2016/04/29 - 2016/05/05
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nichiさん
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タージ・マハルを出た私たち2人は、今朝急遽お願いしたインド人女性ガイドさんと運転手さんとの4人でアグラ城に向かいます。
アグラ城はムガール帝国全盛期に建てられた要塞。
ムガール帝国の繁栄を象徴する赤い城です。
家内はここでサリーを脱ぎ元の姿に着替えて、2人でカレーの昼食へ。
インドで初めてのカレーは美味!
その後エアコンの効いた車でファティープル・シークリーへ。
自力で行くのは難しく、行くのを諦めていた場所なので、今朝急遽ガイドんさんをお願いして良かったです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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タージ・マハルを出た車はアグラ城に向かいます。
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車で10分ほどで入口に到着。
アグラ城に向かいます。
文字通り赤い城ですね。
しかしめっちゃ暑いです。
サウナみたい! -
1565年から10年をかけて建てられた城です。
ムガール帝国第3代皇帝のアクパルによって建てられました。 -
高さ20mの赤砂岩の城壁に囲まれた赤い城です。
この城壁は2.5Kmにわたって城を囲っています。
すごい威圧感です。 -
ここが入口です。
外敵の侵入を防ぐ感じですね〜 -
跳ね橋になっています。
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家内の数メートル後ろを歩いていると、すれ違うインド人が家内を振り返るのがわかります。
東洋人がサリーを着ているからですね。 -
チケット購入。
券面は250ルピーですが、スタンプで500ルピーに変更。
倍の値上げですね。
500ルピー×2名分を購入し、インド人女性ガイドさんと3人で入場。
インド考古学局に対して支払うADA(500ルピー)はタージ・マハルで支払い済み。
タージ・マハルのチケットを見せてアグラ城のチケットを購入します。 -
ガイドさんのあとをついて進みます。
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さらに奥へ。
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ジャハンギール宮殿です。
ここは、アクパル帝が息子ジャハンギールの為に建てた宮殿です。 -
赤砂岩に大理石の象嵌細工が施されています。
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城の野良犬
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中の建物は大理石で白いです。
外壁などの外側が赤いのでビックリです。 -
カース・マハールと言う大理石の寝室です。
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アングリー・バーグと言う幾何学模様の中庭を建物が囲んでいます。
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カース・マハールと言う大理石の寝室に入ってみます。
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格子から外を見ると、、、
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ヤムナー川沿いのタージ・マハルが見えます。
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天井が高く風通しの良い寝室です。
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見事な天井です。
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隣は子供の寝室です。
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ムサンマン・ブルジュです。
ここはムガール帝国第5代皇帝シャーン・ジャハーンが妻のムムタズ・マハールの居室として建てたもの。
しかし、贅を尽くしそのあまりの散財ぶりを見かねた息子のアウラングゼーブ帝によりここに幽閉されてしまいます。
1666年に74歳で亡くなるまでの7年間をここで過ごしました。
今はタージ・ナハルに夫婦仲良く眠っています。 -
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ムサンバン・ブルジュの上に塔がありました。
ここから幽閉されたシャー・ジャハーン帝は純白のタージ・マハルを眺めていたのでしょう。 -
室内に噴水もあったような豪華な大理石の建物です。
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ヤムナー川が見えます。
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ヤムナー川を眺めると、
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川沿いにタージ・マハルが見えます。
川の水量が多いときはタージ・マハルが水に浮かぶように見えるそうです。 -
シャー・ジャハーンは幽閉されてこんな景色を見ていたんですね〜
自分の建てた建物を幽閉先から見るのはどんな気分だったのでしょう? -
