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さぁいよいよキボハットへ向けてハイキングの日です。<br />昨日まで過ごしたホロンボハットに別れを告げ、ガイド・サブガイド・コック・サブコックの4人が同行してくれキボハットへ向かいます。その間他のポーターはホロンボハットで過ごします。<br />というのも、ホロンボハットとキボハットの間で水のエリアが終わります。それ以上の標高が上には水は簡単に入手できません。今までの過ごしやすい環境からおさらばして先へ急ぎます。<br /><br />私たちより1日早く山頂へ向けてスタートした人たちにも合うのが楽しみで、ついつい速足になってしまいます。<br />ジャイアントセネシオがたくさんあるエリアが出てきます。<br />それを超えると水が最後のエリアになります。アップダウンの少ない一本道を進みます。徐々に植物が減ってきてアルピンデザート(砂漠地帯)を進みます。<br /><br />距離は長いのですが、アップダウンがないので辛さはなかったです。<br />途中でどこかの隊のポーターさんと一緒になり「頭に乗せている荷物を持たせて」とお願いしました。ポーターさんは私に何かあってはいけないとなかなか荷物を持たせてくれませんでしたらが、渋々OK。ポーターさんのように頭に乗せてみました。<br />感動!確かに背負うより頭に乗せる方が重さを感じません。<br />直ぐにポーターさんに荷物は返却。<br /><br />暫く行くと私たちより1日早く出発した人たちに出会います。スイスのおじいちゃん、日本のおじちゃん、日本の3人組の方々。。。<br />みんなから山頂の景色や素晴らしさ、大変さを教えてもらいました。<br />あれ、まだケニア在住の日本人やタンザニア人の親子に出会っていません。<br />もう少し先で出会うかな?と思いつつ進みます。<br /><br />暫く進むとリアカーを走って押しながら下りてくる4人の男性がみえます。<br />体調が悪い方が出てしまったのでしょう。すれ違い際に一緒に歩いていたサブガイドのデニスと話します。<br />あとでデニスに誰だったの?と聞いたら。「日本人だ」と。。<br />私たちが知っている日本人でまだすれ違っていないケニア在住の男性を思い出します。<br />服装が確かに薄着だった。そして補給食も持っていないようだったから彼が出発前に羊羹など少しあげました。<br />もちろん彼もガイドと一緒に登っていますが、私たちのガイドより年齢もかなり上です。<br />不安な気持ちでとにかく山小屋を目指します。もし私たちが知っている彼が運ばれたのなら何かしなくては。。。<br />山小屋についたら下の山小屋やどの病院に運ばれた、容体はどうかなど確認をして・・そう考えながら進みます。<br />考えれば、考えるほど憂鬱。。<br /><br />アルピンデザートの中にポツリと出てきたトイレでランチとトイレ休憩。<br />日が陰ると物凄く寒く、震えながらランチボックスを開き食事をします。<br />トイレにも行きますが、水がないところのトイレ。尋常じゃない汚さ。こりゃダメだ。ランチボックスを収めトイレも我慢で山小屋を目指します。<br /><br />先ほどのリアカーを見たことも関係しているのでしょうか。憂鬱な気持ちで進みます。<br />そんな時見覚えがある長身の人がこちらへ向かって下りてきます。<br />そう、リアカーで運ばれたと思っていた日本人です。<br />涙が出そうなのをこらえながら無事を確認できて本当によかったと話しました。そして山頂の景色も。。<br />本当に無事でよかった。そう話しながら互いの健闘を祈りました。<br /><br />ところでデニス。日本人がリアカーで運ばれたって言っていなかった?<br />日本人のガイドとデニスがスワヒリ語で話をしてタンザニア人が運ばれたことが判明。<br />と、いうことはまだすれ違っていないタンザニア人の親子が運ばれたのでしょうか。<br />どうか無事であることを祈ります。<br /><br />そうこうしている内に雹が降り始め痛いくらいに。キボハットは見えているのになかなか近づかない。。<br />なんとかキボハット(4,703m)に到着。<br /><br />ちなみにキボハットのトイレはまあまあ綺麗でした。<br />違うルートから来た人とここで落ち合いますが、この日はとても寒くポーターたちの人数も少なく彼らの部屋はとても寒かったそうです。そして寝袋でなくブランケットをかけて寝ているそうです。<br /><br />夜中のスタートなので早めに就寝です。

