
2015/04/24 - 2015/05/06
56位(同エリア134件中)
緑子さん
私の最初のヨーロッパ旅行がイタリア(ローマ、フィレンツェ)。その後、ベネチアも行きました、そろそろ南を見てみたい。というわけで南イタリア(ナポリとシチリア)に決定。
でもせっかくだからワインの銘醸地も飲んで、いや、見ておきたいし、ということで北(ピエモンテ)も追加。
ピエモンテではレンタカーでぶどう畑を駆り、2大銘醸地バローロとバルバレスコで飲んだくれるという心躍るプランを立てました。
今回こそは食を充実させよう! という意気込みで、準備を始めましたが、結局、何やかやで、またも食の情報がないまま、旅立つことになりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 飛行機
- 航空会社
- ライアンエアー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
今日は
シチリアからピエモンテへ1,500km
一気に北上するので
お天気が気になります
現地は微妙な模様 -
近くにあるパレルモ空港ではなく
100キロ離れたトラパニ空港から飛ぶために
移動手段に選んだ路線バスの
長距離バス停に向かいます
朝の6時頃なのでまだ暗い -
バス停は
パレルモ中央駅の線路わきにあります
前々日に場所を確認しておきました
あいかわらずわかりにくい場所でした -
この時間の本数は少ないので
少しでも渋滞でもすると飛行機に間に合わない
綱渡りのような乗り継ぎをします -
ここが始発のバスは
なんと2分前に来ました
そういえば
アグリジェント行きの時も
ギリギリまでバスは姿をあらわしませんでした
イタリアン・コモンセンスには最後まで驚かされます -
この移動は最初
ピエモンテで車を運転できるように
考えに考え抜いて計画したルートの起点でした -
パレルモ空港が近くて便利なのですが
午後遅い便しかないので
レンタカーでの移動が夜になるとか
そもそも
レンタカーの営業時間に間に合わないとか
返却場所が遠いとか
もろもろ条件が合わなくて
トラパニ空港発クーネオ空港着以外
選択肢がなかったのです -
ところがイタリア出発日に
「クーネオ着はトリノ着に変わりました」
と航空会社からメールが来て
レンタカーはキャンセルせざるを得なくなったというわけです
(トリノ空港で借りれる車はもうマニュアル車しか残ってないし
返却場所が目的地そばにないので)
こういう波乱の幕開けで始まった南イタリアの旅でしたが
旅もすでに2/3を過ぎようとしています -
美しい海岸線沿いを走るバス
-
朝が早かったおかげか
渋滞などもなく
スムーズに着きました -
トラパニ空港
トラパニ ビルジ空港 (ヴィンツェンツォ フローリオ空港) (TPS) 空港
-
利用するのは格安航空RYANAIR
ヨーロッパの列車や飛行機の料金は
予約する日で大幅に変わります
3か月前は47ユーロだったのが
1カ月前に予約した時は
70ユーロまで上がっていました -
これ何だと思いますか
最近ではビデオで非常時の説明を流しますが
ここでは昔ながらにCAが行います
その準備中に
無造作に通路に投げ出された救命具です
CAが袋からジャラッと、、、
このユルさがまさにイタリア、、、、 -
トラパニ―トリノは
九州―東京くらいの距離
トリノはピエモンテ語でTURINとつづります
読み方もチューリン
知らなくて別の場所かと思いました -
「トリノからクーネオまで予約していた客には
無料バスでクーネオ空港まで送り届ける」
と事前にメールで知らされていたのですが
そのバスの場所がまた、、、、
とにかく人の後をついて行くことで事なきをえました -
のどかな場所に
クーネオ空港はありましたクーネオ レヴァルディジ空港(CUF) 空港
-
ここまで
けっこうな人数がバスに乗っていましたが
迎えにきた家族の車に乗って散っていきました
到着空港が変わったのは
この空港がストか何かなのでしょうか
ロビーには誰もいませんでした -
親切なスタッフが奥から出てきて
バローロまでの行き方を調べてくれました
タクシー→列車→バス→タクシー
やはり列車を使うのは不便だと知り
タクシー一本に決定
電話で呼んでもらいました -
待つこと30分
料金はメーター制ではなく
交渉制
60ユーロと聞いていたのに
最終的には70ユーロでした -
スカーフを粋に巻いた
ちょい悪オヤジ似のドライバーが
迎えにきました
メータもタクシーの表示もない個人タクシー
ライセンスだけ持ってるようです -
このドライバー
見た目は絶対に日本のタクシーにはいないタイプですが
意外にも純朴で優しい人でした -
イチオシ
ラジオから流れてきた
イエローサブマリンの唄を口ずさんでいたら
ちょっとボリュームを大きくしてくれたり
一緒に歌ったり
2人とも歌詞を知らないので
イエローサブマリンのところしか歌えないのですが、、、 -