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ディワニー・アームです。
皇帝が一般市民と謁見した建物です。 -
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この後昼食へ〜
家内はサリーを汚すのが怖く着替えるとに。
先ほどのサリーのレンタル屋さんに寄ります。
寄ったらビックリです。
日本人のおばちゃん軍団(大型バスで女性のみ)が大量に来店中でした。
皆さんはこれからサリー選びのようです。 -
インド人女性ガイドさんが尋ねます。
「昼食は何を食べたい?」
「やっぱりまだインドに来てカレー食べてないので美味しいカレーが食べたい!」
このあと好んでずーっと様々なカレーを食べることになるのですが、この店がインドにおける最初の本格的カレーになりました。 -
この店を教えてくれました。
「地球の歩き方」にも出ていたお店です。
彼女と運転手さんはどこか別の所で食べてくるとのこと。
1時間後に来るから支払いも済ませておいてね。
カードでの支払いも大丈夫よ〜
このお店は外国人とインドのお金持ちが多い清潔なお店です。
美味しいよ〜
とヒンズー訛りの英語と片言日本語で話すとどこかに去って行きました。 -
まずはエアコンの効いた室内に安堵。
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2割ほど席は埋まっています。
インド人のお金持ち風のご家族が3組。
欧米人らしきご家族が3組です。
我々の隣は3名のオランダ人のご家族。
インドについて色々話が盛り上がりました。 -
頼む前にこんなものが出てきました。
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冷たいアイスティーです。
ノンアイスとお願いしたのに氷が入ってきちゃった。
大丈夫かなぁ〜
結局我々2人とも何ともありませんでした。 -
魚のカレーです。
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チキンマサラです。
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インディカ米と共に戴きました。
魚のカレーとバターチキンカレー、共にすごく美味しかったです。
スパイシーなんですが、辛さの奥に深みがあるというか〜
これから私たちはインドのカレーに病みつきになっていきます。 -
フィッシュカレー
バターチキンカレー
スチームライス
アイスティー
オレンジジュース
ミネラルウオーター
で1,978ルピー(3,362円)でした。
インドにしたら高級なんでしょうね〜 -
支払いが終わったらガイドさんがお店に入ってきました。
さあ出発です。
13時少し過ぎた時間ですが、外は40度を超す酷暑。
歩くのがつらい感じです。
冷房の効いた車でファティープル・シークリーに向かいます。 -
この後インドで何度も見ることになる野良牛。
野良犬、野良ネコ、野良山羊、野良サル、インドはいろいろ街中に潜んでいます。 -
車窓からの景色。
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暫く車で寝てました。
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アグラの中心街から約40Km
車で1時間30分。
ファテープル・シークリーの入口に着きました。 -
ここからは車では進めません。
オートリキシャーに乗り換えます。 -
インド人の女性ガイドさんと私たち3人でファテープル・シークリーに向かいます。
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ここでオートリキシャーを降ります。
支払いは〜
帰りに一括とのこと。
交渉の余地なし?
ボラれない?
心配だ〜
インド人女性ガイドさんが仕切っているのでお任せするしかありません。 -
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高台にあるファテープル・シークリー。
眼下に村を見渡す高台に建ってます。
それにしても暑い! -
酷暑の中、ガイドさんのあとをついて登ります。
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着きました!
子供たちがたくさん物売りとして寄ってきます。 -
入場料は250ルピー+50ルピーのインド考古学局に対して支払うADA=300ルピー×2名
ガイドさんの部分は必要ありません。 -
ここは「ブランド門」と言われる正門です。
堂々とした門です。 -
土足では入れません。
ここで靴を脱ぎます。 -
ここに靴を預けます!
大丈夫かぁ〜?
路上に布を敷いて勝手にみんなの靴を預かっている感じです。
ガイドさんと私らの靴を3足預けました。 -
靴を脱いで代わりに履かされたのはスリッパです。
それもホテルで部屋においてある使い捨てのスリッパの使いまわしです。
ちょっと気持ち悪いですが履くしかありません。
裸足では地面が熱くて。。。 -
物売りの子供たちが「Money!」と寄ってきます。
ここは世界遺産の中ですが、心が痛みます。 -
ここでインド人女性ガイドさんから
「ここからはこの方がガイドします。ここでは専用のガイドを雇わなくていけません。」
私らは「えっ?」
40代の大柄なインド人男性が立ってます。
「Friend!」と言って握手をさせられあとをついていきます。
ヒンズー訛りのヒングリッシュの解説を聞きながら進みます。 -
モスク地区に入ります。
跡継ぎに恵まれなかったアクパルは、アグラ郊外のシークリーに住む聖者サリーム・チシュティーに相談すると、実際に3人の子供を授かりました。
そのためアクバルは、小さな村でしかなかったこのシークリーに都を移転させます。 -
ジャマー・マスジットと言う赤砂岩のモスクです。
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巨大!
