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≪2016.Feb≫あみんちゅ歴史に触れる旅沖縄本島その弐之壱~1日目:そして沖縄へ編~<br /><br />今回の早春の沖縄旅はガマ・戦跡巡りに重点を置いたものに決めました。事前に目的地を沖縄県南城市にある〝糸数アブチラガマ〟と島尻郡南風原町の〝沖縄陸軍病院南風原壕群20号〟に決め、出発前に珍しく必要な手続きを取って〝入壕〟の予約を済ませました。<br /><br />平成28(2016)年2月28日日曜日<br /><br />ど田舎自宅 07:08<br />田舎の駅 07:15<br />     07:28【新快速姫路行き:240円】<br />京都 07:28<br />   07:45<br />京都駅八条口 07:50<br />ホテル京阪前 08:02【関西空港リムジンバス(往復):4,180円】<br />高速京田辺 08:18<br />      08:20<br />関西空港第一ターミナル 09:20<br />            09:23<br />関西空港第二ターミナル 09:29<br />10:00(チェックイン)<br />10:16(セキュリティ)<br />10:29(搭乗開始)<br />10:34(搭乗)<br />10:39(シートベルト)<br />10:48(ドアクローズ)<br />10:52(タキシング)<br />11:01(離陸)【MM215:6,930円】<br />那覇空港LCCターミナル 13:07(車輪)<br />13:10(着陸)<br />13:16(駐機)<br />13:18(ドアオープン)<br />13:18(降機)<br />13:21(バス出発)<br />13:22(ターミナル到着)<br />13:28(ターミナルビル出)<br />13:53(シャトルバス出発)<br />那覇空港旅客ターミナル 14:00<br />            14:14<br />シーサイドレンタカー 14:30<br />           14:52(0.0km)<br />南部総合観光センター 15:35(17.9km)<br />           18:02<br />糸数城跡 18:04(18.3km)<br />     18:25<br />ニライカナイ橋 18:35(27.0km)<br />        18:53<br />ファミリーマート 19:09(38.6km)<br />具志頭向陽高校前店 19:41<br />ゲストハウスりゅうかく 19:56(43.5km)//<br /><br />ふぁ~っ、いつものことながら寝不足ですが朝5:00に起床します。あらかた纏まっている荷物を最終チェックし、寝ているオヤジ殿を起こし出発します。いつもと変わらない風景を見ながら南の島へと旅立ちます。田舎駅を出た新快速は僅か13分で京都に到着、地下通路出口を出てホテル京阪前の関西空港リムジンバス乗り場へと向かいます。しか~しここでハプニング!いつもの喫煙コーナーが閉鎖されています(泣)。どうやらあの螺旋階段が工事中のようで喫煙コーナーも利用できないとのことのようです。仕方がないのでバス乗り場へと直行し、リムジンバスの往復チケットを発行し、さっさとバスに乗込みます。<br /><br />定刻より若干遅れて出発した京阪バスオペレーションの関空リムジンは、途中高速京田辺に立ち寄り、関西空港第一ターミナルへと到着します。いつもならこちらで降りる方が多いのですが、今日はほとんどが第二ターミナルまで行かれました。そしてほぼ定刻に関西空港第二ターミナルへと到着。Peachを利用するなら間違いなくリムジンバスが便利で安いです♪<br /><br />やっと一服して例の〝ダンボール製チェックイン機〟で手続きをします。この話を聞いてからPeachのチェックインが楽しくて仕方がありません♪そしてそのままセキュリティを通過、あの狭い第二ターミナルの出発ゲートへとやってきます。そしてまもなく搭乗開始、PeachのKIXでは窓側から優先搭乗が掛るので結構ルンルンです♪<br /><br />沖止めのMM215、沖縄那覇空港行きA320-200はいつものごとくちょこんと停まっており、タラップが掛けられています。1FのFASTSEATに陣取り、シートベルトを締めると暫くぼ~っと景色を眺めます。