２０１５GW　今年も南ドイツとアルザスとチロル　【６７】ドイツ鉄道ストライキ４日め、そして帰国日。マールブルク　その３

2015/05/08 - 2015/05/08

マールブルクの高台にあるお城を訪ね中心部を歩いて、旧市街の南側までやって来ました。
ここからラーン川沿いや、この街では見逃せないあの場所を訪ねます。

以下が旅程。●印がこの旅行記です。

　４月２５日（土）　福岡〜成田〜フランクフルト〜ヘッペンハイム
　４月２６日（日）　ヘッペンハイム〜マウルブロン〜ヴァインハイム〜ヘッペンハイム
　４月２７日（月）　ヘッペンハイム〜エスリンゲン〜カルフ〜ヘッペンハイム
　４月２８日（火）　ヘッペンハイム〜シュパイアー〜ブライザッハ〜フライブルク
　４月２９日（水）　フライブルク〜ミュールーズ〜コルマール
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜ブライザッハ〜フライブルク
　４月３０日（木）　フライブルク〜ティティゼー〜ドナウエッシンゲン〜メーアスブルク
　５月　１日（金）　メーアスブルク〜ユーバーリンゲン〜ラドルフツェル
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜コンスタンツ〜メーアスブルク
　５月　２日（土）　メーアスブルク〜リンダウ〜インスブルック
　５月　３日（日）　インスブルック
　５月　４日（月）　インスブルック〜ミュンヘン〜フライジング〜ミュンヘン
　５月　５日（火）　ミュンヘン〜エッタール〜オーバーアマガウ〜ミュンヘン
　５月　６日（水）　ミュンヘン〜レーゲンスブルク〜ニュルンベルク
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜ニュルンベルク〜ヴュルツブルク
　５月　７日（木）　ヴュルツブルク〜フランクフルト〜イトシュタイン〜マインツ〜フランクフルト
●５月　８日（金）　フランクフルト〜マールブルク〜フランクフルト空港から帰国便
　５月　９日（土）　羽田〜福岡

エリア マールブルク(ドイツ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「大学教会」を訪ねたあと、川を渡って向こう岸へ。
時刻は間もなく１５：３０になるところ。
先程ランチの時に時刻を調べ、ストのこの日でも運行している１６：３４発の列車で
フランクフルトへ戻ることにしていました。
あと１時間ほど街歩きを。

川を渡ると言っても、確か道路工事中か何かでまず地下道を抜けたように思います。
（記憶がおぼろげ・・・）
地上に出たところにあった公園の噴水。

あちら側から来ました。
先程の「大学教会」を含むマールブルク大学旧校舎です。

そしていよいよ橋を渡ります。

ラーン川です。
この街の駅名「Ｍａｒｂｕｒｇ（Ｌａｈｎ）」はこの川の名前に由来するもの。
１９７７年までは、街の正式名称もこれであったそうですが、現在は「Ｍａｒｂｕｒｇ」に
なっているそうです。

ノルトライン・ヴェストファーレン州を発し、ここヘッセン州、
そしてラインラント・プファルツ州を流れるライン川右岸の支流。
川岸にはボートが停泊し、川沿いではたくさんの人がベンチに腰掛けて
このお天気を楽しんでいる様子です。

