2016/04/09 - 2016/04/09
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たびたびさん
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結城氏は徳川家康の二男結城秀康が養子に入った北関東の名門。秀吉の養子となったところに、秀吉に実子、鶴松が出来てお払い箱になったとも言えなくはないのですが、いずれにしても秀吉が縁組を考えた相手ですから、名門中の名門です。
ちなみに、結城氏は藤原秀郷の末裔で、母が頼朝の乳母を務めたという結城朝光が家祖。鎌倉幕府で重きをなし、足利尊氏にも協力。関東管領と鎌倉公方が争った際は、敗れた鎌倉公方を匿って、敗れはしたものの、結城合戦を戦い抜き、その名を世に知らしめました。そして、結城秀康は、関ヶ原の戦いの勲功で越前北庄67万石に加増移封。越前松平の祖となり、幕末松平春嶽を生んだ福井藩ほか、津山藩、松江藩などにもつながります。
そして、もう一つの結城紬。紬も絹なんですが、繭をほぐして綿のように紡ぐもの。絹糸と言えば、生糸という撚糸が普通なんですが、紡ぐというのはここだけのよう(大島紬というのもありますが、それは江戸時代まで。今では生糸となっているようです)。奈良時代からの歴史を持つという最高級の織物です。デモで糸を紡いでもらいましたが、見事な技術。着れば着るほど着心地がよくなるのも確かにそうかもしれないと納得させられたような気がします。
ところで、新潟には越後上布という正倉院にも収められたという上質な麻織物がありますが、こういうのを知るとかつて東日本は一様に遅れていたとは言えなくなります。なかなか面白いことだと思います。
ただ、現在の結城市はこれに加え、見世蔵と古刹が多くあって、これにもびっくり。結城100選という見どころが整備されていまして、実は街の紹介にも力を入れている。こうした街の努力にも改めて敬意を表したいと思います。
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結城駅北口を出てすぐ。「蔵美のまちレンタサイクル」と書いた立て看があります。
結城の市街は歩けないほどではないのですが、蔵見世や古刹が多いので、やっぱりあった方が便利。あっちに行ったり、こっちに来たりとレンタサイクルの便利さを実感しました。 -
結城市観光物産センターは、結城駅を降りるとすぐわかる巨大な建物。この辺りでは、ランドマーク的な存在だと思います。この一角に観光案内所があったり、販売所を兼ねた物産センターも入っていますが、土日は逆に閑散としている感じ。建物は立派ですが、観光客には実際のところはそこまでの利点はないかもしれません。
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蛸屋総本店は、結城駅から結城市街の中心部に向かうメインストリート沿い。雰囲気のある和菓子屋さんなので地元のお菓子屋さんかと思ったのですが、本店は小山市にあって、支店もかなりあるようです。
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いただいたのは酒饅頭。しっかり蒸かした饅頭で、ちょっと大きめ。食べごたえありの分かりやすいコンセプトです。
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結城市は市街の各所に古い家屋、蔵見世が残っていて、それが一つの観光の目玉となっています。梁島邸住宅は、明治13年建築の黒漆喰の二階建、切妻平入建物。並んで建つ白壁の蔵と合わせると独特の雰囲気があります。結城駅から歩くとすぐに目に付く建物です。
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イチオシ
秋葉糀味噌醸造の建物も、結城市街の蔵見世の一つ。創業は天保3年(1832年)。暖簾をくぐるとすぐに雰囲気のある売り場があって、旅ごころをくすぐります。クリーム色の壁に白い柱をアクセントにした横長の設計が面白いです。
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健田須賀神社は、結城市街の中心部。結城駅から市街に入ってすぐの場所です。
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脇の参道から入ったら、予想外に本殿が大きくて、ちょっとインパクトがありました。始まりは、当地に封じられた結城氏が尾張国津島神社より勧請を受けて創建。後になって、結城郷の総社としたようです。
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常光寺は、結城駅から結城市街の中心部に向かってすぐのメインストリート沿い。
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時宗の寺で、門前の阿弥陀如来である金仏座像がシンボルです。その置き方が特徴的なのですが、仏像そのものはまあまあ。あんまりじっくり見てどうというほどではないと思います。
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磯田邸は、結城駅から市街に向かうメインストリート沿い。結城市街にあるいくつかの蔵見世では、ここが最初の建物になります。もとは乾物屋のようですが、一階の格子戸の引き戸くらいしかこれといった意匠がないので、正直言えばかなり地味。前を通っても気が付かないくらいでした。
