２０１６ＧＷ　初の中部～北ドイツ　【２】フルダ　その１

2016/04/24 - 2016/04/24

やっとこさ辿り着いたフランクフルトから、最初の街フルダへ移動です。
日本のガイドブックではあまり詳しくは紹介されていませんが、
大聖堂があり大きな庭園があり、以前から気になっていた街。
途中でお天気がちょっと怪しくもなりましたが、しっとり落ち着いた街並みを楽しみました。
まずは前半の街歩きを。

以下、今回の旅程です。（☆印がこの旅行記です。）
　４月２３日（土）　福岡～関空（こちらで大波乱）～香港
　　　　　　　　　　　　～深夜便でフランクフルトへ
☆４月２４日（日）　早朝フランクフルト着～フルダ～リューベック
　４月２５日（月）　リューベック～ヴィスマール～バート・ドーベラン
　　　　　　　　　　　　～リューベック
　４月２６日（火）　リューベック～シュヴェリーン～リューネブルク
　　　　　　　　　　　　～ハンブルク
　４月２７日（水）　ハンブルク～ブレーメン～ハンブルク
　４月２８日（木）　終日ハンブルク
　４月２９日（金）　ハンブルク～ツェレ～ハノーファー～ゴスラー
　４月３０日（土）　ゴスラー～クヴェトリンブルク～ヴェルニゲローデ
　　　　　　　　　　　　～ゴスラー
　５月　１日（日）　ゴスラー～ヒルデスハイム～ゴスラー
　５月　２日（月）　ゴスラー～ライプツィヒ～エアフルト
　５月　３日（火）　エアフルト～アイゼナハ～エアフルト
　５月　４日（水）　エアフルト～フランクフルト～ベンスハイム
　　　　　　　　　　　　～ゲルンハウゼン～フランクフルト
　５月　５日（木）　フランクフルト～バッハラッハ～ボッパルト
　　　　　　　　　　　　～フランクフルト
　５月　６日（金）　フランクフルト～バート・ホンブルク
　　　　　　　　　　　　～フランクフルト空港から帰国
　５月　７日（土）　羽田～福岡

エリア フルダ(ドイツ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

７：１８発のドレスデン行きＩＣＥでフルダへ向かいます。
実はこの列車はこの旅行の計画時から乗る予定にしていた便でした。
フルダに寄ってそこから一気にリューベックまで行くので、
フランクフルト到着日に一泊した翌日のこの日は、少し早めに出発しようと
計画していたのでした。
フランクフルト到着は大幅に遅れましたがここから当初の旅程に戻ったというわけです。
よし！仕切り直しだ〜！

大好きなフランクフルト中央駅。
旅の終盤に戻ってきますね。

出発です！

ＩＣＥはかなり席に余裕があり、ゆったりと移動。
７時台はビジネス使用で混んでいるかと予想していたので
ひと安心です。

駅で購入したクロワッサンとカフェオレで朝食を。
ドイツのパンは、どこで買ったものでも美味しいです。
ドイツに来た喜びをかみしめながらの朝ごはん。

ＩＣＥの車窓はすぐにこんな長閑な風景に。
お天気もまずまず。

・・・と思っていたら、いきなりこんな濃霧。
朝方はこんな気象現象に遭遇するのですね。
これもまたよし。

そろそろ目的地へ到着。
予定どおり１時間と少しです。

初めて降り立つフルダ駅。

まずはトランクをロッカーへ。
小銭が足りず、すぐお隣のお花屋さんへ相談したら快く両替して
下さいました。助かりました。

身軽になって駅の外へ。
ひとつ問題は、この街の地図をトランクに入れっぱなしだったこと。
本来は前日にフランクフルトに到着して１泊してからこのフルダへ移動
でしたので、この街の情報はトランクに入れていました。
それには気付いていたのですが、ロッカー前でトランクを開ける気になれず
何となく地理は頭に入っていたのでどうにかなるだろうと出発。
駅を出てすぐの場所に地図が掲出されていたので確認して歩き出します。

