2015/07/29 - 2015/08/11
3位(同エリア13件中)
森の番人さん
グランドサークルを2週間掛けて時計回りで周遊してきました。
主な行き先:ラスベガス〜ザイオン(2泊)〜ブライス(1泊)〜ミスティックホットスプリングス(1泊)〜モアブ(2泊)キャニオンランド、アーチーズ〜メサヴェルデ(1泊)〜フォーコーナーズ〜モニュメントバレー(1泊)〜ペイジ(1泊)アンテロープ〜グランドキャニオン・ノースリム(1泊)〜グランドキャニオン・サウスリム(1泊)〜ラスベガス(2泊)
33、世界遺産・メサヴェルデ国立公園3(Chapin Mesa, Spruce Tree House)
申し込んだツアーまで時間があったので、メサヴェルデ国立公園内で3番目に大きく、一番保存状態が良い岩窟居住地だと言う、Spruce Tree Houseを見学しに行きました。
ここは、自由に見学できる場所なので、パーキングも混んでいましたが、とっても見応えありました。
【ちょっと忙しかった、グランドサークル2週間(2015)】
1、バンクーバーからザイオンまで
http://4travel.jp/travelogue/11041050
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
Chapin Mesa Archeological Museum周辺は、とても混んでいて、パーキングを見つけるのに一苦労しました。
メサ ヴェルデ国立公園 国立公園
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Chapin Mesa Archeological Museum周辺の地図
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ミュージアムのすぐ横から、Spruce Tree Houseへ行く、往復1kmくらいのトレイルがあります。
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あの建物の中から、Spruce Tree Houseの全貌が見えるみたいだけど…
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ここからでも見えるし、取り敢えず、下ってこ〜
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ここのエリアは無料で入れ、8:30〜6:30まで、自由に見学できます。
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岩を削って造ったっぽいトレイルです。
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下まで下りてきたら、なんか、とっても緑が多くなってきたような…
プエブロ族達は、道具造り、薪、食料、薬などに、この木々を活用してきたとかで、そういう木々が多い場所に岩窟居住地を造っていたんだそう。 -
Spruce Tree Houseは、あそこ
-
おっと! そこ、Poison Ivyがあるから、触らないように、気を付けて〜!
触ると、肌がただれます。 -
ここは入るな!っと。
ハイ、了解〜 -
トレイルガイド$1で、いただきました。
-
イチオシ
Spruce Tree Houseは、メサヴェルデ国立公園内で3番目に大きく、一番保存状態が良い岩窟居住地だとか。
横66m、奥行き27m
全部で120部屋、10の大部屋、塔が2つに、キバが8つ
プエブロ族によって、西暦1200年〜1278年の間に造られました。
一番多い時で、推定19世帯、60〜90人くらい住んでいたとか…
(トレイルガイドより引用) -
ここに3の数字が置いてあって、さっき買ったトレイルガイドの3番を読むと…
ここの天井壁の黒いススが、ほぼ確実に、この岩窟居住地が出来る前から、この場所を使っていたことを物語っているって。 -
イチオシ
ここにも低い石の塀で囲まれた場所に、2つのキバと中庭がありまますが、このキバと中庭は、この集落で重要な場所で、ほぼ毎日、いつも皆に使われていました。
人びとは、毎日、仕事をしたり、集会を開いたりと、社交の場にしていました。
中庭の地面に開いた穴に掛かっている梯子を下りると、中庭の下にキバがあります。
(トレイルガイド3番より引用) -
キバは、皆が集まって、宗教的な儀式をする時や、ソーシャルアクティビティや、織物作業をする時とかに使っていた場所です。
また、冬は結構、寒い場所なので、キバは寒い外気を遮断する要素もあったとか。
現在、キバの屋根はほぼ壊れてしまってありませんが、ここは1900年の初め頃に屋根を再現して修復しました。
(トレイルガイド3番より引用) -
ここに住んでいた人たちも、今日の私達と同様に部屋を飾る事に興味があり、壁に模様を描いたり、色を塗ったりしていました。
タン、赤茶、黄色などが主に使われていた色で、たまに青や緑も使っていました。
ここの壁のベースは、赤いドットと三角の模様で、白い壁には動物や鳥の絵が描かれていましたが、現在、目で見えるのは、そのトレースだけです。
(トレイルガイドの4番から引用) -
ここでは、恐らく、色を塗った後に、白い漆喰を壁全体に塗り、それから”dado”を造る為に下の3分の1の壁を赤で塗ったのでしょう。
(トレイルガイドの4番から引用) -
このキバや中庭や部屋などの後ろの方に、とても広いスペースがあり、そこにあったターキーの骨、陶器の破片、とうもろこしの芯、ユッカや羽の束、材木、鳥の糞などを見つけた学者は、そこは廃棄物を置いておく場所だったのだろうと推測しました。
後に、プエブロ族の長老が、そこは、毎日の宗教的な儀式をしたりするダンス・プラザとして使われたいたのだろうと助言をしました。
今日の学者達は、壁や天井の濃いススを見て、長い年月の間に、色々と用途が変わっていったのだろうけれども、彼らは、毎日、宗教的な儀式をしたりして、そこで日常的に火を燃やし、暖を取っていたと推測しています。
また、違う時代には、ここに食料や野生のターキーを囲っていたのかもしれません。
