2016/01/08 - 2016/01/13
114位(同エリア277件中)
ヒデールさん
ベトナムにいながらにしてカンボジアまで旅した気分に浸れる。
このチャーヴィンという街は深い。
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メコンデルタの旅1日目 午後2:20. クーロンホテルのエントランスに入る。
いきなしクリスマスツリーが出迎えてくれて 違和感たっぷり。
春節まで飾っとくんかな?
早速レセプションで聞いてみる。
「ホムナイ、ンガイマイ コーフォン チョンコン? / 今日、明日 部屋は空いてますか?」
するとスタッフが 「空いてますが デラックスルームになります」 という返事。
「モッガイ ザーラーバオニュウ? / 1泊いくら?」 て聞くと料金表を提示される。
そこには70万ドンと書いてある。
即電卓で計算すると 日本円で1泊 3692円、連泊するんで倍の 7384円。
まあ1泊 4千円以内には押さえたかったんで いいか。
スタッフにスタンダードルームが空いてないか もう一度確認した上で了承する。
デポジットはないが チェックアウトの時までパスポートは預けさせられるシステム。 -
ELVで3Fへ上がる。
このホテルは変わってて日本の感覚の3Fが1Fという表示。
なのでオレの部屋がある3Fはレセプションのスタッフの案内どおり最上階の5Fに当る。
部屋は天井が高くてベッドもでかい。
部屋の広さは1人でちょうどいい感じ。
2人だと狭く感じそうだ。
ベッドに横になってみる...
んんん?
硬い!
こいつは手強そうだ... -
部屋には常温の無料ペットボトル飲料水が2本置いてあったので すぐ冷蔵庫に入れる。
おー カップ麺まで冷やすんかい。
まぁエアコンを切った状態だと部屋の中は暑いからな。
そう思ってるとスタッフがひとりやって来た。
部屋に入れるとエアコンのリモコンを触り 「5分待って下さい、冷えますから」 と英語で言って去って行った。
気にかけていただいて カムオ〜ン -
バスルームはバスタブ付き。
シャワーは可動式でカランも含め お湯の圧、湯加減、排水は特に問題なし。
トイレも同様
シャンプー有 -
ベランダに出てみる。
この部屋は市街地とは逆の方に向いているので眺望は街外れの風景。
ま、表側も大差はないけど。
ちょっとベッドに横になると長旅の疲れかすぐに寝てしまった。
それがエアコンを強めで布団も掛けずに寝たもんだから 起きた時はちょっと寒くて豪く体を冷やしてしまった。
嫌な感じ...
その後はホテルの Free Wifi が不安定で海外1dayパケを利用するも通信トラブルからメールの送受信が不能に陥り、1時間以上携帯のサービスセンターと電話のやり取りをする破目に。
海外はこういうのが面倒くせーな。 -
午後4:25. ルームキーをレセプションに預け行動開始。
ホテルの前の通りを市街地の方へ向かって歩きながらセオムを探す。 -
バイクは走ってるんだがセオムが全然いない...
商店の前にいる人に 「コ〜 セオムコン? / セオムいませんか?」 て聞いてみるが 「いない」 とか 「〇〇の方へ行けば...」 とか 手応えのない回答ばかり。
はぁ〜 疲れた...
カフェにでも入ろう。 -
「Phuong Anh」 というカフェでひと息つく。
「チョートイカーフェーダー / アイスコーヒーちょうだい」
見るからに異国の珍客が発するベト語に面白がる店員たち。
11000ドンのコーヒーを飲み終え ここの店員にもセオムがいないか聞いてみるが いい返事は返って来ない。 -
じゃ誰かさんのバイクを借りパクということで...
え!? 乗っけてくれんの?
ラッキィ〜☆
このカフェのスタッフの知り合いか客かよくわかんないおばさんが オレを教会の方まで乗っけてってくれると言う。
カムオ〜ン
セオムじゃないんでヘルメットはカフェのスタッフから拝借。 -
おかげさまで あっという間にチャーヴィン教会に到着。
ベトナム人は優しい。 -
午後5:04. 夕陽が石造りの尖塔を照らしてる。
デップ!(キレイ!)
... ん?
