2015/11/18 - 2015/11/18
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ポメラニアンさん
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「キング・オブ・ヘタレ」
「マニュアル人間」
「夜遊びしない男」
これらは嫁が私を揶揄するときに使う表現ですが、あながち間違いではなく私は自他共に認める、超ビビリな保守的人間です…
故に、海外旅行中、どこか違うところに行こうか?となったとき、まず真っ先に思い浮かぶことは「オプショナルツアー」の利用。
そのため、当初、パリ滞在中に「ベルギー」に行こうか、となったときにも、当然にオプショナルツアーを利用しようと考えていました。
ところが!パリからツアー利用でベルギーに行こうとすると、まず、料金が高い、朝が早い、バス移動が長い(片道4時間!)、自由時間が少ない、などの制約があります(まあその分、楽なんですけど…)
そこで、ネットで「パリからベルギー」で検索していると、何でも「タリス」という高速列車に乗ればベルギーまで約1時間30分で行けて、尚且つ料金もツアーより安いとのこと。
そのため、嫁は当然ツアーより個人で行くことを主張。
初めは怖いため強硬に反対していた私ですが、海外で冒険もしないで成長があるか!!と一喝されたため、仕方なく個人にてベルギーに行くことを計画してみました…
その結果、パリのテロ事件があり、犯人の一味がベルギーに逃げたりしたことで、治安にも注意を払うことになりましたが、何とか無事にベルギーに行くことができました。
ヘタレな男でも頑張れば何とかなるという旅行記ですが、皆様にとって何かお役に立つ情報があれば嬉しいです。
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-
今日はベルギー(ブリュッセル)に行く日。
そして、こちらが「タリス」のEチケットです。
サイトを色々調べていたら「レイルヨーロッパ」という日本語サイトにたどり着き、簡単だったのでそこから予約しました(チケットはパソコンから印刷)
料金は、1等車で往復ひとり17,200円(手数料込み)
ツアーですとひとり約21,000円とられますので、嫁の読み通り個人で列車を使っていくほうがお得です。 -
ツアーでベルギーに行くとなると、朝7時集合とかですが、電車の旅なのでホテルでゆっくり朝食をとることができます。
嫁は昨日に引き続き、ホテルの朝食をお楽しみ。 -
一方、私は激マズな日本食を諦め洋食にチャレンジ
コメが恋しくなる目玉焼きではなく、ハムとチーズ入りのオムレツを注文。
何とかこれで乗り切ります! -
パリ北駅を10時01分出発なので、余裕を持って9時少し前にホテルを出発
昨日は曇り空で少し雨も降りましたが、今日は晴れそうです。 -
北駅には地下鉄が通っているので、メトロで移動
方向音痴の嫁のため、指差しで目的地を確認
奥さま、ここですよ。
ココが「北駅」ですよ。 -
メトロに乗って「北駅」に到着
調べたところによると「タリス」の表示に従って進むと、乗り場に着くとのこと。
あ…これか -
写真に写ってる看板に「THALYS」(タリス)の表示
とにかく、この表示に従って歩けばタリスの乗り場に着くということなので、テクテクと構内を歩きます。 -
すると、メトロの出口に到着したので、ここを通過してみると…
-
おお、着いた!