キリマンジャロ登山~オーストリア観光 6

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2015/09/12 - 2015/09/27

62位(同エリア86件中)

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puppy_shige

puppy_shigeさん

さぁいよいよキボハットへ向けてハイキングの日です。
昨日まで過ごしたホロンボハットに別れを告げ、ガイド・サブガイド・コック・サブコックの4人が同行してくれキボハットへ向かいます。その間他のポーターはホロンボハットで過ごします。
というのも、ホロンボハットとキボハットの間で水のエリアが終わります。それ以上の標高が上には水は簡単に入手できません。今までの過ごしやすい環境からおさらばして先へ急ぎます。

私たちより1日早く山頂へ向けてスタートした人たちにも合うのが楽しみで、ついつい速足になってしまいます。
ジャイアントセネシオがたくさんあるエリアが出てきます。
それを超えると水が最後のエリアになります。アップダウンの少ない一本道を進みます。徐々に植物が減ってきてアルピンデザート(砂漠地帯)を進みます。

距離は長いのですが、アップダウンがないので辛さはなかったです。
途中でどこかの隊のポーターさんと一緒になり「頭に乗せている荷物を持たせて」とお願いしました。ポーターさんは私に何かあってはいけないとなかなか荷物を持たせてくれませんでしたらが、渋々OK。ポーターさんのように頭に乗せてみました。
感動!確かに背負うより頭に乗せる方が重さを感じません。
直ぐにポーターさんに荷物は返却。

暫く行くと私たちより1日早く出発した人たちに出会います。スイスのおじいちゃん、日本のおじちゃん、日本の3人組の方々。。。
みんなから山頂の景色や素晴らしさ、大変さを教えてもらいました。
あれ、まだケニア在住の日本人やタンザニア人の親子に出会っていません。
もう少し先で出会うかな?と思いつつ進みます。

暫く進むとリアカーを走って押しながら下りてくる4人の男性がみえます。
体調が悪い方が出てしまったのでしょう。すれ違い際に一緒に歩いていたサブガイドのデニスと話します。
あとでデニスに誰だったの?と聞いたら。「日本人だ」と。。
私たちが知っている日本人でまだすれ違っていないケニア在住の男性を思い出します。
服装が確かに薄着だった。そして補給食も持っていないようだったから彼が出発前に羊羹など少しあげました。
もちろん彼もガイドと一緒に登っていますが、私たちのガイドより年齢もかなり上です。
不安な気持ちでとにかく山小屋を目指します。もし私たちが知っている彼が運ばれたのなら何かしなくては。。。
山小屋についたら下の山小屋やどの病院に運ばれた、容体はどうかなど確認をして・・そう考えながら進みます。
考えれば、考えるほど憂鬱。。

アルピンデザートの中にポツリと出てきたトイレでランチとトイレ休憩。
日が陰ると物凄く寒く、震えながらランチボックスを開き食事をします。
トイレにも行きますが、水がないところのトイレ。尋常じゃない汚さ。こりゃダメだ。ランチボックスを収めトイレも我慢で山小屋を目指します。

先ほどのリアカーを見たことも関係しているのでしょうか。憂鬱な気持ちで進みます。
そんな時見覚えがある長身の人がこちらへ向かって下りてきます。
そう、リアカーで運ばれたと思っていた日本人です。
涙が出そうなのをこらえながら無事を確認できて本当によかったと話しました。そして山頂の景色も。。
本当に無事でよかった。そう話しながら互いの健闘を祈りました。

ところでデニス。日本人がリアカーで運ばれたって言っていなかった?
日本人のガイドとデニスがスワヒリ語で話をしてタンザニア人が運ばれたことが判明。
と、いうことはまだすれ違っていないタンザニア人の親子が運ばれたのでしょうか。
どうか無事であることを祈ります。

そうこうしている内に雹が降り始め痛いくらいに。キボハットは見えているのになかなか近づかない。。
なんとかキボハット(4,703m)に到着。

ちなみにキボハットのトイレはまあまあ綺麗でした。
違うルートから来た人とここで落ち合いますが、この日はとても寒くポーターたちの人数も少なく彼らの部屋はとても寒かったそうです。そして寝袋でなくブランケットをかけて寝ているそうです。

夜中のスタートなので早めに就寝です。

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