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小西見世蔵は、小西金物店。青みがかった黒漆喰の壁は渋いのですが、一階部分はサッシの引き戸が入っていて、ちょっと興ざめするのが惜しいかも。玄関先に説明文を書いた石碑がありましたが、もう表面がボロボロで、読むのに苦労しました。
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赤荻本店見世蔵は、小西見世蔵のはす向かい。交差点そばです。
明治初年からお茶の販売を始め、建物は明治20年に建てられたもの。外壁が漆喰仕上げではなくて、黄褐色の砂刷仕上げというのが特徴だそうです。全体的にまだ若々しさが残る建物だと思います。 -
小倉商店店舗兼主屋は、創業文政12年(1829年)。佐野市から移ってきて、明治初期の浦町の火災の後、ここに建てられた建物だそう。一階の格子戸と二階の格子窓の組み合わせが落ち着いた印象。こじんまりとまとめた感があるデザインです。
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会津屋本店は、赤萩本店の並び。交差点角です。
明治41年築。二階建て、切り妻平入りとありましたが、これは特徴というものではありませんよね。一階はサッシ戸だし、二階は漆喰だけど窓はなし。現役の店舗のようですが、蔵見世としては微妙なランクだと思います。 -
結真紬見世蔵は、黒漆喰が歴史を感じる上に、二階の細い格子と一階の格子戸がとても美しいです。呉服店の店舗兼住宅で、明治後期の建物。国の登録有形文化財にもなっています。内部の構造についても説明が詳しくありました。
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結城市と言えば結城紬ですが、
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小倉商店郷土館もそんな結城紬に触れられる施設の一つ。
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二階のホールで結城紬を織る実演コーナーがあったので、いろいろ話を聞きました。
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イチオシ
生糸と結城紬の違いが、その糸にあることは初めて知りましたが、綿から糸を紡ぐような感じで絹の糸を紡いでいくのが不思議な魔法でも見ているような感じでした。
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武勇は、結城市街の酒蔵。創業は江戸時代末期の慶応年間。越後杜氏の流れを汲んでいるそうです。酒蔵が立ち並ぶ大きな規模ですが、けっこう気になったのは店舗の向かいにあるご自宅の庭。見事なしだれ桜が満開を迎えていました。
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孝顕寺は、結城家15代政朝が創建した寺を結城家18代秀康が新たに孝顕寺と改称したもの。
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イチオシ
後に、結城藩の藩主となった水野氏もこの寺を菩提寺としており、赤い楼門など、境内はその格式をそこはかとなく感じる雰囲気。
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桜の花に本堂脇の山吹も満開でした。
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称名寺は、親鸞の教えに帰依した結城家初代朝光が、親鸞聖人の高弟を招いて創建した寺。
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境内には朝光から結城家4代までの墓があって、朝光の墓は別区画で銀杏の木の下。
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また、寺には親鸞自筆の往生要集もあるようです。
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毘沙門堂は、結城酒造近くの信号交差点角。江戸時代作という毘沙門立像が結城市の指定文化財に名なっているようですが、お堂の中を見てもよく分かりませんでした。
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ただ、山門とお堂の組み合わせはそれなりに立派な感じです。
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結城酒造は、400年の歴史を持つ老舗の酒蔵。
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入口をどんどん入って建物を抜けると裏庭のような広場に出ます。
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イチオシ
簡単なテーブル席がしつらえてあって、お聞きすると今日はここで花見をするんだとか。隣りの弘経寺の桜が満開でちょうどいい感じに見えていました。団体さんの予約だと思いますが、そうでなければビアガーデンもやっているようですね。
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大吟醸酒「富久福」が金賞受賞とかもありますが、気軽に寄れる雰囲気の良さが印象に残りました。
