ゴールデンウィーク直後の週末のレッサーパンダ動物園2016＜東北新幹線で行く仙台・八木山動物園＞（４）水中でいちゃいちゃホッキョクグマのカイくんとポーラちゃん＆スマトラトラのアイナちゃん・バユ母さん・クンデくん～魅惑の猛獣類から猛禽類・爬虫類館までくまなく回れた動物いろいろ

2016/05/07 - 2016/05/07

開園から約30分、レッサーパンダたちがまだ活動しているのに猛獣舎によそ見しに行ったのは、私もあわよくば、ホッキョクグマのカイくんとポーラちゃんが楽しそうに水中で遊んでいるところが見られたら、と思ったためです。
行く前にjilllucaさんの最新の八木山動物園の旅行記を読んでみて、ぜひ見たいなぁと思ったのです。
最近の私は、秋田の男鹿水族館のブログで、クルミ・ミルク母子（ミルクちゃんは現・釧路市動物園）の様子を知ってから、だんだんとホッキョクグマが気に入るようになり、今やレッサーパンダの次くらいに、コアラと２位を争うお気に入りとなっています。

そのカイくんとポーラちゃんを、ちょうど良いタイミングで見に行けたようです。
私が見に行ってまもなく、水中でじゃれじゃれを始めましたから。
水中なので、写真は輪郭がぼやけたものしか撮れなかったですが、その楽しげな様子は残せたと思います。

私が年に何度も行ける地元の埼玉こども動物自然公園では、こども動物園のコンセプトから、キリン以外の大型動物や猛獣はいないので、他園に行くと、レッサーパンダ以外では、やはり猛獣たちを見ておきたくなります。
その点、八木山動物園では、レッサーパンダ展示場に近いところに、スマトラトラ、ホッキョクグマ、ライオン、そしてツキノワグマと猛獣がそろっているので嬉しいです。

でも、ツキノワグマは、コマチちゃんがいなくなっていて、ハヤテくんのみでした。
前々回訪れたのは約１年５ヶ月前ですが、その間に亡くなってしまったようです。
可愛いコマチちゃんの姿は、写真に残っているだけに記憶にもまだ鮮明でしたから、会えるのを楽しみにしていたのに、残念です。

アフリカ園は、最後に夕方に訪れたので、キリンとシマウマはまだ外展示でしたが、カバやゾウはすでに屋内に収容されていました。
キリンとシマウマはもともと同じエリアに同居していましたが、地下鉄で見かけたポスターを見ると、同居でないゾウたちも、外展示であれば、アングルを工夫すると、あたかもキリンやシマウマとも同居していて、よりサバンナっぽい雰囲気の写真が撮れたりするようです。残念。

今回は閉園まで少し時間があったので、爬虫類館にも寄りました。前回は寄れなかったので、久しぶりになります。
爬虫類は嫌いだったはずの私ですが、被写体と思って眺めていると、意外と美しく、つぶらな瞳が可愛いと思えてきているこの頃です。
ただし、あくまで、安全と分かる距離やガラスを隔てて対面した場合に限ります@

＜ゴールデンウィーク直後の週末に延期した仙台・八木山動物園の一日の旅行記のシリーズ構成＞
□（１）新しくできた地下鉄でのアクセス編＆駅弁や牛タン夕食のグルメ編＆久しぶりの仙台みやげをたっぷりと
□（２）レッサーパンダ特集（前編）笹の朝ご飯のティエンくんとクルミちゃん＆午前当番のスモモちゃんは目線とシャッターチャンスをたっぷりくれるフォトジェニック・パンダ！
□（３）レッサーパンダ特集（後編）柵越しの父娘バトルとイナバウアー・カップル＆お楽しみのリンゴには雲隠れシュララちゃんも登場！
■（４）水中でいちゃいちゃホッキョクグマのカイくんとポーラちゃん＆スマトラトラのアイナちゃん・バユ母さん・クンデくん～魅惑の猛獣類から猛禽類・爬虫類館までくまなく回れた動物いろいろ

