気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　その６　船裏探索と551の謎

2016/02/21 - 2016/02/29

クルーズ五日目は、フォートローダーデールへ向かって終日クルーズ。

早いもので、明日は下船日です。
今日は一日、船内をたっぷり楽しまないとね☆

そこで、朝の９時から昼過ぎまで、「All Access Tour」という船内ツアーの予約を入れました。
普通は入れない、船の裏側を見せてくれるとのこと。

それでは、いってみよ！


＜目次＞
＜目次＞
2/21 気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　その１　フォートローダーデール到着編
http://4travel.jp/travelogue/11110443

◎2/22 気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　その２フォートローダーデール出航編
http://4travel.jp/travelogue/11110972

◎2/23 気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　その３船上のベリー苦しみます
http://4travel.jp/travelogue/11111622

◎2/24 気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　その４ジャマイカ　ファルマス編
http://4travel.jp/travelogue/11111631

◎2/25 気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　その５ハイチ　ラバディ編
http://4travel.jp/travelogue/11111640
◎2/26 気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　その６船裏探索と551の謎
http://4travel.jp/travelogue/11111722

◎2/27 気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　その７フォートローダーデールからアトランタへ　
http://4travel.jp/travelogue/11111752

◎2/28 気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　その８さよならアトランタ
http://4travel.jp/travelogue/11111929

◎2/29 成田着　15:35

◎特別付録＜愛蔵版＞気分はセレブか海賊か　西カリブ海クルーズに行ってみた　　行ってみてわかった、クルーズの真相☆覆面座談会
http://4travel.jp/travelogue/11114111

　　　為替　1$＝114円

エリア その他の観光地(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 船
• 航空会社: デルタ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

以下■chiki　◎ワイちゃん

■明日は下船。心残りのないようゴージャスシーライフを味わおう。

◎んだんだ！

よし。朝食は今日も麗しいメインダイニングで、アラカルトにしませんか♪

ここの優雅さと居心地の良さを知ったら、雑雑したブッフェの朝食に戻れないよ＞＜

◎「Sunny-side upと、トメィトゥジュースを♪」

メニューに「スモークサーモン」とあったから、サーモン大好きのchikiはそれを頼んでみましたが、昨日のエッグベネディイクトにサーモンが挟んであるだけでした。
２日続けると飽きるなー。というわけで、センターブッフェからいろいろ取ってきていただきました。

さて。
船内ツアーの開始です。

「五階のＤ＆Ｂ前に集合ネ」と、チケットに書いてあるのだけど……
それ、どこ。人に聞いても、その人ごとに違うふうに教えられ、迷う迷う。

　　どこ……どこ……？

って、此処かーーーーー！！！

◎ところでchikiさん、Badgerってカワウソじゃなく、狸だって。

■これ、狸の絵？スカンクに似てね？

内部は英国風のバー。そうだよ、昨日はここでお酒を買った。

◎バーテンダーのお姉さんが「私、豊橋市に住んでたことあるよ」って言ってたね。

■そうそう！Toyohashi−−！って。日本人はいなかったけど、日本に行ったことがある人はほかにもいたよ。私、ダンスフロアで名刺渡された。おじさんから。

ツアーのガイドさんは昨日「イントロドン！」でＤＪをしていたお兄さんでした。何役もこなしていて、お疲れ様です。

ツアーの始まりは、何故だかクリーニングルーム。

裏階段を地下へ降り、巨大な洗濯マシン等を見せられる。

蒸気でむっとする大きな部屋で、大勢の人達がタオルやシーツ、クリーニングに出された洋服をお手入れしてる。

シーツを折り畳む巨大マシン。

■この地下作業場はアジア系の人ばかりだった。

船員さんたちのお部屋なんだって。

◎大きさは客室と似たようなものらしいけど、四人部屋って言ってた？

■あー、覚えてない。でも「みなさんの部屋みたいに豪華じゃないです」って言ってたと思う。あちこちに「ドラッグ禁止」の張り紙があったな。

アイススケートリンクの裏側を案内。
ツアーのみなさんとても興味があるらしく、質問がとぶとぶ。

「オーディションしてるの？」とか、「どういうローテーションでまわってるの？」とか。

語学力不足で回答がよくわかりません。ごめんなさい。オーディションはしているとのことです。

いつも旅行から帰ると「ＤＭＭ英会話始めよう！」と思う。

で、まだやってないε-(´・｀)