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弘経寺は結城秀康の創建であり、江戸時代には浄土宗名刹として関東18壇林の一つだったという寺。
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ちょうど、桜が満開です。
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これはいい時にやってきました。
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結城市内には結城氏ゆかりの寺がいくつかありますが、
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イチオシ
結果として、伽藍の立派さではここがダントツでした。
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本堂の規模や構えなどもかなりの見応え。
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どっしりとした重量感に豪華さも兼ね備えていて、しばらく眺めていたくなるような建物です。
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化け地蔵は、結城に伝わる民話。豆腐屋さんにやってきた男。男の言うままに徳利に豆腐を入れるとこれがすっと入る。今度は酒屋さんにやってきた男。男の言うままにざるに酒を入れると、酒が洩れることがない。変だなあと思って後を付けると、それは地蔵さんだったというのです。
その地蔵は弘経寺の門を出たところに立っていました。 -
金福寺は時宗の寺で、藤沢の遊行寺の末寺。
時を告げる鐘の寺と言われ、「西の宮金福寺に鐘があり時を告げる」と記録されているのだとか。 -
ただ、境内は割とさっぱりした感じで、古刹という雰囲気はあまりしないかもしれません。
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光福寺は、弘経寺の並びにある真言宗の寺。
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本堂の鬼瓦とかかなりの立派さなのですが、弘経寺を見た後だったので、ちょっとインパクトが弱くなったかもしれません。
境内には、結城家家老の水野甚四郎や戊辰戦争の戦死者の墓もあります。 -
結城の名物のゆでまんじゅうをいただきました。昔は本当にゆでていたそうですが、今は蒸かすのだそう。
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餃子の皮の分厚いような感じのに餡子がくるまっていて、まあないことはないような。餡子のキレがちょっと悪いような気もしましたが、それはお店の味でしょう。
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なか川では、看板商品の結城朝光最中をいただきました。
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ちなみに、結城朝光は結城家の家祖。母が源頼朝の乳母であったため、有力な御家人だったようです。
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最中の餡子は、はっきりとした甘さ。結城市でこの名前を名乗る以上、それなりの質が求められるのでしょうが、それに恥じないうまさがしっかりあると思いました。
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中澤商店見世蔵及び主屋は、国の登録有形文化財。中澤家はこの辺りの大地主で、肥料商を営んでいたよう。この建物は、明治末期に本邸の別邸兼隠居所として建てられたものだそうです。二階の窓はサッシとなってしまっていますが、一階の格子戸と青みがかった外壁はいまだにかつての雰囲気を残していると思います。
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妙国寺は、身延山を本山とする日蓮宗の寺。創建は南北朝時代の1345年ですが、本堂などスッキリしていて古さはあまり感じません。
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境内には,俳人の早見晋我の墓。与謝蕪村が詠んだ「北寿老仙をいたむ」の北寿は、早見晋我のことです。
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安穏寺は、妙国寺の並びにある曹洞宗の寺。そして、創建は奈良時代にさかのぼるという古刹です。
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シンボルは、赤い楼門。
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楼門から本堂までの間には、太い幹の桜の並木。
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本堂前には、雨水を貯める大きな水瓶が二つ並んでいました。
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落花生は千葉かと思ったら、結城市周辺でも採れるのだそうで、水川商店はその落花生の商品を扱うお店。