ここが、「パリ北駅」構内です。 -
「タリス」以外の列車も停まってます。
そう、ここはフランス国鉄も乗り入れするパリ主要のターミナルで、ロンドンに向かうユーロスターの発着駅にもなってます。 -
時間が来れば各自列車に乗り、その後、席にて車掌さんがチケットをチェックするというシステムです。
そのため、日本と違い改札口がないので、その気になれば無銭乗車も出来てしまいそう…
また、テロの影響か警官がウロウロしています。
普段なら挙動不審になりますが、今回は非常に頼もしく思えます。 -
さて、どのホームの列車に乗ればいいかは、このモニターでチェックします。
-
モニターにタリスのマークと列車番号、そして「10h01 Bruxelles Midi」とありますので、これが私たちの乗る「10時01分発、ブリュッセル南駅行き」です。
定刻が近づくとここに番号が出てくるので、その番号のホームから列車に乗ることになります。
この時点で9時25分ですが、まだ番号が振られてないので、少し駅構内をブラブラします。 -
私が駅構内をチェックしている間、嫁は駅の外に出て写真撮影。
治安が悪いと悪評名高い北駅。
撮影中もジロジロ見てくる人がいて、あまり警戒心がない嫁も少し怖かったとのこと。 -
そうこうしている間に乗車する電車に「9」の番号が振られました。
出発までは時間がありますが、心配性の私は嫁を急かして9番ホームへ急ぎます。 -
ここが9番ホーム
そして、停まってる赤い列車が今回私たちが乗車するタリスです。 -
タリスは、フランス・ベルギー・オランダ・ドイツの4カ国を結ぶ高速列車。
パリ北駅からベルギー・ブリュッセルまでを約1時間22分で移動します。
所要時間といい、このホームの形状といい、個人的には、名古屋から大阪までを走る近鉄のアーバンライナーを思い出しました(ローカルな例えでスイマセン…) -
入口の係員にネットからプリントしたチケットを見せ、この列車で間違いないことを確認後乗車
今回は贅沢にも1等車を予約、車内はこんなカンジで赤でまとまってます。 -
定刻通り、10時01分出発!
しかし、ホームをゆっくり出て街の間を走っていくところなど、本当にアーバンライナーに乗って大阪まで行く気分だ… -
出発後、軽食が出ました。
タリスの1等車には、ご飯が付くとあったのでこれは想定内。
朝食を食べているので、これくらいでちょうどいい。 -
軽食を食べた後、チケットとパスポートの確認がありました。
フランス→ベルギー間はパスポートのチェックは無い、とあったが、これもテロの影響か…持ってきて良かったです。
のどかな風景を見ながらのんびり電車旅です。 -
外の風景が街っぽくなってきました。
そろそろ、ベルギーに到着かな。 -
午前11時20分、ベルギーの首都「ブリュッセル」の「南駅」に到着です。
-
ブリュッセルには「中央」「北」「南」と大きな駅が3つあり、タリスはここの「南」駅にのみ停まります。
観光のメインは「中央」駅付近の地区になるので、まずはそこまで移動します。
タリスのチケットで南駅から中央駅まで移動できる…とネットの口コミにあったのだが、どの列車に乗っていいのか分からないので、ここは無難に地下鉄で移動することに。 -
南駅構内
この駅はタリスの停車駅なので、帰りの駅も必然的にこの駅になる…
迷わないように構内をチェックチェック -
観光地区のグランプラス界隈までは地下鉄で移動
メトロのマーク「M」の表示に従って歩きます -
こちらの券売機で切符を購入
-
券売機の画面はこんなカンジ
画面右下の丸い部分をクルクル回して画面内容を選択します。 -
切符を無事ゲット
ブリュッセルの公共交通機関は全て共通で、1回券は1枚2.1ユーロ(約294円) -
さて、目的地までメトロで向かおうとしたのですが、地図を見てみるとどうやら「プレメトロ」という電車で行った方が近い様子。
ということで、そのプレメトロの乗り場に向かいます。 -
ホームへ向かう改札口
手前のオレンジ色の機械に切符をガチャンと通して、改札を通ります。 -
プレメトロの路線図
ここ南駅から目的地の「ブルス」駅までは乗り換えなしで3駅です -
ホームにプレメトロが入ってきましたので乗りこみます。
-
席に座ってひと息
ちなみに今回のベルギー旅行のお伴はこのガイドブック
ベルギーのガイドブックはなかなか単独で無いのですが、嫁が探して買ってきてくれました。
私のバイブル「地球の歩き方」と同じ出版社から出ていることもあり、非常に使いやすくて気に入りました。
しかし、よく見ると帯に「旅好き女子」の言葉が…
私のオネエ疑惑はますます深まるばかり… -
無事「ブルス」駅に到着。
ここまでの道のりをまとめると…
①パリ北駅からタリス→ブリュッセル南駅
②南駅からプレメトロ→グランプラス界隈「ブルス」駅
といった流れです。 -
駅を出るとそこは「ベルギー」!
