ファーストクラスで行くパナマ運河クルーズ 　　　　パナマ運河通過

2015/12/19 - 2016/01/11

クルーズ１０日目はパナマ運河に向けて終日航海、そして１１日目（１２月３０日）にはこの航海のメインイベントとも言うべき、パナマ運河通過です。
早朝から、場所取りをするらしいなどの噂を耳にして、早朝よりレストランの最前列の席を確保するべく、出かけましたが、すでに先客が多数！
何とか、端っこの席を確保して運河通過を見守りました。

で、パナマ運河ってのは閘門式（ロック）だと知っていても、その実態はあまり知りませんでした。
ロックで水位を調節するのは、太平洋と大西洋の水位を調節するためか程度に思っていたのですが、実は二つの大洋の水位の差は殆ど無いのです。
では、どうして３段ものロックを施して、船全体を上昇させるのかと言うと、パナマ運河って、船ごと山を登ってるんです。
言い方が悪いかもしれませんが、標高２６メートルのガツ湖まで上って、また２６メートル下るのです。

エリア その他の観光地(パナマ)

• 旅行の満足度: 4.5

今日は１日パナマ運河に向けての航海です。

船で知り合ったＭさんご夫妻は、ビンゴゲームなどで楽しまれている様子。
でも、僕の知ってるビンゴとは多少ルールが異なるようです。

アフタヌーンティーは部屋に持ち帰って

夜にはＭさん、札束ゲット！

もうすぐパナマ運河です。さすがにこの辺りになると行き交う船が沢山見えます

パナマ運河の夜明けです。
このときはすでに、レストランの最前列の席を日本人会で確保し、写真を撮りにウロウロしています。

カラフルな屋根はパナマ運河ミュージアム

あの橋を越えればもうすぐ運河

アメリカ橋

この位置に陣取ってたのですが、更に前に座る俳が！

ミラフローレス閘門
この頃は乗客全員が見物するので、殺気立った場所取りも

水路は２本あります

閘門の大きさ、分かりますか

閘門に乗った人間と比較してみてください

観てる分には特等席なのですが、写真を撮るにはガラスが邪魔

牽引用の電気機関車
前後左右、それぞれ２台づつ計８両でけん引してロックを通過します。
機関車はアプト式（線路に歯車が付いてます）

ミラーフローレス湖の水位調節をするダム

現在のパナマ運河は閘門に入る最大サイズが２９４ｍ、幅３２．４ｍ、このアイランド・プリンセスもパナマックスなのです。

ペドロミゲル閘門を抜けるとセンテニアル橋（パンナムハイウエィ）です

この頃になると運河は一段落したのか、思い思いの過ごし方に

アイランド・プリンセスはガツン湖を航行中です
この湖は人造湖で、パナマ運河の為に堰き止められたのです

この辺りまで来るとガツン湖も綺麗な水に

そして今度はガツンロックへ

バウデッキの特等席で寛げるのはどんなセレブかと思ったら、ダンサーたち

ロックの建物

１段のロックは８〜９メートルの高低差を持っているのですが、給排水は驚くほど早く、１０分ほどで完了です

ロックも随分古くなってきた
現在新しいロックが造られており、完成すれば２０万トンクラスのクルーズ船も通行できるようになるそうです

大西洋（カリブ海）に抜けて、次の目的地、コロンビアのカルタヘナを目指します

今夜のショー

この旅行記へのコメント （4）

• くろねこだりゅんさん 2016/01/30 18:28:01

  ギリギリ！

  今回の旅のハイライト☆
  パナマックスってずいぶんとギリギリなんですね！
  私は車の運転でもあの幅では度胸がありません（汗）船長さんやっぱり上手なんだ〜って今の時代にはレーザー誘導みたいなのがあるのでしょうか？
  
  パナマ運河はてっきり海の高低差だけだと思っていましたが、少しの運河移動にするために人工の湖を通るのですね〜
  お勉強になりました。
  

  gontaraさん からの返信 2016/01/30 19:36:02

  RE: ギリギリ！

  > 今回の旅のハイライト☆
  
  この閘門（こうもん）を通過したくて、今回のクルーズに参加したようなものだから、早朝から場所取りもしたし、ワクワク感一杯で楽しみました。
  
  > パナマックスってずいぶんとギリギリなんですね！
  > 私は車の運転でもあの幅では度胸がありません（汗）船長さんやっぱり上手なんだ〜って今の時代にはレーザー誘導みたいなのがあるのでしょうか？
  
  ホント、両側２０センチずつ有るか無いかって感じ！
  水路の中央になるように両側から電気機関車でワイヤーを調整しながら進んでます。
  
  > パナマ運河はてっきり海の高低差だけだと思っていましたが、少しの運河移動にするために人工の湖を通るのですね〜
  > お勉強になりました。
  >
  僕も何も知らないときは、そんなに２大洋の落差が有るのか思ってました。
  スエズ運河と同じく平面の運河で着工したけど、途中で挫折したらしいです。
  だから、船ごと２６メートルまで持ち上げて運行するようにしたってことです。
  １００年も前にこんな物を作ったって凄いですよね。

• ワミさん 2016/01/30 16:06:18

  迫力ありますね〜

  パナマ運河通過盛り上がったようですね！
  ロックなんてなんじゃらほい？って思ったけど船ごと登って行くってのが素人には分かりやすかったです(*^^)v
  それにしても船が大きい〜運河にギリギリな気がするけどこすったりしないのかなぁ
  GONTAら船長も舵握りたかったでしょ

  gontaraさん からの返信 2016/01/30 19:28:53

  RE: 迫力ありますね〜

  > パナマ運河通過盛り上がったようですね！
  
  丸１日、みんな感嘆！
  よく、こんなものを作ったと感心していました。
  
  
  > ロックなんてなんじゃらほい？って思ったけど船ごと登って行くってのが素人には分かりやすかったです(*^^)v
  > それにしても船が大きい〜運河にギリギリな気がするけどこすったりしな
  いのかなぁ
  
  閘門（こうもん）方式、内陸部の運がでも使われてるシステムなんだけど、これだけ大掛かりになると、迫力も凄いです。
  運河の幅に対して、船の幅がほんの少し狭いだけだから、数十センチの余裕しかありません。
  当たりそうになったので、僕も手で押しましたよ〜
  
  > GONTAら船長も舵握りたかったでしょ
  
  ロックの間は、電気機関車前後左右計２両の８両で、水路の中央になるように調整しながら牽引して進むので、舵は固定でしょうね。