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品数は少ないのですが、どの商品もなにか磨きこまれたような感じがして、ちょっと凄味を感じます。いただいたのは、小さいですけど、品種はこれが最高なんですというお得なパック。そう思って食べたかもしれませんけど、味わい香りが抜群。自慢されただけのことはあるうまい落花生でした。
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喜久家本店は、結城市内では有名な老舗のうなぎ屋さん。駐車場も広いし、何階建かのビルも大きいです。
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お昼早めに訪ねたので、一番乗り。
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一人でしたが二階奥の落ち着いた個室に通されました。やっぱり老舗はこうじゃないとつまらないですよね。
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いただいたのは、ちっちゃなサイズのうな重。タレとかの味も薄めだし、焼きもほどほど。意外な上品さを感じる仕上げで、これなら飽きがこないかも。リピーターを意識しているような感じも受けました。
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源翁和尚の墓は、畑の真ん中のような場所にポツンとありまして、このまあるい形の墓は、寺の住職とかの墓で時々見かけるタイプですね。
ちなみに、源翁和尚は越後国の生まれ。安穏寺を曹洞宗に改宗した安穏寺中興の人。殺生石(九尾の狐の化身)を2つに割り、悪霊を成仏させたという逸話があるようですが、この殺生石は那須にあって芭蕉ゆかりの地として知られます。 -
結城城址公園では、桜まつりがおこなわれていました。
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といっても、何かイベントがあるわけでもなく、
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家族連れがそれぞれ思い思いにお弁当を広げてお花見をするといった感じ。
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結城城は、源頼朝にも仕えた結城家初代の結城朝光が築城したもの。なお、室町幕府に抵抗した結城合戦では一年近くここにこもりますが、最後は落城しています。
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聡敏神社は、結城城址公園の一角。
祭神は聡敏大明神、水野勝成。ちなみに、水野勝成は徳川譜代の有力武将であり、大坂の陣の功で福山藩10万石の領主となった人物。その後、水野家は改易になるのですが、水野勝成の功績もあり、後にその再興となったのが結城藩1万8千石。結城藩水野家は譜代大名として幕末まで続くこととなります。 -
結城城址公園の外れに架かる三日月橋は、城の濠の名残りに架かる橋。ただ、これには異説もあって、埋蔵金を探すために掘り返した跡だという話もあるようです。ちょうど桜の時期で、この辺りは桜のトンネルとなっていました。
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松月院は、結城市街の端っこです。
結城家17代晴朝が正妻(松月院)の菩提を弔うため、創建した寺。
結城家の庇護を受け、寺領10石を寄進されており、結城家が移封した後も、幕府の庇護を受け、寺領10石の朱印状を賜っています。境内は境がはっきりしていないので、ちょっと荒れた感じも否めません。 -
結城家御廟は、松月院の隣り。
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空地のような場所の少し高い場所に、結城家初代朝光から16代政勝までの墓石が並んでいましたが、その他はそばに小さなお堂があるだけです。囲いさえもないので、大名家の廟所にしてはかなり粗末だなあという印象です。
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大勝寺は、ここも結城100選の一つということで、結城家御廟から回りました。松月院と同じく、結城家17代晴朝が創建。
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それらしい雰囲気の山門から境内奥に進むと、本堂が横向きに建っていまして、むしろ庫裏の方が目立つ感じ。尻すぼみになったような気持ちになりました。
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乗国寺は、室町時代(1449年)、結城家13代成朝が結城合戦で戦死した12代持朝を弔うために創建した寺。その後、結城家14代氏広が現在地に移転して、乗国寺と改称し再興。
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結城家の菩提寺となっています。
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規模もありますし、
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山門から、楼門、本堂へとまっすぐに参道が整備されているのも、ちょっと見応えがあると思います。