やっと(トラブル&嫁の怒りもなく)着いたぞー!! -
駅を出て目についたのは荘厳な建物は「証券取引所」
この建物を目印にまずは「グランプラス」の広場を目指します。 -
気温はパリと同じくらいであまり寒くない
天気も晴れて良かった。 -
着きました!
ここがブリュッセルの中心「世界で最も美しい広場」と言われる「グランプラス」です。 -
四方を建物に囲まれているので全景をカメラに収めるのは無理。
天気も良いので、ここでしばし撮影タイム -
広場を見ながら食事を楽しめるレストランもありました。
気候が良い時にここで食事を楽しんでみたい。 -
さて、広場を観光した後はブリュッセルの名物「小便小僧」を探しに行きます。
-
小便小僧に向かう途中、ベルギーが生んだマンガ「タンタン」の壁画を発見。
世界各国で翻訳されている有名なコミックだが、海外のマンガにはあまり興味が無いためスルー
余談だが、スピルバーグが監督した映画「タンタンの冒険」はヒドかった… -
広場から歩くこと数分…
あった!小便小僧だ!!
し、しかし小さい… -
可愛そうなのでズームしてパチリ
タイミングがいいと衣装を着た姿が見れるらしいが、今日は裸のままでした。
また、この像は「世界三大がっかり」にも選ばれているらしいが(あとふたつはシンガポールのマーライオン、デンマークの人魚姫の像)マーライオンは去年見てるから、あと人魚姫を見れたらコンプリートじゃん!
ちなみに、マーライオンを見た旅行記はコチラ↓
http://4travel.jp/travelogue/10926972 -
しかし、なんだかんだ言っても小便小僧は人気者
周りのお土産屋にはいっぱいグッズがありました。 -
調子に乗って、私も隣で1枚…
何気なく撮った1枚ですが、身長からポーズのすべてが完璧らしく嫁は「どんだけ、ちんちくりんなんだ!!」と大絶賛
渾身の1枚となったらしく、危なく年賀状の写真に使われそうになりました… -
小便小僧を見た後はベルギー名物を堪能
お目当ては「フライドポテト」です。
ガイドブックによるとフライドポテトはベルギーが発祥らしく、国民食と言っていいくらい人気があるらしい
ということで、ガイドブックを見てやって来たのはコチラ「フリッツランド」というお店 -
一人前をお買い上げ、店内でいただきます。
尚、ベルギーではポテトをマヨネーズに付けて食べるのが一般的。
…ケチャップじゃないんだね。
マヨネーズ以外にも色々なソースがあったので、今回は「サムライ」(ピリ辛マヨネーズ)というソースをチョイスしてみました。 -
そして、いざ実食!してみたのですが…
これが、めっちゃ美味しー!!
衣はサクサクで中はホッコリ♪
な、何だこの食感はー!?
今までアメリカで食べたポテトが一番だと思ってたけど、ベルギーのポテトも全然負けてない!
ソースに付けて食べるのも新鮮で美味しかった!
