2016/05/01 - 2016/05/03
353位(同エリア928件中)
へそてんさん
GWってどこに行っても混んでてつまらない〜!
と、思っていたのですが、
ふと奈良なら京都のように忙しすぎなくていいかもしれないと、
思いついた途端に計画を立ててしまいました。笑。
二泊三日の短い旅ですが、
子供の頃の修学旅行以来の奈良なので
欲張って有名どころを色々回ってみました。
この記事は二日目、飛鳥でレンタサイクルをしまして、
高松塚古墳、石舞台などを巡っています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
PR
-
旅行記二日目の記事ですが、
最初の部分は一日目の夕方からです。
写真は、JR奈良駅前、旅行案内所の建物です。
おしゃれな建物ですよね。
ここは中にコンピュータやタブレットが備わっていて
外国語をしゃべるスタッフもいて、なかなか便利な感じがしました。 -
長い一日目の後、やっとホテルにチェックインしました!
ホテルの場所は旅行案内所と駅の東口ロータリーを挟んで反対側です。
後ほど外観写真も載せますね。
今回一人旅なのでお部屋はシングル。
ビジネスホテルだから部屋は狭いだろうなと覚悟していましたが、
思ったよりは広い感じがしました。
ベッドも普通のシングルより大きいかんじでしたし、
窓から外が見えて解放感はありましたね。
ビジネスホテルって外が見えないことが結構多いですよね。
ベッドの上に載っている緑のものは枕です。
このホテルの売りのひとつで、チェックイン時に好きな枕を選べます。
硬さや厚みの異なる枕がロビーの横の部屋に沢山おいてあります。
部屋着はベッドの足元付近にたたまれていました。
浴衣風なもので、足首ぐらいまでの長さがありました。
ただ、生地が普通の綿のような感じで厚みがあって、
透けたりしなくていいのだろうとは思いますが、
ちょっと重い感じで着崩れした時に直しずらかったです。 -
ベッドの足元側に小さいながら押入れがありました。
押入れの棚の下で光っているのは恐らくWIFIのルーター。
今回特に部屋でネットは使わなかったので
ネットのつながり具合は検証してません。 -
ベッドの隣に広めの机がありました。
ここ椅子はオフィスチェアタイプでキャスターがついているのが便利でした!
ソファのあるようなラグジュリータイプのホテル以外だったら、
みんなこういうキャスター付きの椅子にしてくれると使いやすいだろうなと思いましたね。 -
机の横には、湯沸かし器と緑茶パウダー、ティッシュとヘアドライヤーがありました。
その下は空の冷蔵庫。
冷蔵庫はスイッチを押さないと稼働しませんが、判りやすく書いてありました。
このホテルは一階にセブンイレブンがあるし、
ホテルのすぐ横にある駅にはイオン系のスーパーが入っているし、
空の冷蔵庫があって本当に便利です。 -
テレビはなんと壁に取り付けてありました。
これ、いいアイデアですよね。
こうすることでテレビ台分のフロアスペースを取らないんですもの。
その分部屋を広く使えます。
テレビはさすがに奈良だけあってシャープでした。
ちなみに、テレビの上に大きく「映画見放題!」ってありますが、
これはテレビカードを購入した場合、という意味です。
カードの自販機はエレベーターのところにありました。
私はというと、歩きすぎで映画なんて一本だって
見る時間目を開けてはいられませんでしたよ。笑。
なんたってこの日は23,000歩以上歩いてますからね〜。
家を出たのは始発前だし(^^;) -
ユニットバスです。
噂にたがわず狭いです。
このホテルは温泉が売りなので、
はなから部屋のお風呂を使う予定はありませんでしたが、
このユニットバスの欠点は、洗面スペースの小ささでした。
顔を洗ってると水がシンクの外にはねちゃうんですよね。
