想像以上のスケールに大感激！グランドサークルの旅　（７）期待をはるかに上回ったアーチーズ

2015/08/08 - 2015/08/15

しばらく作成を中断していたグランドサークルの旅行記。モニュメントバレーから先の行程をぼちぼちですが再開しました。

この旅行記でご紹介するアーチーズは事前の期待をはるかに超えた、それはそれは素晴らしい国立公園でした。景観美、造形美、日の当たり方で表情を変える奇岩の数々。写真を撮ることが旅の目的でもある私達にとっては1日ではとても足りない魅力的な場所でした。

日本のグランドサークルツアーはラスベガスから2泊3日くらいで、グランドキャニオン、アンテローブ、モニュメントバレーを巡るといったものが多いようですが、アーチーズを見ないのは本当にもったいないと思います。
結果、写真の枚数も膨大になってしまいましたが、よろしければお付き合いください。

ご参考までに今回私達がお世話になったネバダ観光サービスの「完全制覇！13大自然公園　5泊6日欲張りグランドサークルツアー」の行程を載せておきます。


＜8/9＞　　ラスベガス → ルート66/セリグマン、セドナ
　　　　　 グランドキャニオン（夕日鑑賞）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【Yavapai Lodge泊】

＜8/10＞　 グランドキャニオン（朝日鑑賞）、ホースシューベント
　　　　　 アンテロープキャニオン、モニュメントバレー（夕日鑑賞）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【The View泊】

＜8/11＞　 モニュメントバレー（朝日鑑賞）、フォーコーナーズ
　　　　　 メサベルデ国立公園、モアブ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 【Riversaide Inn泊】 　

＜8/12＞ 　デッドホースポイント州立公園、キャニオンランズ国立公園
　　　　　 アーチーズ国立公園
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【Riversaide Inn泊】

＜8/13＞　 キャピトルリーフ国立公園、ブライスキャニオン国立公園
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【Roby's Inn泊】

＜8/14＞　 ブライスキャニオン国立公園（星空、朝日鑑賞）
　　　　　　ザイオン国立公園　→　ラスベガス
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

エリア アーチーズ国立公園周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0

モアブで2日間お世話になったリバーサイド・イン

着いた時は夜で気付きませんでしたが、プール付きでした。

周りの景色はこんな感じ

モアブはアーチーズ国立公園やキャニオンランズ国立公園の観光拠点となるリゾートタウンです。お洒落なレストランやラフティング、オフロードドライブなどのアクティビティショップも数多く見かけました。

