2016/01/08 - 2016/01/13
3106位(同エリア7381件中)
ヒデールさん
タンソンニャット空港 ― ベンタイン・バスターミナル ― ミエンタイ・バスターミナル ― チャーヴィン
乗り継ぎ2回、バス代は計85000ドン(日本円にして約448円)、所要時間 5時間35分
移動のポイントはミエンタイ・バスターミナル、ここからチャーヴィン(Tra Vinh)へ行くバスは何社かあってベンチェー経由のバスに乗れば時間は1時間強短縮できる。
オレが乗ったのは残念ながらヴィンロン経由...
しかもヴィンロンで一悶着付き。
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半年ぶりに羽田へやって来た。
前回は国際線ターミナルのめし屋の物価の高さに不快な思いをしたので 今回は国内線ターミナルで晩めしを食ってから国際線へ移動する。
ただ9時をまわると開いてる店はかなり限定される。
その中からチョイスした 「天丼てんや」
う〜ん 美味い しかも安い
天丼小そばセット 720円込
ご馳走さん! -
羽田からの深夜便が就航してから本当にHCMへは行き易くなった。
半年前につづき今回も JAL79便でHCMへ飛ぶ。
深夜1:30. フライト -
機内エンターテインメントの音楽ソフトの中にEnyaの新作があったので これなら寝れるんじゃ...
と 思ったが ぐだぐだしながらエンディングの曲まで聴いてしまう。 -
日本時間の午前6:10.(ベト時間の4:10)朝めしの登場。
全く食欲はないが せっかくなので食べておく。 -
午前5:50. HCMのタンソンニャット空港に到着。
早速2軒開いてるうちのレートの良かった 「EXIM BANK」 の方で両替えをする。
この時もう1軒の店の者が 「セイム、セイム」 と言って来るがレートを比較すれば一目瞭然。
このパターン前にもあったな。 -
カウンターで2万円を出し 「トイムォン ドイティエン / 両替えしたい」 て言うが...
... ???
いかん、オレのベト語 通じてねーぞ。
まあ ベト語が喋れなくても両替えは出来る。
20000円 → 379万2000ドン
ドン札を数えて電卓を叩いて 確認完了。 -
前回に続き152番のバスに乗りベンタイン・バスターミナルへ向かう。
前回は荷物があるからってことで運賃の5000ドン+5000ドンを払ったが、たぶんこっちから5000ドンを払えばそれで通じるだろうと思ったら案の定だ。
下手に 「いくら?」 て聞かず平然と5000ドン札を出せばいい。
ただスーツケースのようなデカブツはわからんけど。 -
乗客の欧米系のおじさんが車掌に英語で行き先を聞いてるみたいだが 車掌は英語が理解出来てない感じだ。
なのでおじさんに終点がベンタイン市場だと教えてあげる。
そんなおじさんにどこから来たか尋ねると北海道だと言う。
そっか同じエアに乗ってたんだな。
Nice to meet you! -
午前7:06. ベンタイン・バスターミナルに到着。
目的地のチャーヴィンへ向かうには ここからひとまずミエンタイ・バスターミナルまで移動しないといけない。
ベンセーミエンタイ行きは2番と39番のバスだ。 -
2〜3分ほどで39番のバスがやって来た。
さぁ ここからは未知なるルートだ。
楽しみぃー
何人も乗り込む地元客に混ざりオレも乗車する。 -
乗ってしばらく経ってから乗客が運転手の元へ行き運賃を払い始める。
オレも頃合いを見て運転手の横へ行き 「トイムォンディ ベンセーミエンタイ / ミエンタイ・バスターミナルへ行きたい」 と告げると笑顔で 「ナムギン / 5000ドン」 と返され5000ドンを支払う。
相変わらず市内のバス賃は安いね〜
日本円にして26円。 -
バスは時折り客を乗降させながら ゆっくりしたスピードで西へと向かう。
-
午前7:42. ベンタイン・バスターミナルから約30分で ミエンタイ・バスターミナルに到着。
チャーヴィンをはじめメコンデルタの町を訪れる際には起点となるターミナルだ。 -
早速 Tra Vinh と書かれた6番の窓口でチケットを買う。
「トイムォンディ チャーヴィン ゾーソッファ マイゾー? / チャーヴィンへ行きたい 出発は何時です?」
... ???
受付けの20歳くらいのお兄さんは明らか困惑顔。
前回は一発で通じたんに...
3回ほど言うと伝わったらしく 9:30と紙に書いてくれた。
運賃を確認した上で1枚購入。
チャーヴィンまでは65000ドン(実際は75000ドン) -
チケットを買ったはいいが券面に Vinh Long の判があることに気付く...
これってヴィンロン経由 てことか?