八木山動物公園の公式サイト
http://www.city.sendai.jp/kensetsu/yagiyama/

＜タイムメモ＞
05:55頃　家を出る
06:40　大宮駅に到着
06:58　大宮駅発の新幹線はやぶさ１号新函館北斗行きに乗車
08:04　仙台駅に到着
08:35　地下鉄八木山動物公園駅に到着
（仙台駅から遠回りで東西線改札に行ったため）
08:50　のんびり東門へ向かう
09:00　八木山動物公園に開園と同時に入園
09:05-09:30　レッサーパンダ
09:30-09:35　スマトラトラ
09:35-09:55　ホッキョクグマ
09:55-10:00　ライオン
10:00-11:10　レッサーパンダ
11:10-11:25　スマトラトラ
11:25-11:30　ホッキョクグマ
11:30-11:35　ホンドタヌキ
11:35-11:45　ツキノワグマ
11:45-13:30　レッサーパンダ
（13:05頃　スモモちゃんからシュララちゃんに交代）
13:30-13:45　休憩
13:45-13:50　スマトラトラ
13:50-13:55　チンパンジー
14:05-14:30　レッサーパンダ
（14:15-14:25　おやつタイム）
14:30-14:50　休憩
14:50-15:15　レッサーパンダ
15:15-15:20　ニホンザル
15:20-15:25　ホンドテン・アライグマ
15:30-15:35　猛禽類
15:50-16:05　アフリカ園の動物たち
16:05-16:10　ゴリラ（写真は撮らず）
16:15-16:25　爬虫類館
16:35-16:45　西口近くのゼブラショップで買い物
16:45　動物公園を出る（閉園16:45）
17:15　地下鉄で仙台駅に戻る
17:20-17:30　仙台みやげの買い物
17:35-18:05　牛たん通りの「利久」で牛たん夕食
18:44　仙台駅始発の新幹線やまびこ156号に乗車
20:22　大宮駅着
21:30頃　帰宅

※これまでの動物旅行記の目次を作成済。随時更新中。
「動物／動物園と水族館の旅行記～レッサーパンダ大好き～　目次」
http://4travel.jp/travelogue/10744070

＜これまでの八木山動物園のレッサーパンダ以外の動物の写真がある旅行記＞
2015年１月11日
「東北新幹線に乗って１年半ぶりの仙台の八木山動物園のレッサーパンダ詣（４）ニホンザルに焼き芋をあげよう！＆大きくなったスマトラトラの子供たち＆遊び上手なホッキョクグマ＆おねだりショーのツキノワグマ他」
http://4travel.jp/travelogue/10971765

2013年９月14日
「東北新幹線に乗って２度目の仙台・八木山動物公園～レンズの不調に泣きながら（2）スマトラトラのバユ母さんと子供たち」
http://4travel.jp/travelogue/10813413/
「東北新幹線に乗って２度目の仙台・八木山動物公園～レンズの不調に泣きながら（5）その他の動物たちと園内の花～人に興味津々な（！？）ホッキョクグマのカイくんから、ワニとカメが同居するは虫類館まで」
http://4travel.jp/travelogue/10814195

2013年３月17日
「東北新幹線に乗って仙台の八木山動物園へレッサーパンダ詣（3）レッサーパンダと小動物編：八木山の新しい仲間ティエンくん、クルミちゃん、リクくん～プレーリードッグと子猿とアライグマ」
http://4travel.jp/travelogue/10758671/
「東北新幹線に乗って仙台の八木山動物園へレッサーパンダ詣（4）フタコブラクダにツキノワグマ、ホッキョクグマやおやつタイムのカバなど大型動物もいっぱい！」
http://4travel.jp/travelogue/10758673/

エリア 仙台(宮城)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝一番の朝ご飯の最中のラマさんたち

入園一番でレッサーパンダ展示場に駆けつける途中でしたが、さっと写真を撮りました。

八木山動物園にいるラマの紹介

４頭しか見かけなかったな、と思ったのですが、オスのアビディくんは休園日にしか外に出ないので、４頭で正解でした。

フタコブラクダさんは一瞬ポーズをとってくれた@

このあとは、まずは30分、レッサーパンダに張り付きました。

八木山動物園のスマトラトラの個体紹介と展示スケジュール

レッサーパンダを30分見学後の10時すぎ、猛獣たちを見に行くことにしました。
2013年生まれのアイナちゃんがまだ小さい時に見に来たことがあります。
いまでは見た目はすっかり大人になりました。
他の兄弟たちはそれぞれ他園に旅立ちました。

関連の旅行記（2013年９月14日）
「東北新幹線に乗って２度目の仙台・八木山動物公園〜レンズの不調に泣きながら（2）スマトラトラのバユ母さんと子供たち」
http://4travel.jp/travelogue/10813413/