この日はアーチーズ国立公園へ向かいます。

アーチーズはアメリカの中でも人気の高い国立公園、シーズンには駐車場が満杯になってしまうこともあるそうなので、ホテルを早朝に出発！

岩山を朝日が赤く照らします。

園内に入ると次々に奇岩が出現

このあたりはトルコのカッパドキアのようです。

アーチーズ国立公園 国立公園

園内には数多くのトレイルがあり、こうした奇岩の中を歩くことができます。

最初に訪れたのはデビルズガーデン

見どころはランドスケープアーチというアーチ状の岩で、往復3.2?、約1時間のトレイルです。

炎天下のトレッキング

トレイルの入口には必ず水を持って行くよう注意がありました。

「Heat Kills！」っていうコーションがすごい（＾＾;）

あっ、ジャバ！　

カエルのような、スターウォーズに出てくるジャバのような…
面白い形の岩を見つけ、思わずパチリ（＾＾）

砂地の道をどんどん進みます♪

茶褐色の岩が青空に映えますね〜

かなり大きな岩です。

大きさがわかるようクッシーが前に立ってみました。

ランドスケープアーチは左ですね

トレイル周辺には大きな木がないので眺望バツグン

ブッシュの中にウサちゃん、発見！

お食事中、失礼しました（＾＾）

こちらの枯れ木は雷が落ちたのでしょうか

自然の威力を感じます。。。

このトレイルは初級コースなのでそれほどアップダウンもなく、風景を楽しみ、写真を撮りながら歩いても余裕♪

でもこの通り、ほとんど日影はありません。

またまたカッパドキアに似た岩群

歩き始めて30分、ランドスケープアーチが見えてきました〜

じゃーん！

これが世界最長のアーチ、差し渡し88ｍもあるんですって！

ランドスケープアーチ 自然･景勝地

ちなみにアーチとは雨、風、霜、太陽熱などの自然作用で岩に穴があいたもので、大きさや形によっては「ホール」「ウィンドー」とも呼ばれます。

ここ、アーチーズ国立公園では穴が3フィート以上あるものをアーチと呼んでいるそうですが、これが自然にあいた穴だとは驚きです。

ランドスケープアーチの最も細くなっている箇所はわずか1.8m

数年前から何度も崩落を繰り返しており、いつアーチ全体が崩れ落ちても不思議ではないそうです。そのためアーチの下までは行かれません。

実際、この先には2008年に全崩落してしまったアーチもあるので、つながっているうちにランドスケープアーチを見ることができて良かった！

岩があれば登る人あり

デビルスガーデンでの一コマ

降りる時が怖そうです。。。

次に向かったのはウィンドーズセクション

途中、こうしたアーチ、ウインドー予備軍が沢山みられました。

アーチーズ国立公園の面積は東京23区の半分ほどだそうですが、その中に約2000ものアーチが点在しているそうです。

ウィンドーズセクションは名前の通りウィンドーやアーチが集まった場所

駐車場の周りに、３つの大きなアーチ、ウィンドーがあります。

まずは形の美しいタレットアーチへ

雄大な景色や大きな物の前だと何故かこうしたポーズをとってしまう（＾＾；）

アーチのすぐ下までやってきました。

たまには違ったポーズで！

タレットアーチの向かい側にあるノース＆サウスウィンドー

両目のようにも見えます。

こちらはサウスウィンドー

近くで見るとかなり大きな穴です。

下に小さく人の姿が映っているのですが見えるでしょうか？

こっちがノースウィンドー

ウィンドーの中に人が立つとこの大きさです。

ウィンドーやアーチまではこうしたトレイルが整備されているので歩きやすく、小さな子供たちも大勢訪れていました。

一旦駐車場まで戻り、今度は反対側に位置するダブルアーチへ

1ケ所から２つのアーチがのびている不思議な形

ダブルアーチ 自然･景勝地

どうやってできたのかはこちらの解説をどうぞ（笑）

ここは映画「インディ・ジョーンズ〜最後の聖戦」の冒頭シーンでも使われた場所

確かに絵になりますよね〜

園内ではスターウォーズも撮影されたそうです（＾＾）

間近に見るとさらに大迫力！

岩を登る人がこんなに小さく見えます。

汗だくになりながらクッシー達も登ってみました。

お〜、あんな所まで登っている人も！

アーチの付け根は風の通る特等席

クッシー達も特等席まで行ってきました。

そして撮った写真がこれです（＾＾）

降りる時はちょっと怖かったですが、ダイナミックなダブルアーチ、絶対登ってみることをお勧めします。

ゴリラ？　ライオン？　人の顔？

ダブルアーチのそばにあった岩

スフィンクスみたいですが、これももちろん自然が作った天然物です！

一旦アーチーズを離れ、ランチを食べにきたのはここ！

デッドホースポイント州立公園、コロラド川と川に削られた大地が一望できる場所です。

コロラド川のU時カーブ

島のようになった場所は「ガチョウの首」と呼ばれているとか。

デッド ホース ポイント 州立公園 山・渓谷

大地を見下ろすライダー風の男性が何とも絵になります（＾＾）

中にはこんな強者も！

崖下までは600m、見ている方がドキドキします。

コロラドとはスペイン語で「赤い」という意味だそうで、この辺りで見るコロラド川が最もその名前にふさわしい色のようです。

私たちはこの絶景を見ながら、持参したサンドイッチをほおばりました。

贅沢なランチタイム♪

規模ではグランドキャニオンに及びませんが、迫力ある景観は負けてはいません。

そうそう、少し前にオンエアされていた福山雅治さん出演のスーパードライのCMは、こことキャニオンランズで撮影されたそうですよ！

で、こちらがそのキャニオンランズ

キャニオンランズ国立公園はコロラド川とグリーンリバーという２つの川によって３つのエリアに区切られています。

ここはアイランド・イン・ザ・スカイ（天空の島）と呼ばれる絶景エリア

アイランド イン ザ スカイ 山・渓谷