だいたい蛇口が顔洗いの邪魔になるし(^^;)
でも驚いたのは、狭くてもシャワートイレだったことです。 -
ロハスな歯ブラシです。
これを使わずにフロントに返すと飴だかを貰えます。
今回このホテルを使うに際し、ネットで色々よみましたけど、
宿泊費を抑える工夫が色々考えられているんですよね。
天然温泉もその一つで、
各自が部屋でシャワーするより大浴場を使ってもらったほうが
水道代が安く済むとかだったかと思います。
もちろん部屋の掃除も楽ですしね。
歯ブラシを返したら飴ですが、
連泊する際に掃除を辞退したらミネラルウォーターが貰えます。
こうして人手を取らせないよう宿泊客にインセンティブを与えるところが
なんとも上手です。
その一方、ホテルにハーブの香りを漂わせたり、
ウエルカムドリンクを用意したり、
無料の朝食を付けたり、
お客さんの居心地をよくするサービスは用意しているのがすごいです。
無料の朝食を出しているビジネスホテルは結構ありますが、
パンとコーヒー程度のホテルも多い中、
ここはちゃんとおかずのある朝食で、パンは焼き立てなんですから。 -
初日はチェックイン後大浴場を使ってから、
駅ビルで買ってきた食料で夕飯を済ませてしまいました。
部屋は結構居心地がいいし、どうせ一人旅なのでグルメは考えていません。
しかし、通常の毎日だと一万歩も歩かないのに、
23,000歩も歩いた初日は本当に足がくたくたでしたが
温泉に入ったら結構回復してしまいました。
テルマエロマエの世界ですね(^^)
↑は二日目の朝食です。
まるで育ち盛りの子供のような大量な朝ごはん〜!
でも、今日もおひるごはんの計画はありませんから、
歩き回る体力は朝に補充しなくちゃいけません。
このホテルに二泊してわかった朝食のメニュー。
サラダはいろんな野菜が混ざったもの一種、と、コーンだけ別置き。
たまねぎが入ってますからたまねぎが駄目な人にはつらいと思います。
おかずはウインナとスクランブルエッグが定番。
それ以外にその日の一品。(この日は麻婆豆腐)
魚が一種。
小付けふうお惣菜が一種。
焼き立てのパンは5、6種類ありそうでした。
スープは自販機風な機械ですが4種類くらいありました。
ごはんと茶粥もあり、お漬物、梅干し、塩昆布などもあり。
お味噌汁は具をお椀に入れ、自販機風な機械で味噌汁を注ぎます。
ヨーグルトにはブルーベリーソースとフルーツが一種類用意されてます。
飲み物はすべて機械のディスペンサーから。
コーヒーは焦げ臭いというか苦いというかそして薄いというか、
私にはこれだけはダメでした。
最初の一杯の後は紅茶に変えました。 -
さて、二日目です。
ホテルの朝食は6時半スタート。
スタート五分前に降りて行ったら並んでました。
でも座れないとかいうことはありません。
この日は5月2日の平日だけあって朝食場所にもビジネス風の人が結構いました。
さっさと朝食をすませて、荷物をもって外出します。
たぶんまだ7時半くらいかな?
↑はJR奈良駅と、泊まったスーパーホテルLOHAS奈良駅。 -
早朝の三条通り。まだお店も開いてません。
今日は飛鳥に行きたいので近鉄奈良駅から電車です。
奈良に来るまではJR奈良駅から近鉄奈良駅までは遠そうだから
バスに乗るつもりだったのですが、
初日に興福寺(近鉄奈良駅の近く)からホテルまで歩いて帰ったので
距離感がわかったので、この日は歩いて近鉄奈良駅に向かいました。
ただ、三条通り、近鉄方面からJR方面へはっだらだらと下り道なんです。
なので反対方向に歩くと、だらだらと上り道となります。
大した坂ではないからいいのですが、前日の疲れがここでちょっと思い出されました。笑。 -
無事近鉄奈良駅について、さっさと電車に乗って乗換駅の橿原神宮前に降り立ちました。
↑この写真を見ると奈良って人がいないのねと思われそうですが、さにあらず!
