2015夏 8泊10日ドイツ・ベルギー旅〜3.ケルン１泊２日編

2015/07/15 - 2015/07/16

国境を越え、ＩＣＥでベルギーからドイツに入りました。
一気にお天気回復…かな？


<<旅行記>>
1.初日フランクフルトストップオーバー編 　
2.ベルギー３泊４日編
3.ケルン1泊２日編
4.ベルリン２泊３日編
5.最終日フランクフルトストップオーバーからの帰国編

<<スケジュール>>
　１日目　成田〜フランクフルト　　　　　　　　　フランクフルト泊
　２日目　フランクフルト〜ブリュッセル 　　　　ブリュッセル泊
　３日目　ブリュッセル〜ブルージュ 　　　　　　ブルージュ泊
　４日目 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ブルージュ泊
◎５日目　ブルージュ〜ブリュッセル経由〜ケルン　ケルン泊
　６日目　ケルン〜ベルリン　 ベルリン泊
　７日目　　　　　　　　　　 ベルリン泊
　８日目　ベルリン〜フランクフルト　 フランクフルト泊
　９日目　フランクフルト発
　10日目　関空経由羽田着

エリア ケルン(ドイツ)

リエージュを出ると、一気に視界が開けてきた感じがする。
平たいというか、のどか

列車は一路、ケルンへ向かいます。
チャラッチャッチャッチャ チャーララー♪
頭の中は、石丸謙二郎さんvoiceとお馴染みのテーマソングがループ回転。

これから、ケルン大聖堂を目指すんだー♪とちょっとわくわくしてきた。

あぁぁぁぁ　ＤＢカラーだ、なつかしい！

いや、３日ぶりなだけだった…

何気に気に入っているこの写真＠アーヘン駅。
ＤＢの車掌さんが自分の時計を何度も見ながら出発時刻を確認して待っているところです。
これだけきちんとやっているのだから、遅れることはあまりないんじゃないかと思ってしまう。実際、イギリスの鉄道に比べたらマシだし。

ちなみにこの車掌さん、誰かに似てると思ったら、チャーリー・シーンに似てた。

アーヘン中央駅 駅

ＩＣＥに揺られること約２時間。
やってまいりました、ケルン中央駅。
ベルギーに向かうときは心の準備が出来てなくて、進撃の巨人にのぞかれてる感が半端なかったけど、もう心の準備できてたもんね。

意気揚々と降り立つケルン中央駅！
ケルンて書いてなくない？ＨＡＵＰＴＢＡＮＨＯＦのみって、自信あるのね！

ケルン中央駅 駅

そして振り向くケルン大聖堂。

｢圧っ！｣

急に｢ごめんなさい、間違ってました！｣という気持ちになる小市民…　
ゲルマンのヒトビトの彫の深さや体の大きさからくる圧力なのか、何か息苦しさを感じて意味なく謝りたくなる。

ケルン大聖堂 寺院・教会

今日泊まる予定のホテルは、大聖堂を抜けていくと近いらしい。

大聖堂の階段をビールでいっぱいのトランク持って登るのかぁ、げんなり。
と思ったら、端のほうにエレベーター発見。
ＳＴＲＡＳＳＥの階から乗ります。

大聖堂のマークが消えかかってる…中トトロの後ろ姿に見えなくもない…

ケルン大聖堂 寺院・教会

寝るだけのお部屋。
シングルユースなので、ホント狭い！
この旅１、２位を争う狭さ。
昔は学生のドームだったんじゃないかしら。

もちろんシャワーブースのみ、バスタブなし。

やっぱりアパートみたいな造り。
でも、古き良き写真が飾ってあったりして、これはこれで嫌いじゃない。

お部屋には小さいながらもテラスが付いていて、フロントのおにーさんが「大聖堂の見える側にしてあげるよ｣って言ってくれた通り、大聖堂が目の前！
これなら夜わざわざ外に出なくても、お部屋から夜景が見られるわ♪

