2015/05/06 - 2015/05/06
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ハッピーねこさん
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ミュンヘンの2日間が過ぎ、この旅も残すところあと3日。
5月5日から始まったドイツ鉄道のストライキも、その初日はどうにかオーバーアマガウまで
出かけて戻ってくることができました。
その翌日、スト2日目のこの日はレーゲンスブルク〜ニュルンベルクへ立ち寄って、そこから
シュヴェービッシュ・ハルを初訪問、1泊するのが当初の予定でした。
が、前夜にドイツ鉄道のHPで列車の運行予定を確認するに、ニュルンベルクからシュヴェービッシュ・ハルへの
列車が全て運休!!
レーゲンスブルクとニュルンベルクは諦めて、ミュンヘンから別経路で入れないかと探してみるも、
どれも全て運休!!
この日、シュヴェービッシュ・ハルは陸の孤島となったのでした。(もちろん鉄道利用の場合、ですが。)
前日のオーバーアマガウからムルナウまでのように代行バスなどあったのかもしれませんが、
行ってみてだめだったらどうにもなりません。
宿もとっているわけですから、前日キャンセルがどういう扱いになるか。
そして宿泊地を変更してそこに宿をとって・・・。
初めての経験にあたふたしながら、前夜は遅くまでスマホとにらめっこ。
そしてたどり着いた変更プランは・・・。
以下が旅程。●印がこの旅行記です。
4月25日(土) 福岡〜成田〜フランクフルト〜ヘッペンハイム
4月26日(日) ヘッペンハイム〜マウルブロン〜ヴァインハイム〜ヘッペンハイム
4月27日(月) ヘッペンハイム〜エスリンゲン〜カルフ〜ヘッペンハイム
4月28日(火) ヘッペンハイム〜シュパイアー〜ブライザッハ〜フライブルク
4月29日(水) フライブルク〜ミュールーズ〜コルマール
〜ブライザッハ〜フライブルク
4月30日(木) フライブルク〜ティティゼー〜ドナウエッシンゲン〜メーアスブルク
5月 1日(金) メーアスブルク〜ユーバーリンゲン〜ラドルフツェル
〜コンスタンツ〜メーアスブルク
5月 2日(土) メーアスブルク〜リンダウ〜インスブルック
5月 3日(日) インスブルック
5月 4日(月) インスブルック〜ミュンヘン〜フライジング〜ミュンヘン
5月 5日(火) ミュンヘン〜エッタール〜オーバーアマガウ〜ミュンヘン
●5月 6日(水) ミュンヘン〜レーゲンスブルク〜ニュルンベルク
〜ニュルンベルク〜ヴュルツブルク
5月 7日(木) ヴュルツブルク〜フランクフルト〜イトシュタイン〜マインツ〜フランクフルト
5月 8日(金) フランクフルト〜マールブルク〜フランクフルト空港から帰国便
5月 9日(土) 羽田〜福岡
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
前夜発覚した衝撃事実。
どうしてもシュヴェービッシュ・ハルへは行けないようなので、宿泊地をヴュルツブルクに変更しました。
ありがたいことにシュヴェービッシュ・ハルで予約していたホテルはキャンセル料無しで
取り消しができました。
私にしてはいいホテルを取っていたのに・・・本当に残念。
ですがヴュルツブルクは以前宿泊したことのある駅前のホテルが取れ、ほっとひと安心。
当初の予定どおりレーゲンスブルクとニュルンベルクに立ち寄ってから向かいます。
前夜の調べではヴュルツブルクまでどの列車も運行するようになっていましたが、
急遽の運休もあり得ます。
どきどきしながらミュンヘン中央駅へ。
掲示を見ると、乗る予定の7:44発REは動くようです!