痒い
足元を蚊に刺された。 -
この時間 教会の中では1人だけ礼拝を捧げている。
邪魔にならないよう すぐに引きあげる。 -
チャーヴィン教会は1902年に Bourgeois氏と Gueguen氏によって建てられた教会とのこと。
当時チャーヴィンはソクチャン省に属していて 住民はクメール人が多かったそうだ。 -
教会を出て南へ歩くと露店が並ぶ通りがある。
通りの名は Ly Tu Trong. -
衣類や靴ばっか。
-
そしてその南の一角を占めるのが この街チャーヴィンの象徴とも言うべきクメール寺院 「オンメッ寺」。
もう入口の門からしてクメール文化全開だ。
こういった文字も含めベトナムとクメール(現カンボジア)は陸続きの隣国でありながら 明らかに違うのが興味深い。 -
ここチャーヴィン省にはクメール寺院が140箇寺ほどあるらしい。
寺院の数から言えばベトナム・キン族の寺院50箇寺を大きく上回る。
しかし人口はチャーヴィン省約103万人の人口に対しクメール人は30万人。
両者以外に華人や少数民族が数%いるが ほとんどはキン族だ。
なのにこれだけクメール寺院が多いというのは この地における先住民としてのクメール人社会の歴史の長さだけではなく、クメール人と寺院の関係が想像以上に深く密接なことが理由なんだろう。 -
なんでもクメール人男性は若いうちに出家して地元の寺院で修業を積むのが一般的らしい。
また19世紀後半、フランスの植民地だった時代には 政府が寺院内でのクメール教育を奨励したという経緯もあるようだ。 -
それ以外にもキン族との摩擦や度重なる覇権争い、更には20世紀中半以降 独裁者ポルポト政権下では動乱が起きるなど、激しい浮き沈みの中 唯一クメール人の心の拠りどころとなったのが各地に点在するクメール寺院だったんではないだろうか。
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境内の奥へ行くと番犬がやたらと吠える...
オレってどこへ行っても吠えられる運命だな。
日本人は悪いことしねーよ。
お、東京タワーが見える(笑)
あとで行っとこ。 -
境内には若い僧侶が4人ほどいる。
「トーイチュップ アインドォークコン? / 写真撮っていい?」
て聞くけど同意を得られず...
時間も遅いことだし この辺にしとこう。 -
チャーヴィンの東京タワーには残念ながら展望台がない。
つまんねーな -
市街地を南へと歩く...
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ここ Pham Thai Buong 通りには クーロンホテルが満室だった時の候補のひとつ 「Thanh Tra Hotel」 がある。
街の真ん中にあって立地は最高だが ホテルの看板にもある通り二つ星。
GFのロビーには宿泊客らしい姿が何人も確認できて それなりに人気はあるようだ。 -
近くにロンビン川が流れてるので そっちの方へ行ってみる。
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ロンビン川に架かる橋の上から西の方を眺める。
夕焼け空がキレイだ。 -
川面に目を移すと大量の土砂を積んだ運搬船がやって来た。
日本じゃなかなか目にかかれない光景にしばらく見入る...
このロンビン川(チャーヴィン水路)は地図で見ると蛇行のないほぼ直線の川なので 灌漑用水として造られたというのがすぐわかる。
フランスの植民地下にあった1876年に天然の川を拡張して造った水路で、南の Ba Thieu運河、更には Rach Lop運河と開発が進んで行き この水路網はメコン川の支流 コーチェン川とハウザン川の両大河を結ぶ主要運河となったそうだ。 -
川沿いの通りが ちょっと賑やかそうなので歩いてみよう。
-
道端で売られてるのは主にフルーツ、野菜、乾物など。
「チャオチー! / こんちは!」
て挨拶するだけでヨソ者のオレには珍しいからか売りコの方々は愛想がいい。
勝手にグアバをカットしてオレに 「食え」 と勧めてくれる。
グアバって年中あるんだな。
ただ食ってみたが あまり美味くないので返事に困ってしまった...
この空気読み取ってくれ...
でもグアバ売りのお姉さん 「トーイチュップ アインドォークコン? / 写真撮っていい?」 て聞くと OKを出しながらもちょっと照れくさそうで ウブだな〜 -
このおばさんは何かクレープのような物を作ってる。
晩めし前だから控えてしまったが 食っても良かったな。 -
オレの好きなマンゴスチンが無いか辺りを見て回ったが 全く店頭には無かった。
シーズンじゃないんだな... -
あぁ ここ市場じゃん。
そっか 表通りから川沿いまで続いてるわけか。
どうりで賑わってるはずだ。 -
いいね〜 こういう田舎町の市場は。
庶民の臭いがプンプンして。 -
ちょっとカマってやった4人兄弟の長男坊主。
母ちゃんは露店で野菜を売ってる。
お、そんな坊主もくじを持ってるってことは働いてんだなぁ。
ここベトナムでは小さい子がくじを売ったり、靴磨きをしたり、物乞いだったり という姿をよく目にする。 -
川沿いから離れ市場の表通りの方へ繋がる道を歩く...