窓を開けたら、ちょうど大聖堂の鐘の音が。
しばし聞きほれる。

時刻はまもなく１３時。
パン屋さんのプレッツェルが美味しそうなんだけど、でも暑くなってきてモーレツにアイスを食べたい！！（＞口＜）

誘惑に負けて、またもやアイスを買います。
一見同じ色だけど、バニラとＮＵＳＳ（ナッツ)です。うまし！

アイスでお腹が落ち着くとは、ずいぶんと燃費が良いお腹。

ともかくケルン大聖堂内へと進むと、それはそれは荘厳な空間でした。
ここだけで、何枚の写真を撮ってしまったのか。

ケルン大聖堂 寺院・教会

静謐

ケルン大聖堂 寺院・教会

光と影

今にも賛美歌が流れてきそう…

ケルン大聖堂 寺院・教会

大聖堂の塔に上りたいけど、高所恐怖症…と躊躇していたけれど、どこで受け付けているのか、そもそも工事中ということもあり、面倒になってしまったので、近場にお出かけでもしようと急遽予定変更。

ケルン中央駅にやってまいりました。
ここはＵバーンの乗り場。
奥にいるのは警察…じゃないよね、ベレー帽だし。連邦軍？

今日はジャーマンレイルパスが有効な日だから、Ｓバーンの方が経済的。
ならば、ハイネマンのバームクーヘンを買いにデュッセルドルフまで出ようか、ボンにしようか…

ともかく腹が減っては戦は出来ぬ！と構内のお店で物色。
結構食べるところはたくさんあるのです。

やっぱり、プレッツェルを食べたいわ、ということで、ＢＩＯのジュースとプレッツェルで簡単なお食事をしながら、行き先決め〜

乗りたかった電車が行ってしまい、次の電車に乗ろうとしたら３０分来ない上に遅れ…結局４５分待つことに。
やっぱりデュッセルドルフまで行けば良かったかな、と思いながらホームにとぼとぼと上がる。
しかし、そこで目の覚めるような透き通るほど白い肌とプラチナブロンドのカップルが目の前に現れた。
同じ人間！？天使じゃない！？羽生えてない！？

このカップルを見られた分、こっちの選択で良かったんじゃないかと思ったり。
ただ、プレッツェルを食べてた時に近くにいた男の人がすぐナナメ後ろにいて、２度くらい移動したのに、やっぱりいつの間にか近くに来ていてちょっと気持ち悪い思いも。
少し体格の良いおばさまの陰に隠れて徐々に距離をとり、電車に乗る直前に車両を変えたりして巻いたけど、どーだったんだろう。自意識過剰なだけなら良いけど。

ボンの手前に世界遺産｢アウグストゥスブルク城｣があるというのを見つけて、結局ブリュールにやってまいりました。さよなら、ベートーベン！

ちっちゃいけど、お城です。
あと３０分早い便に乗れてたら英語のツアーに間に合ったかもしれないな。
でも、これまでもお城はそこそこ見てきたから、また来ればいいさ、と自分を慰める。つまり、見たかった=3

ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルスト 城・宮殿

お城の中に入らなかった分、お庭の散策です。

広い！いや、ベルサイユよりは格段に小さいけれど、それでも広すぎて別邸にたどり着けない！！！

ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルスト 城・宮殿

諦めて、裏口から町へ抜けました。

なんていうか、昔小学校の裏門から出たら、整備されてない農道に出た、みたいな感じの道を歩くと、すぐに市中へ出られる。
なんだか自宅の近所にもこんなところあるわ的な住宅街を抜けると、商店街…って何かそぐわないけど、商店街。
皆さん、テラスでお茶したり楽しそう。
スーパーでお水を買って、商店街をちょっと散策。

ブリュールの駅。
ケルンの町からＤＢで約２０分でこんなに地方の駅感が増すとは…

ケルンからブリュールに来る下り電車の本数はあまりなかったのに、上りは頻繁にあるみたい。
時間帯の問題かな？

ケルンに戻ってまいりました。
ホテル近くの繁華街をぷらぷら。
お店は結構あるけれど、欲しいものがあまりないなぁ。
そろそろおなかも空いてきたし、少し早いけど夕飯を食べましょう。

ケルンに来たのなら、やっぱりケルシュでしょう！

ドイツに来たなら、ソーセージとポテトとザワークラウトでしょ！

どれもこれも美味しいんですけど！！！
日本のソーセージと何かが違う！
もっと食べたい！！
でも、ザワークラウト多すぎて残しちゃったけど！！！

レストランから出てきてまた一枚。
どの角度から見ても、圧巻！

ブルージュに続いて夕食を食べ過ぎてしまったので、しばし散策に出ます。

ライン川沿いをてくてく歩き、ホーエンツォレルン橋を渡ります。
人通りがだんだん少なくなり、少しの緊張感を伴います。
この旅行中、もっとも緊張したのがこのケルンの町と帰国前日のフランクフルト。フランクフルトは理由があるけど、ケルンはなんでだろう。

