【リスボン＆イスタンブール】3日目　市場めぐりとベレン地区

2016/02/11 - 2016/02/11

リスボン観光メインの日。

この日は朝から市場めぐり。
物価が安いのを良いことに明るいうちから飲んで食べて歩いての繰り返し。

天気予報通り晴れ、青空に浮かぶ美しい彫刻のジェロニモス修道院を満喫。

そこまで目的も期待もしていなかっただけに思った以上のことが出来て大満足。
次回来ることがあれば今度はクルーズ船で入港してみたいな♪

エリア リスボン(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

まだ夜が明けきらないうちから目が覚めちゃいました。
このエリアはかなり街の中心地区だけど、新宿のように夜中～明け方まで常に人が溢れているということはありませんでした。
とても静かな朝です。

お天気は残念ながら霧雨。
今日も路面に反射して綺麗です。

お昼まで1日券が使えるのでロシオ駅～カモンイス広場のあるバイシャシアード駅まで一駅メトロを利用。

ロシオ駅 駅

カモンイス広場から28番トラムでオウリケ市場を目指します。

カモンイス広場 広場・公園

トラムは前方から乗車。
降車ボタンを押して後方から降ります。
降車ボタンが片側にしかないし、停留所の場所もイマイチわかりにくいので最初はちょっとドキドキします。

オウリケ市場近くの下車ポイントに到着。
Santo Condestavel教会が目印です。

オウリケ市場に到着。

メルカード デ カンポ デ オーリケ 市場

活気ゼロ。
人気がありませんが新鮮な魚が並んでいました。

フードコートは10時からとなっていたので10時過ぎに到着するように行ったのにようやく開店準備が始まったという感じ。

生ハム屋さんとワインショップがオープンしたので早速ハモンイベリコ。
ポルトガルのハムも美味です♪
ワインも安いのにとーっても美味しかった。
朝から飲めるって幸せです。

オウリケ市場から徒歩10分。
エストレーラ聖堂までお散歩。

エストレーラ聖堂 寺院・教会

ドナ・マリア1世が王子誕生を記念して1779年に建築がはじまりました。
どの教会も見ごたえ十分。
絵画や彫刻、美術館のようです。

エストレーラ聖堂から25番トラムでカイスドソドレ駅を目指します。
途中、テージョ川を望む素晴らしい坂道に出会いました。
天気もいつの間にか薄日が差すようになってきて来ました。

ビッカ線に乗りたくて途中下車。
急な階段が続く通りがありました。

こちらが菱形車体のビッカ線。
発車はお客さんがある程度乗ったら、、、なの？
こちらももちろん1日券が使えます。

たった300mの距離を行くのに要した時間はなんと25分！！！！！

なぜなら、停電で途中で動かなくなっちゃったからなのです。
運転士さんも降りてすれ違う車両の運転士さんとあーでもないこーでもないと電話を掛けていました。

地元のおばちゃんは勝手に降りてどんどん乗客が減ります。

私達は終点まで粘りました。

1日券フル活用のために下りも乗るつもりだったけど一向に発車しそうになかったので諦めて徒歩で下山。

細い通りから切り取ったような青空。
お天気も期待通りです。

リベイラ市場到着です。
100年以上の歴史がある市場ですが、2年前にグルメ市場としてリニューアルオープンしました。

リベイラ市場 市場

オウリケ市場のフードコートもオシャレだったけど、リベイラ市場は更に規模が大きくカッコいい造りでした。

生ハムが乗った1口サイズのおつまみ（1.50ユーロ/1個）を買ってみました。

ハムたっぷり！美味しい！！

やっぱりここでも生ハムを食べたーい！ということでハム、チーズ、パン3種類で10ユーロのセットを購入。
ハモンイベリコではないけどこのハムもとても美味しかったです。

そしてなんといってもビール！
Super Bockの生です。
サーバーがあって店員さんに注いでもらうこともできるし自分で注ぐこともできます。
このビールがとにかく美味しくてお代りしちゃいました。
だってたったの3ユーロなんだもの。