何度見ても空港らしからぬ建物群や景色を写真に収めているとどうやら搭乗が完了した様子。そういえばKIXのPeachってプッシュバックってなかったな・・・と思う間もなくタキシング開始。ほとんど離陸待ちもなく私を乗せたMM215・A320-200は大空へとTakeOff!して行きました。<br /><br />大阪はの気は良いものの花曇状態で眺望は望めず、また昨晩からの寝不足のこともあり、気がつくともう那覇空港へと着陸態勢に入っていました。眼下に沖縄県営平和祈念公園が見えるとまもなく着陸。4ヶ月ぶりの那覇空港です♪那覇空港もいつもならタラップと徒歩移動なのですが、なんの理由があってかバス移動でした。ターミナルビルをすっ飛ばし、その勢いでターミナル間シャトルバスに乗り込もうとするとまさかの人ごみ(泣)。この時間はバニラ便も到着しており結構混雑するようです…ハイ。ここで水を差されてしまったのでまたもや一服タ~イム。しかし今回は出発時刻を逆算で算出しているため、いつものようにマイペースとはいきません。なのでレンタカー会社に連絡した後適当に出発し、シャトルバスに揺られて空港旅客ターミナルへとやってきました。<br /><br />一階の③番出口前に到着し、三階の④番出発ゲートでレンタカーの送迎待ち。予想以上に移動に手間取り、やっと一服できたと思ったらいきなり電話が鳴りました。送迎車に乗り込んで那覇うみそらトンネルを経由し、15分程で今回お世話になるシーサイドレンタカーの営業所に到着しました。<br /><br />程度の良い中古車をレンタカーにしていることが多い格安レンタカー、やはりシーサイドレンタカーも同様です。が、車を見てびっくり!なんとホンダのORTHIAというステーションワゴンでした。レンタカーはよく利用していますが、車種無指定でこのサイズは多分はじめてのことです。とにもかくにもブツブツ言ってる時間がもったいないので、ガソリン代が安くなってるから~って〝て~げ~モード〟に切り替えて出発します。<br /><br />今日の予定は16:30から南城市玉城糸数の〝糸数アブチラガマ〟の見学ですが、少し時間があったので、最終日に行く予定だった大典寺に立ち寄ろうと走り出しました。僅か1km程の道、すぐに到着するのですがここでハプニング発生!なんと大規模なお葬式が行われています。元々お寺さんの駐車場がなく、コインパーキングの利用とは聞いていましたが、その駐車車両により渋滞が発生している様子。このままだと通り抜けることすらままならなくなる=遅刻になるので、ナビを無視し脇道へと抜けた後、糸数アブチラガマへと向かうことにしました。<br /><br />その後がスムーズに走れたため、予定より早く糸数アブチラガマを管理されている南部総合観光センターに到着。あまり早くから押しかけるのもと思い付近を散策します。そして30分位前になって受付を済ませ、入壕代金250円・ガイド代1,000円・懐中電灯代100円をお支払いし、館内の展示を見ながらガイドさんの到着を待ちます。程なくしてガイドのGさんがご到着。ヘルメットを被りいざ糸数アブチラガマへと向かいます。<br /><br />Gさんは50代半ばの女性でやはり戦後世代ではあるものの、お母さんが戦争で負傷されたとのことでした。先入観と言ってしまうと聞こえはよくありませんが、今まで耳にした直接戦争を知らない世代のガイドさんのお話しは、被害者意識を誇張する傾向があるように思っていました。しかしGさんのお話しは、多分お人柄によるものもあるとは思いますが、決して決めつけるような話ではなく、むしろこのようなことが70年前にこの場所で起こりました。それに対してどのように思われますか?という対話形式だったように思えます。価値観が異なれば見解も異なる事実を踏まえた上で話を進めて行く・・・。実はこのようなやり取りが頭ごなしに知識をつけたものが、実は見当違いのものだったと心底から思えることだと改めて感じました。ガマの見学は通常30分なのですが、その時間を越えて丁寧なご説明をして頂きました。<br /><br />(注)糸数アブチラガマに関しては別途記述していますのでそちらをご参照下さい。<br /><br />時間が過ぎるのは本当に早く、あっという間の1時間でした。「一度自宅に戻って、今回得た知識を踏まえて自分の頭の中を整理し、機会を改めてまた来ますのでその時もよろしくお願い致します。」と丁寧にお礼を伝え、夕暮れの南部総合観光センターを後にします。