すると一軒の釣具店の前で立ってる おやじと目が合う。
シンチャオ!
とりあえずオレが声をかけると、「まあ ここに座れ」 みたい感じで迎えられ 赤いプラスチックのイスに腰を下ろす。 -
そこで勧められたのがウイスキー。
「ナンコッ! / 乾杯!」 とオレが発声しキツ〜い杯をおやじと酌み交わす。
そしてここから妙な酒の付き合いが始まった... -
ウイスキーの後はおやじがビアを持って現れ そこからふたりで3本づつ空けた。
彼ナムさんはダンディーでなかなかシブいおっさん。
ベトナムにもこういうおっさんおるんやな。
でも英語は一切話せない。
それでいてオレと電話番号の交換をして どうすんだろね? -
でもナムさんの15歳になるお孫さんは少し英語を話せる。
加えて隣の店番をしてる女性はオレよりも数段英語が上手い ていうかペラペラ。
なのでこの2人とはFBで繋がった。
あとは向かいで炊飯器を売ってる店のお兄さんとも一緒に飲んだり、斜め向かいで作業してる米を扱う店の手伝いを買って出て米袋を持ってみたら重くて投げれず恥をかいたりと...
周りの皆さんを巻き込んで楽しませてもらった。
「シンタムビェ ヘンガップライ! / さいなら また会いましょう!」 -
午後7:17. この時間 市場の中はどの店も閉まり殺伐とした雰囲気。
そんなところを通りぬけ表通りの Pham Thai Buong 通りへ出る。 -
ナムさんに この辺にいいめし屋がないか聞いたが有力な情報は得られず。
まぁこの辺りでめし食って 遅くなってセオムがいなくなっても困るし ホテルの方に戻ってめしにするか。 -
ここからクーロンホテルまでのセオムの相場は1万ドンだとナムさんの隣人のNさんから聞いたので セオムおやじには断固として 「ムォイギン! / 1万ドン!」 を主張。
おやじの言い値は1万5千ドンだったがすぐに向こうが折れた。
やっぱ田舎は安いっ! -
午前7:37. ホテルに到着
部屋には上がらず そのまま晩めしを食うところを探しに出る。 -
路地裏に入って行くとカラオケ店があった。
ちょっと覘くと スタッフも客も若くて どう見ても健全なカラオケボックスだ。 -
けっこうゲーセン多いんだよな。
て言っても ゲーム機が3台置いてあるだけだが。
でもどこも こんくらいの規模の店がほとんど。 -
クーロンホテルの近くには他2軒のホテルがある。
そのうちのひとつ 「Gia Hoa 1 Hotel」
看板に二つ星とあるが見た目からして本当にちゃちそう。 -
夕方ここを通った時はまだ派手な飾り付けをする前で マイクテストをやってたんだが...
こういうことだったんだな。
誰かさんの結婚披露パーティーか。
それにしても音楽が爆音だな。 -
晩めしはホテルから北へ600mの範囲内に6軒のめし屋があって その中から この店に決める。
-
いつも通り隣のテーブルに出てる料理を指差し 店員のおばちゃんに 「チョートイ カイドー / それちょうだい」 とオーダー。
この店でもオレは珍客扱いで店員と一部の客から注目を浴びる。
そして出て来た料理の写真なんか撮ってるとクスクス笑われる。
いいね〜 このごはんの上に無造作に乗っかった豚肉とキュウリ、そこにオプラー(目玉焼き)とスープとお茶が付いて 値段は確か35000ドン。
日本円で185円ほど。
いただきます!
うまっ 全然イケるな
オレの反応を窺ってくる店員に 「ンゴン! / 美味い」 と言いながらめしを頬張る。
味付けは全体的に和食と比べると塩分控えめで その分少し甘味がある。
そこを外付けの辛味のある調味料で各自好みの味に合わす感じ。
オレは後半 少しだけ辛味を加えて最後まで美味しくいただいた。
ご馳走さん! -
豚肉は店内にて炭火焼き。
だから美味いんだな。 -
ホテルに戻りシャワーを浴び念のため風邪薬を飲んでからベッドに入る。
さぁ 明日は更に遠くへ行くぞ。
NEXT旅行記 「日本人の知らない村 ハムタン村に建つベトナム最大のクメール寺院を訪れる」 へつづく
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