夫はビールは苦手なのでアイスコーヒーを注文。
日本では当たり前のようにあるアイスコーヒーだけど、欧米だとなかなか出会えないもの。
カフェで聞いてみるとポルトガル語の名前で言われてわからず、説明を聞くとたっぷりの氷にエスプレッソを注いで水とレモンを入れるだそうな。

レモンはいらないけど、ダブルエスプレッソで作ってとお願いすると笑顔でOK。
しかもたったの1.2ユーロ、それもかなりの量。
お得です。

昼間っから生ビールに生ハム。
文句なしの休暇だーーー♪

ビールタイムは時間調整でもあるんです。（苦しい言い訳！？）
翌日空港に向かうための電車に乗るのは13時過ぎ。
この日の13時過ぎに24時間券を購入すれば最後まで無駄なくチケットを利用できるので食後にカイスドソドレ駅で追加購入。

短い滞在でも徒歩とトラムと地下鉄でくまなくリスボン観光！

15番トラムでベレンの塔に到着。

ベレン地区では一番遠い

ベレンの塔
↓
発見のモニュメント
↓
ジェロニモス修道院

この順番で観光すると決めていました。
というのも、ベレンの塔とジェロニモス修道院の共通入場券（12ユーロ）があり、ジェロニモスで買うよりもベレンの塔の方が空いていて購入しやすいと書いてあったからです。
このルートは大正解でした。

ベレンの塔 建造物

ベレンの塔の一階は大砲がずらりと並ぶ砲台になっていました。
地下にはなんと水牢が！！！

サイの彫刻が施された排水口。

ちょっと彫刻の精度は低いかな？
全体的に粗い彫刻でした。

テラスに出たら青空が広がっていました。

やっぱり観光をこの日にして大正解！

発見のモニュメントに到着。

エンリケ航海王子の500回忌を記念して1960年に建てられました。

彫刻されているメンバーは東西で違います。

こちら西側には広場の名前にもなっている詩人カモンイスが。

発見のモニュメント モニュメント・記念碑

東側には喜望峰到達のディアス、インド航路発見のヴァスコ・ダ・ガマ、世界一周のマゼラン、そして日本人なら誰でも知っているフランシスコ・ザビエルが彫られています。

先頭はもちろんエンリケ航海王子♪

発見のモニュメントではイマイチだったお天気が回復してきました。

インペリオ広場 広場・公園

ジェロニモス修道院に到着しました。

一際美しく、細かい彫刻が施された南門。
青空で一層映えます。

ポルトガルを代表する建築物だというのに、なんとこの門はスペイン人の彫刻家を招いて作らせたそうです。

どおりでベレンの塔に比べて精巧なわけだわ。。。
ポルトガルさん、スペイン人に負けてるよ！

ジェロニモス修道院 寺院・教会

サンタ・マリア教会内部。
天井や壁の一つ一つに細かい彫刻があり、海をモチーフにした彫刻や柱はヤシの木をイメージしたのだとか。
さすが海運国家の教会です。

後方にある渡り廊下は聖歌隊席です。

教会内部にヴァスコ・ダ・ガマの棺がありました。
棺にはカラベル船の彫刻が施されています。

有料エリアの修道院内部に入りました。
55メートル四方の回廊の彫刻もまた素晴らしい。
中庭もとても素敵です。

1階はフランス人、2階はスペイン人の彫刻という何とも不思議なポルトガル人の考え。
完成度がとても高く、マヌエル様式の最高傑作とも呼ばれているそうです。

この日差しのお蔭で透かし彫りの美しさを堪能できました☆

彫刻一つ一つがとても細かいんです。
とにかくどこを見てもため息が漏れるほどの美しさ。

お天気も良くなって最高の眺めでした。

2階の回廊に行きたいのになかなか入り口がわからず、グルグル。
やっと見つけて長ーい階段を抜けます。

2階からの回廊の眺め、またサンタ・マリア教会の聖歌隊席からの眺めも素晴らしかったです。

ベレンの塔と共通券で12ユーロならとっても安い！！！
美術館に来ているようでした。
たっぷり1時間は楽しんだかな？

そうそう。
男性の方は必見。
回廊2階にあるトイレからは観光出来ない寄宿舎エリアが覗けるそうです。
女性のトイレは1階なので残念ながらその景色を楽しむことが出来ませんでした。