奈良駅を出たころは座れるくらいの混み方でしたが、
途中から小学生の集団で電車はいっぱいになってしまったのです。
そう、この日は月曜日、平日でした。
でもGWの合間の一日だけの平日に学校の先生がまともに授業をするはずがなかったんです。
どこの学校でもこの日は遠足日と決めてしまったようで、
電車も飛鳥も混んでおりました(><;)
実は橿原神宮前の乗り換え時間が長かったので、
この写真はみなさんが飛鳥行きのホームに向かったあとに
今乗ってきた電車を写したものなんですね。 -
混んでる飛鳥行きのホームに行くのがこわくて、
こうして鉄子状態で電車の写真を撮ってました。笑。
お天気がよかったので写真も綺麗にとれますよね。
後で知ったのですが、この日の最高気温は30度だったみたいです。 -
飛鳥駅です。
子供がどんどん降りてきます。
駅前にはすでに中学生風な団体が体育座りして整列してました(^^;)
写真を撮り忘れましたが、駅を降りたあと、
出て左手の飛鳥総合案内所「飛鳥びとの館」(蝋人形の館っぽいですね…汗)
に向かいました。
ここで「飛鳥王国パスポート」を100円で購入してから本日のアクティビティーを開始です。 -
幸いお天気だったので計画通りレンタサイクルに向かいます。
飛鳥駅の周囲にはレンタサイクル屋さんが何軒かあります。
その中で明日香レンタルを選んだのは、
ここ以外のあちこちに支店があるからなんですね。
自分の体力に自信がなかったから、途中で自転車を捨てて
バスとかに乗りたくなったとき、明日香サイクルなら乗り捨てができるのです。
乗り捨てには追加料金200円がかかります。 -
ここで申し込みをします。
同じ電車で到着した人たちがすでに並んでいました。
この旅の計画中、レンタサイクルは電動にすべきかなと考えていました。
電動サイクルには乗ったことがなかったのですが、
最近普通の自転車だとつらいということを身に染みてわかってきたので
ここで一度電動サイクルを試してみてもいいかなと思ったのです。
でも今一つ不安がありました。
初めての電動サイクルを旅先で体験していいものか。。
しかし!
今回移動中にネットで見たある方のブログに大変な情報が載っていたのです。
飛鳥駅から高松塚古墳まで、だらだらと登坂が続いて
ふつうの自転車をレンタルして非常につらかった、電動にすればよかったと後悔したと
そのブログには載っていました。
これで心は決まりました!
私は電動サイクルを借りる!! -
レンタサイクルをするまえに、飛鳥王国パスポートを準備します。
100円で購入したこの冊子には飛鳥のあちこちで使える割引券がついているのです。
まずは、レンタサイクル100円引き券をここで使います。
これでパスポート購入の元は取れます。 -
電動サイクルは、快適でした!
最初だけ発進時のモーター稼働に驚きましたが、
慣れればどうってことありません。
それに一応、電動サイクルの乗り方をネットで読んでましたしね。笑。
駅からまっすぐ前に進むと高松塚古墳の方向に行けます。
これがすでに上り坂でした。
ここで電動の良さを早くも実感(^^) -
まづは国営飛鳥歴史公園館に立ち寄ります。
立ち寄らなくてもいいのですが、なんとなくこれがルートかなと。
駐輪場に自転車を停めて入るのですが、
自転車を停めたときは、必ず電動のスイッチをオフにします。
無駄に電気を消耗して途中で電池切れなんかになったら
電動サイクルなんて普通の自転車よりずっと重くて大変なんですから。 -
公園館の中です。
別に用があって立ち寄ったわけではないのですが、
目の前に大きな地図がありました。
よく見ると観光地のボタンがついています。 -
これは判りやすい!
ボタンを押すと各観光地のランプが点灯します。
これでいきなり方向感と距離感がわかるんですよね。
皆さんここはトイレのために立ち寄る場所位に思っているように見受けましたが、
いやいや、このジオラマ、使えますよ!
