2016年帰省ついでのお伊勢参り №5　8年振りに訪問した井村さんの姫路城は平成の大修理中でした(^^ゞ

2016/01/08 - 2016/01/10

世界文化遺産にも認定されている日本の城を代表する姫路城。

2007年9月に伊勢市円座町にある井村裕保さんの個人宅に製作された姫路城を見に行き旅行記UPしましたが、あれから8年半振りに立ち寄りしてみました。

■2007年訪問時旅行記
伊勢市円座町　井村さんが製作した超精巧な姫路城
http://4travel.jp/travelogue/10788771

1989年から18年かけて自宅の庭に超精巧な姫路城を23分の1のスケールで再現して、2007年4月に完成しました。
材料費だけでも当時1800万円は掛かり、現在も更に拡張再現され2000万円を超えているとか…
しかも基礎部分に13年、建物に5年以上かけ、瓦の数まで同じという相当な徹底ぶりなんです。

その姫路城を久しぶりに伊勢に来たのでどうなっているのか見に行きました。

■旅行記
　2016年帰省ついでのお伊勢参り

1 平日は閑古鳥鳴く (*^▽^*) 日本昭和村
http://4travel.jp/travelogue/11093796

2　岐阜城と長良川を目の前に望む長良川観光ホテル石金
http://4travel.jp/travelogue/11095003

3 混雑前に無事参拝！伊勢神宮の外宮?内宮
http://4travel.jp/travelogue/11096366

4　おはらい町?おかげ横丁?外宮前のレトロな街並みを散策
http://4travel.jp/travelogue/11097311

6　鳥羽温泉　扇野の宿　扇芳閣
http://4travel.jp/travelogue/11099129

7　お伊勢参りのお清め二見浦
http://4travel.jp/travelogue/11099885

エリア 伊勢神宮(三重)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

観光案内には載っていないあくまで個人の趣味である姫路城。

田園地帯が広がる県道を走っていて目印はこの看板。

円座のバス停も目印になります。

さらに道脇の円座町の看板も…

この3つが姫路城への目印になります。

以前は無かったのですが、現在ではGoogle Mapにもミニ姫路城として掲載されているくらい有名です。

県道を曲がって直進するとカーブミラーの下にご丁寧にもお手製の看板で『城』と手書きの案内表示があります。
2007年にきた時の看板からリニューアルされているようです。

住宅街の突き当りに姫路城が見えてきました。
8年振りでしたが、ナビ無しで迷わず一発で辿り着けました。

見物客用？に駐車場まで完備しているサービスがなんともうれしい。
駐車場に車を止めて目の前の姫路城と…

今回のレンタカーのマーチ。
周囲は何も無い山や雑木林がある風景。

住宅街の一番端に位置しています。

ここが井村邸です。

以前は無かった火〜木曜は休苑の看板が…

大天守改装修理中？

井村さんの自宅。

こちらの屋根構えもお城をなんとなく意識した造りです。

防犯カメラありますね。
さすがにこれだけの規模ですから、いたずらや放火とか気を付けないといけないです。

井村さんの凄いところは、姫路城を建てるために周囲に建物の無い、この土地を購入したのだそうです。
住みたい場所を…ではなく、姫路城を建てるためにらしいです。

後ろの山とかの風景が実にマッチしていて写真だけ見たら本物かと勘違いしてしまうくらい。
どれだけ精密な城を造っても、背景に民家とか建ってたら台無しですから城を造るために眺望の妨げになるものがない土地を選んだことは半端無いこだわりです。

天守閣改装中とありましたが…あるじゃないですか。

あれっ？でもなんか変？

大天守が・・・

大天守の上部分が無いんだ。

すぐ横に巨大な？アルミ脚立が…(笑)

これが平成の大修理(^^ゞじゃなかった大天守閣改装修理中ってことですね。
ちなみに2011年5月に改修中の本物の姫路城見に行ってます。
http://4travel.jp/travelogue/10794720

小天守です。

よく見ると小天守の屋根も一部隕石？(笑)でも落ちたのか陥没しています。

上から目線で眺めてみます。

お濠には金魚が泳いでいました。

たぶん、錦鯉のつもりなんでしょうね。

迷路のように複雑な城郭も忠実に再現。

背景とマッチしてミニチュアとは思えない。

ここがお城と庭の境界線、ここから中へは入ってはいけません。

この敷地だけでも家が1軒建ちそうな広さです。

石垣も細かい。

石垣も1つ1つ本物の石を張り付けて積み上げられています。

苔も再現している。

植えられた樹や苔は勿論本物で木や庭園の石も実物に忠実に再現しています。

これは石垣に使っている石ですね。
城郭や櫓などは精巧に再現していますが、石垣だけは実際の積み方とは違うとか…

そばで見てもまるで本物。

屋根の上の鯱は奥さんが陶芸教室で制作したものだそうです。
まさに夫婦協業ですね。

井戸も…

人まで細かく再現されています。
これは奥様が陶芸教室に通って作ったものだそうで、手作りの焼き物です。

のどかな風景。

もちろん石垣の段数も精密に再現されています。

こんなところにも人がいて実に細かい。

ズームアップした塀のひび割れもって本物にしか見えません。

門の木材までも忠実に再現。

こちら側の奥は8年前には無かった部分です。

拡張再現されてますね。

建物がまだ新しいです。

外にあることで風雨にさらされ自然な劣化が一段と本物っぽく拍車をかけていますね。

よくぞ！ここまで造ったと感心させられますね。

ここは作業小屋。

いました井村さん。
大天守の修理中、これが平成の大修理(笑)
3日くらいで終わるとのお話でした。

人形目線で…

東側から西を見ました。

青空に映えますね。

この方向から見ると唯一、現実の世界を垣間見る光景。

最後に一個人でここまでやるのは本当にすごい…感動します。

しかも土地購入からこだわり、そのクオリティも写真だけ見れば殆どの人が本物の姫路城としか思わないくらいのハイレベルのもの。
また、機会があれば訪れてみたいと思いました。