ポルトガルと言えばエッグタルト。

老舗のパスティス・デ・ベレンへ。
テイクアウトは並んでいます。

パステラリア パステイス デ ベレン パン屋

入り口に「店内は400席」と書かれていたので早速入ってみることに。
アズレージョが施されたアンティークなカフェになっています。

それにしても店員さんは忙しく動いていて案内どころじゃありません。

どうしたらいいんだろう？ときょろきょろしているとちょうど目の前の席が空いたので座ることに。

ほどなくしてメニューが来たので早速注文。

一番奥の席はなんとなく並んで待つような雰囲気。
でも特に案内する人もいません。

オープンキッチンでエッグタルトを焼いている所を見ることができます。
映っているのは全てナタ（エッグタルト）。

ナタ（1.05ユーロ/1個）とコーヒー（1.20ユーロ）を頂きます。

カスタードは舌触りがとても滑らかで甘いけどテーブルに置いてあるシナモンを掛けて食べると格別な美味しさ。

パイ部分が非常に硬く、マカオのものとは全然違いました。

カスタード部分だけいっぱい食べたい！

トラムでコメルシオ広場まで戻り、そこからアウグスタ通りを経てお買い物をしにカルモ通りまでやってきました。
上に見えている渡り廊下はサンタジュスタのエレベーターとカルモ教会をつなぐ橋です。
高い！！！

カルモ通り 散歩・街歩き

ZARA HOMEの入り口がアズレージョグッズでとても可愛かったのでついつい長居をしてしまいました。

H&M HOMEも安いし、ヨーロッパの店舗は日本との取扱商品とも違うので楽しくなって時間を忘れて出たら真っ暗。

リスボンは暗くなっても怖い雰囲気はまったくありませんでした。
そして旅行者も多い。
店員さんと英語ではない言葉でお喋りをしているので地元の人かと思ったらなんとブラジルからの旅行者でした。
同じポルトガル語なのでブラジルからの旅行客がとても多いそうです。

次回はサンジョルジェ城からの眺めも見てみたいものです。

サン ジョルジェ城 城・宮殿

この日もロシオ広場の夜景は最高でした。

イルミネーションじゃないのにこんなにキラキラ輝いている広場、今まで見たことありません。
ポルトガルのモザイク石畳は今まで見てきた中でも一、二を争う心に残る景色でした。

ロシオ広場 (ペドロ4世広場) 広場・公園

フィゲイラ広場まで移動してお目当てのレストランを目指します。

フィゲイラ広場 広場・公園

黄色いトラム、乗り心地はイマイチだけどスリル満点で楽しかったです。

街中にもたくさんのお菓子屋さん。
焼き菓子が多いかな？

リスボン最後の夕食は「バレアル」で。

こちらもシーフードが美味しいお店だそうです。

バレアル 地元の料理

入り口にはポルトガル名物、亀の手。
想像していたよりも小さかったです。
うーん、ブキミ。

店内はシンプルな食堂。
店員さんはみーんなおじいさん。

この日注文したのは太刀魚のグリルと白身魚のフライ＆リゾットのセット。

太刀魚のグリルにはたっぷりのジャガイモと菜の花のにんにく炒めがたっぷりついてきました。

かなり控えめに注文しても大量に出てくるので、この日はギリギリ残さなかったくらい。（パンには手を付けていません）

お会計は

水500ml　1.35ユーロ
太刀魚のグリル　11.90ユーロ
白身魚のフライ＆リゾット　8.2ユーロ
トータル21.45ユーロ

とにかくお安いです。
リスボンの物価には本当にびっくり。
観光地価格もないし、旅行者にやさしい街でした。