楽屋だ。
スケーターさん達の衣装が置かれてる。

「この衣装重いんですよ、持ってみます？」と言われて持たせてもらいました。

　　　　　　　　　へ、ヘヴィーーー！！

10キロ以上ありそうですよ、これ。こんなものを着てジャンプしてたんだ。スケータさんたちを更にリスペクト。なぜにこんなに重い物を着せるんだろう。
ショーでは衣装を何度も取り替えるから、着替えるところを見てみたかった。

あと色々回ったら、セキュリティの人達が登場した。

◎え。身体検査？　なにすんの〜？

■怪しそうな人からチェックすんの〜（笑）飛行機の搭乗と同じくらいのセキュリティ度。

検査のあと、機関制御室へ。ボイラーや電気系統一式の管理をしてるそう。

そういえばこのツアーの説明に、「カメラはいいが、カバンは持ち込み禁止」って書いてあったけど……。

◎「どうしてカバンはダメなのかな？」
■「さあ……その辺にある物をひょいって持って帰られたらダメだからじゃない？」

と、語り合ってた二人の予想はハズレ。

正解は「危険物を持ち込ませない」でした。たは。

説明してくれたのはロシア人の方でした。今度はロシア訛りの英語。ハラショー！

ツアーに参加していた人が「キューバはどっちですか？」って聞いてました。
なぜにキューバの位置を聞くのかは不明ですが、


　　　　　キューバ行ってみたい！ハバナでキューバンサルサを踊りたい！

部屋の半分はパソコンで、もう半分はこういうレトロっぽい機械が占めていた。
船室の温度から扉の開閉状況、エレベーターの運行など、全部ここで見られてる。

たまに奥の扉が開いて、白衣の難しい顔の人が出てくる。きっと機関部の技術者さんだと思う。話を聞いてみたかった。

次はメインブリッジ！
先端にあるのはヘリポート。急病人とか出たときにここから運ぶんだろうな。
先端まで行ってた人がいたから立ち入り禁止ではないよう。
デッキの周辺も高い防護手すりがあるわけでなし、酔っぱらってふらついたら、簡単にコロンと落ちてしまいそう。
自己責任ということなんでしょう。

コンパス？　鉄線が気になる。

ＰＣはレノボ製、ＯＳはＸＰでございましたよ。

こういうところはお金をかけないのね。

説明の方が交代して、今度はベトナム訛りの英語。
船は多国籍の塊。

レーダーがあっても、目視するんだね。氷山にぶつかったら大変だもんね。

それにしても海とか空で働いている男たちって、なぜかかっこよく見える(*^^*)

かの昔、客船以外の船には女性を乗せなかったそう。不吉なことがあるからということだけど、実は女性を巡ってトラブルが起こるからじゃないかなーと思う。

ここからの眺めが一番の特等席。
ワイちゃん、キャプテンクックになりきり、カリブ海が舞台の痛快活劇ストーリーを練る之図。

ツアーガイドが「次はレストランに案内します」と。

■「あ〜、丁度良かった。喉渇いてた〜」
◎「もう二時間も歩きづめですもんね。きっと休憩タイムがあって、アイスコーヒーとか出て来ますよ♪」

という二人の予想は大ハズレ。

ここからキッチンの裏側を見学します。

黙々と働くコックさん。
ここはいろんな人種の方たちが働いていました。

説明してくれたシェフはスペインの方でした。陽気なスペイン訛りの英語で説明してくれました。
このとき、巻き寿司を作っていた人がいて、それは上手に巻いてたから「今度はまともな寿司が食べられる！」と思って、ツアーの後にウィンジャマーに行ったらお寿司はなかった（; ;）