アイナちゃん参上！

アイナちゃんは右ほほに、たて向きのハートの模様がありました。
眉間のオレンジのところにもありました。
これらはあとで写真をじっくり見て気付きました。

前足をべーろっ！

ぺろぺろっ

こういうしぐさを見ると、トラはネコ科だなぁと思うわけです。

鼻の穴をふくらませて、あくび

大きな口で、舌が長くてうすい@

前足をそろえて、おすましアイナちゃん

口元がちょっぴりへの字のアイナちゃん

サイドのガラス窓から見たスマトラトラ展示場とアイナちゃん

ホッキョクグマのカイくんとポーラちゃんの個体紹介

ちょうどおもちゃを運んできたところ

カイくんかな。

せぇのっ！

水面に投げたおもちゃをめがけてダイブ……

しない……

つつつつ……とポーラちゃんが泳いで近づいて来たところとツーショット。

まもなく、水中でじゃれ始めたカイくんとポーラちゃん

とりゃーっ！

はじめ、カイくんにポーラちゃんが攻撃されているように見えてしまいました@

魅力的な腰のひねり

いったん水上に顔を出し

水中で豪快に遊ぶ姿から目が離せない！

大きなおしり@

小さい方の展示場ではナナおばあちゃんが一人暮らし

おもちゃを抱えてにこにこしていたナナちゃん

遊ぶのをやめ、来園者の方らちらっと見たナナちゃん

ライオンのカーティスくんとオニールちゃんは朝10時にはもうお昼寝体勢

朝ご飯に間に合えば、起きているところが見られたかもしれませんが、ちょっと残念。

三角のお鼻と肉球がキュートなオニールちゃん

そして２度目の11時すぎに見に行ったときのスマトラトラ

一度、さーっと小雨が降ったためか、バックヤードへ戻りたそうにしていました。
ところが私はてっきり、そろそろ交代時間なのでバックヤードへ戻りたがっている午前中当番のアイナちゃんかと思ってしまいました。

我が子をトラからかばう父の手

ガラスをへだてているから大丈夫なのですが、いい図に撮れました@

丸太に乗り上がり

爪研ぎ、爪研ぎ@

トラは爪が伸びすぎると歩行に支障が出るので、こうやって爪研ぎ用の丸太を用意してあげる動物園が多いようです。
どうしても爪を切ってあげなければならないときは、麻酔をかけて眠らせてからでなければ切れません。

台の上に乗ったのに、そっぽ向く

あとでバユ母さんだと分かったこの決め顔@

実はバユ母さんはしきりに鳴いていました。あおーん、あおーん、っと。

「あ」と鳴いたときの口

「おーん」

口の動きを見ていたら、声帯のしくみは人間とあまり変わらないのではないかと思いました。

バユ母さんもネコみたいに可愛く前足ぺろぺろ

美しい背中の曲線と模様と色っぽい目つき@

２度目に見に行ったときのカイくんとポーラちゃんは、まったりモード

首から下だけ、水中の可愛らしいおすわり姿

とことこ歩くツーショット

手前の方がカイくんかな。
とすると、奥がポーラちゃん。

ミルク色でやさしい顔つきのポーラちゃん（推定）

ホッキョクグマの等身大の模型と、実際にホッキョクグマたちが遊んだおもちゃ

記念撮影スポットになっていました。
おもちゃをさわってみることで、こんな固い物を穴だらけのぼこぼこにできるホッキョクグマの爪の鋭さと力の強さが実感できました。

ナナちゃんの方は

なにかを待つように入口近くでまったり

ふわーっと大きなあくび

ほんのりほほ笑みを浮かべたナナちゃん

奥でいちゃいちゃしていたホンドタヌキ

今度はぐるっと回ってツキノワグマを見に行こうとしましたが、その途上。
いちゃいちゃというよりも、ハナ母さんの方がムラ父さんの首筋を毛づくろいしてあげていました。
ムラ父さんはされるがままでした。

ホンドタヌキの仲良しペアの紹介

うまく隠れてしまって姿が見えなかった兄弟たち

すみっこでぐっすり寝ていたツキノワグマのハヤテくん

八木山動物園のツキノワグマはハヤテくんのみになっていました。
コマチちゃんが亡くなっていたとはショックです。

飼育員さんの車の音を耳にして目をあけたハヤテくん

ツキノワグマの顔って可愛いです@

上を向いたハヤテくんの鼻と口元がよく見える@

ハヤテくんの旨の月の輪は切れ込みが入っていて、ブーメランのようでかっこいいです。

おやつがもらえないと分かると、また寝入ってしまったハヤテくん

前足の裏が可愛いです@
ネコ科の動物と違って、肉球ではないです。

３度目、14時前にスマトラトラを見に行くと……もの思いにふけるような姿の美しいこと！

このときはバユ母さんかと思っていました。

遠くのにおいをかごうというのか、ぐんと顔を上げて

のっしのっしと移動

歩きながらフレーメンで、面白こわい顔@

目がつり上がったまま、ちょろっと舌出し

今度は可愛い顔になりました。

気品を感じる美しさ

かわゆく伸びっ！

来園者におしりを向けて、おしっこ……あっ、男の子だ@

ここで、この子がバユ母さんではなく、ニューフェイスのクンデくんだと分かりました。

今年2016年４月に脱走したチンパンジーがいたため、展示中止の屋外展示場

良い展示場だと思うのに、残念です。
脱走防止策を施して、またチンパンジーたちがここで展示されるようになるとよいです。
だけど動物の身体能力は人間の予測を全く裏切ることがあるわけです。人間が動物の可能性を予測しきれることはないのでしょう。

