気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　その３　船上のベリー苦しみます

2016/02/21 - 2016/02/29

クルーズ二日目は、終日クルーズの海上移動日です。

船内では色んなイベントが開催され、船長からの挨拶が行われる夜の服装コードは「フォーマル・デイ」。
思い思いのお洒落をお楽しみくださいネ、という趣向です。

　　　だが、しかーし！

バタバタと倒れるchiki、そしてワイ。

旅行中で最も長く苦しい一日が、まさかの幕を開けてしまうのです?。


＜目次＞
＜目次＞
2/21 気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　その１　フォートローダーデール到着編
http://4travel.jp/travelogue/11110443

◎2/22 気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　その２フォートローダーデール出航編
http://4travel.jp/travelogue/11110972

◎2/23 気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　その３船上のベリー苦しみます
http://4travel.jp/travelogue/11111622

◎2/24 気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　その４ジャマイカ　ファルマス編
http://4travel.jp/travelogue/11111631

◎2/25 気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　その５ハイチ　ラバディ編
http://4travel.jp/travelogue/11111640
◎2/26 気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　その６船裏探索と551の謎
http://4travel.jp/travelogue/11111722

◎2/27 気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　その７フォートローダーデールからアトランタへ　
http://4travel.jp/travelogue/11111752

◎2/28 気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　その８さよならアトランタ
http://4travel.jp/travelogue/11111929

◎2/29 成田着　15:35

◎特別付録＜愛蔵版＞気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　　行ってみてわかった、クルーズの真相☆覆面座談会
http://4travel.jp/travelogue/11114111
　　　為替　1$＝114円

エリア その他の観光地(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 船
• 航空会社: デルタ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

以下■chiki　◎ワイちゃん

朝焼けのカリブ海です。

朝日を撮影しようとデッキに出ましたが、風速30メートルはあろうかという（アバウト、アバウト）強風。まるで颱風中継をしているお天気お姉さん状態。
ともかく船の先端にいこうと、戦場のコマンドのごとくデッキにある突起物に身を隠しながら進んでいきましたが、果たしてここまでして朝日を撮影する意義があるのかとふと気づき、退却することにしました。

◎ほんと、人がふっとびそうな強風だし、寒かった〜！
年間二人ぐらいは風に飛ばされて、コロンと海に落ちていきそうだった。
「タイタニックの映画の二人、よくこんな場所でイチャつけたよね！！」

■あの夜は無風だったんだよ。くる前に映画でしっかり予習してきた。タイタニックからのＳＯＳ打電を最初に受けたのは、カナダのプリンスエドワード島の灯台だったんだよん。行ってきた♪
でも、北極海じゃなくてカリブ海でもこの寒さじゃ２分もたない。



　――そしてこれが元気なchikiさんの姿を見た最後のときになるのだった……。

　　　　　　　　　お腹、痛い。。。
　　　　　　　　　
　　まるでお腹に漬け物石が入っているみたいに重い。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　痛いよぉ。しくしく。


いつもはブタコマとかキンピラしか落ちていかないのに、エスカルゴだのステーキだのが落ちていって、びっくりした胃腸がどう動いたらよいのか戸惑ってしまったらしく、少し吐き気もする。呼吸が普段の倍はある。はっぁはぁ

　　
　　　　　　　　　　　お腹がいた?い( p_q)


ワイちゃん、ごめん、ひとりで朝食に行って。
変だなー、東南アジアで絶対飲んではいけないと言われる氷が入った飲み物飲んでも、路肩で売ってるカットフルーツ食べても、怪しげな屋台のものを食べても、ビクともしなかったお腹が痛?い。こんなにお腹が痛いのは、以前職場の忘年会でかかったノロウィルスによる集団食中毒の時以来だ。