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外の棺ははすべて男性もの。
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室内の棺は女性の棺。
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しかし暑い!
この酷暑ゆえ、水不足にもなり14年しかもたなかった都です。 -
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純白の霊廟
サリーム・チシュティー廟
アクパル帝に子供が生まれることを予言した聖者サリーム・チシュティーのお墓です。 -
しかし暑いです。
湿度は低いので、日蔭は涼しいのですが、炎天下は48度の酷暑です。
苦しい暑さです。 -
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アクパルの3人の子供はそれぞれイスラム教徒、ヒンズー教徒、カトリック教徒でした。
その3つの宗教が表現されています。 -
酷暑のファティーブル・シークリーは暑さ対策の為、大理石の中に雨水を通し、少しでも涼しくする工夫がなされていました。
へぇ〜 と納得する私たちです。 -
見事な室内装飾です。
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モスク地区と宮廷地区に分かれており、モスク地区を拝見したところで私たちは暑さでギブアップ。
宮廷地区を拝見することなく戻ることにしました。
すると大柄なインド人男性ガイドさんは、
ガイド料500ルピー(850円)を払うか、私のお土産屋によって何か買って欲しいと。
随分ストレートです。
結局お土産屋で石造りのキャンドルスタンドを1700ルピー(2,890円)で購入。
結構気に入ったので満足。
よって、インド人のおじさんガイドにはガイド料を払わずに帰ってきました。
ここでインド人女性ガイドと合流。 -
出口に来ました。
この靴の山が靴の預け場所。
3足で100ルピー(170円)を払ってここを出ます。
暑い〜〜
ちなみにここで夫婦それぞれトイレに行きました。
暑いので水分も摂るし、車で1時間30分もかかってここに来いるので仕方なくですが、かなり厳しいものがありました。
当然トイレットペーパーなんてありません。
左手でお尻を拭いて右手で水桶の水をすくって左手を洗うタイプですが、日本人には無理!
除菌スプレーと除菌シートでその辺を消毒しながら入る感じ。
家内はティッシュを持っていたにもかかわらず、90分トイレを我慢することも考えたほどだったようです。
トイレの前には人が立っており、全く英語が通じません。お金を要求されます。
持っていた中で一番少額だった50ルピー(85円)札1枚で2人分として払いました。
除菌シートで手を細かく拭き続けました。
トイレで厳しい思いをしたのはモンゴルのゲル以来です。 -
アグラのホテルに戻ってからレストランのボーイさんとの会話。
今日一日あったことを話していたら
「ファティーブル・シークリーの入り口付近にいるガイドさんには気を付けてくださいね〜 危ないですよ〜」
とのこと。
そうだったんだ〜
何事もなく良かったです。
突然雇わされたインド人男性ガイドさんは、最後は押し売りっぽかったですが、変な英語で少々困ったものの、説明が詳しく楽しかったです。 -
インド人女性ガイドさんとオートリキシャーに乗って車まで移動します。
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インド人女性ガイドさんが私に日本語で「往復の支払いお願いします。300ルピーです。」
510円です。まあいいかな? -
野良牛〜
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街中を悠然と歩く野良牛。
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寝不足と暑さで疲れた私たちは、車で熟睡。
1時間30分でアグラに戻ってきました。
お茶屋さんに連れて行ってくれ、美味しいダージリン、アッサムの入れ方を教わりました。ダージリンだけお土産に買いました。
もう疲れたのでホテルに戻りたい旨をインド人女性ガイドさんに伝えると
「大理石は?」
「サリーのお店は?」
「香辛料のお店も!」
態度が一変。
様々なお店に我々を連れまわす予定だったようです。
でもまだインドの初日ですので無理は禁物。
ホテルに戻りたい旨を強く伝えました。
嫌そうな態度を露骨に出されたときは驚きましたが、
我々も暑さと寝不足で疲労困憊。
インド人女性ガイドさんに気を遣っている場合ではありません。
結局、ガイド料2500ルピー(4,250円)×2名=5,000ルピー(8,500円)と
チップ(インド人女性ガイドさんに1,000ルピー ドライバーさんに200ルピー)を
渡してお別れしました。
ホテルロビーで支払ったのですが、「いかに自分が優秀か」「ガイドの中のガイドとしての実績」「顧客満足度の高さ」をアピール。
ガイド終了後の自己プレゼンテーションは凄かったです。
チップを少しでも多くもらうための術?