<br /><br />南部総合観光センターの駐車場を出るとすぐ左手に糸数城跡の表示があり立ち寄りました。国の指定史跡にはなってはいるものの、知名度の問題なのか人が訪れる場所のようにも見えません。立派な石積みを堪能しながら陽の傾き具合を心配しつつ車へと戻ってきました。<br /><br />沖縄の日暮れの遅さにかまけてのんびり見て回っていましたが既に18:25、間もなく日が暮れようとしています。今日は奥武島に泊まるので大した距離はありませんが、ここでもうひとつ欲張り、二ライカナイ橋を目指します。沖縄県道86号線にある全長1,200mの曲がりくねった橋ですが、橋の上は駐停車禁止となっており、眺望を楽しむのは頂上付近のトンネルの上に位置する展望台だとありました。たまたま運良く展望台に向かう道の車止め前に停車しているレンタカーに気付いたので事なきことを得ましたが、もし通過していたなら多分時間的に見られなかったと思います。国道331号線から来ると橋を渡りトンネルを潜ってすぐのところを鋭角に右折するという芸当が必要となります。両脇は自衛隊の基地になっており、わかりやすいとは思うものの場所的には少し微妙かなとも思います。しかし山側の二ライ橋・海側のカナイ橋からなる二ライカナイ橋。沖縄で言われる海の向こうの理想郷に本当に繋がっているのではと錯覚を起こす景色は、日没間近であれど感動ものです!<br /><br />そして夜の帳が下りてきた頃、やっと初日の行程を終了し、奥武島へと向かいます。国道331号線から左折すると奥武島に入りますが、一旦通り過ぎコンビニへと立ち寄ります。飲み物と軽食を仕入れ、宿に電話を入れた後本日のラストラン。多分順調に行けば5分程の距離ですが、さすがにあたりは真っ暗感覚が掴めません。仕方がないのでもう一度電話を入れるとその隣の建物がそうだった・・・。そんなこんなでやってきたのは本日お世話になるゲストハウスりゅうかくでした。本日の走行距離43.5km、自宅を出発してから12時間48分で到着です。<br /><br />海岸周径1.7kmの奥武島という小さな島には5つの宿泊施設があるそうです。その中で2番目に新しいこの〝ゲストハウスりゅうかく〟、見た目は沖縄のペンション・民宿チックのように見えます。しかしコンセプトが面白く、以前ご夫婦でインドに行かれた時に現地で知った〝日本旅行の残念なところ〟にその原点があるそうです。ヒンドゥー教徒は豚肉を食べません。それが日本では聞き入れられなかったとのこと。ならば自分達でやろうか~ってことで始められたそうです。そのような背景もあり、宗教上は勿論のことアレルギーや好き嫌いにまでこだわった食事の提供。そのような斬新性がウケるのはやはり外国人ということで、オープンされてからの客層がほとんど外国人だったとのことでした。今年に入って急に日本観光客が増えたそうですが、まだまだ発展途上ではあるようです。<br /><br />エリア的にリゾートホテルを除くとバストイレ共同がほとんどですが、その中で個室シャワートイレ付きというのはやはり斬新です。やはりプライバシーが保護されることが快適さを感じる一番の理由とされる中では施設自体の希少価値もあるのではないでしょうか。ただお部屋は二部屋、シングル・ツインが各ひとつずつしかないため、2組3名しか泊まれないことから、ある意味泊まれればラッキーなのかも知れません。フレンドリーに接して頂ける中でも付かず離れずの距離感を保っていることは、あくまで旅の主役はゲストなんだというご配慮を感じました。その居心地の良さに加えて寝不足と長距離の移動、そして追われる時間から解放されたと思うと自然に眠気が襲ってきました。そして旅の初日は過ぎて行きますzzz。<br /><br />【本日の明細】<br />JR(石山~京都):240円<br />リムジンバス片道(京都~関西空港):2,090円<br />Peach MM215(KIXOKA):6,930円<br />レンタカー:8,010円(クーポン・ポイント利用5,010円)<br />糸数アブチラガマ:1,350円(入壕250円・ガイド代1,000円・懐中電灯100円)<br />ゲストハウスりゅうかく(1泊朝食付:5,940円)<br />小計:24,560円(割引後:21,560円)<br /><br />これで〝≪2016.Feb≫あみんちゅ歴史に触れる旅沖縄本島その弐之壱~1日目:そして沖縄へ編~〟は終了です。