プエブロ族はターキーの骨、肉、羽などを利用する為に、野生のターキーを捕まえては、保存用に生きたまま囲っていました。
(トレイルガイドの5番より引用) -
8つあるキバ(Kiva)のうちの2つは、梯子が掛かっていて、1ヶ所だけキバ内に下りれるようになっていたので、長い列に並んで穴の中に入ってみました。
-
キバの中はとっても狭くて、何もなし…
長い列に並んでまで入るほどのことじゃなかった
なぁんて、言ってないで、トレイルガイドの6番を読みましょか。
Kivaって言葉はホピ族の言語が由来です。
キバの中には、Pilastersと呼ばれる真っ直ぐ立った6本の柱、木の天井に、天窓から差す木漏れ日…
このキバの天井は、観光客達が、この空間でどのように過ごしていたのか、イメージしやすくなるようにと、1908年に国立公園によって、再現されたものだそう。
確かに、壊れて屋根なしのキバを上から見るのと、屋根付きのキバ内では、雰囲気が全く違い、中で過ごしていた感覚を想像しやすいかもしれません。 -
キバから梯子を上って、中庭へ〜
-
このキバは屋根が壊れてありませんが、さっき下りたキバと造りは同じです。
キバには真っ直ぐに立つ6つの柱があり、光が差す屋根を支え、その柱の間に座る場所を造り、キバの真ん中には炉があり、その炉の後ろの壁には通風孔、炉の上の天井は空けてあります。(梯子がおりている場所)
(トレイルガイド7番より引用) -
ん?最初に見た時に、洗濯板みたいな?って思ったけど、ちがう、ちがう。
洗濯よりも、生きる為に、もっと重要なことがあった。
食べることだわ…
ここでとうもろこしとか種を挽いていたのだそう。 -
Spruce Tree Houseは、たくさんの損傷のない壁や天井、木の梁、漆喰の壁などが残されていて、600以上あるメサヴェルデ国立公園内の岩窟居住地中で、一番保存状態が良い岩窟居住地です。
-
現在ある、ほとんどが西暦1200年代から造られてきたオリジナルですが、このキバの向こう側の2階建ての壁は例外です。
壁がキバ内に崩れ落ちていたのを、「壊れている部分を修復しなければ、もっと壁が崩れ落ちるだろう」と考え、1908年に修復しました。
(トレイルガイド8番より引用)
トレイルガイドには壁を修復する前の、大きく崩れ落ちている写真が載っています。 -
ここにいるパークレンジャー達に質問すれば、丁寧に説明してくれますが…
-
「あ〜疲れた〜」なんて、うっかり低い壁に腰掛けてしまうと…
「壁に使われている石に触ると、手の油が付き、色が黒ずんでしまうから、触らないように〜、座らないように〜」っと、強い口調で注意されます。 -
イチオシ
ホント、こんな所に集落を作って生活していたなんて、すごいです。
-
向こう側から入ってきて、こちら側まで、じっくりと観てまわりました。
-
さてと…
はぁ〜、これから、ミュージアムとパーキングのある、あそこの崖の上まで登らなくてはいけないのね…
了解。
老体にムチ打って、がんばりましょ…。 -
帰りはこちら〜って、ん!?
なぜ、のぼらない!?
なぜ、下っているよ!? -
崖の上まで登らなきゃいけないのに、なんで、こんなに下らせるの〜!?
-
ったく、下ったら、下っただけ、登らなきゃいかんのだよ…
往路と同じ道で帰らせてくれ〜 -
ふぅ〜、やっと上に辿り着いた
-
さっきは寄らずに飛ばしちゃったけど、折角だから、やはり、あそこからも観ておきましょか。
-
ふむふむ
この上の方に一列に並んでいるのが、700年もの間、メサヴェルデで暮らしていた人たちの住居が、どのように変わっていったかで、左から右の順に、段々と発達していった住居の絵が並んでます。、 -
で、Spruce Tree Houseのような石で造られているのは、最後の100年の間だけ、ここに居住していて、人びとが消えていったらしい。
-
イチオシ
けど、人びとがいなくなった理由は謎だとか…
ここは自由に見学できる場所ですが、とっても、見応えありました。メサベルデ国立公園 国立公園
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この旅行記へのコメント (2)
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- まむーとさん 2016/01/24 09:14:06
- アジャンタの遺跡みたい!
- 森の番人さん、こんばんは〜
そちらは、どんよりの冬でしょうか。
日本は、今日何十年かぶりの寒波が来て、沖縄にも雪?!とか言われています。
どうなることやら。(こちらは今は普通)
表紙の写真はインドのアジャンタの遺跡にそっくりですね。→行った事ないけど。
面白いな〜と思いました!
それから、石に触れると手の油で黒くなる?!
でも昔はみんな触ってたんだろうし。
と思ったけど、観光客が触ってしまう場所はおんなじ場所に重なりがちで、そこだけ黒ずむからなのかな〜?
- 森の番人さん からの返信 2016/01/25 01:49:09
- RE: アジャンタの遺跡みたい!
- まむーとさん、おはようございます。
> そちらは、どんよりの冬でしょうか。
> 日本は、今日何十年かぶりの寒波が来て、沖縄にも雪?!とか言われています。
そうですね〜
でも、今年の冬は、結構、晴天の日も多いような気がします。
その分、寒い日も多いですが…
今、北米の東側でも寒波が来ているようですが、沖縄で雪とはびっくりですね。
> 表紙の写真はインドのアジャンタの遺跡にそっくりですね。→行った事ないけど。
インドのアジャンタの遺跡ですか。
どんなところなのか検索してしまいましたが、なんとなく似ているかもしれないですね。
> それから、石に触れると手の油で黒くなる?!
> でも昔はみんな触ってたんだろうし。
> と思ったけど、観光客が触ってしまう場所はおんなじ場所に重なりがちで、そこだけ黒ずむからなのかな〜?
黒ずんでいる場所もあったので、多分、そうなのかもしれませんね〜
世界中から観光客達が集まってくるので、自由に触らせたら、触られる回数もかなりな数になってしまうでしょうしね…
森の番人
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