以前ケニアで似たような経験をしたことがあります。
これがインド人すべての気質かと思えばこの後お会いするインド人の方々と比較するとそうでは無く、まだまだ女性の社会進出が難しい社会の中で彼女なりに立派に生き抜いてきた術なんだと思います。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- picotabiさん 2016/05/18 22:56:13
- いろいろ考えさせられる
- やはりガイドさん 最後はそういう態度にでてきたんですね。
お国によって考え方も違うし、必至にお金を稼ぐ思いがあるこそのアピールだと思いますが
酷暑の中で疲労困憊だとそんな人のことを考えてられなくなりますね…
逆に疲れていてよかったんじゃないでしょうか。もうそんな余裕ないぐらいだからとにかくホテルへ!!!!いいから早く!!!って感じなんでしょうね。
最近他の方のインド旅行記を読んで、人生観が変わると聞き
少し行ってみたくもなりました。
ただ日本の残暑残る秋の旅ですらへとへとになるので
40度越えの観光にはエアコンの効いた車の移動がかかせないでしょうね。
もし計画することになったら参考にさせていただきます。
それにしても奥様のサリー姿さまになってます〜!!!
髪型もいい!! 私ももし行ったら少し肩にかかるぐらいのヘアスタイルで着てみたい。
次はどんなインドに会えたのでしょうか。続き楽しみにしてます。
- nichiさん からの返信 2016/05/19 14:27:42
- RE: いろいろ考えさせられる
- コメントありがとうございます。
「インドはどうだった?」
と聞かれ、答えに困るところです。
「感動した!」
とか「綺麗だった!」とかじゃないんです。
「人生観が変わった!」というのはなんとなくわかる気がします。
女性ガイドさんは優秀な方だとは思うのですが、サービス業ではなくビジネスマン的な印象でしょうか、、、、旅行記には記せないようなビックリするようなこともありました。
このあとにヴェナレスでお会いしたインド人ガイドさんが素晴らしかったので、一部のインド人の方しかお会いしていないのにインド人について語ってしまっては失礼だと思うのでやめておきます。私たち日本人にはカースト制度を理解するのが難しいと思われるからです。私には理屈で理解したつもりでも、よく判りませんでした。インド憲法がカースト差別を禁じているにも拘わらず、インド政府は「指定カースト」、「その他後進諸階級」と認定し、優遇策を講じていて、日常的な差別は解消されていないんです。
旅行中は、「手配旅行では無くツアーにしておけば良かった」と夫婦で思っていたのですが、「手配旅行であったからこそ、こんな体験ができて良かった」と帰国して暫くして考えが変わりました。
ケニアも手配旅行であったが故の貴重な体験もありましたし。
九州はほとんど知りません。
出張では何度も行っているものの、観光もしたことありません。
かなり昔に高千穂峡も行った記憶がありますが、ほとんど覚えておりません。よって、興味深く拝見いたしました。
日本書紀は読んだことが無いのですが、天岩戸神社は行ってみたくなりました。お時間に余裕が無く残念でしたね〜
次は白馬ですね?
旅行記、楽しみにしております。
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