≪2016.Feb≫あみんちゅ歴史に触れる旅沖縄本島その弐之壱~1日目:そして沖縄へ編~

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2016/02/28 - 2016/03/02

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たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。

たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

≪2016.Feb≫あみんちゅ歴史に触れる旅沖縄本島その弐之壱~1日目:そして沖縄へ編~

今回の早春の沖縄旅はガマ・戦跡巡りに重点を置いたものに決めました。事前に目的地を沖縄県南城市にある〝糸数アブチラガマ〟と島尻郡南風原町の〝沖縄陸軍病院南風原壕群20号〟に決め、出発前に珍しく必要な手続きを取って〝入壕〟の予約を済ませました。

平成28(2016)年2月28日日曜日

ど田舎自宅 07:08
田舎の駅 07:15
     07:28【新快速姫路行き:240円】
京都 07:28
   07:45
京都駅八条口 07:50
ホテル京阪前 08:02【関西空港リムジンバス(往復):4,180円】
高速京田辺 08:18
      08:20
関西空港第一ターミナル 09:20
            09:23
関西空港第二ターミナル 09:29
10:00(チェックイン)
10:16(セキュリティ)
10:29(搭乗開始)
10:34(搭乗)
10:39(シートベルト)
10:48(ドアクローズ)
10:52(タキシング)
11:01(離陸)【MM215:6,930円】
那覇空港LCCターミナル 13:07(車輪)
13:10(着陸)
13:16(駐機)
13:18(ドアオープン)
13:18(降機)
13:21(バス出発)
13:22(ターミナル到着)
13:28(ターミナルビル出)
13:53(シャトルバス出発)
那覇空港旅客ターミナル 14:00
            14:14
シーサイドレンタカー 14:30
           14:52(0.0km)
南部総合観光センター 15:35(17.9km)
           18:02
糸数城跡 18:04(18.3km)
     18:25
ニライカナイ橋 18:35(27.0km)
        18:53
ファミリーマート 19:09(38.6km)
具志頭向陽高校前店 19:41
ゲストハウスりゅうかく 19:56(43.5km)//

ふぁ~っ、いつものことながら寝不足ですが朝5:00に起床します。あらかた纏まっている荷物を最終チェックし、寝ているオヤジ殿を起こし出発します。いつもと変わらない風景を見ながら南の島へと旅立ちます。田舎駅を出た新快速は僅か13分で京都に到着、地下通路出口を出てホテル京阪前の関西空港リムジンバス乗り場へと向かいます。しか~しここでハプニング!いつもの喫煙コーナーが閉鎖されています(泣)。どうやらあの螺旋階段が工事中のようで喫煙コーナーも利用できないとのことのようです。仕方がないのでバス乗り場へと直行し、リムジンバスの往復チケットを発行し、さっさとバスに乗込みます。

定刻より若干遅れて出発した京阪バスオペレーションの関空リムジンは、途中高速京田辺に立ち寄り、関西空港第一ターミナルへと到着します。いつもならこちらで降りる方が多いのですが、今日はほとんどが第二ターミナルまで行かれました。そしてほぼ定刻に関西空港第二ターミナルへと到着。Peachを利用するなら間違いなくリムジンバスが便利で安いです♪

やっと一服して例の〝ダンボール製チェックイン機〟で手続きをします。この話を聞いてからPeachのチェックインが楽しくて仕方がありません♪そしてそのままセキュリティを通過、あの狭い第二ターミナルの出発ゲートへとやってきます。そしてまもなく搭乗開始、PeachのKIXでは窓側から優先搭乗が掛るので結構ルンルンです♪

沖止めのMM215、沖縄那覇空港行きA320-200はいつものごとくちょこんと停まっており、タラップが掛けられています。1FのFASTSEATに陣取り、シートベルトを締めると暫くぼ~っと景色を眺めます。何度見ても空港らしからぬ建物群や景色を写真に収めているとどうやら搭乗が完了した様子。そういえばKIXのPeachってプッシュバックってなかったな・・・と思う間もなくタキシング開始。ほとんど離陸待ちもなく私を乗せたMM215・A320-200は大空へとTakeOff!して行きました。