ホーエンツォレルン橋 建造物

橋を渡りきると、そこは雪国…じゃない、ジョギングする人、サイクリングする人が何人もいるほっとする空間でした。

実際のところは何も知らないけれど、観光地じゃなく、きれいな生活地とでも言いましょうか。
ここからケルン大聖堂方面へ戻る途中に有名な撮影スポットがあって、たくさんの人が集ってました。

遠くに見えるのは、何橋？
ドイツァー橋？

ただ今、２０時過ぎ。

ケルンフィルハーモニーのことが書いてあるのかな。
もうドイツ語忘れちゃった…

２３時頃。
シャワーを浴びて一息ついていたら、いつの間にかライトアップ。
さすが世界最大のゴシック建築！
真冬に見てみたい！
部屋の明かりを消して非常灯だけにし、テラスに出ようと扉を開ける。

その瞬間！

おっきな蛾が入っちゃったー！！！！！
きゃー！
でも、写真撮りたい！！！

とりあえず一眼レフとスマホで写真を取りまくり、一瞬状況を忘れて夜でもそこそこ人が歩いてるわねーなんてのんびりし、我にかえって部屋に戻って蛾退治開始！
って言ってもさー、何も武器はないから、部屋の明かりをすべて消して入り口のドアを開けるしかないんだけれども。

５分くらいそうしていたら、いつの間にか羽音がしない。
挟んじゃったら嫌だから、ゆっくりドアを閉める。
ハンガーがあったから、手当たり次第振り回してみるけど大丈夫そうなので、そのまま寝た…zzz

朝になりました。
何事もなかったように、すがすがしい朝です。

これから４時間かけて、ベルリンへ参ります。
なので、朝食は駅で買って電車で食べるつもり。

朝陽を浴びた大聖堂。

静かな大聖堂前を、ガラガラとキャリーを引っ張る。
人がいないから遠慮せずに歩けて楽〜

ケルン大聖堂 寺院・教会

朝７時台にはもう見学できるので、時間があれば朝見学するのがお勧めです。
この方たちしかいない…ということは独り占めできる！？

ケルン大聖堂 寺院・教会

ほぅらね。

ほとんど人いないでしょ。

ケルン大聖堂 寺院・教会

ケルン中央駅の電光掲示板で確認。
よしよし、定刻通りの予定ね。

それにしても、フランクフルトの数倍は大きい駅だわ。

ケルン中央駅 駅

昨日お世話になった、TO GO。
今日は違うお店で買うのよ〜

ケルン中央駅 駅

７：４８発のＩＣＥでベルリンへ向かいます。
この駅のアナウンスの響きがすごーく好みだった。

ケルン中央駅 駅

この時刻表はどの駅にもあるけれど、そんなに頻繁に変更しないよねぇ。
どのくらいのタイミングで変更するんだろう。

さて、本日の朝ごはん。
BIOのオレンジジュースと温かいピザです。
ピザなら味は間違いなかろうと、温めてもらいました。
美味しかった！

通過駅の看板を撮ってみる。
こうすると、ただの紙でしかないDBの路線図が生きてくる気がするのです。

ここは、ヴェストファーレン州のハム駅

２０両位の貨車に乗せられた新車。
２００台はあるということ？
さすが車社会。

ユーロバーン…てどこ走ってるのかな。

辛うじて、ハノーファーの文字！

ヴォルフスブルク…ということは、さっきの車は、ウォルフスワーゲン？

わぁ 今日の最高時速かも！
揺れる、揺れる！

こっそり撮影。
なぜこっそりなのか。
それは、自らが規律のようなキャリアウーマンが乗っていらしたからです。
携帯で話している男性には、デッキに行きなさいと叱り、大きめの声で話している人には、指を唇に当てて「シー」。
最高時速で思わずシャッター音をさせてしまって一瞬ひるむ東洋人には、チラっと視線を投げかける、そしてまた本に目を落とす。ほっ

ベルリンの文字が出てきた！
間もなくベルリン中央駅。

ということで、④ベルリン２泊３日編に続きます。