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貴布禰神社は結城家2代朝広が創建した神社ということでしたが、鳥居から入って見た時、粗末な神社に見えました。
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ところが、裏の本殿を見ると見事な彫刻が施されていて、ちょっとびっくり。かなり古いので傷みはありそうですが、彫刻は一枚板を彫った精巧なものだそうです。
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華蔵寺は、結城家8代直光が創建した臨済宗の寺。
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山門と少し離れた位置に建つ楼門を備えていて立派です。
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ただ、一番の見どころは楼門を入ってすぐにある大板碑と石幢。説明板が立っていて、結城市の指定文化財となっています。
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阿弥陀寺は、藤沢の遊行寺を本山とする時宗の寺。
創建は鎌倉時代末期で、結城秀康から寺領5石を寄進されたとも。現在の本堂は昭和60年に再建されたものということですが、一応あるというくらい。小さなお寺だし、見て楽しむという感じではありません。 -
聯芳庵は、境内が線路わきのような場所でちょっとわかりにくいかも。ここは、結城合戦の際、結城氏朝、結城持朝親子が最後をとげた場所だそう。名前が変わっていますが、臨済宗妙心寺派の寺で、江戸末期に無住となったところ、現在では華蔵寺の末寺です。
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小さな公園のような場所に、政勝像を祀る御影堂というのがありました。これは結城家16代政勝を祀ったもの。争した。政勝は、北条氏康と結んで宇都宮氏の小栗城を奪うなど、その領土を下総から下野、常陸にまで拡大した人物。
お堂の中には木像があり、しっかり拝見いたしました。 -
西村製麺所は、結城うどんのお店。結城うどんなんて聞いたことなかったのですが、この辺りも小麦がよく獲れるので、結城ブランド認定品の一つだそう。
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グレードがあって、最高級品は蕪村の里。私は普通のものをお土産にしましたが、なかなかキレのあるうどんです。
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人手観音堂は、空地のような場所にポツンと建っているのですが、大きさもあるしけっこうな存在感があります。
大輪寺という寺の飛び地にある仏堂だそうです。本尊は観音さんだそうですが、ここにはありません。観音の絵馬が正面に掛けてあって、それがありがたい感じを出しています。 -
結城市街の寺は結城氏ゆかりの寺が多いのですが、この大輪寺も結城家初代、結城朝光から寺領を受け、以降、結城家の祈願所となった寺。
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仁王像を備えた仁王門や
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仁王門入ってすぐの六角堂など、ちょっとリッチな感じもする寺です。
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大日堂も結城市街の観光スポットとなっていたのですが、正直言えば、けっこう粗末なお堂です。
平将門が藤原秀郷との戦いの際、大日堂を焼いたという話があるようですが、その大日堂がこれかどうかはよく分かりません。しかし、何かのいわれはあるはずですが、これだけは説明板もなにもなくて、とにかく想像するだけです。 -
木村紺屋は、その名の通り、かつての染物屋。建物は、明治40年頃に建てられたものです。門構えの奥に母屋と蔵が見えまして、中庭で何か作業をしているのはこの家の人なんでしょうね。中を見せてくださいというわけにもいかないし、外観だけを確認しました。門前に看板が出ているので、頼んでもよかったのかなあ。。
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イチオシ
かつては、米屋さんの倉庫だった建物を利用して結城市の文化財を説明展示するもの。
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展示品の目玉は、
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「御手杵の槍」と呼ばれた天下の三名槍の一つ。再現したものですが、これが途方もなく大きくて、これでは並の人間では使うことができないでしょう。
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室町時代、結城家17代、結城晴朝が作らせたもの。
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その後、結城秀康にも伝わったということです。
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なお、ここは写真も自由だし、
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無料です。