その後ターミナル内の他の窓口を見ると 別の窓口でもチャーヴィン行きを取り扱ってる。
うーん どうやら運行してるバス会社が何社かあるようだ。
ヴィンロン経由だと余計に時間がかかるが 買ってしまったし いいや。 -
このことは後からチャーヴィンで知り合った人から聞いたが Phuong Trang Bus を利用すると HCMからベンチェーを経由してチャーヴィンまで120kmの距離を約3時間半かけて移動できるそうだ。
しかし Kim Hoang Bus や Thanh Thuy Bus だとヴィンロン経由となり チャーヴィンまで約200kmの距離を走行するため4時間半〜5時間もかかるそうだ。
オレが乗ったバスは 何バスかもようわからんが。 -
バスの出発時間まで1時間半もあるので ちょっとこの辺りをうろついてみる。
お! いきなり店の2階のベランダにいる婆さん 上半身素っ裸だよ(笑)
さすがにカメラは向けれんな。 -
裏通りに寺院があることは事前に panoramioのサイトでチェック済み。
入ってみよう -
う〜ん なんか奈良の寺にでも来た気分だな。
鐘楼の方からは ゴォ〜ん という日本でも馴染みのある低い鐘の音が響いて来た。 -
シューズを脱いで靴下のまま本殿に入ってみる。
中の様子も日本の寺とよく似ている。
お供えの花や果物の種類はちょっと違うが。 -
本殿の入口の梁に吊り下げられた細長い鐘が むちゃむちゃいい音色だ。
癒されるううう
この暑ささえなければ もっとここに居たいんだが...
ちょっと鉄琴の音にも似た鐘だが ずっと残る余韻が実に心地いい。 -
表通りに戻り カフェには見えないカフェみたい店でひと休み。
-
「コー カーフェーコン? / コーヒーある?」 て店の男に聞くと、ある て言うんで 「チョートイ カーフェー / コーヒーちょうだい」 て頼むと何やら訳のわからんベト語で返される。
よくよく聞くと 「ダー / 氷」 て言ってるのがわかって 「ダー ダー」 と言って無事カーフェーダーにありつけた。
値段は1万ドン 日本円で53円ほど。 -
店の子供が可愛くて一緒におもちゃで遊んであげる。
テーブルの上から車のおもちゃが落下するだけで声をあげて大ウケ。
笑ってる写真も撮りゃ良かったな。
最初会った時は泣いてたのに可愛いもんだ。 -
9時になったので ぼちぼちバスターミナルへ移動。
乗る前にトイレへ行っておかないとな。
トイレは有料で2000ドンて看板があるけど 請求されなかったので払っておりません。
バスターミナルのこのトイレは日本人でも問題なく利用できるレベル。
女子は知らんけど。 -
そろそろバスに乗ろうと思い どこにオレが乗るチャ―ヴィン行きのバスが停まってるのか いろんなヤツに聞くんだが なかなか目当てのバスが見つけれない。
4〜5人目に聞いたヤツでようやくバスに乗れた...
と思ったら 車内で乗務員ぽいヤツにチケットを見せろと言われ見せると 「半券の片方はどうした?」 みたいニュアンスのことを言われ 「外にいた野郎に切られたよ」 てジェスチャーしたらバスを降りて一緒にそいつが誰かを確認に行かされる。
なんとも面倒なシステムだ。 -
午前9:30. 驚いたことに定刻に出発したのは良かったが 即バスターミナル内の混雑で3分ほど足止め。
動いたと思ったら今度は出口付近で意味不明な停車...
早よ 出せ -
ようやくバスは一般道を走り出した。
まぁ〜 短気な運転手で前にちょっとでも遅い車がいようもんならクラクション鳴らしまくりだ。
HCMから遠ざかるにつれ交通量が減ってくるとボロいバスにも構わず時速100kmでカっ飛ぶ。
この手のハイスピードバスは前回も経験してるから ” こんなもんだろう ” て感じだが。 -
あれ? ミトーの方へ向かう時は以前確か高速道路を使ったけどな。
いつまで経っても一般道をひた走る。 -
早くも夜行便の疲れだろうか 眠くなってきた。
Skylar Spenceを聴きながら うとうと... -
メコンデルタだけあって時折り大きな川を渡る。
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Cai Layという町を通過。
川面に建ち並ぶ水上家屋がアジアンちっく。 -
お! ブランコが椅子代わりとはイカすカフェだ。
ここで客を拾い中。 -
車窓に流れる青空と熱帯の植物を眺めてると 改めて自分が異国の地にいるんだと感じて嬉しくなる。
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昼12:04. バスは国道沿いのドライブインのような大きな施設の前で停まる。
運転手が降り乗客もぞろぞろバスを降り始める。
トイレ休憩だろうか...