大阪はの気は良いものの花曇状態で眺望は望めず、また昨晩からの寝不足のこともあり、気がつくともう那覇空港へと着陸態勢に入っていました。眼下に沖縄県営平和祈念公園が見えるとまもなく着陸。4ヶ月ぶりの那覇空港です♪那覇空港もいつもならタラップと徒歩移動なのですが、なんの理由があってかバス移動でした。ターミナルビルをすっ飛ばし、その勢いでターミナル間シャトルバスに乗り込もうとするとまさかの人ごみ(泣)。この時間はバニラ便も到着しており結構混雑するようです…ハイ。ここで水を差されてしまったのでまたもや一服タ~イム。しかし今回は出発時刻を逆算で算出しているため、いつものようにマイペースとはいきません。なのでレンタカー会社に連絡した後適当に出発し、シャトルバスに揺られて空港旅客ターミナルへとやってきました。

一階の③番出口前に到着し、三階の④番出発ゲートでレンタカーの送迎待ち。予想以上に移動に手間取り、やっと一服できたと思ったらいきなり電話が鳴りました。送迎車に乗り込んで那覇うみそらトンネルを経由し、15分程で今回お世話になるシーサイドレンタカーの営業所に到着しました。

程度の良い中古車をレンタカーにしていることが多い格安レンタカー、やはりシーサイドレンタカーも同様です。が、車を見てびっくり!なんとホンダのORTHIAというステーションワゴンでした。レンタカーはよく利用していますが、車種無指定でこのサイズは多分はじめてのことです。とにもかくにもブツブツ言ってる時間がもったいないので、ガソリン代が安くなってるから~って〝て~げ~モード〟に切り替えて出発します。

今日の予定は16:30から南城市玉城糸数の〝糸数アブチラガマ〟の見学ですが、少し時間があったので、最終日に行く予定だった大典寺に立ち寄ろうと走り出しました。僅か1km程の道、すぐに到着するのですがここでハプニング発生!なんと大規模なお葬式が行われています。元々お寺さんの駐車場がなく、コインパーキングの利用とは聞いていましたが、その駐車車両により渋滞が発生している様子。このままだと通り抜けることすらままならなくなる=遅刻になるので、ナビを無視し脇道へと抜けた後、糸数アブチラガマへと向かうことにしました。

その後がスムーズに走れたため、予定より早く糸数アブチラガマを管理されている南部総合観光センターに到着。あまり早くから押しかけるのもと思い付近を散策します。そして30分位前になって受付を済ませ、入壕代金250円・ガイド代1,000円・懐中電灯代100円をお支払いし、館内の展示を見ながらガイドさんの到着を待ちます。程なくしてガイドのGさんがご到着。ヘルメットを被りいざ糸数アブチラガマへと向かいます。

Gさんは50代半ばの女性でやはり戦後世代ではあるものの、お母さんが戦争で負傷されたとのことでした。先入観と言ってしまうと聞こえはよくありませんが、今まで耳にした直接戦争を知らない世代のガイドさんのお話しは、被害者意識を誇張する傾向があるように思っていました。しかしGさんのお話しは、多分お人柄によるものもあるとは思いますが、決して決めつけるような話ではなく、むしろこのようなことが70年前にこの場所で起こりました。それに対してどのように思われますか?という対話形式だったように思えます。価値観が異なれば見解も異なる事実を踏まえた上で話を進めて行く・・・。実はこのようなやり取りが頭ごなしに知識をつけたものが、実は見当違いのものだったと心底から思えることだと改めて感じました。ガマの見学は通常30分なのですが、その時間を越えて丁寧なご説明をして頂きました。

(注)糸数アブチラガマに関しては別途記述していますのでそちらをご参照下さい。

時間が過ぎるのは本当に早く、あっという間の1時間でした。「一度自宅に戻って、今回得た知識を踏まえて自分の頭の中を整理し、機会を改めてまた来ますのでその時もよろしくお願い致します。」と丁寧にお礼を伝え、夕暮れの南部総合観光センターを後にします。

南部総合観光センターの駐車場を出るとすぐ左手に糸数城跡の表示があり立ち寄りました。国の指定史跡にはなってはいるものの、知名度の問題なのか人が訪れる場所のようにも見えません。立派な石積みを堪能しながら陽の傾き具合を心配しつつ車へと戻ってきました。