駅前の風景。

ツリー型の花壇にはパンジーが。
その先にもピンクの花の咲いた木があります。
お花の多い街かな〜、と期待が膨らみます。

振り返るとフルダ駅。
この時、８：３０頃。
１１：００過ぎの列車で次の街へ移動しますので、２時間半ほどの
街歩きです。

駅からまっすぐに伸びるバーンホフ通り。
両側にショップが並びますが、日曜日の早朝でどこも閉まっていて
人通りもわずか。
静かな通りをゆっくり歩きます。
壁絵のある建物も。

突き当りにはカールシュタットのある広場。
ここもひっそりとしています。

右に曲がるとこの立派な建物。

そこを直進すると左手にこの門が現れました。

ＨＥＥＲ塔。
歴史が記されているのでしょうが、解読不能・・・。

その左奥に教会らしき塔が見えたので行ってみました。

「聖マリア教会」。

小さいながら立派な入口です。
扉をちょっと押してみたら、ミサの真っ最中。
ということでご遠慮申し上げました。
あとで時間があれば参りましょう。
（と思いましたが、結局訪ねられず。残念・・・。）

元の道へ戻り先へ進むとこんな噴水のある一角へ。

お向かいはインフォメーションでした。
が、まだオープン前。

その前にはこの像が。

どなただったのでしょう？
台座を写してきましたがわからないまま。

その足元には美しい花壇が。
ちょうどシスターが通って行かれ「きれいでしょう？」と
誇らしげでした。

その向かいにあるこの立派な建物。

「市宮殿」でした。
１８世紀にルネッサンス様式で建造されたこの建物。
当時のフルダ領主司教の館で、その後オランダやフランスが所有し、
１８９４年にフルダ市議会が取り戻して１９００年からは
フルダ市庁舎および市議会場として使用されているとのこと。
現在、一部は博物館として一般に公開されているらしいですが
今回は時間の制約があり入場することならず、でした。
「皇帝の間」、「祝宴の間」、「謁見の間」など、興味深い展示室が
あるようです。残念。

そして道を隔てて左手にはこの光景。
「大聖堂」と、奥は「ミヒャエル教会」です。
入口まで行ってみましたがどちらもまだ扉はしっかりと閉じられていましたので
後ほどお邪魔することにします。

前の道路を進みます。

右側の市庭園には何カ所か入口が。

突き当たりにあるこの門は・・・。

「パウルス塔」です。

塔をくぐると古い市壁が続きます。

塔の外側から街を望みます。
遠くに見えるあの塔は・・・？
後ほど行ってみましょう。

また塔をくぐって元の道に戻り、こちらへお邪魔してみます。
「オランジェリー」です。

パンジーやチューリップが咲き乱れていました。

こちらが「オランジェリー」。
立派ですね。
「オランジェリー」とは、
ルネサンスの庭園において、東方の植物として珍重されたオレンジや
シトロンなどの樹木を寒い季節の間養成するためにつくられた温室の原型。
その多くは窓面を大きくとり、運搬に便利なように木の箱や素焼きの鉢に
植え込んだ果樹を置き、火で温めた。
・・・とあります。（コトバンクより）
現在はカフェレストランとして営業中。
中をちょっと覗いたら、優雅に朝食中のおばさま方がいらっしゃいました。

オランジェリー前のこの彫刻が、恐らく「フローラヴェーゼ」。
バンベルク出身の彫刻家ヨハン・フリードリッヒ・フムバッハ作の
ドイツ屈指のバロック彫刻とか。
もっとよく撮影するんでした。