川沿いに遊歩道もあるみたい。

そしてこの橋にも恋のおまじないの錠前が並んでいました。

振り返ると大学旧校舎。
屋根の向きがいろいろで、見る角度によっていろんな表情を楽しめます。

しばらく進むと道脇にまた噴水。
本当にドイツの街にはこんな泉がたくさんありますね。

こんなところにＳｕｓｈｉ屋さん。

そろそろまた対岸へ戻ります。
広場のような駐車場のような場所を抜けて・・・

あら、こんなところに見事な藤の花！
例年と開花時期がずれていたようなので、この旅で見た藤のうちで一番美しく
咲いています。
最終日に見ることができてよかった。

ワンちゃんのお散歩中の方も。
川や緑があって、散歩・散策にいいエリアなのかな。

橋を渡ります。

川面には水鳥が遊び、川辺では人々が寛ぎ、いい環境です。

まっすぐ進んだらルドルフス広場の辺りに出ました。

この街に到着後、駅からバスで移動してきて最初に歩いたのと同じ通りを北へ歩きます。
左手にインフォメーション。その手前奥にエレベーター。

あの大きな白い建物は駐車場かしら。
上の通りで見たエレベーターはここのものだったのかも。

緑が増えてきました。

通りの右下には広い緑の敷地。
地図で見るとボタニカルガルテンとのこと。
かなりの広さがありそうです。

その先には壁にこんな表記が。

建設中の建物。
１つ前の壁の文字や写真を見るに、大学か何かの学校施設のようですね。

前方にまた建物が見えてきました。

ここは十字路の交差点。四方に道路が延びます。

アポテーケのかわいい看板。

こちらの通りにはカフェの席が出て賑やか。

そして交差点の東側にはこちらが。
街の上の方からも見えたこの街のシンボル的存在、「エリーザベト教会」です。

２本の塔の高さは８０メートル以上。
全景を撮るのが難しいです。

これは交差点を挟んで斜め対角から。

では、中へお邪魔します。
１３世紀後半、この教会の設立の頃に造られた正面入口扉。
上部には細かな彫りと聖母子像。

ドイツ語圏でもかなり早期に建てられた純粋なゴシック様式とのこと。
後年、「ケルン大聖堂」の建築モデルにされたそうです。

身廊の柱にはいろいろな紋章や絵画が。

反対側にも。

入口左手には「ヒンデンブルク元帥（１８４７年〜１９３４年）の墓所」。
とても薄暗いです。

ヒンデンブルク元帥とはどなた？　調べてみますとドイツ国の第二代大統領。
第一次大戦でドイツ軍を指揮してロシア軍に大勝したり、大戦後期には参謀本部総長を務めたり。
英雄であったが、ヒトラーを首相に任命しナチス政権を誕生させたことへの忌避感からか、彼の棺には照明が当てられていないとのこと。
市民のその気持ちも解りますが、何となくお気の毒のような気も。

壁には宗教画や彫刻。

かなり古そうなものもあります。

内陣入口まで来て愕然。
なんと改修中か何かで入場できませんでした。
そういえば正面入口を入って右側に内陣の入場券売場があるとガイドブックには
載っていますが、その窓口は閉まっていました。
何か注意書きがしてあったのでしょうが、語学力乏しく気付かず中へ入りました。
エリーザベトの霊廊や柩やお墓や、聖母の祭壇や・・・この教会のメインの諸々は
見ること叶わず。
私の旅にはよくあることです。
（その施設の理由によるもののほか、自分が肝心なところを見逃した、ということも
多々あるのですが。）

さて、気を取り直して・・・身廊正面にはこの煌びやかな装飾。
奥の内陣もステンドグラスだけは見えました。もとても美しいです。

その下部にはエルンスト・バーラッハ作の「十字架のキリスト像」。

高さ２０メートル以上あるという高い天井は部分は、ヴォールトという様式だそうです。
よく目にする工法ですね。

精巧な彫りの施された説教壇。

多少消化不良の「エリーザベト教会」でありましたが、またいつか訪れましょう。
時刻は１６：００を少し過ぎたところ。
バーンホフ通りを歩いて駅へ向かいましょう。

途中にはラーン川の支流が何本かあります。

こちらも。

駅が見えてきました。
上には高速道路も走っているようです。

こちらはラーン川本流。
ここにも川べりを楽しむ人々が。

流れのほとんどない静かな川です。

マールブルク中央駅に到着です。
到着してすぐバスに飛び乗りましたので、駅舎も駅前の様子も撮影していないままでした。

１６：３４発のＨＬＢ。運行するようです。
フランクフルトへ戻ります。

この旅行記へのコメント （2）

• frau.himmelさん 2016/02/15 12:16:19

  マールブルク、懐かしいー！

  ハッピーねこさん、こんにちは。
  
  帰国日にマールブルクに遠征、旅慣れたハッピーねこさんらしい余裕ですね。
  小心者の私だったら、フランクフルトでお土産を買って、早々と空港に行ったでしょうね（笑）。
  
  マールブルク、懐かしく拝見させていただきました。
  エリーザベト教会、改修中で肝心なものが見れなかったとは残念でした。
  でも、リベンジですね。
  私からしたら、ヒンデンブルクのお墓をご覧になって羨ましい。
  私が訪れた時はそんなに興味なかったのでヒンデンブルクなんて気にも留めませんでしたが、今となっては残念です。
  
  また、あのフィレステーキとシュパーゲル、美味しそうでしたね。
  昨年は時期が遅くてシュパーゲルにはありつけませんでしたが、今年の旅は間に合いそうです。
  
  フランクフルトのホテルはエクセルシオールだったのですね。
  私も今回の旅でまた予約をしました。
  リーズナブルでお得で、お気に入りのホテルです。
  
  またお邪魔します。
  
  himmel

  ハッピーねこさん からの返信 2016/02/17 21:37:16

  今思えば、危険でしたよね（笑）

  himmelさん、こんばんは。
  コメントをありがとうございます。
  帰国日のマールブルク。思えばストの真っ只中で、何が起きるかわからない中、
  よくも決行したものです。（笑）
  夜便ということで安心し切っていたのですよね。
  
  エリーザベト教会で内陣の中を見ることができなかったこと、私の旅らしい
  展開でした。
  肝心要のところを拝めていないことが私の旅には満載で・・・。
  まあ、そんなものかな、と何故か納得していたりして。
  ヒンデンブルク元帥のお墓は、「やけに暗いな〜」といぶかしく思い撮影しただけで、
  旅行記を書く時に調べて、そんな人でそんな背景があったのだと初めて知った次第でした。
  
  今年はＧＷ明けのご出発でしたらシュパーゲルはお楽しみになれますね！
  私も今年も終盤のフランクフルト２泊はエクセルシオールを予約しました。
  アクセスといいお値段といい使い勝手といい、とてもいいお宿ですよね。
  でも私、旅行記には書いていませんがあのホテルの前で２度も転んでいるんです。
  雨上がりで滑ったり、舗道のアスファルトに開いた穴にトランクのコロコロが
  挟まって前のめりに倒れたり・・・。
  鬼門でしょうか？（笑）
  ３度めがないように、今年は気をつけます。（笑）