超丈夫な胃腸を持っているから胃薬なんかない。ワイちゃんが持ってきてくれた胃に膜を張るという薬をもらって飲んだ。ありがとう、ワイちゃん。


◎……うん。長旅と、重いアメリカ食と、とどめに潮風で冷えたのが悪かったのかな。ゆっくり休んでて……

クルーズコンパス（船内新聞）。
翌日分の新聞が、夕方〜夜の船室掃除の際、部屋に届けられています。

えーと。二日目は何があるかな〜

今日の見所は、アイススケートショーと、船長の挨拶かな？

律儀にマーカー（＠東京都より支給）で印をつける我々。

ま。体調と相談しながら、行けるものがあれば、行きましょう〜！

◎（chikiさん、一人でブッフェで朝食してごめんね、私は元気です……。生キュウリと焼きトマトが美味いです……）
と、思っていたの、

こ　の　と　き　ま　で　は　！

◎ここで、昨日は見つけられなかったケチャップ（とマスタードとマヨネーズ）を発見。

でか過ぎて、逆に目に入ってなかった。こんな形で据え置かれているとは。

◎フルーツとかなら、chikiさんも食べれるかな？　……と、テイクアウトできそーな代物を物色する。

◎ドーナツとか、油っぽいものは、chikiさん、食べられそうにないな−。

◎なので。ヨーグルトとフルーツを持って部屋に帰り、
しばらくすると……

■むくっ

◎おおお。chikiさんが動いた！（ちょっとだけ！）

■「わたし……スープとか飲みたい……」

◎「そんなのあったっけ……あ……あったよ！　確か、ブッフェにミソスープがあったよ！」

カリフォルニア米ご飯とミソスープのコーナーに辿り着き、具のないミソスープをシリアル皿によそうchikiさん。

以下、その感想をお楽しみください＾＾。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

ミソスープは味噌汁ではなかった。。
赤味噌を作ろうとして、失敗したミソで作ったと思われるミソスープ。
小学生が初めて家庭科の実習で作ったかのようなしょっぱいミソスープ。
これにぱらっぱらの虱のようなスチームドライス。

このとき、心に固く、固く、誓ったの。
今度海外旅行に来るときは、鯖の味噌煮缶とチンして食べるご飯を持ってくる。

そして懲りずに夜もミソスープを飲んだら、なぜか酸っぱい。

なんで豪華食材食べ放題のクルーズで、こんなさみしい食事してるんだろ(;д;) ﾋｯｸ

　　　　


あ” た” し”か”

　　　　　　　　　　あ” た” し”か”
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あ” た” し”か”


いったい何をしたっていうのよぉぉぉ：・。・゜゜・(≧◯≦)・゜゜・。・えーーーーーーん！！！

この日は午後四時から、アイススケートショー。

筋金入りのスケート大好きchikiさんは「あたし、ぜっっったい、見るから」と、倒れながらも気合いを見せる。

■席は最前列のアリーナ席！すっご?い！世界選手権ならプレミアついてン万はするアリーナ席！代々木で真央ちゃんをB席で見たら、何やってんのか全然わかんなかった。

◎二カ月前に突然パトリック・チャンのファンになったニワカのワイも「生でスケート見るの初めて！」と、はしゃいで……たものの、なんか体調変なんだけど？　胃と腸と十二指腸がギリギリと噛み千切られるみたいに痛い……貧血で寒い……。

それはともかく。アイスショーが始まった！

ショーはストーリー仕立て。

若く貧しい天才ヴァイオリン制作者（ストラディバリ？）の所に悪魔（死神？）がやってきて、札束（コイン袋）と引き替えに、ヴァイオリンを奪っていく。

（続き）青年は失意のうちに死ぬけれど、ヴァイオリンは中世の社交界へ運ばれて舞踏会で活躍したり、海を渡って1950年代のアメリカへやって来たりと、時代を超えて旅を続け、やがて現代へと至る。