沖縄の日暮れの遅さにかまけてのんびり見て回っていましたが既に18:25、間もなく日が暮れようとしています。今日は奥武島に泊まるので大した距離はありませんが、ここでもうひとつ欲張り、二ライカナイ橋を目指します。沖縄県道86号線にある全長1,200mの曲がりくねった橋ですが、橋の上は駐停車禁止となっており、眺望を楽しむのは頂上付近のトンネルの上に位置する展望台だとありました。たまたま運良く展望台に向かう道の車止め前に停車しているレンタカーに気付いたので事なきことを得ましたが、もし通過していたなら多分時間的に見られなかったと思います。国道331号線から来ると橋を渡りトンネルを潜ってすぐのところを鋭角に右折するという芸当が必要となります。両脇は自衛隊の基地になっており、わかりやすいとは思うものの場所的には少し微妙かなとも思います。しかし山側の二ライ橋・海側のカナイ橋からなる二ライカナイ橋。沖縄で言われる海の向こうの理想郷に本当に繋がっているのではと錯覚を起こす景色は、日没間近であれど感動ものです!

そして夜の帳が下りてきた頃、やっと初日の行程を終了し、奥武島へと向かいます。国道331号線から左折すると奥武島に入りますが、一旦通り過ぎコンビニへと立ち寄ります。飲み物と軽食を仕入れ、宿に電話を入れた後本日のラストラン。多分順調に行けば5分程の距離ですが、さすがにあたりは真っ暗感覚が掴めません。仕方がないのでもう一度電話を入れるとその隣の建物がそうだった・・・。そんなこんなでやってきたのは本日お世話になるゲストハウスりゅうかくでした。本日の走行距離43.5km、自宅を出発してから12時間48分で到着です。

海岸周径1.7kmの奥武島という小さな島には5つの宿泊施設があるそうです。その中で2番目に新しいこの〝ゲストハウスりゅうかく〟、見た目は沖縄のペンション・民宿チックのように見えます。しかしコンセプトが面白く、以前ご夫婦でインドに行かれた時に現地で知った〝日本旅行の残念なところ〟にその原点があるそうです。ヒンドゥー教徒は豚肉を食べません。それが日本では聞き入れられなかったとのこと。ならば自分達でやろうか~ってことで始められたそうです。そのような背景もあり、宗教上は勿論のことアレルギーや好き嫌いにまでこだわった食事の提供。そのような斬新性がウケるのはやはり外国人ということで、オープンされてからの客層がほとんど外国人だったとのことでした。今年に入って急に日本観光客が増えたそうですが、まだまだ発展途上ではあるようです。

エリア的にリゾートホテルを除くとバストイレ共同がほとんどですが、その中で個室シャワートイレ付きというのはやはり斬新です。やはりプライバシーが保護されることが快適さを感じる一番の理由とされる中では施設自体の希少価値もあるのではないでしょうか。ただお部屋は二部屋、シングル・ツインが各ひとつずつしかないため、2組3名しか泊まれないことから、ある意味泊まれればラッキーなのかも知れません。フレンドリーに接して頂ける中でも付かず離れずの距離感を保っていることは、あくまで旅の主役はゲストなんだというご配慮を感じました。その居心地の良さに加えて寝不足と長距離の移動、そして追われる時間から解放されたと思うと自然に眠気が襲ってきました。そして旅の初日は過ぎて行きますzzz。

【本日の明細】
JR(石山~京都):240円
リムジンバス片道(京都~関西空港):2,090円
Peach MM215(KIXOKA):6,930円
レンタカー:8,010円(クーポン・ポイント利用5,010円)
糸数アブチラガマ:1,350円(入壕250円・ガイド代1,000円・懐中電灯100円)
ゲストハウスりゅうかく(1泊朝食付:5,940円)
小計:24,560円(割引後:21,560円)

これで〝≪2016.Feb≫あみんちゅ歴史に触れる旅沖縄本島その弐之壱~1日目:そして沖縄へ編~〟は終了です。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス レンタカー JRローカル 自家用車 徒歩 Peach ジェットスター
旅行の手配内容
個別手配

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