あー、よかった! -
ホテルの朝食はパスしたので駅で調達して列車で摂ることに。
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お気に入りのYorma'sで購入します。
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乗り込んで早速いただきます。
大好きなブレッツェルサンドとカフェラテ、そしてお気に入りのフルーツカップ。 -
残念なことに雲行きがあやしくなり・・・
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途中から降り出しました。
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1時間半ほどで到着したレーゲンスブルクもやはり雨。
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でも、せっかく来たのですからもちろん街歩きへ。
ロッカーに荷物をあずけます。 -
駅前にまっすぐに延びるマクシミリアン通りを進みます。
-
道路横は緑豊かな公園。淡い色調の花壇がかわいらしい。
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振り返って、レーゲンスブルク中央駅です。
次は11:19発の便でニュルンベルクへ向かうので1時間40分ほどの
短い滞在です。 -
小雨の中を歩き始めます。
この街を訪ねるのは2度め。
前回は2010年でしたので5年ぶりになります。
その時も雨でした。
いくらレーゲンスブルク〜雨の城〜とはいえ、いつも雨とはなぁ・・・。 -
しばらく歩くと左手に立派な建物。「パークホテル マクシミリアン」です。
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2010年に来た時は祭日でほとんどの店が閉まっていました。
雨で人通りもほとんどなく閑散としていた印象。
この日は同じく雨ではありますが、平日なのでお店も開いていて人通りも多少はありました。 -
でもやっぱりちょっとさびしいかな・・・。
-
素敵な建物。
テラスがある階はカフェのようです。 -
その先のこちらは重厚な雰囲気。
屋根裏の窓や煙突がとても私好みです。 -
左手にかの塔が見えてきました。
-
「大聖堂」です。
純粋なドイツゴシック建築と呼ばれるこの大聖堂。
着工は1275年、そこから尖塔以外の完成が1634年、尖塔の完成は
なんと1869年。
実に600年もの月日を経ての完成。
そしてそれからでも140年以上の年月を経て今に至っています。
なんとも気の遠くなるような歳月ですね。 -
イチオシ
では、内部へお邪魔します。
同じゴシック様式でも、ケルン大聖堂と比べるとよりシンプルで軽快な雰囲気を感じます。 -
高い天井と何本もの柱が印象的。
-
美しい中央祭壇。
日曜日や祝日のミサでは、この場所で少年合唱団、その名も「大聖堂の雀」
〜Dompatzenの歌声を聴くことができるようですが、
まだお目に、いやお耳にかかったことはありません。 -
後陣を望みます。
ステンドグラスも美しいのですが、お天気による光の少なさと、私のカメラの性能と
そして私の撮影技術と・・・諸々の事情でその美しさがお伝えできないのが残念です。 -
内陣のステンドグラス然り・・・。
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波打った太い柱。力強さとともに繊細さも感じさせる魅力があります。
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堪能して外へ。
こちらは大聖堂正面の広場に面したレストラン。 -
そのお店の入口ぎりぎりまで近づいて、やっとカメラに収まる大聖堂。
外壁にはやはりひとかたならぬ年月の経過が感じられます。 -
大聖堂を出て北へ。左の建物も私好み。
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素敵な鉄看板が並びます。
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これは「ホテルビショフスホーフ」のもの。
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アーチを覗くと中庭が広がっていました。
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突き当たりを左へ。
-
イチオシ
左手には力強い壁絵の建物。
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先に見える塔は「旧市庁舎」。「帝国議会博物館」として公開されています。
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ここにも素敵な看板。カフェですね。
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左手のガッセの先には細長いピンクの建物。
「ダンプフヌーデル・ウーリ」という名のレストラン。
ダンプフヌーデルとはミルクとオイルで蒸し焼きにしたパンだそう。
前回も今回も食べるチャンスがなく、次には必ず・・・! -
ドイツの看板を撮影する楽しみは、看板そのものの美しさに加えて、
バックに写り込む建物や屋根やグリーンとのコラボレーション。
こういうショットが大好きです。 -
こういう小さな食料品店も魅力的ですね。
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更に北側へ出ました。
何やら工事中ですね。
(この時はまだこのあと目にする衝撃の光景など想像もせず・・・。) -
そしてここへ到着しました。
「ヒストーリッシュ・ヴルストキュッヘ」。
美味なる焼きソーセージ屋さんです。
前方に見えているのはもうドナウ川。
さすがにここは人が多いですね。
なんせ、この左手には「大聖堂」と並ぶこの街の名所、ドイツ最古の石橋が
あるのですものね。 -
そしてドナウ川沿いへ出て、絶句・・・!