脱走騒ぎを起こしたチャチャ

1992年生まれ。
おとなしかったですが、元気そうでした。
じっとこちらを見ていましたが、カメラを構えたらまもなくそっぽ向いてしまいました。
捕獲劇をネットの動画で見ましたが、あれが原因で人間が嫌いになっていなければよいのですが。

ハンモックの中からちらっとこちらを見ていたギンジくん

2013年生まれなので、まだ子供でした。
お母さんのメダカさんはそばにいましたが、写真に撮れるアングルではありませんでした。

同居していた２頭は、きっとポッキーちゃん（1991年生まれ）とロロちゃん（1969年頃生まれ）

どっちがどっちか分かりませんでしたが、ポッキーちゃんの檻に２頭いて、ロロちゃんの檻が空でした。

向かって左の子、口をあけたら可愛くなった@

14時頃も、まだお昼寝中だったライオンのカーティスくん

ずいぶんとほっそりしていました。

ママと一緒のニホンザルの赤ちゃん

ママにおんぶしてもらって移動

大きな滑車のあるニホンザルのサル山

滑車を上手に揺らして遊んでいた子

子ザルたちも遊びに来た@

夏の毛色になったホンドテン

女王サマ然としたポーズ@

ジッと外を見ていたアライグマ

アライグマって可愛いですねぇ。
ラスカルのように茶色くないけれど、やっぱり可愛いです。

八木山動物園のアライグマの紹介

さっきの子はしずちゃんでした。
右の部屋と書いてあるので確信できますが、眉間の模様でも見分けがつきました。

かっこいい日本の猛禽類のクマタカ

ハート型にえぐれた顔がひょうきんなフクロウ

飾り羽根がかっこいいワシミミズクも夜行性なのでいまはお休み中

小顔につぶらで大きな瞳が可愛らしいハヤブサ

トビはけっこう丸っこい顔をしているかも

以上、時間があまりないときはスルーしがちな猛禽類を覗いてみました。

夕方になってやっと起き出しライオンのカーティスくん

こうして見ると、ライオンのオスの自慢であるたてがみは、なかなか立派でした。

アフリカ園のゾウさんは夕方早めにバックヤードに戻ってしまう

見学する分には、太い柵があるバックヤードにいても、ゾウの夕食タイムは見ごたえあります。

八木山動物園のアフリカゾウの個体紹介

バックヤードに３体もいたかなぁ。

アフリカ園で同居中のキリンとシマウマ

八木山動物園のキリンとシマウマの個体紹介

あいにく個体紹介があってもおいそれと見分けはつきませんでした。

2012年生まれの若いサクラちゃんの方でしょうか。
展示への馴らしの最中か、あるいは今はユウキくんと別展示なのか。

インドホシガメの甲羅の模様は星みたい

アフリカ園をぐるっと回り、すでに屋内にいたカバやチンパンジーは写真を撮らずに見学したのですが、閉園までまだ少し時間が残りました。
地下鉄で帰るので、西門から出てしまえば良く、東門まで戻る必要はないため、爬虫類館を覗くことにしました。

おなかのあたりがぷっくらの、サバンナオオトカゲ

目も閉じていて、眠っているようでした。

豹のような水玉模様が美しい、ヒョウモントカゲモドキ

トカゲモドキということは、トカゲではないということかしら。
英語では、Leopard Gecko（レオパード・ゲッコー）というらしいです。かっこいい名前です。

ボールニシキヘビは神経質なので、さわられるとボールのように体を丸くする

来園してから16年たつそうです。
ヘビって案外長生きなんだ！

アオダイショウってこういうんだ

幸い、野生で見たことはありません。
キダイショウもいたのですが、そちらは顔が隠れていたので、写真を撮りませんでした。

地の黄色がきれいな、キイロアナコンダ

まるで獲物をねらうような体勢だったビルマニシキヘビ

このあと日門に近いゼブラ売店で買い物をしてから、動物園を出ました。

おわり。