備してくれる。
どの演劇の役者さんも、鍛えている。
女優さんの腹筋も六つに割れていた。
もっと鍛えれば、私のように丸く一つになるのだが。

ホテルへの帰り道、清渓川でランタンフェスティバルをしていた。
夜の清渓川の散歩は気持ちいいが、ランタンがあると、魅力200％増し。
中国の民話やネズミーランドのキャラクター、旧ソウル駅などのランタンを楽しめた。

清渓川ランタンフェスティバル 祭り・イベント

２日目は龍山駅から公州に移動する。
朝食は龍山駅のパン屋で。
餃子や小籠包、エビフライ入りパンなどを買ったら、キムチやスープもついてくる。
店員：「７個買ったら10,000ウォンでお得ですよ。」
勧誘につられて買ったけど、２人で７個は無理、無理、無理。
嫁隊員は、なぜ『お得』という言葉に弱いんだ。

龍山駅から公州駅までは、KTXで１時間少々で到着する。
旧市街地までは20kmほど離れているので、バス移動。
駅のインフォメーションの人がとても親切で、「公山城で降ろしてあげて」とバス運転手に伝えて下さり、スムーズに移動できた。感謝感謝。
バスは１時間弱、イチョウ並木の田舎道を走り、秋のさわやかな公州路を堪能できた。

公山城は旧市街の中心にある。
運転手さんに「ここだよ」と、教えてもらい降りると、左手が旧市街。
右手が公山城だった。
城壁がウネウネと連なり、かっこいいぞ。
日本の朝鮮式山城って、こういう城を参考にして作ったのだろう。

公山城 城・宮殿

錦西楼から時計回りに城壁の上を歩き、

公山亭に登ってきた。
ここから眼下に錦江が見える。
この錦江は、扶余を通って白村江へと流れ、古代日本軍が唐に大敗した白村江の戦いの舞台につながる。
それにしても北側の崖は堅守の地形だ。

公山亭から拱北楼へ降りる道が急だった。
拱北楼から登っていたら、膝を壊す。
川沿いの拱北楼で休憩を取ったが、嫁隊員の背中を押して、南東の鎮南楼まで行けそうにないので、入口の錦西楼へショートカットして戻る。

公州はイチョウの木が多く、きれいに色づいていた。
手前は田んぼになっていた。
史跡である城の中に田んぼが広がる光景って、日本では見ない。

公山城を出て、500ｍほど南にバスで移動。
公州山城市場に到着。
私たち夫婦は、在来市場をプラプラするのが大好物。必ず立ち寄る。
公州は栗の名産地なので、栗饅頭を食べてみた。中の栗がデカい！
程よい甘みで美味しいおやつだった。
ここから西の武寧陵に、タクシーで向かう。

武寧陵は紅葉が盛りだったが、山城歩きで疲れて、お昼寝。
世界遺産でのお昼寝、何ヶ所目？(お互いに盗撮するな！)
小一時間して目が覚めたらそばに女人が。
「よかったら宋山里古墳群展示館を案内しましょう。」
日本人の学芸員さんが立っていた。
学芸員さんの、百済愛あふれる話は面白く、写真を撮り忘れるほど聞き入った。
埋葬方法や、古墳構造など、百済と日本が結ばれていたことがよくわかる。

宋山里古墳群 (武寧王陵) 史跡・遺跡

展示館見学後、武寧王陵や古墳群を見て回る。
小高い丘の上にあるので見晴らしもよく、秋の風が心地よい。
これって、明日香村の風景に瓜二つ。

もう一度旧市街に戻り、遅い昼食。
旧市街地の北にある『市場精肉店食堂』へ。
ビビンパと冷麺を注文する。
この冷麺が辛かった。
神仙様　公州の冷麺はなぜこんなに辛いの？
神仙様:『それはな、左の甘い梨汁をかけてないからじゃよ…』
早く教えてほしかった。
なんとか平らげたが、汗が噴き出た。

ジモティーも多いので、人気店なのだろう。
帰りは高速バスでソウルに戻る。
錦江を渡り、新市街地の公州総合バスターミナルへ。
プレミアムバスで１時間45分。ソウル江南バスターミナルに着いた。
行きはKTX＋バスで２時間以上かかったので、公州への移動は、バスのほうが便利かもしれない。

あれ？　『貢茶』の抹茶アイス。
さっきビビンパ食べたよね？　
嫁隊員：「甘いものは、べ・つ・ば・ら…」
明日は、５時半起きで、広島に帰りましょう。