◎あれ、５階だったから夜のダイニングのお客さんに作ってたんだよー、きっと
■ワイちゃんすごいなー、位置を把握してたんだ。私はどこにいるのかさっぱりわからなかった。

何気に厨房にこのように食材をデコレーションしているのか謎。

パンは全部ここでこねて焼いているそうです。
冷凍をチンしているわけではありません。

「１日に何キロのパンを焼くと思います？なんと○○キロ（忘れた）ですよー」との説明。すごいねー、毎日5000人分のパンを焼いているんだもんねー

パン細工もデコレーションしてました。私たちだけに見せるために飾っていたわけでもないと思うんだけど。

あちこち説明しながら歩いていたシェフですが、誰かにあうと「やあやあ、元気？」みたいに声をかけます。たぶん昨日も今朝も会っていたと思うんだけど、コミュニケーションが大事ってことね。

ちょうどお昼頃だけど、それほど忙しい雰囲気ではなく、働いている人もまばら。

◎メインダイニングはランチ開業していないので、スタッフの休み時間じゃない？
今動いてる人達は夕食の仕込みか、ルームサービスの注文を作ってるのかな。

今度はリカーの収納所

◎じゅるるー、宝の山だ。

■やっぱバッグが持ってこれないのは、パクられないようにだよ。

◎！！

この部屋だけでたぶん何百万だな。

瓶はリサイクルしてますっていう場所。瓶も細かく砕かれて、色別にきちんと分別されていました。段ボールもきれいに束ねられ、リサイクル用に積まれていました。

「もし航海中に親族に不幸があったりした場合はどうなるの？」という質問には「もちろんいったん戻って、また船に帰ってきます」だそうです。

ここは冷凍庫。
冬服着てきてよかったー。ツアー参加の注意事項に「つま先の出ない靴」「長袖」ってあったのはこのせいか。

「船員さんたちの収入はどれくらい？」と質問した人がいたけど「基本給に何がついて、かにがついて」という説明はありましたが、具体的な数字は出てきませんでした。


２時間以上の長いツアーはこれで終了。

◎chikiさーん、甘い！　このツアー、三時間半もあったんやで！！！

■マジっすか！グループの人たち熱心で、質問ばんばんしてたからなー
アメリカのツアーは厳しいわ〜

◎ですよね、厳しい！　ゆきゆきて＠軍事訓練みたいだったよー。休憩ないとか、ツラかった＞＜

■結構疲れたー。お腹すいたー。

■もうこんなに近くでアイスショーを見ることはないと思うので、もう一度見に行きました。
内容はまったく同じ（当たり前）。１度目よりも精度が落ちて、結構転んだり失敗したりしていました。
ジャマイカ人エンタテナーのコントも同じ。「ジャマイカ人で初めてのジャンプ飛ぶよー」っていう台詞も同じ。

それにしてもこの寒いリンクで、ガチャガチャに氷の入った飲み物を飲みながら観戦している外国人って、やっぱ内臓の作りが違うのだわ。

青い空の下、最後のサーフィンを楽しむ人たち。

■プールで泳ごうと思いましたが、とてもじゃないけど寒くて無理でした。
あ〜あ、暑いところにいるときに泳いでおけばよかった。

この日はメインシアターで、「Farewell Showtime」がありました。
最初が漫談だったので、わけわからず疲れていたのでコックリ。

それでも後から華やかなショーが始まり、コックさんやハウスキーピングの方たちも舞台に上り、客席からも「ありがとー、楽しかったよー」とスタンディングオーべーション。

「551の蓬莱〜♪」のＣＭでお馴染み、大阪名物の中華料理店。
今日はここで肉まんを買いまーす☆


じゃなくて。
ここはメインダイニング。
私達は「マイタイム」という、時間も席も指定しない方法でディナーに行くんだけど、なぜか毎回、551番テーブルに案内されるのです。

