南インド旅行記～ドラヴィダ文化の中心地へ～　その９　らすと

2016/01/29 - 2016/02/05

ホテルで早朝ヨガ教室～コーチン観光です。南インド観光もこれで終わりになります。

エリア コーチ(インド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

バックウォータークルーズで同じ船に乗ったご婦人から、このホテルで毎朝無料のヨガ講習会をやっているというお話を聞き、参加することにしました。このご婦人はヨガ歴１０年以上のベテランで、あらゆる関節がグニャグニャのすごい方でした。我々夫婦は全くの未経験です。一応通訳として案内に来てくれていた添乗員さんもなりゆきで参加することになり、合計４名で講習を受けました。内容的には誰にでもできるような初歩的なヨガだったようですが、初めての者にとってはちょうどよかったと思います。朝食前の良い運動になりました。

ヨガでスッキリ目覚めた後でおいしい朝食をいただきました。

出発まで時間があったのでホテルの周りを散歩しました。バス停の近くのお店で現地の人が朝ごはんを食べていました。
何も言わなくてもさわやかなカメラ目線を向けてくれるインドの皆様でした。

最終日の観光スタートです。
まずはダッチパッレスです。内部は撮影禁止でした。
壁に描かれたヒンドゥーの神話がきれいでした。

次はシナゴーグ
ここも内部撮影禁止でした。靴を脱いで入ります。
床面に中国製のタイルが貼られていて１枚１枚すべてちがう絵柄が描かれていました。

現在この地区にはユダヤ教の人はほんの数人しか残っていないそうです。

団体ツアーお約束のお土産屋さんコーナーです。
スパイスマーケットにお邪魔しました。トイレを借りてお茶をもらって、何も買わずに帰ってしまいました。
歩きながらなんとなく撮った写真なのでブレてます。でもお姉さんはしっかりカメラ目線ですね。

南インドのトラックはカラフルなものが多いと思っていましたがここでベスト・デザイン・トラックに出会えました。

各種お香を売っていました。
ジェラートみたいです。

コーダー・ハウス
近年までユダヤ人が住んでいたお屋敷。現在はヘリテージホテルになっています。
ここのレストランで昼食を食べました。

まずはサラダ。
まぁ普通でした。

バナナラッシー　１７０ルピー
そろそろ旅行も終わりなので残りのルピーを数えながら注文します。
原則的にルピーは国外持ち出し禁止だそうです。

カニのスープ
カニみそ味の濃厚なスープでした。
とても美味しい。

シーフードの揚げ物
天カスかと思いました。
味は大変結構なものでした。

何かの肉
パンはパラタというものらしい。
どれも美味しかった。
この店の料理は盛り付けがちょっと残念ですね。
味はとてもいいのですが。

いい感じにコース料理が出て来ていたのに、
最後にシメのカレーが出てきました。
多分インド人のシェフ的にはコレを出さないと物足りないのだと思います。

スープ状のカレーも出てきました。
手を抜くことを知らないインド人シェフでした。
カレーとライスのおかわりを持ってスタッフがテーブル周りをうろついています。
１００％善意の強烈な眼力を背中に感じます。

ラストのフルーツ。
真ん中はじゃりじゃりしたチョコ味の何かでした。
食べる順番を間違えると残念なことになりそうです。
パイナップル⇒スイカ⇒チョコ的な何か、の順で食べました。

お昼休みの時間なのでしょうか、アイスクリーム屋が苦悶の表情を浮かべて寝ています。

漁師さんが網の手入れをしています。後ろで一列に並んでいるご婦人たちはお土産売りの皆さんです。

フォート・コーチンを散策します。西欧の国々が進出して多くの建築を残していった場所です。今までの南インドとは少し風景が変わります。
午後ののんびりとした雰囲気がとても心地よいです。

プリンセス・ストリートというフォート・コーチンで最も古い通りの一つを歩きます。

古臭い自動車がオシャレです。

聖フランシス教会
ヨーロッパ人によってインドに建てられた最古の教会だそうです。
ヴァスコ・ダ・ガマの墓石は必見とガイドにあります。

ヴァスコ・ダ・ガマの墓石
必見だそうです。
教会の中が改修工事中だったのでこれ以外特に見るべきものがなかった、という意味では確かに必見です。

聖フランシス教会の前の道は露店の土産屋が並んでいます。まとめて買えばかなり値引きできそうなのでバラマキ土産を買うのにいいかもしれません。
小さな布袋を２つ、おもちゃみたいなブレスレットをオマケにしてもらって２５０ルピーで買いました。高いのか安いのかよくわかりませんが、店のオヤジさんはにこやかに値引き交渉に応じてくれました。

ココナッツを割って中の白い部分をほじってくれるオジサン。
インド人のお兄ちゃんが食べてみろというので少し分けてもらいました。
グニュグニュした脂身みたいな味でした。
おなかが痛くなるようなことはありませんでした。

チャイニーズ・フィッシィング・ネット
お金を払うと網を下げて漁をしてくれるようです。一緒にロープを引っ張らせてくれました。
魚はほとんど獲れませんでした。
満潮の時にやらないとダメみたいですね。

漁で獲れたらしい魚がいっぱい売られていました。本当にここで獲れるのでしょうか？
網のある場所はゴミだらけでものすごく汚染されているような気がするんですが、食べて大丈夫なんでしょうか？
多分お昼にレストランで出たシーフードはこの辺で獲れたものなのでしょう。手遅れですね。

南インド観光をすべて終えてバスに乗り飛行場に向かいます。
途中選挙関係のデモ行進に出会いました。おそらく共産系の政党でしょう。

何か神様っぽいのも行進していました。

やっている本人も、もう何が何だか分からなくなっているのでは？

空港近くのホテルのレストランに入って最後の夕食を食べました。
このレストランは店内ではお酒を飲めませんでした。店の外にあるテラスのテーブルなら飲んで良いらしいです。
最後までインドのルールは良くわからないものがあります。

魚を揚げたもの。
チャイニーズ・フィッシィング・ネットで獲れたものかもしれません。
普通に美味しく食べられました。

イカリング的な何か
美味しかったです。

麺とスープ

別の味のスープ
どれもとても美味しかったです。

チョコケーキ
とても美味しかった。
飲み物はコーラを頼みました。
２００ルピーでした。
財布の中には３０ルピー残りました。
次回インドに来た時にトイレチップにでも使いましょう。

ベリーのパンナコッタ
オシャレで美味しいデザートでした。

コーチからシンガポールまではシルクエアー航空を利用しました。小さな子連れのインド人が周りに大勢いて、離陸時に泣き声の大合唱になっていました。うるさいのを通り過ぎてなんだか笑いが込み上げて来てしまいました。ＣＡのお姉さんたちは相当苛立っていたらしく、動きがひどくガサツでした。小さな子供の出した手を激しく振り払ったり、通路に落ちていたマクラを拾いもせずにまたいで通り過ぎたり、一番後ろのＣＡのたまり場から「シット！！」という声が聞こえたり（妻がトイレに行った時に聞いたそうです。）、まぁ大変なお仕事ですからね。

シンガポール空港で一休みです。

シンガポール・チャンギ空港は2016年3月31日まで、乗り継ぎの客に２０シンガポールドル相当の商品券を渡すキャンペーンをやっていました。最近ドバイにトランジットの客を奪われているらしくて必死なのですね。なんにしても嬉しいサービスでした。

３度目のインド旅行も無事に終了しました。
国の広さ、建物などのスケールのでかさ、人の多さとパワフルさ、等々、やっぱり魅力的な国だなぁと思います。

きっとまた行くことになるでしょう。