中でもグランド・ビュー・ポイントからはキャニオンランズを代表する風景が見られます。

壮大すぎる〜！！

でもって、芝居がかったポーズで1枚

今回クッシー達は展望台から風景を楽しむだけでしたが、実はこのキャニオンランズ、国立公園にもかかわらずオフロードドライブがOKなんですって。

こんなに壮大な場所を４WDで激走できるなんてさすがアメリカ、スケールが違いますね〜！

コロラド川でのラフティングもさかんで、モアブにショップが沢山あったのはそのためだったのですね。

再び、アーチーズ国立公園へ

この今にも頭がもげそうな岩はバランスロック

写真では伝わりにくいですが、相当な大きさです。

バランスロック 自然･景勝地

本日最後の目的地はデリケートアーチ

ここで夕日を見る予定です♪

アーチまで往復4.8?のトレッキングに出発です。

歩き始めは道がありましたが・・・

途中からは勾配のある岩の上を歩きます。。。

どこまでも続くように見える岩の登り坂

ゴールはまだまだ先だ〜（＾＾；）

最後はこんな断崖絶壁の狭い道！

明るいうちは良いけど、暗くなったら怖いです・・・

この狭い道を上り崖を回り込むと・・・

突如現れました、デリケートアーチ

デリケートアーチ 自然･景勝地

なんという大きさ！！！

1時間以上かけて、ここまで登ってきて良かった〜（＾＾）/

これが自然の産物だなんて信じられません

アーチの奥にはラサール山脈

後ろは断崖です。

足元は砂岩の丘

ひとしきり写真を撮ったらここに寝そべってしばし休憩です。

風が心地良く本当に眠ってしまいそう・・・

夕日のスポットライトがアーチに当たり始めました。

それまで入れ替わり立ちかわりアーチの下で記念撮影をしていた人たちも、皆少し離れてアーチを見守ります。

実は写真好きの某国の観光客一団が何度も何度も記念撮影を行い、アーチが赤く染まり始めてもなかなかどかないでいたので、ギャラリーから大ブーイングがおきるという一幕もありました。

場所を変えて夕日とアーチを一緒にパチリ

多くの人が無言でこの夕景を見つめる中、ついに太陽は山に隠れ、ショーはフィナーレを迎えました。

今回の旅でお世話になったガイドのTさん、かなりのスキルをお持ちの写真愛好家でもあります。

プライベートでも何度も写真を撮りに訪れているというアーチーズ、ビューポイントにそれぞれ最適な時間に案内していただけ、とても充実した1日になりました。

この場所が大好きになったのはTさんのおかげかもしれません。
アーチーズ、本当に素晴らしい場所でした！

この旅行記へのコメント （2）

• deracineさん 2019/03/07 21:31:17

  やはり行ってみたいですが、、、

  クッシーさん、こんにちは
  
  拙旅行記にご訪問＆ご投票いただき有難うございます。
  本サイトの写真コンテストで2回も受賞された方「いいね！」は重みがあり、うれしいです
  
  アーチーズの旅行記を拝読して、また行きたい思いが募りましたが、、残念ながら妻からOKがでるかどうか、、、
  
  ところでこのネバダ観光のツアーガイドは Yoshi さんでしたか？　
  Yesであれば私も同じでした
  
  同社のツアーはなかなか手際よく見たいところを見せてくれましたがツアー実施内容をブログで紹介されるのは？と思います（本人の了解は得ているのでしょうか？）
  
  私の場合、断りなく「モニュメントバレーの月の出」の写真を引用されているような気がします（100％断定できないのでクレームを申し入れませんが）
  
  これからもクッシーさんの写真をお手本に腕を磨きたいと思っています。どうぞよろしく！
  
  

  クッシーさん からの返信 2019/03/09 01:04:12

  RE: やはり行ってみたいですが、、、

  deracineさん、こんばんは。
  
  河津の桜と稲取の吊るし雛、もう何年も見に行きたいと思っていながら
  なかなか実現できないでいるので、deracineさんの旅行記で
  一足早い「春」を楽しませていただきました。
  
  やはり1泊して、桜は早朝から見に行くのが良さそうですね。
  河津に行く時には旅程を参考にさせていただきます（＾＾）
  
  そして、グランドキャニオン！
  3回もいらっしゃっているとは！！　
  羨ましい限りです。
  
  私は「最初で最後になるだろう」と思って『5泊6日欲張りグランドサークルツアー』に
  参加しましたが、期待以上に素晴らしく、やっぱりもう一度行ってしまうかも（笑）
  
  deracineさんも書かれていましたが、グランドキャニオンはちょっと人が多すぎて
  俗化していますよね。その点、アーチーズとブライスキャニオンは感動しまくりでした。
  奥様のお許しをもらって、是非行かれてみてください！
  
  ネバタのガイドはTさんという方で、写真が趣味というだけあってカメラに詳しく
  各観光スポットにもできるだけ撮影に適した時間に、そして良い場所に
  案内してくれて、とても良かったです。
  
  が、ネバタの旅行ブログを見直してみたら記載者がYoshiになっていました。
  でもTさんは「ノリの良い若者」ではなく、deracineさんの旅行記の写真とも
  雰囲気が違うのでYoshiさん違いでしょうか・・・
  何だかキツネにつままれたみたいです（＾＾；）
  ちなみに私たちはブログにアップしても良いか確認はされましたが。
  
  なんて思い出していたら、本当にもう一度行きたくなってきました。
  やはり旅は最高ですね！
  
  今後ともどうぞよろしくお願いします。
  
  クッシー
  
  PS：写真、過分にお褒めいただき恐縮です。まだまだカメラも使いこなせていなくて
  　　コンテスト受賞はラッキーだっただけなので、今後も精進したいと思います。
  　　長々、失礼いたしました。