◎私が大阪人だと知られているのか。

■で、お隣に座ったのも昨日と同じ美男美女のご夫婦。
マイタイムの時間はマイタイムダイニングの所に来て直接時間を指定してもいいし、部屋から電話で予約もできます。

同じテーブルにつくということは、担当給仕さんも同じ。ジェローム兄さんです。
何度か通うと、顔なじみになってくる。

◎そのジェロームが「今日はラムがお勧めだ！」と四回も言うので、ラムを注文。
あと、前回食べて美味しかったシーザーズサラダ。
あと、ワインも一本ね！

船上で使ったお金を精算する方法として、「現金（Ｔ／Ｃ）」を選んだ私達は、今晩中に全精算をし終えなきゃいけません。
精算しちゃうと、もうお酒が買えない！　ので、ワインを買って部屋に持って帰る。

■他にアジア系の若いお嬢さんがお世話してくれたけど、研修中らしくマゴマゴが多く。私はまだ胃腸が本調子ではないのでハイネケンを頼んだら、ワインとハイネケンをお盆に乗せて、行ったり来たり引っ込んだり。
あのお盆、私たちのじゃないのかなー

◎小姐〜、早う酒持ってきてんか〜♪

私は肉を敬遠して、ずっとシーフードでした。これは魚のフリッターみたいなの。ワイちゃんの骨付きラムの方がずっと美味しそうだった。
隣に座ったご夫婦もワイちゃんの皿を見て「あれ」って注文していました。

お隣は前菜にホタテ貝のオリーブオイル焼きをそれぞれ一皿完食し、さらにもう一皿ずつ追加していました。見るからに美味しそうだったで「どうですか？」って聞いたら「食べる？」と残った一個をフォークに刺して差し出してくださる。

え、え、え、見知らぬ方からいただくなんて、「いいです〜」とお断りしましたが、ハズバンドが妻から受け取ったホタテ貝をもう一度「どう？」と差し出してくださったので、ありがたくいただきました。。

たぶん、この船で食べた中で一番美味しかった。本当はこうやってつまみ風のものを食べながら、ダラダラお酒を飲みたかった。。。

ううう、悲しい。このホタテ貝も一皿注文して食べたかったけど、もう入らない。万全な胃腸を携えて、リベンジしたい。

でも、デザートは別腹に入るから問題なし。

イチゴのムース。美味し、しかし量多し。

完全辛党のワイちゃんはデザートもチーズをチョイス。

この画像ではわかりにくいけど、すっごく大きく切ってあるチーズでした。

◎部屋に戻ってからの、晩酌のお供にね。
「テイクアウトしたい」と言うと、手慣れた様子で皿カバーを被せてくれました。

二階のデスクに行って、船上で使ったお金を精算します。
クレジット払いにしておけば、下船まで精算しなくていいんですが。

chikiさんは現金払いを選択です。

◎二十ン年前のトラベラーズチェックを発掘したワイは、これを使います！
「T/Cも使える」と、船のしおりに書いてあったのです。
T/Cの束を差し出すと、デスクの若いおねえさんは「何これ！？」とパニック。その上司の若いお兄さんもやはり分らない様子で、二人であちこちに電話をかけ……。

長〜い時間かかって、とうとう受け付けてもらえました。
「では☆」とチケットを切り離そうとしたら、ビリッ！　破れた。漫画みたいに。

■カードが主流となっている現代、もやはT/Cは古代の貨幣となっています。私は去年ラスベガスで全部現金に取り替えてきた。1$が98円だった頃に作ったT/C。今回の現金はその時のもの。
お兄さんからT/Cの取り扱い方を聞いていたお嬢さん、いい研修になったと思う。
請求書が総額しか書いていないものだったので、「明細ください」と言ったら露骨にめんどくさそうだった。だってチマチマいろんなところでシーパス使ってるんだから当然でしょ。

船内の壁のあちこちに、絵や立体アートが飾ってある。

愛嬌あるモナリザちゃん。

これは……ベラスケスの絵のモチーフを下手に模写して切り刻み、バラバラに配置してある。
再構成ってやつ？

現代アートは難しい。

■ああ、このバレリーナの飾り、とっても印象的でした。いつもこの前を通って部屋に戻ったのよね。ワイちゃん、撮ってきてくれてありがとう。

◎はい。可憐だったし、いつも部屋に帰る目印にしてた。