まるで外の景色のような
ほんわかしたドライブになりました
そして
この美しい景色の中を自分で運転したかったな〜と
心から思いました -
一時間ほどで
小さな山間の町
バローロに着きました -
ちょい悪オヤジの写真を撮ると
これまたすごく喜んで
近くにあったバラの樹の持ち主に
「この女性に送りたいから少し分けてくれないか」
と頼み
イタリア男らしくバラの花をくれました -
イチオシ
ピエモンテ州はイタリアの最北にあり
南国シチリアとは
まったく違った雰囲気です -
建物は手入れされ
道にはチリひとつ落ちていません -
それが
ちょっと居心地悪いほどで -
私にとって
整備されすぎた美景は
退屈に変わる傾向があるようです -
ここバローロは
イタリア屈指のワインの銘醸地
長熟赤ワインが有名で
「イタリアワインの王様」と言われています -
小さな町に
ワインショップが多数あります -
当然
試飲もできる -
なんと最近は
機械仕掛けになっていました
このシステム
数年前のボルドーにもありませんでした
(ボルドーでは無料で一軒3杯まで試飲できる)
よく見るとフルグラスは20ユーロもするものがある! -
チェックイン前に
2軒のショップをはしごして -
それぞれで
3杯、2杯と試飲し -
2軒目で一本購入しました
(ちなみに写真の銘柄は予算的に無理なのでパスしたもの) -
2軒目のショップのオーナー
ピエール氏とはフェイスブックIDを交換 -
その後
喉が渇いたので
ジェラートを探しましたが
町に一軒しかないのに驚き
味がたいしたことないのに再度、驚きました
ピエモンテは涼しいところなので
ジェラートの需要がないのでしょうか -
小腹がすいたので
パン屋で
サンドイッチを作ってもらいました
またもや満面の笑みでカメラに収まるイタリアン -
たっぷりハムとチーズ
さすが酪農製品はおいしいです -
ここの眺めを見ながらランチ
-
こんちは
トカゲくん -
来たよ
白黒猫 -
よろしく
黒犬 -
イチオシ
いい眺め!
-
旅先でスケッチをしたのは
何十年ぶりかです
道具もなく
メモ帳にボールペンですが -
ここが今夜の宿です
レストランを併設しています
ギリギリで押さえたので
高いところしか残っておらず -
無駄に広い
共同の居間とか -
白木が新しくて落ち着かないとか
はともかく -
暗い照明や
開けにくい真鍮の鍵はそのままで
ヨーロッパの旧タイプ然とした宿です -
高い割には
居心地はいまいちでした
(オーナー夫婦は感じのいい人たちでしたが) -
町は早く寝静まります
-
月夜を散歩しました
-
治安がいいのはわかっているので
強盗などの心配はしませんが
暗闇には別の怖さがあります
そう
自分の豊かな想像力がもたらすものが怖いんです -
翌朝
ワインショップのピエールが
教えてくれた散歩コースを
朝食の前に散策しました -
表通りとは別世界の
誰もいない道
小川のせせらぎと
鳥のさえずりだけが
聞こえてきます -
森の奥に入ると
あまりの静けさに
ここに死体を埋めたら絶対みつからない
サイコパスにも似合うパス(小路)だなと
韻を踏みながら
ちょい急ぎ足になりました -
散歩のあと
いそいそとレストランに行ったら
厨房には火が入った気配はなく
ひっそりとしています -
オーナーらしき男性が来たので
「朝食はどこで?」
と聞いたら
「近くに店が何軒かあるよ」という意外な答え
あれ? -
恥をかく前にバウチャーを確かめたら
朝食は含まれていませんでした
え〜?! 食事なしであの値段?
一泊100ユーロは私にとっては高すぎです
そもそも
このレストランはランチタイムからの開店で
宿では朝食を食べられないのです -
ネット上では
結構、評判がいい店なので
出発前に
ランチとしてアラカルトを頂きました -
これはバーニャカウダです
日本でお目にかかるタイプと違いますが
野菜とソースと言う点は基本なのでしょう
ピエモンテ地方はバーニャカウダの発祥地なのです -
メインは卵を練りこんだパスタ
どれも上品な味でした
トータルで29ユーロ(4000円くらい)
いつもならこんな高いランチは摂りませんが
今回は大人の旅なのでオホホ -
そこから
バローロの弟分と言われるバルバレスコへ向かう私に
宿の女主人が
「なぜバルバレスコ?」と問いました
「宿が取れなかったから」とごまかしましたが
ほんとうは残りの日程はバルバレスコに全泊したかったのです
バルバレスコの宿のレビューがとても良くて
しかし、どうしても1日だけ取れなかったので
やむなくバローロにしたのです
それが吉と出るか凶と出るか、、、
すべてはこれからわかります
「予想外の連続・南イタリア9(バルバレスコ)と旅の総括」に続く
https://4travel.jp/travelogue/11093348
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