場面が切り変わる度、衣装と振り付けを替えたスケーターさん達が群舞をしたり、ペアダンスをしたり、ソロをしたり。

ジャンプやスロージャンプ、デススパイラルなどの大技が決まると、おーっ！と歓声があがります。

■男性がブンブン女性を振り回して頭が氷に激突寸前だった！もうアクロバット！リンクが狭いのによくスピードが制御されていて、ふっとばないな〜って感心。

で。「そのヴァイオリンは今、アタシが持ってるのヨ」とばかりに、氷上に登場する女性バイオリニストさん（赤い帽子の人）。

■終わってからバイオリンニストの人がロビーでＣＤ売ってた。

◎そうだったんだ！
ショーはとっても面白かった〜。（ただし、胃腸は滅茶苦茶痛い。吐きそうで震える）

お昼ご飯もまともに食べてなかったし、ここで早めの夕食を。

レストランに行っても食べられる物なさそうだから、今日はブッフェに行こう。

で。なんとか食べれそうな物をチョイスしたのが、このお皿。もの悲しい。

※ちなみに、こちらがきのうの夕食となります。（比較対象用参考画像）

そして、こちらが本日の夕食となります。
値段はどちらも同じ。無料となっております。

◎「ね。chikiさん、この巻き寿司って、美味しかった？」

■「体重120キロの板さんが、渾身の力を込めて巻いたと思う。米粒が固いスマシ餅みたいだ」

◎「じゃあ、わたし、食べるの、よす」（スイカだけ食べよう……）

今夜はクルーズ名物、ドレスコードが「フォーマル」に設定された日です。

５泊のクルーズの場合、服装コードは、
カジュアル（サンドレスを含む普段着）が３日間、スマートカジュアル（ワンピースやスーツなど）が１日、フォーマル（カクテルドレスなど）が１日、と決まってました。

この日の為にスーツケースを圧迫してまで持って来た「よそ行き」とハイヒール。
今着なくちゃ、もう着る機会がないから……☆　よし。根性出す。

◎がっ。この時の体調は絶不調。顔面蒼白で、手足とかカタカタ震えてたからね！！

■肩だしドレスを着ているけど、極寒。ド根性がないともたない。でも、もうセレブ気分のクルーズなんて来ることないかもしれないから、根性で着た。10センチヒールも履いた。総重量15カラットのダイヤのネックレスもつけた。今思うとよくやった。自分で自分を褒めてやりたい。

腹痛で前のめりになりながらもポーズするふたり。ワイちゃんのドレスのテーマは「小保方さんの記者会見」だって(*'ー'*)

■一応こういうドレスを着るつもりだったんだけど。
買ったらあまり似合わなさに吹いちゃって、持ってこなかった。

タキシードのレンタルはあったけど、エスコートのレンタルはなかった(ﾟρ`)ｧｰ

無料でシャンパンがふるまわれていました。昨日は１本空けたスパークリングも、痛みと寒さで今日は口をつけることもできず。

元気だったら飲みまくったな。

◎目の前にあるシャンパンが一滴も飲めないなんて、人生史上初かも。悲し〜！
■ワイちゃんが酒を断るの、初めて見た。

船長さんとの記念撮影をする人たち。結構沢山並んでます。この写真は後から販売されます。

カメラを向けられると「いいです〜」と逃げるふたり。

船長からのOn board message。

船長というようりショーマンみたいでした。こういう船の船長さんて、何してるんだろう。操縦はオフィサーがしているみたいだし、どちらかというとおもてなし係？

◎調べてみた〜。
「船長は、船全体の安全を守る指揮官。主な仕事は季節ごとの気象や海の状況を考慮して針路を定め、出入港時などには直接指揮を執る。トラブル時の対応、若手の指導等も。
　船長が中心となって、甲板部・機関部の各代表者とミーティングを行い、安全確認、問題点の把握、人事面などの事項を定める。
　デスクワークでは、通信業務（メール返信、位置報告、状況報告等）やレポート等を作成する」らしいです！

元気な人達は、お洒落をした格好で、カジノやバーに繰り出していく。

いいなあ…………健康って……（しみじみ）。

ここではラテンの生演奏が行われてました。

お部屋へ生還すると、タオルアートがお出迎え♪

ちょっと和んだ！

ベッドメイクやお部屋の掃除もきっちり終わってる。

で　す　が！

　　　さ、ささささっささ、寒いよ、フランソワーズ（客室係さん）、

室温を　『最低設定』　に変更して出て行くのはやめてください、どうかお願いします！　
扉開けた瞬間、凍りついたから！！

この旅行記へのコメント （1）

• salsaladyさん 2018/12/07 09:58:02

  Marvelous Chiki!

  ☆ヨーロッパ一人旅を拝見してたのに？何故か西カリブへワープだぜ！
  
  ☆何故って、salsaladyがクルーズに目覚めたのも西カリブ～
  
  ☆こちらの悲惨な幕開けと違ってワクワクーチャチャチャの日々でしたのよ､御免ね！