私は別に地図を読むのが苦手ではないのですが、
こんなふうに立体的に距離を表してもらえるとさらに判りやすいです。 -
さて、公園館で土地の雰囲気をつかんでから、
スタッフさんに道を聞き、高松塚古墳の割引券までもらって
高松塚古墳に向かいました。
目の前の自動車道を渡っていくのかと思ったら
ちゃんとトンネルが用意されていて便利この上ありません。 -
古墳へ行く途中でGWのイベントの準備をしていました。
鯉のぼりがたくさん吊るされています。
お天気がいいので準備しやすかったのではないでしょうか。
ただ、このあと気温が上がってしまいますけど(^^;) -
こちらにはテントを張っていました。
一体どんなイベントなんでしょうね。
お天気は良すぎて、気温もだんだん上がっていましたが、
電動サイクルですいすいと上り坂をあがっていると
風を切って走れるので気持ちよかったです! -
古墳の前に「高松塚壁画館」があります。
ここで復元した壁画が見られます。
ここの入場料もパスポートで団体金額になります。
が、私は先の公園館で団体金額になる割引券を貰ったので、
そちらを使って入りました。 -
壁画館の中は写真禁止です。
なので中の写真はありません。
中には壁画の復元画やらも面白かったですし、
古墳の再現もあってなかなか見ごたえがありました。 -
さて、壁画館を出たら実際の古墳に向かいます。
このとおり壁画館の前あたりには方向を示す標識がでています。 -
高松塚古墳です。
遠足の子供たちが見学しているから間違いありません。 -
プリンみたいに丸い古墳でした。
一体どこから中に入ったのだろうかとその周囲を一周しましたが、
どこにも入り口なんてありませんでした。
なんとなく、中に入れる古墳だというイメージがありました。
後で調べたら確かに発掘後は中に入れる古墳だったようですが、
壁画がカビで退色してしまったため中の壁は取り外してしまったんですね。
発掘当時は竹藪に囲まれていたのに、
今はこんなふうに周囲にはなにもありません。 -
次に鬼の雪隠・鬼のまな板に向かいました。
ここもさりげなく上り道なのですが、電動自転車だと怖くありません(^^)
普通なら道に迷いそうなのどかな畑の続く土地ですが、
今日は遠足の子供たちが列をなしてポイントに向かっています。
これなら道に迷う心配はありません。
すると、道の途中になにやらコンクリ風の場所が見えてきます。
駐輪場もないような場所なので適当に自転車を停めます。 -
遠足の子供たちの群れの合間を縫って写真を撮りました。
これが鬼の雪隠(せっちん)です。
鬼のトイレとはなんともな呼び名ですが、
古墳に使った巨石の跡だそうです。 -
このそばにまな板もあるはず。
子供たちの行く方向を見ると確かに標識が出ていました。 -
標識のすぐそば、雪隠からいくと左手に割と急こう配の階段がありました。
子供たちがここに上がっていくところを見ると、
ここが遺跡で間違いなさそう(^^) -
ありました、ありました(^^)
まな板です。。。まな板?
WIKIPEDIAから抜粋:
言い伝えによると、風の森と呼ばれるこの地方に鬼が棲んでおり、
通行人を騙してとらえ食べたと云われている。
「俎」(まないた)で調理し、「雪隠」(せっちん)で用を足したという。
言い伝えには何か根拠があるのでしょうかね?
でもこの地方が「風の森」と呼ばれていたというのが面白いです。
ネット情報だと風の森神社というのがあるのですが、
それは明日香村よりもっと南西みたいですね。
ここの神様が風の神様だそうです。 -
さて、唐突ですが、これが今回レンタルした電動自転車です(^^)
亀石の前に駐輪して写真を撮りました。
なぜかというと、亀石の周りは遠足の子供たちで埋まっていて
亀石が見えなかったからです。笑。
子供たちが途切れるまでしばし
風景をみたりこうしてなんていうことはない写真を撮ったり。。
先を急ぐ旅ではないし、子供たちもポイントごとに移動するので
待っていれば写真を撮るくらいの隙間時間はできます(^^) -
これが、亀石です(^^)
ガイドブックやネットでみた通りカメちゃんの顔がありました。
顔の横に前足(?)を出しているみたいに見えるのがまた可愛い。
でも可愛いばかりの亀じゃあありません。
以下、再び WIKIPEDIA の情報です。