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旧黒川米穀店は、たぶん住居兼店舗だったのでしょうが、がっちりとした堂々とした印象の建物。基本的にあまり傷んだ感じがありません。
切妻、平入り2階建というシンプルな構造なので、頑丈なんでしょうね。
建物は、国登録有形文化財。見た目の印象を楽しむでいいと思います。 -
結城市はイコール結城紬という感じですから、つむぎの館は、結城市の観光では目玉的な施設でしょう。
敷地の中にはいくつかの建物がありますが、この資料館だけは有料です。結城紬の歴史や作業工程の人形展示、染物や作品までが美しく展示されていました。結城氏の移封などで衰えようとした技術の再興などの話も興味深く拝見しました。 -
つむぎの館の敷地内にはいくつかの建物があって、入口入ってすぐの左手にあるのが、結城紬を使った商品をおいたショップ。
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つむぎの館には着物を着た女性の団体とかが多くやってきていて、このショップもそれなりに賑わっていました。帽子とかスカーフとか色合いも美しいです。
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ただ、やっぱり見どころは有料の資料館。
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結城紬の製作過程を
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道具などを始めとして、
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イチオシ
展示説明しています。
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NHKの舞台にもなったというのは知りませんでした。
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キヌヤ薬舗の開業は、昭和24年。この建物を買い取ったので、建物が建てられたのはもっと前です。
切妻、平入り、瓦葺のシンプルな構造に、格子は全くなくて、一階も二階の窓もガラス引き戸。特徴はないですが、逆に目立つ必要もない建物だったのだと思います。 -
奧順は、つむぎの館を運営する結城紬の会社ですが、その一本違う筋に蔵見世がありました。
白い漆喰に細かな格子の窓が華やかな印象の二階とガラス引き戸とその両側に少し格子が付いた品のいいデザイン。鬼瓦もなかなか立派だと思います。 -
富士峰菓子舗では、ゆで饅頭をいただきました。元気のいい女将さんが少しゆでた後、蒸してますけど、ゆでる方が時間がかかるんですよねというようなことをおっしゃっていました。あれ、ゆでる方が早いからゆでるんだと思ってましたが、それは面白い。
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イチオシ
で、まんじゅうの方ですが、餡子がめちゃうま。この鮮やかな甘さは、これこそ老舗の味だと思います。
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イチオシ
奥庄店舗兼主屋は、二階を雨戸が締め切られたような感じにしていますが、その木の風合いがいい感じ。一階のガラス引き戸と格子の組み合わせに二階一部の石造りの外壁もあって、とってもモダン。結城市街の蔵見世では一番おしゃれな意匠だと思います。
ちなみに、奥庄の創業は天保2(1831)年。代々紬問屋を営んでいたというのは、伊達ではないでしょう。 -
赤ざわは、結城市街中心部の老舗そば屋さん。茨城では常陸そばというのが最高級のそばなんですが、その常陸そばの看板もかかっていて、ちょっと期待して入ってみました。
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どれにしようかなあと迷っていると、ご主人が「ちたけ入り茄子せいろ」これを食べないと話にならん。うちに来る客は9割がこれを食べる。と厳しくおっしゃるので、それにしました。ちたけというのが、とても価値あるもののよう。少し酸味のある天然のキノコでしたが、つけ汁のスッキリした味わいに涼やかなそばの組み合わせは、とっても美味。ご主人が自慢したくなるのも分かる気がしました。
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イチオシ
結城市内の蔵見世は基本外観を見るだけなのですが、鈴木新平商店見世蔵は、パンフレットの紹介の仕方をみるとそれだけでもないような。。
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なので、思い切って玄関に入って声を掛けましたが、応答なし。仕方がないので玄関先の写真だけは撮らせてもらいました。階段の脇にタンスがついたりして、銭形平次の世界のような感じです。
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ふじの蔵は、見世蔵を利用した無人の休憩所。
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観光案内が置いてあったり、この時期は五月人形が展示されたりしていました。結城市内は見世蔵に古刹と歩くところが多いので、こうした休憩所はあればありがたい。私一人でしたが、ゆっくりさせてもらいました。