良かった さっきからトイレに行きたかったとこだ。
チケットを買う時に一緒だった乗客の男性がオレにめしを食うジェスチャーをしてくれたので みんな勝手にここで昼めしを食え ということらしい。 -
トイレを済ませ店の奥へと入る。
ほぉ〜 なかなか凝った店じゃん。
客もよう入っとるわ。 -
店員に 「チョートイフォーガー / 鶏のフォーちょうだい」 とオーダーするが何か困った顔をされる。
えっ うそ!? こんな単純なベト語 通じねーの?
店員のおばさんは若い女子店員を呼び その子にも同じベト語をぶつけると 一応わかってもらえたが他に何か言ってるんだがオレにはそこまで理解できない。
「トイコンヒュウ / わかりません」 て言うと諦めて戻って行った。
そして2〜3分後 フォーガーの登場。
近くにいた男子店員はフォーを持ってきた さっきの女子にオレのことを 「ハンサム」 と言いながら 「何照れたんだよ〜」 みたいに女子を茶化してる。
おー おもろい展開やな もっと茶化せ。
でもオレには残念ながら可愛い女子を構ってる暇がない。
周りを見渡しても同じバスに乗ってた客の姿はなく ゆっくり落ち着いて食ってられず 途中で容器ごとフォーだけ持ってバスの方へ移動する。
するとまだバスは停まってて その周りで客がタバコを吸ったり何か飲んだりしてる。
ひと安心...
オレはその傍らで急いでフォーを食べ終える。
それから3分ほどしてバスは出発だ。 -
15分ほど走ったところで大きな橋を渡る。
この橋は 「ミートゥアン橋」 と言いベトナムとオーストラリア両政府の合同事業として開発されドイツの企業により建設された。
完成は2002年。
メコンデルタには大きな川がいくつもあるので橋を一本造るにしても莫大な費用がかかるため国家プロジェクトになってしまう。 -
ミートゥアン橋の下を流れるティエンザン川はメコン川の支流だけあってドでかい川だ。
その大河に架かる橋の長さは1535m
なかなか立派なもんだ。 -
橋を渡りしばらく走るとヴィンロンの街だ。
と言ってもバスのルートは郊外っぽいが。
とそこで いきなり乗務員の女がオレに何か言ってきた。
どうやらオレにヴィンロンだと言ってる。
待てよ オレはチャーヴィンへ行くんだ。
オレが持ってるチケットにも書いてあるし このバスの前方にもチャーヴィンて書いてあるだろう...
と ジェスチャーとへっぽこベト語で説明する。
しかしオレのチケットにはヴィンロンの判がある...
どうやらオレの持ってるチケットはヴィンロン行きらしい。
あのミエンタイのガキ!
間違ったチケットを掴ませやがって。
ただ追加で乗務員に1万ドンを払って事は解決した。
やれやれ... -
午後1:30. やがて出発から4時間が経過。
思わぬ長旅になっちまったな。 -
ヴィンロン経由のチャーヴィン行きだけあって ヴィンロンとチャーヴィンの間の小さな町や商店の前なんかで乗客を降ろしては進むを繰り返す。
加えて何か異音がしたので点検のため5分ほど停車したり... -
午後2:11. ついにチャーヴィンに到着。
実にミエンタイ・バスターミナルから4時間40分。
長かった...
運転手はオレが 「ハックサン クーロン / クーロンホテル」 て言うとちゃんとバスルート上のクーロンホテルの最寄りの交差点で降ろしてくれて 「あそこをまっすぐだ」 てジェスチャーと 「10ミニッツ」 という英語まで付けてオレを送ってくれる。
しかも乗務員の女はすぐにドアのところに寄って来たセオムの野郎に 「この人歩くから乗らんよ」 みたい感じで追っ払ってくれる配慮まで。
カムオ〜ン -
ホテルを目指して通りを歩く。
この先左手にそのうちホテルが見えてくるはずだ。
ホテルの前のこの通りは Google Map上は何も無さそうだったが 小さなカフェやめし屋はちょこちょこある。 -
ぬいぐるみ専門店。
どれだけ需要があるのかわからんが...
キティちゃんの完成度はどうあれ やっぱ人気あるんだな。 -
うん いかにも社会主義国家の看板。
中国の街ではあまりこの手の看板は見かけないが ベトナムではちょいちょい見かける。 -
午後2:20. クーロンホテルに着いた...
と言っても予約をしてないので ここで泊れるかはわからない。
ここは市の中心部から2kmほど離れていて周りに観光スポットがあるわけでもなく立地条件は決して良くはないが この街唯一の三ツ星ホテルだ。
部屋に空きがあれば2泊したいところ。
当ってみるか
NEXT旅行記 「クメール文化が共存するメコンデルタの街 チャ―ヴィンを行く」 へつづく
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