言い伝えによれば、奈良盆地一帯が湖であった頃、
対岸の当麻(たいま)のヘビと川原のナマズの争いの結果、
当麻に水を吸い取られ、川原あたりは干上がってしまい、
湖の亀はみんな死んでしまった。
亀を哀れに思った村人たちは、「亀石」を造って亀の供養をしたという。
亀石は、以前は北を向き、次に東を向いたと言う。
そして、今は南西を向いているが、西に向き、当麻のほうを睨みつけると、
奈良盆地は一円泥の海と化す、と伝えられている。
亀石が西を向くと…怖いですね。
しかし、考えてみると蛇とナマズの戦いの結果
亀が死に絶えてしまうなんて、亀さんなんにも悪くないのにね。 -
顔のアップです。
眠っているみたいに見えるのが可愛いですけど、
目のような突起の上が綺麗に波型に削られているのがすごいです。
目もかなり鋭角に切り出されているいるし。
本当はこの部分が何かと組み合わさって
もっと巨大な石造遺跡をなしていたのかな〜。 -
こちらは聖徳太子の生まれた橘寺への道です。
これは、一人で歩いていたら間違いなく道に迷いそうな場所でした。
そんなに標識もなかったですしね。
遠足の皆さんのおかげで迷わずに到着しました(^^;) -
一応、前の写真を撮った場所にこんな石碑が立ってます。
でもなんて書いてあるのか読めない(^^;) -
橘寺の前の駐輪場から、今来た道を振り返ってみました。
子供たちがこちらに向かってきている道の向こうの家のあたりを
右に曲がると先ほどの入り口なんです。
しかし、奈良はどこに行っても空が広くて気持ちよかったですね(^^) -
橘寺の入り口です。
確かここも飛鳥王国パスポートの割引が効いたような気がします。 -
入り口前に広がる瓦を立てて埋めた参道。
以前、テレビのビフォーアフターで同じようにお庭に古瓦を埋めて
歩けるようにしているのを見たことがあります。
その時はなんて斬新な方式なんだろう(歩きづらそうだけど。。。)と、
思ったのですが、こんなところに同じものが。
ということは瓦を埋めるのは新しいアイデアではないのですね?
でも確かにこれはヒールを履いて歩く場所ではありません。笑。
いや、私はもちろんスニーカーですよ、サイクリング中ですもの。 -
橘寺です。
手前の馬は聖徳太子の乗っていた黒駒だそうです。
遠足の子供たちはお寺の中に座って、
お坊様のお話を聞いていたので境内では写真撮り放題でした。 -
橘寺には二面石があります。
こちらは善いほうのお顔。 -
二面石のこちらは悪い方のお顔。
説明がありました。
曰く:
右善面、左悪面と呼ばれ、我々の心の持ち方を
現わしたもので、飛鳥時代の石造物の一つである。 -
二面石全景です。
この二人は背中合わせにしているから、
お互いと出会ったことは一度もないんですね。。
同じ人間の心の二面性を現わしているから
出会う必要はないのかもしれませんけど、
千年以上も背中合わせで、
こんなに近い存在なのに相手を知らないなんて
なんだか不思議な二人だなと思いました。
後ろの百日紅の木が綺麗でした。 -
橘寺から石舞台に向かいます。
↑のお写真は石舞台の入り口です。
石舞台に行く道は一つではないようですが、
子供たちに従って行ったら木立の続く綺麗な道を行けました。
ちょっと道が狭いので自転車で追い抜くときに
子供たちにたくさん道を譲ってもらってしまいました。
感謝です。
自転車はこの写真を撮っている側の駐輪場に停めます。 -
石舞台です。
子供たちが集合写真を撮っています。
そうそう、思い出しました。
私も確か修学旅行の時にここで集合写真を撮ったと思います。 -
朝9時過ぎからサイクリングして回ってきて、
ここでお昼近くになっています。
子供たちは石舞台横の広場で休憩したりランチしたりなのかな?
写真を撮ると潮が引くようにどこかに行ってしまうので、
その隙に石舞台の写真を撮りました。 -
子供の時に見た記憶がうっすらと頭をよぎります。
小学生だったか中学生だったか定かではないのですが、
東京から奈良は遠いので恐らく中学の時だったのかな??
あの時はお寺や遺跡なんて全然興味がなかったので、
石舞台に来るまでに暑い道をものすごく長く歩いて疲れた、
というイメージしか残っていません(^^;)
その点、大人はいいですよね。
電動のレンタサイクルができるんですよ〜!