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結城大本営跡は、明治40年に行われた陸軍特別大演習の際、大本営が設置された跡地のこと。結城小学校の西門前に記念碑が立っていました。一時的なイベントだったのだと思いますが、結城蔵美館にも下賜された銀杯が展示されていたり、結城にとってはかなり名誉なことだったのかもしれません。
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鈴木紡績の見世蔵は、明治39年に建てられたもの。
屋根が左右非対称で、向かって右側を寄棟、左側を切妻にしたのが面白い。二階がほとんどなくて、詰まっているのもその屋根の面白みをちょっと強調しているような気がします。 -
浦町まちかどパークは、浦町の交差点の角にある小さな公園というか、街のスペース。子供たちが水を飲んだりもしてましたが、ここがどうのというよりも、これがあることで地図で自分の居場所が確認できるというくらいの意味かなと思います。
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釈迦堂は、正式には結城院満福寺という真言宗の寺。通りから少し奥に入った場所に山門があって、そのまた内側に広い境内がありました。
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山門をくぐった右手すぐの増田遷晁文人の碑は市指定文化財ということですが、小さくて目立たないので、ほとんどの人は気が付かないと思います。
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山田菓子店では、ここでも結城の名物、ゆでまんじゅうを食べようと思ったら、それはもう売り切れましたということ。
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代わりに田舎饅頭をいただきました。ここも餡子の甘さがはっきりしていて、なかなかいい感じ。常連さんが翌日の使い物を注文したりしていて、地域に根付いたお店です。
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覚照寺は、山門からその奥に見える本堂も、ともに赤いトタン屋根の統一デザイン。
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東本願寺派の寺で、越中から結城に移住した真宗門徒が建てた寺だということです。ここも結城100選の一つですが、これ以上は特にありません。
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結城市観光案内所は、駅前の大きな建物、結城市民情報センターにあります。
結城は結城紬の街ですが、城下町でもないし、宿場町でもない。何で栄えたんですかと尋ねたんですが、よく分からない。敢えて言えば、鬼怒川の水運があったからかなあということをおっしゃっていました。ただ、それくらい結城紬の要素が大きいということかと思います。 -
しるくろーどは、結城の駅前にあるショッピングセンター。駅前には結城市民情報センターという大きな建物があるのですが、それとしるくろーどが結城のランドマークになっていると思います。
なお、売り場は大きなスーパーと言った感じ。地元の特産を扱っているとか特別なものはありません。 -
結城駅前のしるくろーどに入っている、地元のお菓子屋さんがきくち菓子店です。和菓子の他に、お赤飯なんかも扱っていて、その日の気分でいろんな使い方ができる感じ。なお、自宅兼お店の方は線路わきにありましたが、売り場はここが主力です。
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立ち食いそば きそばは、小山駅のホーム。上野行きの列車の待ち時間が少しあったので利用してみました。テキパキというほどではないのですが、おばちゃんが次々と客をさばいていく。柔らかめのうどんは食べやすいし、出汁のうまさもなにげにしっかりしていると思います。
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この旅行記へのコメント (2)
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- heidi77さん 2016/10/21 16:00:37
- 知らないことがいっぱい
- たびたびさん、はじめまして
私の母の実家が結城で、結城には小さい頃は車やバスで何度も訪れていますが、市街地からは離れていて田んぼの真ん中の集落なので、このような見所があるとは全然知りませんでした。
古い歴史ある建物やお寺等観るところが意外にあるのですね。
昔、祖母が糸車を使って綿から糸のように細く紡いでいた記憶が蘇りました。子供の時にはわからなかったですが、きっと結城紬の糸を作っていたのかもしれませんね。
そういえば昔は蚕生産の農家もありました。
たびたびさんの旅行記を拝見して忘れていたことを思い出すことができました(^_^)
この度はいいねして下さりありがとうございました<(_ _)>
- たびたびさん からの返信 2016/10/24 11:11:59
- RE: 知らないことがいっぱい
- 関東にはあまり観光地としては認知されていないけれど、それなりに歴史を持った街があって、時間がある時に少しづつ訪ねているところです。今後、牛久や水海道なども発信していく予定ですので、よろしくお願いします。
たびたび
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