地球の割れ目で泳ぐ

2009/08 - 2009/08

夏の終わりのアイスランドに行ってきました。「緯度のわりに暖かい」とは言うものの、８月ですでに人々はフリース＋ダウン着用。いわゆる「観光」中心の旅行ですが、アクティビティなしというのも寂しいので「ギャウ」の湖でのスノーケリングをやってみました。

エリア レイキャビク(アイスランド)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: アイスランド航空

フィンエアでヘルシンキ乗り継ぎ、コペンハーゲンでさらにアイスランド航空に乗り継いでケフラヴィーク空港に到着。レイキャビク市内のホテルに投宿。目の前が有名なハトルグリムスキルキャ教会ですが工事中なのが残念。

「アイスランド・エクスカーションズ」のツアーでいろいろ回りました。まずは「世界最大の露天風呂」ブルーラグーン。地熱発電所の温排水なので「温泉」とは若干ずれますが、しかし大きいです。

レイキャビクからの１日ツアー「ゴールデンサークル」中のひとつ、グトルフォス瀑布。周囲はすべて溶岩で植物がないため、すぐ近くまで歩いて行けます。

間歇泉群、ゲイシール。本家ゲイシールは最近あまり噴出しないとかで、これは隣接のストロックル間歇泉。

地球の割れ目「ギャウ」のあるシンクヴェトリル国立公園。ユーラシアプレートと北米プレートがわき上がってくる現場です（その２枚が沈み込んでいくのが日本のフォサマグナ）。割れ目の間には水がたまって湖になっています。

さて、その湖でのシュノーケリングツアーに参加しました。水温は３℃。ドライスーツを着用して入ります。スキューバのツアーもありますが、最近はBCやレギの扱いが面倒になってもっぱらシュノーケリング。事前にアプローチのポイントでコースのインフォメーション。外国人向けツアーなので英語です。

ドライスーツを着用してアプローチ。「顔が最初冷たいけど３分で慣れるから大丈夫」という説明。「慣れる」というより「麻痺して冷たさを感じなくなる」というのが実感。

水中はこんな感じ。透明度はすばらしく、溶岩の狭い割れ目がずっと続いているのが見えます。岩の表面はバクテリアのマットに覆われていて異様な雰囲気です。水温が低いのでカメラのバッテリーの消耗が激しく、少ししか撮れませんでした。

30分ほど泳いで上陸し、フィンをぶらさげて駐車場に戻ります。ドライスーツの似合わない風景です。