(って、当時電動サイクルなんて存在してませんでしたがね。笑) -
石舞台の中には入ることができました。
子供たちは楽しそうに入っていきますが、
お墓の中なんだと思うとちょっと不安な気になります。 -
中はこんなに広いです。
巨石が見事に並べられていました。
千年以上もこうして組まれた石が建っているなんてすごいです。
大地震とか火山の噴火とか、なかったんでしょうかね。。 -
石舞台から飛鳥寺方面へ移動です。
途中の街並みが綺麗でした。
写真右手の建物は確かカフェになっていたような? -
街並み。
用水路が綺麗ですね。京都と似ているかも。 -
さっきの道をまっすぐ行くと飛鳥寺方面のようでしたが、
右手に岡寺へ続く道を発見。
確か岡寺もガイドブックで読んだような。。。とうろ覚えでしたが、
ここは遠足の子供たちも来なさそうだったので
行ってみることにしました。 -
先ほどの岡寺入り口から、ずーっと急こう配の上り坂でした(^^;)
今回は電動の力を借りているので大丈夫でしたが、
これが普通の自転車だったら私には絶対駄目だったでしょう。
↑この写真は駐輪場です。
入り口からお寺までの途中にあります。
これから上は勾配がきついので自転車はここに停めて歩いてください、
というような説明があったと思います。 -
確かに、すごい勾配です(^^;)
歩いていくのも一苦労。
自動車の人はもう少し上に駐車場がありました。 -
きつい坂を上ってついたのが岡寺です。
ここでもパスポートの割引が使えます。
勉強不足で立ち寄りましたが、後で調べてみると、
奈良時代にできたこのお寺のご本尊様の如意輪観音座像は、
塑像(土でできた仏像)としては日本最大の仏様で、
日本三大仏にもあげられており、重要文化財に指定されています、
ということでした。
日本三大仏とは、
”銅像”の東大寺 毘盧遮那仏(奈良の大仏)
”木像”の長谷寺御本尊 十一面観世音菩薩
”塑像”の岡寺御本尊 如意輪観音菩薩
と、古来より言われております。
(↑の情報は、岡寺HPによります)
弘法大師が日本・中国・インド三国の土を以って造ったといわれる
ご本尊さまだそうです。 -
勉強不足の私は、お寺とそれを取り囲む緑の美しさに
ひたすら目を奪われてしまいました(^^;) -
入り口で、拝観料を払って入場します。
写真奥の左手に小さな小屋風のものがあるのですが、
ここで苺(あすかルビー)の無人販売をしていました。
旅行中のお客さんも結構購入してましたよ。
車で来てれば持ち運びにも困らないからいいかもですね(^^) -
手水舎(ちょうずや)に寄ってみると、綺麗な花が浮かんでいました!
どうりでカメラを構えた人が周囲にいたはずです。
あとでHPの説明を読んだら、天竺牡丹だそうです。
お寺の方が浮かべているということ。 -
手水舎だけじゃないですよ!
ふと見ると池一面に天竺ボタンが浮いています。
赤白のその豪華な光景にはまるで極楽浄土かと思わせられました。 -
写真だとその美しさが中々写し取れないのですが、
夢のような光景でした。
明るい陽光、湿度の低い涼しい風、漂うお香の香り、
大鳥の羽音まで聞こえるような静寂、そして水面に浮かぶ花々。
これは、実際にその場に立たないと判らない感覚です。 -
どうやったらこの美しさを写真に残せるだろうかと
カメラを振り回して撮ってみるのですが、なかなか(^^;) -
お花の光景の美しさになかなかこの場を離れられませんでした。
ここには遠足の子供たちもおらず、
拝観のお客さんがちらほらと境内を歩き回るだけ。
お天気も最高で、景色も最高で、
私はこの日、このお寺に立ち寄って本当によかったと思いました。
こういう静かで心休まる休日を求めて奈良にきたんですもの。
前日の平城京もそうですけど、
事前に必ず行こうと計画していた大御所の観光場所よりも、
こうして「ちょっと寄ってみようか」と行った場所が、
今回の旅では当たりの場所ばかりでした。 -
さて、いい加減お花の池を離れて、本堂に向かいます。
本堂への階段も緑溢れてきれいでした。 -
本堂の前にあったお花です。
これも牡丹でしょうか?