何ですか!?この光景は。 -
石橋は大修復中でした・・・。
-
まさかこんな姿を目にしようとは!
11世紀に建設されたこの石橋。修復工事は当然といえば当然ですが、
そんなタイミングに当たるとは・・・! -
これは2010年に訪ねた折に撮影したもの。
この時も雨でしたので絶景とは参りませんが、元はこのような姿なのです。 -
ショックではありますが致し方ありません。
気を取り直してソーセージをいただきましょう。 -
さすがにこの雨では外ではいただけません。
ソーセージを焼く厨房を正面に見ながら左手に、ソーセージがいただける
お部屋がありますのでそちらへ。 -
小さな室内です。
-
前回は雨降りではありましたが外のテントでいただけたので、
ここへ入るのは初めて。 -
小さいながら歴史を感じる内部です。
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古い時代からの写真やオブジェがたくさん。
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なにせ、石橋が建造された11世紀に、飯場として造られたこのお店。
1000年以上も前からここにあるのですものね。
見えにくいですが入口ドアの左手のプレートは、ドナウ川が氾濫した際の
水位を示しているものでした。
もっと近くで撮影しようと思ったら、ほかのお客さんが入って来たので
遠慮して撮さずじまい。 -
テーブルにはパンが待機。
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そしてビールとともに名物のソーセージが運ばれてきました。
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イチオシ
テイスティでとっても美味!
初めて食べた5年前と同じ感動です。
下に敷かれたザワークラウトも同じく美味。 -
イチオシ
ごちそうさまでした。
大変美味しくいただきました。 -
この小さな小屋からあんな美味しいものが毎日生まれているのですねー。
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ソーセージ小屋にはお手洗いはなく、お向かいのカフェのをお借りすることができます。
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そこに掲げられていたプレート。
そうです、このレーゲンスブルク旧市街は2006年に世界文化遺産に登録されています。 -
工事中とはいえ石橋は渡ることができるようなので、哀しいお姿だけど訪ねてみましょう。
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橋のたもとにはこの看板。
そう、この姿が見たかったのに・・・。 -
橋から眺めるドナウ川。
-
時計のある塔は、塩倉庫。
ドナウの水運を利用して物資が運ばれ、川沿いに街が作られて繁栄していったのですよね。 -
ドナウはこの東の方向へ流れて黒海へ旅して行きます。
いつかドナウに沿った旅もしてみたいもの。 -
ではそろそろ次の街へ向かうべく駅へ戻りましょう。
小さなガッセを抜けながら、 -
また看板も眺めて、
-
ノイプファー広場へ。
正面に見える小さな教会は「ノイプファー教会」。
5年前には中へお邪魔しました。 -
広場の南の端にはかわいいコンディトライ。
-
その角の先にはこんなマルクトが出ていました。
-
降り続ける雨の中、駅へ歩きます。
あら、前方に修道士さんが。 -
11:00過ぎに駅前に到着。
1時間半ほどの短い街歩きでした。 -
幼稚園のお出かけかな?
雨具を着けたこどもたちの可愛らしいこと。 -
ロッカーからトランクを出してホームへ下りたら電光掲示が点いていません。
何やら貼り紙がしてありますが意味が解せず、ひょっとしてストで運休になった??と
不安になり近くの方に尋ねたところ、単なる機械の故障だったようです。
ほっ。 -
予定どおり列車はやって来ました。ほっ。
11:19発のこのREで次の街ニュルンベルクへ向かいます。
お天気も残念、石橋も残念・・・。
次こそ快晴で石橋の修復工事も終了したこの街にお邪魔したいもの。
そしてもっと時間を取ってゆっくり世界遺産の街を歩き、ダンプフヌーデルを食べ、
船に乗ってヴァルハラ神殿へも出かけてみたいな。
再訪決定です。
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旅行記グループ 2015年春 南ドイツ・アルザス・チロル【5】レーゲンスブルク~ヴュルツブルク~フランクフルト近郊
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