ベルギーのポテトはかなりオススメです -
ポテトに感動した後は広場近くの高級アーケード「ギャルリー・サンチュベール」をブラブラ。
ベルギー発のブランド「キプリング」の路面店とかも見たりしました。 -
その後、嫁が大好きなチョコレート「ヴィタメール」へ
グランサプロン広場にあるこのお店の2階にはカフェがあるので、休憩も兼ねて利用することに。 -
ショコラショー(いわゆるココア)とカフェヴィノワ(いわゆるウインナーコーヒー)それにモンブランを注文。
甘い物を食べて体力回復 -
異国の少女とのツーショット。
謎の東洋人(私)と可愛い外国の女の子との対比がイイ!と嫁が感動(泣) -
カフェでの休憩後は近くの「王立美術館」へ
-
お目当てはこの美術館にある「マグリット美術館」
少し謎めいた絵画が特徴のベルギー出身の画家で、私も嫁もこういう絵は好きなので寄ってみました。 -
チケット購入(8ユーロ=約1,120円)
実はこの時点で閉館まで1時間だったので、結構急いで周りました。 -
カメラが持ち込み不可って言われたのが残念ですが、絵はどれも面白く楽しかったです。
特に「光の帝国」はめっちゃ幻想的で良かった!! -
陽も落ちて来たので広場に戻ります
-
途中、路面店でお土産のチョコレートを購入
ベルギーはチョコレート王国
ゴディバ、ヴィタメール、ガレー、メリー、ノイハウス…と色々有名点がありますが、重宝したのはこの「レオニダス」
王室御用達のお店ですが、値段も大きさも庶民的で結構買いこみましたし、皆の評判も良かったです。 -
そしてブリュッセル最後の観光、夜のグランプラスです。
昼間と違いライトアップされた広場はとても幻想的(寒いけど…) -
滞在時間は短かったですが、勇気を出して来て良かったです。
-
この時点で午後6時、帰りの電車は7時13分発でまだ余裕はありますが、ビビりなので早めに駅に向かいます
-
行きに利用した「ブルス」駅から帰ります
-
プレメトロにて南駅に到着
ここから南駅の構内へ -
南駅構内
出発まで時間が30分以上あったので、適当にお店を見たりして時間を潰しました。 -
出発時間が近づくと、行きと同じくモニターに乗車するホーム番号が振られるので、それを確認してからホームに向かいます。
-
心配性なので早々とホームへ向かいます。
尚、モニターに表示された列車番号とチケットの番号の下ヒトケタが違ったのですが、ホームあった電車の番号は合致してました。
繰り上がったのか…? -
無事車内へ
行きと違い結構空席が目立ちました -
定刻通り、午後7時13分に出発
さよならベルギー -
出発後、飲み物を聞かれたので、下戸の私はコーラ、嫁はワインを注文
この後、食べ物が出てくると思ったのですが、結局食べ物が出てこず…
少し寝たのがいけなかったのか…それとも初めの飲み物の時に食べ物が欲しいことを言わなければいけなかったのか…
とにかく、帰りに名物のベルギービールを食事と一緒に楽しもうとビールを我慢していた嫁はブチキレ
私、大ウソツキ呼ばわりされました…ううう…(泣) -
そして、午後8時40分無事にパリ北駅に到着
そういえば、帰りのタリスでは乗車前にチケットの確認はあったけど、車内でのチケット&パスポート確認は無かったなあ。
夜の北駅は危険と書いてあるので、早々に立ち去るヘタレな私… -
メトロでホテルに無事帰宅。
何事も無く帰れて良かった…
初めはツアーで行こうと思っていたベルギーですが、結果として個人で行ってとても良い思い出になりました。
何事も勇気を持ってやってみるというのが大事ですね!
これで少し成長できたかもしれません。
観光もできたし名物のポテトも食べれたしお土産も買えたし…充実した一日だったなあ…
嫁「ベルギーワッフル食べてないぞ」
私「すいません…」
これにて、ベルギーへの小旅行終了ですが、自分たちがブリュッセルを訪れた数日後に同市はテロの実行犯が潜伏している疑いがあるということで、非常警戒レベルが引き上げられ公共交通機関がすべて閉鎖されました。
私たちは運良く列車での足止めもなく、観光もできたのですが、少し訪問が遅れていたらと思うとゾッとしますし、パリに引き続きベルギーまでもテロの脅威にさらされることになり非常に悲しく憤りを感じます…
一日も早く、皆が安心して暮らせて、旅ができる世の中になってほしいと心から願い、ベルギー旅行記を締めさせていただきます。
パリ旅行記④に続きます。
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