花開いてしまっていますがピンクの花弁が見事でした。 -
本堂です。
威厳のある立派な建物でした。
wikipedia によりますと、1805年建立だそうです。 -
本堂の前にも水に浮かぶお花が。。
-
本堂の仏さまを拝んでから、奥の院に向かいます。
予習されてませんから順路に従うばかりです。 -
奥の院へはこの階段を上がっていきます。
こんな景色もきれいですよね〜。
GWの旅ってとにかく混雑してるっていうイメージで避けていたのですが、
こんなきれいな緑を楽しめるとは、考えを改めなくてはです。 -
奥の院です。
左手がお稲荷様。右手が石窟弥勒菩薩。
拝観の皆さんは石窟のなかに入っていかれます。 -
石窟は身をかがめないと入れない大きさです。
中は結構距離があった(1m以上)と思います。
突き当りに弥勒菩薩様がこちらを向いていらっしゃいました。 -
奥の院からさらに上り路が続きます。
結構急勾配で狭い道なので転ばないように気を付けないと(^^;) -
木々の間から本堂が見下ろせます。
絵になる光景ですね。 -
上り切った先には三重塔が。
新しそうに見えると思いましたが、1986年に再建したものだそうです。
(wikipedia情報) -
三重塔は山肌にそびえ立っていまして、
下から上がってくるときに一番最初にお寺の位置を教えてくれるものでした。
上から見下ろすと、上がってきた道や
飛鳥の土地が見渡せました。
写真の真下は車道ですが、両側に植えられたツツジが
満開でお日様の下輝くように咲いていました。
写真の真ん中のやや上部よりに橋のようなものが見えますが、
これは高架になった道路で、その真下が先ほどの駐輪場です。 -
↑は駐輪場の脇に咲いていたピンクのツツジです♪
お寺からは、急勾配の下り道をここまで歩くのですが、
上りは確かにきついけど、下りの方が足にくるな〜と実感(^^;) -
再び町に降りてきました。
素敵なポスト。
明治時代のデザインのものだそうで、現役ポストとして投函できるそうです。 -
町並みが素敵です。
お天気がいいから陰陽がくっきりと出てます。 -
ここは野原です。。。と、思うでしょう?
私も聞かなければそうとしか思わなかった土地なんですが
ここが飛鳥京の跡なのだそうです。
発掘調査の後、保存のために土で覆ってしまった飛鳥京跡に
草が生えて野原になっているのだそう。 -
そんなことを私に教えてくれたのは、
↑の写真の左上にある白い休憩所の係りの方でした(^^)
遠足の子供たちがいないエリアに入った途端道に迷った私。笑。
休憩所を見つけて立ち寄ってみたところ、
係りの人が出てきてくださったので道を尋ねました。
そのとき、ここは飛鳥京の跡なんですよと説明して下さったんですよね。
ちなみにこの休憩場は2週間前に出来立てほやほやだそうです。
駐車スペースもありますからこれから使えますね! -
その休憩所から、飛鳥京跡の土地を走る道をまっすぐ行くと
飛鳥寺に到達できます。
しかし、土地と空の広いこと! -
飛鳥寺の入り口です。
お昼過ぎの時間帯で、日差しが結構きつかった(^^;) -
飛鳥寺の門のあたりから振り返った光景。
まっすぐ前に蘇我入鹿の首塚がありました。 -
飛鳥寺のお大仏様。
鞍作鳥(止利仏師)作の本尊様です。
飛鳥寺の建物は鎌倉時代の落雷で焼失してしまったそうで、
現在の本堂は江戸時代の1825年に再建されたものだそうです。
でも、このお大仏様は、創建当時の場所にずっとお座りになっていたことが
最近の調査で分かったらしいです。
西暦606年頃から、ずっとここにお座りになっているんですね。
生きている聖徳太子を知っているんですね。 -
こちらは甘樫の丘を登る道です。
当初丘に興味はなかったのですが、
休憩所の方からおすすめされたので行ってみました。
自転車で登ろうとしたら作業している人から自転車はダメと言われ、