噴水が高く高く上がっています。

少し離れると整然とした美しい庭園の奥にオランジェリーが。

オランジェリーと向かい合うように建っているのが「市宮殿」。
先ほど「大聖堂」側から見たのが正面で、こちらは左側に当たる部分です。

そびえているのは「城の塔」。

気持ちのいい並木道。

お散歩中のファミリーがいます。
日曜日の朝、こんな場所を散歩できるなんて、なんと羨ましい！

ところどころにこんな小さなお庭と噴水があります。

広大な敷地ですねー！

適当なところで外に出たら、先ほどのＨＥＥＲ塔に出ました。
続きはその２で。

この旅行記へのコメント （4）

• ショコラさん 2016/06/05 22:46:01

  旅のスタートにそんなことが！

  ハッピーねこさん、こんにちは。そしてお帰りなさい♪
  
  旅行記１冊目の冒頭のコメントに、いったい何があったんだろうとドキドキしながら読みました。
  
  ドイツ行きの飛行機が飛ばなかったなんて、それは想定外ですよね。たいへんでしたね。。。フランクフルトに到着されたところを読んで、やっとわたしもひと息つけました。でもでも、結局、大きな予定変更をしなくてすんでよかったですね。初日のホテルのキャンセル料はくやしいけれど。
  
  わたしは飛行機が飛ばなかったという経験はないけど、帰りの飛行機で乗り継ぎできずにミュヘン空港で１泊足止めになったことはありました。ルフトハンザがホテル代と夕食、朝食、空港とホテルの往復の交通費は負担してくれましたけれど。
  
  トラブルがあったときはそのときは大変だけれど、無事に帰ってきたあとは、思い出にはなりますね(^^;)
  
  今回のハッピーねこさんの旅のスケジュールになつかしい町の名もあり、これからの旅行記も楽しみです。魔女には会えたかな？
  
  ではまた♪
  
  ショコラ

  ハッピーねこさん からの返信 2016/06/08 23:25:14

  RE: 旅のスタートにそんなことが！

  ショコラさん、こんばんは。
  メッセージをありがとうございました。返信が遅れ失礼しました。
  そうなんですよ〜、今回は大波乱の旅立ちでした。
  何とか辿り着けてよかったですがあの時はどうなることかと。
  でもほんと、今となればいい経験にもなりましたし、よしとします。
  
  ショコラさんの北ドイツのご旅行記でいろいろ予習させていただいたおかげで
  楽しんで参りました。
  魔女にも会えましたよ〜！
  早くそのあたりへ至りたいものですが、またのらりくらりで旅行記は進まず・・・＾＾；
  もう帰国してから１か月経っているのに。
  ぼちぼち書いていきますのでまた覗いてやって下さい。
  
  ショコラさんの素敵な冬旅、楽しく、羨ましく拝見しました。
  東北もいいですね〜！私には未踏の地。
  いつか行きたいな〜！
  またお邪魔させていただきます。
  
  ハッピーねこ
  
  

• まほうのべるさん 2016/05/26 12:24:26

  波乱の旅立ちから

  こんにちは、ハッピーねこさん。
  
  出発日から欠航の波乱の旅立ち、大変だったですね。
  旅行で一番心配なのが欠航と乗り継ぎ便に間に合わない事。
  べるならパニックになっていたことでしょう。
  
  幸いにもまだそういう場面にあっていないので考えただけで
  怖いです。昨年はドイツ鉄道のストで大変でしたよね。
  きちんと対応できるのが羨ましいです。
  
  今年は来たドイツに行かれるのですね。
  べるも行った町がいくつか出てきますし、楽しく一緒に街歩き
  させていただきます。
  
  まほうのべる

  ハッピーねこさん からの返信 2016/05/26 21:38:10

  RE: 波乱の旅立ちから

  まほうのべるさん、こんばんは。
  メッセージをありがとうございました。
  いや〜、焦りましたよ〜＾＾；　一時はどうなるかと。
  予想もしないことが起きるものですね。
  
  おっしゃるとおり（憶えていて下さって感激です）昨年はＤＢストに
  初めて遭遇。そうしたら今年は欠航。
  きちんと対応なんてとんでもない。今回は一人だったのでどうにか
  夜便に乗せてもらえたのでしょう。ラッキーでした。
  
  私もこれまで大したトラブルもなくきたので、何の心構えもなく臨んでいましたが
  ”最悪のシナリオ”というのを想定して備えておくべきなのでしょうね。
  
  さて、初めての北ドイツ。
  これからぼちぼちアップしていきますのでまたお越しいただけたらうれしいです。
  ありがとうございました。
  
  ハッピーねこ