初日まさかのロストバゲージ！～１５年冬アイスランド訪問１２月２６日

2015/12/26 - 2015/12/31

アイスランドはいつか行きたい国でした。年末休暇の予定が合うツアーが他になく、「これは今年行けというお告げでは？」と思い、訪問することにしました。ツアー参加は老若男女２６人です。

お目当ては世界文化遺産シンクベトリル国立公園や世界最大の露天風呂ブルーラグーンあたり。オーロラはちょっとぐらい見られたらいいな、程度の気持ちでしたが・・・。

初日は羽田発ロンドン・ヒースロー行きでまず１２時間３５分のロングフライト。ヒースローで５時間２５分待って、さらにアイスランドのケフラビークまで３時間という長旅でした。

エリア レイキャビク(アイスランド)

• 旅行の満足度: 3.5

• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: アイスランド航空 JAL
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

羽田空港の国際線ターミナルから出発です。実は羽田から国際線に乗るのは初めて。機体はボーイング７７７。ＷＥＢチェックインで私の好きな最後列の通路側を取れたのでラッキー。

では、さっそくビールをゴキュゴキュ・・・。冷えてて超うまし。飛行機内で飲んで一番うまい日本のビールはキリン一番搾りです（断言）。

映画を見ます。バック・トゥ・ザ・フューチャー３部作をがっつり見て満足。マイケル・Ｊ・フォックスが元気でした。映画で未来だった２０１５年になってしまいましたねえ。

日本未公開のブリッジ・オブ・スパイがあったけど、前売り券を持っていたので・・・。何か損した気分。

最初の機内食。後ろの席の難点は、食事を選べないのが多いことです。今回もビーフがなくなってロールキャベツに。幸い私が食べたかった方が残っていたので良かったです。味は機内食としては美味い方かな。赤ワインは普通。

映画の合間にゲーム。囲碁、将棋、麻雀ともソフトが弱すぎてすぐ飽きました。

とか言っている間にモスクワ上空を飛んでいたようです。

２回目の機内食は、何と大勝軒のつけ麺です。麺や具はまあまあ頑張って本物に近い味になってるんですが、つけ汁の量が少なすぎ。たっぷりひたさないと美味しくありませんからね。何となく不満が残って旅行中も「ちゃんとしたラーメン食べたい」というもやもや気分が消えず、帰国後すぐにラーメン二郎に行ってしまいました（笑）。

アルコール３本目はエビス。あれ？上空で飲むとちょっと味が濃すぎる気がするなあ？気のせいかな。

ヒースロー到着。ここでアイスランド航空のチェックインを機械でやりました。

ヒースローのターミナルに到着です。これから５時間どうやって過ごすか・・・。

取りあえず飲み物を・・・というわけで私の好きなドクターペッパーを。何とカロリーゼロのがありました。日本でも売ってほしい。

空港内の売店のドリンクはこんな感じ。

ヒースローの待合所にあったクリスマスツリー。かっこいい。

店をぶらぶら見て、やっぱり腹が減ってきたのでサンドイッチを購入。何か見た目が雑なＢＬＴですが、食べてみると意外にうまかったり・・・しませんでした。まさに英国の食い物という感じ。

空港では「ＭＥＡＬ　ＤＥＡＬ」といって、サンドイッチ＋ペットボトル飲料＋スナック菓子の３点セットで３．７９ポンドで売ってました。

売店のレジです。

本を読んだりして時間をつぶした後、空港内をさらに歩いてレイキャビク行きの搭乗口に来ました。

アイスランド航空に乗るのはもちろん初めてです。機体はボーイング７５７。

エコノミーのシートは３＋３のタイプ。こぎれいですが、ちょっと寒い。

機内サービスは有料。腹も減っていないのでスルー。

さあ、やっとアイスランドのケフラビーク空港に着きましたよ。２０時間以上の移動でした。何か日本の地方空港みたいな感じ。国全体で３０万人ぐらいというから、まあそんなもんですかね。

入国審査は特に聞かれることもなく、あっさり終了。

審査待ちのエリアの壁に「バイキングのことわざ」という一文が英語で大書されてました（残念ながら写真なし）。

いわく「旅人は、知恵より良い荷物を持つことができない（直訳）」。なるほど。これが物語の伏線だと、後で気付くのですが・・・

で、スーツケースが出てくるのを待ちます。

待ちます。

待ちます。

・・・・あれ？全然出てきませんよ。でも出てきている人もいました。結局、ツアーの半分くらいの十数人の荷物が届いていませんでした。私は人生初のロストバゲージで少しショックを受けました。

ツアコンのＹさん（キンタロー。がちゃんとメークした感じの女性←すいません）が奔走して、アイスランド航空のカウンターで手続きをしてくれました。Ｙさんによると、アイスランド航空では結構ロストがあるそうで、全員の分が出なかった例もあったとか。

カウンターには我々を含め２０人以上も並んだのですが、アイスランド航空の女性係員は嫌な顔もせず、てきぱき書類を作成します。色は？形は？とか慣れた感じでさばいているのに好感を・・・いやいや、これは慣れすぎではないだろうか？

２０時間以上の長旅のあげく、さらに１時間近く立ちっぱなしでロストバゲージの手続きをしたため、皆さん疲労困憊です。

ケフラビーク空港の外に出ると、うっすら空に緑がかっている部分が・・・。ツアコンＹさんが「オーロラですよ！」と言うので、目をこらしたのですが、よく分かりません。ぼんやり緑なのは見えました。

疲れ切っていたので、まあ明日も見れるだろうと思い写真は撮らず。ところが、これが最初で最後のオーロラ観測のチャンスだったんです。残念。

写真に緑の光が写っているのはバスの車内灯が窓ガラスに反射しているだけで、オーロラではありません。

一行の若いＳ君がスマホで撮った写真を拡大すると、確かにオーロラらしきものが写ってました。肉眼より写真で撮った方がよく見えるそうです。

グランドホテル・レイキャビクに到着しました。空港からバスで約1時間。ここに４連泊します。

ホテルの入り口の回転ドア。クリスマスツリーもありますね。

ホテル内部。ロビーの上は吹き抜けになって天井はガラス張りでした。オーロラが見えるようになっている？

ホテルのコンシェルジェです。Ｙさんが手続きしてます。

ロビーにあった軽食やドリンク。水が日本円で４００円、ビールが１０００円と高めです。アイスランドは物価が高いと聞いてましたが・・・実はこれはホテル料金で、街中のスーパーでは結構安く買えました。

ホテルの部屋に入りました。床は板張りで落ち着いた感じ。暖房も効いてます。

ベッドです。

バスタブ。お湯がすぐに出て好感。

これはアイスランド航空がロストバゲージの客に配る「オーバーナイトキット」です。Ｔシャツ１枚のほか、シャンプーやひげそり、歯ブラシなどが入ってました。

男女別に用意されており、空港のカウンターに山積みになってました。まさかの準備ができているのは立派・・・いやいやロストバゲージをなくす方に力を入れてもらいたいです。

ここでふと、ケフラビーク空港の壁に書いてあったバイキングのことわざが脳裏に浮かびました。

「旅人は、知恵より良い荷物を持つことができない」。

ん？これはロストバゲージになっても知恵を絞って何とかしてちょうだいという意味だったのか！

なんか疲れがどっと出て、ベッドに倒れ込んでしまいました。