ふもとの駐輪場に自転車を置いて徒歩で登りました。
いや、ここもかなりな急勾配。
私にすれば丘というより、山と呼びたい感じでした(^^;) -
丘の上です。
確かに眺めはいいです。
でも山登りで疲れちゃいました(^^;)
それに結構暑いし〜。
普段あんまり歩かない生活なのに、
旅先でいきなり早朝から活動するから体力が続きません〜。 -
丘の上では観光のお客さんがのんびりと休憩してました。
yahooによるとこの日の最高気温は30度。
考えてみるとこの辺で私はちょっと熱中症気味になっていたかもです(^^;) -
甘樫の丘を降りて、飛鳥駅方面に戻りながら亀形石造物に立ち寄りました。
写真正面が亀形石造物です。
写真を撮ったあたりの小屋で入場料を払います。 -
亀形石造物ですね。
はっきりとはわかっていないですが祭祀に使われたらしいです。 -
入場料の小屋まで戻って右手の上り階段を上がり
酒船石遺跡に向かいました。
これがまた急勾配なんですよね〜(^^;)
奈良ってちょっと見には平野であるきやすそうなのに、
見どころはみんな丘とか小山の上にあるような気がします。 -
酒船石遺跡への道。
竹に囲まれて風情があります。
京都嵯峨野の竹林を彷彿させますね。
こちらのほうがずっと静かですが。。 -
酒船石遺跡です。 この石が大きい!
上部に溝が彫られていて、それがこの石の謎なのですが、
石が大きすぎて、
つま先立ちして腕を上げて撮っても溝の形が写真にとれません〜。
これを撮るには脚立が必要でしょう(^^;) -
地面の勾配を利用して精一杯腕を振り上げて撮っても
ここまでが限度でした(^^;)
あ、でももっと背の高い人が取ればちゃんと撮れるかもですね。
ということで、目の高さから見るとよく見えない謎の溝ですが、
窪みと窪みを溝でつないでいるから、やっぱり水関係の祭祀用なのでしょうか? -
この亀形石造物の遺跡の横に万葉文化館の入り口があります。
暑くてつかれちゃったからここで一休みしたなと思ってきたのですが、
なんてこと、この日は月曜日で閉館日でした(^^;)
GWの谷間の月曜日なんだから開けてくれててもいいのに〜と
恨めしく思いましたが、そこはそれ県立ですものね。
公務員の方々だってちゃんと閉館日は休みたいですよね。。。 -
仕方ないから入り口だけ見に行きました。
閉館日なので駐車場もガラガラです。
左手のお土産物屋さんは開いてました。
私のように閉館してないだろうと思ってきちゃうお客さん用でしょうか。
ここの売店のところでトイレを使わせて頂いたのですが、
鏡に映った自分の顔に驚愕。
真っ赤なんですよね、顔が。
考えてみると頭も痛くなりつつあって、これは熱中症だと気づきました。
日よけ用の上着と帽子は着用していたとはいえ、
この気温の中一日中休まずに活動していたのは
やっぱりちょっと危険だったのでしょう。
慌てて顔を冷やし、涼んでから、一目散に飛鳥駅まで
自転車をぶっ飛ばして帰りました。
道路沿いを行けば単純な道です。
駅まで迷うこともなくあっという間に戻れましたが、
やばい感じがしてきたので奈良への電車の中では
ずっと冷水のボトルで首筋やら手首やらを冷やしながらになりました。
おかげで私は大事にならずに済みましたけど、
暑い季節に奈良でレンタサイクルをする予定の皆さんは、
体調の変化に気を付けてくださいね! -
↑こちらは三条通のマンホールです。
近鉄奈良駅からJR奈良駅まで、バスを待つのももどかしかったので
歩いてホテルに戻りました。
旨いことにこの方向に歩くと、三条通は下り坂で歩きやすいんですよね。
気温が下がってきたのでちょっと元気がでて、
鹿さんのマンホールを写す余裕までできちゃいました(^^)
さて、二日目はここまでで、
最終日三日目の記事は次に続きます。
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